幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記 岸田首相の善人ぶったウソつきぶりは「安倍・麻生・菅」3首相より悪質 ”国民は実態を先ずは把握することが必要”

2022-02-10 17:40:00 | 社会
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/300688 公開日:2022/02/01 06:00 更新日:2022/02/01 06:00(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相3つの大ウソを、3回にわたり、お伝えしてきた。国有地の不当値引きと公文書改ざん。森友事件をめぐるウソなら安倍さん麻生さん菅さんも散々ついたと思う。その時、彼らは善人には見えなかった。特に麻生さんは堂々悪役として振る舞った。森友再調査について会見で聞かれ「読者の関心あるのかねえ?」と皮肉った姿は、ある種の“ぶっちゃけ”感さえ漂わせた。

 だが岸田さんは「人の話を聞くのが得意」と言った。「真摯に向き合う」「丁寧に説明」と繰り返してきた。言葉だけ見れば善人だ。そんな岸田さんが3つも大ウソをついた。その方が安倍さん麻生さんよりよほど悪質だろう。善人ぶったウソつき首相なんかいらない。

 では、どうすればウソつき首相はいなくなる?それは選挙しかない。半年後には参院選がある。大敗すれば時の首相は責任を取って辞めざるをえない。安倍さんも最初の政権ではそうだった。2007年参院選で大敗。一度は政権継続に意欲を見せたが、結局は体調を崩し退陣。参院選大敗が政権退陣を招いた。

と言うと、すぐ「だから野党に投票しよう」と言いだす方がいる。それは違うと思う。自民が大敗したのは野党の得票より、むしろ自民支持者が「投票しなかった」ことが大きな要因だろう。

■参院選は「#岸田自民にお灸をすえよう」

 安倍さんが大敗した直後のエピソードを自民のある著名な代議士に聞いたことがある。その議員は参院選直後におわび行脚をした。その時、コアな支持者から、こう言われたというのだ。

「私はこれまで選挙で欠かさず自民に投票してきた。でも悪いけど、今度ばかりは投票に行かなかったよ。いくらなんでも今の自民党はひどい。今回はお灸をすえることにした」

 あの時、安倍政権は身内の不祥事続きでガタガタになっていた。自民支持者も看過できない。だから、お灸をすえた。自民に投票しなかった。もちろん野党にも投票しなかったが、それで十分だった。自民は大敗し、お灸はすえられた。安倍政権は退陣した。その後も福田さん麻生さんによる自公政権は続いたが、皮肉なことにその時、公文書管理法ができている。政権の担い手が代わる意味は大きい。

参院選は政権選択選挙ではない。どんなに自公が負けても野党に“政権交代”することはない。だから自民支持者も安心して、自民に“お灸をすえられる”のだ。

「#ウソつき首相はいらない」。だから「#岸田自民にお灸をすえよう」。これを、来る参院選の合言葉として広めたい。

感想
今度の参議院選挙で自民党が勝つと、不法がことが全て認めたことになります。
「お灸をすえる」
そうすることにより、岸田首相の態度と行動が変わることを期待したいです。

「一瞬で心をつかみ意見を通す対話力」ひきたよしあき著 ”まずは最初の一瞬の印象を良くすること”

2022-02-10 12:30:30 | 本の紹介
・「共感力」を高める方法
1) 雑談で打ち解ける
2) 傾聴力で築く
3) スピーチアクションで心をつかむ

・すべての出会いに感謝しよう

・相手が今がんばっていること、関心のあるものに目を向ける

・人は、何度も何度も、繰り返し会う人のことが好きになるものです。これを「単純接触効果(ザイオンス効果)」と言います。一回だけ長く話すよりも、数回にわけて短く話す。

