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マリノスとのアウェイ戦。
去年の日産スタジアムでのこのカードでは、
ルーカスがジャーンと激突して脳震盪で倒れピッチに救急車が入るという前代未聞の出来事が起きた。
また、石川直宏が靭帯損傷という大怪我を負ってしまったという、悪夢のような忘れられないゲームだ。
あのとき、昏倒してしまったルーカスに向けてルーカス・コールを送った我々東京のゴール裏だったが、
マリノスのサポーターもこれに唱和してくれた。大変に嬉しかったのを覚えている。
岡田監督も「同じサッカー仲間として一日も早く回復してほしい」というようなコメントを残してくれて、
この歳になってくるとこういうことにホロッときちゃったりするのだ。
まずは、マリノスサポーターのみなさん、あの時のご厚情に御礼申し上げます。ペコリ。
さて、東京は横浜に対しては決して相性が悪くはなくて、ここ何年かはホームで大勝したりしてイメージは悪くない。
昨年の横浜はACLとの掛け持ちでコンディションを維持するのに苦労して中位に甘んじたが、
今年は手堅いスタートを切って現在のところ2位と好調である。
対する東京はガーロ監督の戦術がまだ浸透しておらず、試行錯誤の段階。戦前から苦しい戦いが予想された。
キックオフの時間を一時間間違えてしまい、到着はキックオフの15分前とぎりぎりの到着となってしまった。
ゴール裏はなんと前半45分間「俺らがついてるぜ」を休むことなく歌い続けた。
これにはさすがにのどががらがらになってしまったが、こんな酔狂なことをするのは東京のゴール裏ぐらいで、
これはこれである種のメッセージ性が感じられて悪くないと思う。(ワタシ、究極のワンパターンというのが好きなんだよね)
さて、この試合でも伊野波をマルケスに今野が清水につけるなど、徹底的なマンマークを敷いてきた。
川崎戦、京都戦と一定の成果を挙げてきたからだが、やはりこのクラシカルな戦法には疑問が残ってしまう。
マンマークになると必ずその選手につかなければいけなくなるので、動きに柔軟性がなくなってしまう。
常にリアクションサッカーになってしまうので、攻撃のときに人数をかけた攻撃ができなくなってしまう。
前線のタレントにのみに頼るようなカウンター主体のチームであれば、ある程度の効果はあるだろうが、
横浜のように中盤の選手も前線に飛び出してくるような分厚い攻撃を持ったチームに、
このマンツーマン・ディフェンスという硬直的な守備は機能しないのではないか。
やはり横浜は危惧したとおり一筋縄ではいかなかった。
久保と中澤を欠いていても選手層の厚さがそれを感じさせないのが横浜である。
とにかく圧倒的に攻められて後手後手に回った。前半はとにかく防戦一方で、何とかスコアレスで乗り切れたという感じ。
ディフェンス陣がよく踏ん張った。
マンマークによって中盤がすっかり最終ラインに吸収されて間延びした陣形を立て直すために、
後半から梶山に代えて宮沢を投入した。
後半も依然横浜ペース。粘り強く横浜の攻撃を凌いでいたが、15分過ぎ左サイドから田中隼磨に決められる。
これで東京はリスクを負って攻め込まざるを得なくなり、これが逆に攻撃にリズムをもたらし、
徐々にではあるが押し返す展開も見られ始めた。
勝負に出た東京はルーカスを赤嶺に、川口を阿部に代えて攻勢をかけるが決定的な形を作れないままロスタイムに入る。
「まだ3分あるぞ」と思いながらも正直敗色濃厚と思ったところで得たFKからの折り返しを、
ジャーンの負傷によって先発していた増嶋が叩き込む。
九分九厘負けたと思っていた試合を振り出しに戻した。
試合内容は完全に負けである。それだけにアウェイで辛くも得た勝ち点1は大きい。
見るべきもののほとんどなかった試合で唯一挙げられた成果といえば、
新潟戦、川崎戦で手痛い失敗をしてしまった増嶋が、
この試合ではきっちりと自分の仕事をこなし値千金のゴールを決めたこと。
これによって彼が少しでも自信を身につけてくれればいい。それだけがこの試合で得られた成果だった。
まだまだ生みの苦しみが続くがチームも監督も我々も我慢し続けるほかはあるまい。
