ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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ワールドカップ グループリーグ 韓国対トーゴ(フランクフルト)2-1

2006-06-14 21:37:52 | サッカー
曇り。

韓国がしたたかに生まれ変わった。
アドフォカート監督のもとオランダ流のアグレッシブなサッカーで見事な逆転勝ちを収めた。

序盤から積極的に攻めていたのは韓国だったが、隙を突かれて先制点はトーゴに入った。
画面からは慎重に対処するトーゴに手を焼いているような印象を受けた韓国だったが、
後半早々に試合が大きく動く。トーゴのDFアバロがこの日2枚目のイエローを受けて退場。
直後のFKを見事に決めたのが目下売り出し中のホープ、イ・チョンス。
トーゴの高い壁の上を通り越しすとんと落としたキックはすばらしいものだった。

アン・ジョンファンが入り相手が10人になってからは、前線でタメができて韓国が終始主導権を握る。
4バックにしたことで攻撃が活性化したのだ。そうした中からアン・ジョンファンが決勝点を上げた。

後半も残り10分ほどになってからはバックラインでゆったりとパスを廻すなど
明確に逃げ切りのサインを出し始めた。
極めつけは、ロスタイムに相手陣内で得たFKを蹴らずに、バックパスしたことだ。
このしたたかさはどうだろう。
ワールドカップ予選リーグの初戦は何より勝利が大事であることをきちんと理解したプレーだった。

韓国は大人のサッカーができるようになっていた。前日の日本とはあまりにも対照的な韓国の勝利だった。