・傾聴するのはもちろんのこと、それ以上に、一歩身を引き、腰を折って「いろいろ教えてほしい」と言える人ほど、ビジネスでは成功する。

・相手の話の中から、重要と思われる内容を3つ記憶する。

・大名言葉を避け、臨機応変に言葉を使い分ける。
「大名言葉」の御三家は、「なるほど」「了解」「ご苦労さま」です。

・「PREP」
P(Point 主張)
R(Reason 理由)
E(Example 具体例)
P(Point 主張)の順番で語る。

・「(話の流れを変えてしまう)舵取り言葉」は議論を深めるキラーワード

・相手が何を期待しているかを想像する。

・結局仕事は、プロジェクトの大きさや重要性、コンテンツの意義や面白さにかかわらず、「好き」という尺度で、次の仕事につながるかどうかが決まるのです。
相手を取り巻く環境に、「好意的な発言」をすることです。

・怒りを抑える「アンガーマネージメント」についても、たくさん語られるようになりました。その中で私がもっとも効果的だと思うのが、「相手に多くを期待しすぎないこと」です。

・「どう動くか」を相手に言わせる。

・すべては笑顔からはじまります。そして、笑顔で終わることによって、次の新しい展開がはじまるのです。

感想
相手に対しての行動は、結局仏教でいう七施なのでしょう。
その中でも、和顔施(笑顔)、言辞施(愛語)が大きいと思います。
そして感謝の気持ちを持ち続けること。

相手を動かそうとするよりも、相手が自分で動いてくれるようにすることなのでしょう。
馬を無理やり引っ張って来て水を飲ませようとしても、馬が水を飲みたくなければ飲みません。
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

ボストンコンサルティングの元代表の方が、「コンサルティングが終わってからが大切です」と言われていました。
多くは終わると冷たくなりやすいのですが、「さすが!」と思いました。
渡辺恒雄氏(通称ナベツネ)は大物政治家大野伴睦氏に近づいて右腕のような存在になりその後の地位を獲得しました。
最初は何度も家に行き、そのうち家にあげてもらえ、次は子どもの家庭教師をしてそして信頼を得ました。

先ずできることは、相手を好きになることでしょう。
好きがとても難しいなら、せめて嫌いにならないことです。
好きなら、和顔施、愛語も自然に出てきました。
好きでない人ほど、意識して注意する必要があります。

室井佑月「第2のイソジン案件か」〈週刊朝日〉 "維新の管元首相への抗議のおかしさ”

2022-02-10 09:26:58 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/fedf5e7e7caaf15fb7a87d8933d078deb492c8de 2/10(木) 7:00AERA dot.
 作家・室井佑月氏は、菅直人元首相の「ヒトラー」ツイートを巡る騒動について語る。
*  *  *

 大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会の副代表)が1月26日、取材陣の前で、立憲民主党の菅直人元首相の21日のツイッターでの発言に対し、

「党として謝罪すべきだと思う。これは維新を名指しでヒトラーと同義だと。国の外交を含めて、最終責任を担う総理を経験された方であり、これは立憲民主党の最高顧問の発言です。立憲民主党が公党として、どうとらえるのか。回答を待ちたい」

 そう強く謝罪を求めた。

 ちなみに菅さんのツイッターでの発言はこれ。

「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし『維新』という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」

 橋下徹さんは、日本維新の会を創設した人だ。しかし、党をあげ維新メンバーが寄ってたかって怒ることなんかね。維新の藤田文武幹事長が立憲本部を訪れ、抗議文を提出。1月中に投稿の撤回と謝罪を求めた。他のメンバーたちも、ツイッターなどで罵詈(ばり)雑言だ。

 足立康史衆院議員は立憲のことを「北朝鮮の工作員 そう言われても仕方ない」とツイッターに書いていた。そして名指しされ批判を受けた橋下さんが、これもツイッターで、ある人のことを「ヒトラー」呼ばわりした過去がある。

 吉村知事は「ヒトラーに例えるのは国際社会では許されない」などといっているが、そんな基準はどこにもない。こりゃ、第2のイソジン案件か。

 比喩としてヒトラーを出すことは禁じ手なのか? これについては立憲の石垣のりこ参院議員のツイッターの言葉がわかりやすかった。

「麻生太郎氏の『ナチスを真似て』発言、石原慎太郎氏の『橋下徹氏は若い頃のヒトラー』発言と、菅直人氏の『維新はヒトラー』発言は性質が違います。麻生・石原氏は『ナチ』『ヒトラー』を褒め言葉として使い、菅直人氏は『許容できないも』のとして利用しています。『国際的にNG』なのは明らかに前者」

