ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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J1第8節 FC東京対ジェフユナイテッド千葉(調布・味の素スタジアム)2-3

2006-04-16 22:57:04 | サッカー
先週の磐田戦を理想的な形で勝った東京だったが続くナビスコ杯の横浜戦では3バックが機能せず、
せっかく上昇気流に乗ったかと思われた流れが断ち切られてしまった。
それだけにホームで迎え撃つ千葉戦は、何としても勝って流れを引き戻したいところ。

迷いを払拭するために再び4バックに戻した。センターバックは茂庭と増嶋のコンビ。ジャーンはベンチスタートとなった。
伊野波を中盤の底に配した4-4-2で、ルーカス、ササがツートップを組んだ。

序盤から積極的に仕掛けてきたのは千葉だった。
阿部や羽生といった中盤の選手が次々に前線に顔を出して、東京の守備を幻惑させる。
運動量の豊富さはさすがに千葉。
流動的な千葉の動きを抑えきれず、前半10分、マークがはがされたところで巻にシュートを決められる。
その後も再三東京のディフェンスラインが揺さぶられ、またしても巻に追加点を決められた。
千葉は理想的なサッカーを展開した。
千葉のサッカーはオシムによって本当に魅力的な楽しいサッカーになった。
大味なところはまだまだあるけれども、十分に見るべきサッカーを展開してくれる。

東京は両サイドバックがまったく機能していない。
特に左のノリオは攻めるのか守るのかといった基本的なところに迷いがあるのか、
中途半端なプレーが目立った。
結果再三ウラを狙われて、その恐怖心からか足が止まっていた。

後半開始からガーロ監督は一気に三人を交代させる。
伊野波に代えて赤嶺を、栗澤に代えて川口を、ササに代えてジャーンを投入する。
ルーカスをトップ下に据える3-5-2の布陣に切り替えてくる。
このあたりガーロ監督の選手交代は大胆だ。
キーパーの怪我や退場に備えて後半の30分ぐらいまでは交代枠を一枚は残すのが定石だが、
そういうことには一切こだわりを見せない。
逆にその腹のくくり方が、攻撃への強力なメッセージとして選手に伝わった。

ところが後半開始早々に追加点を許してしまう。3-0。この1点は非常に大きかった。
それでも川口、赤嶺のフレッシュな動きが選手たちにいい影響を与えはじめた。
ペナルティ・エリア内でのハンドで得たPKによる1点はそうした中から得たものだったし、
1点を返したことによって、選手の動きがみるみるうちに良くなってきた。
相手のミスによる赤嶺のゴールで1点差に詰め寄ると、
茂庭も積極的に攻撃参加して全員一丸となって、試合を振り出しに戻すべく走った。
サポーターもこれを全力で後押しする。

しかしあと一歩、運がなかった。
惜しむらくは後半の気迫をなぜ前半から発揮できないのか、ということ。
技術やフィジカル云々というよりもこれは気持ちの問題、メンタリティの問題ではないか。
慣れないはずの3バックにした後半のほうが慣れた4バックよりも圧倒的に良かったことが、
戦術やシステムではないことの証左ではないか。

点を取られてから初めて目覚めるメンタリティの不安定さでは優勝争いをしていくのは難しい。
たしかに連戦続きでコンディションの維持が難しいというのは理解できるが
悪い時には悪い時なりの戦い方ができるような狡猾さ、老練さをそろそろ覚えなくてはいけない。
東京の欠点のひとつに連勝できないというのがあるが、そういったことも影響していると思う。

奇しくも試合後の今野のコメントにもあったが、今の東京にはそうしたチームの雰囲気を前へと持っていくリーダーがいない。
若いチームの脆さがもろに出てしまったような試合だった。

4/16のランニング

2006-04-16 21:20:37 | ジョギング
曇り。

昨日の疲れを取るためゆっくりとジョギング。
ちょうどいい距離なので近くの温泉まで走っていく。
走って疲れた体を温泉で癒す。なかなかに贅沢。

今日の距離:4キロ
タイム:21分51秒