去年の日産スタジアムでのこのカードでは、
ルーカスがジャーンと激突して脳震盪で倒れピッチに救急車が入るという前代未聞の出来事が起きた。
また、石川直宏が靭帯損傷という大怪我を負ってしまったという、悪夢のような忘れられないゲームだ。
あのとき、昏倒してしまったルーカスに向けてルーカス・コールを送った我々東京のゴール裏だったが、
マリノスのサポーターもこれに唱和してくれた。大変に嬉しかったのを覚えている。
岡田監督も「同じサッカー仲間として一日も早く回復してほしい」というようなコメントを残してくれて、
この歳になってくるとこういうことにホロッときちゃったりするのだ。
まずは、マリノスサポーターのみなさん、あの時のご厚情に御礼申し上げます。ペコリ。
さて、東京は横浜に対しては決して相性が悪くはなくて、ここ何年かはホームで大勝したりしてイメージは悪くない。
昨年の横浜はACLとの掛け持ちでコンディションを維持するのに苦労して中位に甘んじたが、
今年は手堅いスタートを切って現在のところ2位と好調である。
対する東京はガーロ監督の戦術がまだ浸透しておらず、試行錯誤の段階。戦前から苦しい戦いが予想された。
キックオフの時間を一時間間違えてしまい、到着はキックオフの15分前とぎりぎりの到着となってしまった。
ゴール裏はなんと前半45分間「俺らがついてるぜ」を休むことなく歌い続けた。
これにはさすがにのどががらがらになってしまったが、こんな酔狂なことをするのは東京のゴール裏ぐらいで、
これはこれである種のメッセージ性が感じられて悪くないと思う。(ワタシ、究極のワンパターンというのが好きなんだよね)
さて、この試合でも伊野波をマルケスに今野が清水につけるなど、徹底的なマンマークを敷いてきた。
川崎戦、京都戦と一定の成果を挙げてきたからだが、やはりこのクラシカルな戦法には疑問が残ってしまう。
マンマークになると必ずその選手につかなければいけなくなるので、動きに柔軟性がなくなってしまう。
常にリアクションサッカーになってしまうので、攻撃のときに人数をかけた攻撃ができなくなってしまう。
前線のタレントにのみに頼るようなカウンター主体のチームであれば、ある程度の効果はあるだろうが、
横浜のように中盤の選手も前線に飛び出してくるような分厚い攻撃を持ったチームに、
このマンツーマン・ディフェンスという硬直的な守備は機能しないのではないか。
やはり横浜は危惧したとおり一筋縄ではいかなかった。
久保と中澤を欠いていても選手層の厚さがそれを感じさせないのが横浜である。
とにかく圧倒的に攻められて後手後手に回った。前半はとにかく防戦一方で、何とかスコアレスで乗り切れたという感じ。
ディフェンス陣がよく踏ん張った。
マンマークによって中盤がすっかり最終ラインに吸収されて間延びした陣形を立て直すために、
後半から梶山に代えて宮沢を投入した。
後半も依然横浜ペース。粘り強く横浜の攻撃を凌いでいたが、15分過ぎ左サイドから田中隼磨に決められる。
これで東京はリスクを負って攻め込まざるを得なくなり、これが逆に攻撃にリズムをもたらし、
徐々にではあるが押し返す展開も見られ始めた。
勝負に出た東京はルーカスを赤嶺に、川口を阿部に代えて攻勢をかけるが決定的な形を作れないままロスタイムに入る。
「まだ3分あるぞ」と思いながらも正直敗色濃厚と思ったところで得たFKからの折り返しを、
ジャーンの負傷によって先発していた増嶋が叩き込む。
九分九厘負けたと思っていた試合を振り出しに戻した。
試合内容は完全に負けである。それだけにアウェイで辛くも得た勝ち点1は大きい。
見るべきもののほとんどなかった試合で唯一挙げられた成果といえば、
新潟戦、川崎戦で手痛い失敗をしてしまった増嶋が、
この試合ではきっちりと自分の仕事をこなし値千金のゴールを決めたこと。
これによって彼が少しでも自信を身につけてくれればいい。それだけがこの試合で得られた成果だった。
まだまだ生みの苦しみが続くがチームも監督も我々も我慢し続けるほかはあるまい。
そうですね、前回の日産スタジアムは、ルーカスが倒れた試合でした。
そして前回の磐田戦は、栗澤が見事に決めてくれた試合。今日も期待しましょう。これからスタジアムに向かいます。