そうだよね。しかし、維新の人たちに菅さんが集中攻撃されているというのに、仲間の立憲議員で菅さんをかばっている人はごくわずか。党として今回の件には関与しないという方向らしい。冷たいよな。代表代行などこの件について聞かれ、「個人的には、あまり好まないやり方だと思っている」と、仲間を後ろから撃つようなことをいってしまう始末。立憲の支持が伸びないのは、こういうところでは? 仲間となっても良いことなさそう、今回のことでもそう感じた人はいるだろう。

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中
※週刊朝日  2022年2月18日号

感想
吉村知事は「ヒトラーに例えるのは国際社会では許されない」などといっているが、そんな基準はどこにもない。

吉村知事は、橋本徹氏も批判していることに気づかれていないようです。
そんな時間があれば、コロナ対策しっかりされた方が良いです。
大阪府は10万人あたりの死者が全国一です。
2月9日の死者は、これもまた何も対策せずに、TVで都民に注意を言っている小池都知事の東京都の3.5倍です。
東京都は医療機関が多いので、死者数が減っています。
一方、大阪府は維新が医療機関のベッド数を減らしてきた結果が影響しています。
なのに維新を支持している大阪府民の気持ちがわかりません。

イソジンだけでなく、レインコートも在庫になって保管管理が大変なようです。
維新のやっていることはピンと外れなのですが。

基礎疾患ない60代男性 新型コロナ感染が判明後、保健所から連絡がないまま自宅で死亡/大阪府
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d1378ee96d5f64084dbe90874ef80fede3e218e

私がオーバードーズする理由 “消えてしまいたい”女子高校生 ”「卒業式まで死にません」南条あや著”

2022-02-10 02:38:00 | 社会
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20220204a.html 2022年2月4日 NHK WEBリポート

去年7月に掲載した「オーバードーズ」に関する記事が、静かに読まれ続けています。そして先日、読者から届いた投稿に目が離せなくなりました。
オーバードーズだけでなくリストカットもしているという女子高校生で、手首が赤く染まった痛々しい画像が添付されていました。
「死にたいとは思わない。けど自分が消えてしまいたい」
このことばの意味を理解したいと強く思い、話を聞きました。
(首都圏局/ディレクター 田中かな)
7月の記事はこちら
オーバードーズがやめられない 市販薬を大量摂取する若者たち


私にとってストレス発散方法の1つです
待ち合わせの場所に行くと、快活そうでおしゃれな女性が現れました。首都圏の高校に通う16歳のメイさん(仮名)です。1年半ほど前にSNSでオーバードーズを知り、自分でも市販薬の錠剤を一度に5~6錠飲むようになったといいます。

中学では運動部に所属していた活発なメイさん。絵を描くことも好きで、美術系のコースがある高校に進学しました。学校は楽しく、充実した日々を過ごしているといいます。家族は共働きの両親と、きょうだいの5人で、仲はよいと感じているそうです。礼儀正しく、終始はつらつとして話す様子に、私は違和感を抱いたままなぜオーバードーズを始めたのかたずねました。

メイさん
「SNSでオーバードーズをしている人の投稿を見たのがきっかけです。薬をたくさん飲むとスッキリできると書いてありました。でも私が飲んだのは5~6錠で、酩酊したような状態には全然なりません。ラムネをたくさん食べるみたいな感覚です」

薬を買ってくる親にバレないよう、少ない錠数に抑えながら飲んでいたと話すメイさん。それでもオーバードーズをすると、「すっきり」した感覚になったといいます。

「ODは私にとってはストレス発散方法です。嫌なことがあったり、ストレスがたまったりしたときに、友達と『一緒にカフェ行こう』っていう感じのノリで、『あぁ(薬を)飲もう』みたいな」

リストカットも…
しかし、オーバードーズだけではもの足りなく感じるようになり、最近は自分自身の手首を、カッターなどで傷つけるリストカットもするようになったと言います。

