たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Ubuntu8.04LTSを10.04LTSへアップグレード

2010-05-10 23:16:46 | Ubuntu
5月5日に、ubuntuの次期バージョンである10.04の日本語remix版がリリースされた。
今まで8.04のLTS版を使っていたが、アプリケーションの一部が少し古くなっていたためもあり、アップグレードを試してみた。

8.04から10.04へのアップグレード方法は、こちらを参考にした。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/UpgradeLucid
「Ubuntuデスクトップのネットワークアップグレード(推奨)」を行うことにする。

アップグレードの前に、データのバックアップとして、homeディレクトリをまるごと、外付けハードディスクへコピー。約4.5GBあった。

アップグレードの手順は、まず、ALT+F2キーを押して「アプリケーションの実行ダイアログ」を出し、そこに
update-manager --devel-release
と入力することから始まる。
アップデートマネージャを動かして、8.04を最新にしてから、10.04へのアップグレードを行うことになるようだ。

システムの中身が自動で精査され、必要なファイルがインターネットごしにダウンロードされる。うちの環境では、ダウンロードが終了するまで約4時間かかった(寝て待っていたら朝になっていたので、実時間はわからない)。

ダウンロードの終了後、インストールの工程に自動で進むのだが、キーボードのタイプを選ぶ画面で一時停止していたのに気がついた。
キーボードは無名のメーカー製なので、"Gneric 105-key(Intl)PC"を選んだ。

インストール作業を再開させると、以下の4つの設定ファイルを書き換えるかどうかを問われた。
/etc/services
/etc/login,defs
/etc/gnome/default list
/etc/scim/config
思案の結果、8.04で使っていたvmware-serverに関わっていそうな、
/etc/services のみを現状のまま残すこととし、残りは全て10.04のデフォルトのものに置き換えた。

この場面を過ぎると、インストール作業は止まることなく進行。古いパッケージ150を削除したのちインストールは完了し、再起動を促す画面へと至った。

再起動させると、起動時間がとても短くなっている。2倍くらい速いような印象がする。
無事に再起動したのちに、「アプリケーション」メニューからソフトを起動しようとすると、画面が完全に固まってしまった。
マウスも受け付けなくなり、ハードディスクのアクセスランプも思い出したように光るだけになった。やむなく電源ボタンの長押しでマシンを止め、再度電源オンさせると起動したが、同じことを何度も繰り返す。
ふと思いついて、デスクトップマネージャを「GNOME」から「FailSafe GNOME」へ代えてログインすると、今度は無事に動くようになった。

次に「日本語環境セットアップヘルパ」を起動させる。19個のパッケージが入れ替わり、これでアップグレードの作業は終了した。

アップグレード自体は、ややまごつくところはあるものの、比較的簡単という印象を持った。
10.04LTSになり変わってからは、起動の速さ、動画のなめらかさが改善され、使いやすくなったように思う。
特に、Google Earthの動きがはっきりとスムーズになったのには驚いた。

使い勝手の大きな変更については、アプリケーションの「最小化・閉じる」ボタンがウィンドウの右側から左側へ変更されたことがある。
次期バージョンで、ウィンドウの右側に新機能ボタンが追加されるためらしいが、慣れないとかなり違和感がある。
しかしどうやら、「テーマ」を変更することで、従来のボタンの位置へ戻すことができるらしい。時間ができたときにいじってみようと思う。








最新の画像もっと見る