ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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スピードスケート女子チームパシュートを見る

2006-02-16 23:02:32 | スポーツ
今大会からの新種目、女子のスピードスケートの団体追い抜きという競技を見る。
3人一組で二つの国がそれぞれホームストレートとバックストレートをスタートして男子は3200メートル、女子は2400メートルを滑って争う競技である。
そして最後にゴールした選手のタイムを競うという競技である。
3人は誰がどういう順序で滑ってもよく、それぞれがどこで入れ替わってもよい。
先頭の選手が風をまともに受けるので体力の消耗が激しいが、逆に後ろの選手は風を避けられる。
スタートでは速い選手が引っ張り、途中で入れ替わる。
入れ替わりのタイミングも難しく、なるべく3人が離れないように均等にペース配分をしていかなくてはいけない。
なぜなら3番手の選手のタイムで決まるからである。

それだけではなく、対戦する各国の駆け引きも大切になってくる。
というのも1回目は単に出場チームのタイムを計り、そのタイム順によって対戦チームを決めるのだ。
たとえば10チーム出場したとして、タイム順に1位と10位、2位と9位という具合に対戦カードが決まっていく。
そして勝った方が次のラウンドに進めるという、オリンピックでは珍しいトーナメント方式なのである。
そのため1回目では対戦する国がどこになるかの駆け引きが生じてしまうのだ。

これはなかなか面白い。
めまぐるしく選手が入れ替わり、その追い抜きのタイミングや技術が結果を大きく左右するからである。

そして女子の日本チームは準々決勝でノルウェーと対戦した。
力の差は歴然としていたが、ノルウェーチームがまさかの転倒。なんと日本が準決勝に勝ち残ってしまった。
準決勝はカナダとの対戦。厳しい戦いだががんばってほしい。


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