私たちに寄せてくれた投稿には、そのことが淡々と書かれていました。

「初めてリスカをしたのは中3の受験期でした。倍率がとても高く精神的に追いやられた時にリスカの存在を思い出し、興味本位でやりました。
1本切ると心が軽くなりました。そこから癖になり日に日に本数が増えてきました。
惜しくも合格とはなりませんでしたが、リスカをすることで心が和らぎました。受験が終わると同時にリスカも辞めていました」

オーバードーズとリストカットは、どちらもストレスを解消するための手段だと説明するメイさん。受験が終わると、自傷行為は止まっていました。それでも、高校に入ると再び始まってしまったと言います。

メイさん
「今はストレスの原因もよくわからないような、小さなストレスがどんどん積み重なった時にやっている感じです。自傷行為が増えるのは、忙しい時期や、やることが多くて追い込まれているときですね。文化祭とかが結構大変で、軽音部での発表の準備とか楽器の練習もして、バイトも詰め込んで、さらに絵の課題もあってすごく大変で。それがもう3週間ぐらい続くと、『あ、ヤバいヤバい』みたいな」

詳しく聞くと、学校や部活動などの多忙さから生まれる疲労感、そうした状況が続くことへのフラストレーション、親から「部屋を片付けなさい」「課題をやりなさい」と怒られることなどが、“小さなストレス”だといいます。
でも、自傷行為以外にストレスを発散する方法はないのか、質問を続けました。

「リスカやOD以外のストレスの発散方法を知らないです。音楽は好きだけど、聴いて発散するほどではないし、方法がほんとに分からない。友達と遊ぶというのも発散方法かなと思って遊びに行くけど、あんまり変わらないです。今は、逃げ場がもうそれ(自傷行為)しかないから。ほかに逃げ場ができたらやめる可能性もあるかもしれないけれども、その逃げ場が見つかっていない感じです」

専門家“苦しさを置き換える行為”
ことばの端々には“そこまで大したことではない”と思わせる明るさはありました。でも、本当にオーバードーズやリストカットはストレス発散の1つの方法に過ぎないと受け止めてしまっていいのでしょうか。メイさんが語った内容を、専門家に聞いてみることにしました。

「逆に、苦しさがすごく伝わってくる内容でした」

長年、医療機関でオーバードーズや自傷行為をした人たちのケアにあたってきた、精神保健福祉士で杏林大学教授の加藤雅江さんは、こう言って説明してくれました。

杏林大学教授 加藤雅江さん
「気持ちの中に苦しさや大変さがあるのではないでしょうか。それでも大丈夫だっていうそぶりをしないといけない。苦しさから目をそらすための行為がオーバードーズやリストカットになっているのではないかと考えます。
私たちって予測ができないことや、いつ始まってどうすれば終わるか分からない苦痛って本当に怖いですよね。それよりは自傷のほうが、どこから痛みが始まるかや、傷が癒えて痛みが治まっていくプロセスが見えていて安心できる。実際のつらさや苦しさを置き換える行為になっているのではないかと思います。そう考えると、自傷行為による傷以上の苦しさを抱えてるんだよね、と理解する必要があると感じました」

自傷行為で救急搬送される患者に対応してきた加藤さん

「消えたい」ということばの意味
加藤さんはさらに、メイさんから聞いた話の中のあることばに注目して、そこにサインがあると指摘しました。
オーバードーズやリストカットをする理由に「死」という意識があるのか、たずねた部分です。

「死にたいと思ってしているわけではないし、全然死ぬ気はないです。学校は楽しいし、人生も普通に楽しいから、別に死んだらもったいないなみたいな。
けど、一瞬消えたいなとは思います。
ストレスがたまっているときとか、ほんとに嫌なときとかは、今ちょっとでもいいから消えておきたいな、その場からいなくなりたいなと思います。夜とか本当によく消えたいなって思います」

加藤さんは、この「消えたい」ということばを決して見過ごしてはいけないと話します。

加藤さん
「相談してくる人たちも『消えたい』はよく言います。『いなくなりたい』『消えてなくなりたい』というのもあります。『消えたい』と書いてあるメール相談はもう間違いなく“これは危ない”と判断してどんなサポートができるか検討を始めます。
苦しさにはその人それぞれの表現の仕方があります。『消えたいってどういう意味?』とか、『消えてなくなることと死ぬことは一緒?』といった形でその言葉を取り上げて、確認していく必要があると思います」

