Manaboo 電子政府・電子申請コラム 

電子政府コンサルタントの牟田学が、電子政府・電子申請、その他もろもろ、気まぐれにコメントしてます。

iPadは誰でも気軽に使えるか、使うまでに苦労したこと

2010年06月28日 | iPad & iPhone
iPadは画面に触りながら、説明書を読まなくても、直感的に使えると思う。

が、そこに至るまでには、けっこう大変な道のりが待っているので注意したい。

恥ずかしながら、作者も、使い始めるまでに非常に苦労した一人である。


●iTuneを使っていないと苦労する

実と言うと、iPadを買う直前まで、iPadを起動させるにはパソコンが必要なことさえも知らなかった。。

しかも、そのパソコンはインターネットに繋がっているだけでなく、iTunes(アイチューン)というアップル社の音楽管理ソフトがインストールされていることが必要なのだ。

そう。下調べが不十分な作者は、iPadを家電、例えばテレビぐらいの気軽さで、買ったその日にサクサク使えると思っていたのだ。

iTunes。それは、携帯音楽プレーヤーを持たない作者にとって、無用の長物。

一度はダウンロードしたものの、ほとんど使わず。。。

それゆえに、OSを再インストールした際、当の昔に削除。

音楽や動画は、マイクロソフトのWindowsメディアプレーヤーで見聞きしていた。


仕方なく、iTunesをダウンロードしてインストールすると、そこから無間地獄が始まった。。

作者のパソコン(デルの中古)には、保有していたCDの一部を取り込んであったのだが、これが思っていたより多かった(曲数で4000曲以上)。

しかも、1000曲以上がmp3ではなくWindowsメディアファイルだったため、ファイル返還だけで24時間以上もパソコンをフル稼働させることになったのだ。

さて、ようやくiTunesのインストールと初期設定が終わったので、今度はiPadをパソコンに繋いで、会員登録や音楽データ等の転送等(同期)を行うことに。

ところが、作者のパソコンは古い。

どれぐらい古いかと言えば、USBのバージョンが1.0というぐらい。

と言うわけで、パソコンからiPadへのデータ転送だけで、8時間ぐらいかかってしまった。。

作者が
・もう少し最新のパソコンを持っていて
・iPhoneやiPodを使いこなしていたら

これほど苦労しなかったと思う。

家族に10代・20代の若者がいるなら、初期設定だけお願いしても良いだろう。


●「誰でも使える」よりブランドが大切

初期設定以外にも、無線LANの設定など、使い始めるまでのハードルはけっこう高いと思う。

自宅訪問&設定サービスなどはビジネスになりそうだ。

ただ、ブランドを考えた場合、ハードルがちょっと高い方が「クール」な気もする。

アップルの既存顧客が、新規顧客より優遇されている感も出る。

もちろん「囲い込み」戦略でもある。

このあたりのバランス感覚は、さすがアップルと思った。

何にせよ、初期設定さえ終われば、その後は楽しい体験が待っている。

そこが電子申請とは違うところ。

・お父さんが設定して(パパ株を上げ)、奥さんや子供達に使ってもらう
・子供達が設定し、高齢化した父母にプレゼントする

なんてのが良いかな。


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