曇り。
ここのところ映画を見る時間がほとんど取れないでいる。サッカーが始まるとどうもいけない。
生で見た試合をまたテレビで見直して、余計に時間がなくなったりして・・・。
そんなわけでディスクに録りためた映画を久しぶりに見た。
伊丹十三監督の「あげまん」。
伊丹作品はほとんど見ているのだが、この「あげまん」だけは見たことがなかった。
ちょうど私自身が社会人になりたての頃に封切られ、
見に行く暇もなく駅のポスターを見て「あげまんってなに?と」思ったことを覚えている。
伊丹作品の中では低調な気がする。思えばバブル絶頂の頃の映画で、映画のそこここにバブルの香りが漂っている。
どこか焦点の絞りきれていない感じはそういったところに起因しているのかもしれない。
男の運勢を引き上げるナヨコを演ずるのはもちろん宮本信子だが、とにかくひたすら宮本信子が可愛い。
なるほどこういう女が「あげまん」かと納得できるほどチャーミングなのだ。
私にとっての見どころはそこだけだったような気がする。
伊丹十三ならではのシニカルな視点をあまり感じることができなかったからなのだが、
ナヨコの旦那となった政界の黒幕、大倉の「人間を自由に操ることのできることこそ、最高の喜びだ」
というセリフに監督が映画に託した思いを見たような気がした。
ここのところ映画を見る時間がほとんど取れないでいる。サッカーが始まるとどうもいけない。
生で見た試合をまたテレビで見直して、余計に時間がなくなったりして・・・。
そんなわけでディスクに録りためた映画を久しぶりに見た。
伊丹十三監督の「あげまん」。
伊丹作品はほとんど見ているのだが、この「あげまん」だけは見たことがなかった。
ちょうど私自身が社会人になりたての頃に封切られ、
見に行く暇もなく駅のポスターを見て「あげまんってなに?と」思ったことを覚えている。
伊丹作品の中では低調な気がする。思えばバブル絶頂の頃の映画で、映画のそこここにバブルの香りが漂っている。
どこか焦点の絞りきれていない感じはそういったところに起因しているのかもしれない。
男の運勢を引き上げるナヨコを演ずるのはもちろん宮本信子だが、とにかくひたすら宮本信子が可愛い。
なるほどこういう女が「あげまん」かと納得できるほどチャーミングなのだ。
私にとっての見どころはそこだけだったような気がする。
伊丹十三ならではのシニカルな視点をあまり感じることができなかったからなのだが、
ナヨコの旦那となった政界の黒幕、大倉の「人間を自由に操ることのできることこそ、最高の喜びだ」
というセリフに監督が映画に託した思いを見たような気がした。