“親しいから言えない”と“病み垢(やみアカ)”
加藤さんの話を聞くと、メイさんはやはり、きちんと相談やカウンセリングを受ける必要があるのではないかと感じます。
しかし、取材中のメイさんは、自分の中に湧き上がる「消えたい」という感情や、日頃のストレスを自傷行為によって解消していることを、身近な人には話しづらいと感じています。友達に打ち明けようとしたときにも、驚かれるばかりだったといいます。

メイさん
「みんなでそういう(自傷行為の)話になった時に『私も』って言うと、『えー、見えない』って。学校の先生にも多分心配されるなと思って、言おうか言わないかずっと悩みました。私の友達ですごく病んでいる子がいて、その子は本当に重症だから、カウンセリングってそういう子が行くところで、私みたいな性格の人が行くようなとこじゃないなと思って」

一方で、自傷行為をしていることを、メイさんはSNSで発信しています。リアルな友人ではなく、SNS上のつながりがある人のみがフォローする “病みアカウント=病み垢”で、自らのオーバードーズやリストカットの写真などを投稿しています。

「“いいね”が来たり、フォローされたり。病み垢は公開アカウントで鍵アカじゃないから、ツイートして、みんなに言って共感者求めてるって感じ。「よかった、私だけじゃない」みたいな。“いいね”をくれる人もみんな病み垢みたいです。アカウントの自己紹介に“OD、リスカ、レグカ、アムカしてます”みたいなのが書いてあるんです」

“死なないための自傷”
リアルな人間関係の中では明かせない自傷行為をSNSでは語り合える。
杏林大学教授の加藤さんは、その心境を十分理解できるとした上で、早い段階でのサポートや医療を受けるべきだと言います。

加藤さん
「オーバードーズやリストカットなどは、注目を集めたくてやっていると言われることがよくありますが、私は違うと思います。『死にたくない。死なないために自傷をしている』という人もいます。こうしないと生きていけないという人が確実にいるんです。
例えば頭が痛くなると頭痛薬を飲みます。その経験が重なると、頭が痛くなりそうなときにあらかじめ飲むようになりますよね。自傷行為でもそういうことが起きてきます。ストレス耐性が下がってきて、明確な苦痛があって自傷するという段階から、ちょっとしたできごとでも先回りして自傷してしまう。薬に依存するというよりもその効果に依存するという形です。最初のうちは自分でストレスをコントロールするためにしていた行為にいつの間にかコントロールされてしまうことが起きかねないと思います。やはり早い段階から、医療や支援につながってサポートを受けることが欠かせません」

取材後記
メイさんはいま、少しずつカウンセリングに通いはじめています。
「自分が行ってもいいのか」という問いをSNS相談に投げかけたところ、「カウンセリングを必要だと思っているなら行ってもいいと思います」というアドバイスが来たことで、ようやく踏み出せたといいます。
リアルでは元気いっぱいの自分でいようと頑張り、「周りに迷惑をかけないように」とつらい思いを抱え込むうちに、やり場のない感情がみずからへと向かってしまうのでしょうか。
明るい口調からはうかがい知れない苦しみを、自傷とは違うやり方で取り除くことができればと思わずにいられません。
どうすれば、1人で思い詰めることなくSOSを発することのできる社会になるのか、これからも取材を通し、考え続けたいと思います。

加藤さんが所属する団体の相談窓口
日本精神保健福祉士協会 「子どもと家族の相談窓口」(メールは24時間受付)https://www.jamhsw.or.jp/consultation_counter/

感想
「卒業式まで死にません」南条あや著 ”いじめからリストカットを繰り返し、日々のオーバードーズの結果心も身体も疲れて自殺?”

周りの、社会の支援があれば、助かる命が多いと思います。
身近に誰か一人でもいると助かる命が多いと思います。
なかなか自分から「助けて!」と声を出せないようです。