幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

米原万里著「不実な美女か貞淑な醜女か」 翻訳の難しさ&翻訳間違いのエピソード

2014-08-31 06:34:24 | ブログ

米原万里著「不実な美女か貞淑な醜女か」
 
本文より
1)フランス語通訳者 三浦信孝氏の話
 
 外務省主催「日仏経済技術混合委員会」
ノデュールマンガネーズ「マンガン団塊」マンガンダンコン(男根)と発音し、30分間ずっとマンガンダンコン、マンガンダンコンと
 
これを指摘すると、通訳の彼女はカーッと赤くなって通訳が出来なくなうのではと思い、注意しなかった。会場の人は全てマンガン団塊のことだと理解していた。
 
「あんたの訳おかしいとすぐに言う人がいるが、会場が特にそれで問題になっていなければ注意をせずに先に進める」

2)サンクトベテルブルグ(レニングラード) 1825年「デカブリストの乱」、1905年「血の日曜日事件」、
 
1917年2月の革命、10月の「社会主義革命」も起きた広場の説明を、「この広場で多くの革命家、労働者がケツを出しました」と日本語通訳のガイドさんが、実は血をケツと読んでいた。

3)「台湾でお宅にお邪魔した時、いとこの方に大変お世話になった」これを中国語に訳すとき、
 
父方か母方、男か女か、年上か年下かでいとこの呼び方が8つ分かれている。8つをまとめた日本語のいとこのような言葉が、中国にはないと。

4)ロシア人が知っている日本語で、説明してくれた日本人の社長に「あなたの会社の葬式はよくできている」と。
 実は葬式ではなく組織の間違いだった。 Soshiki Sooshiki OOOを間違えて覚えていた。日本人の社長は気分を害した。何故気分を害したか、そのロシア人はわからなかった。

5)スペインの州の知事がたまたま蒸気機関車の模型を見て尋ねた。
 その時の県会議長の説明が「蒸気機関車C57は走る貴婦人と呼ばれていると」それを通訳が、「走る女」とスペイン語で説明した。
 
 実はスペイン語の「走る女」は「男の人を探し求めてカッカカッカしている女のことだ」
 
 通俗的に言えば「姦りたくってたまんない女の人」。通訳の齟齬で県会議長は品の悪い人になってしまった。

原文に忠実かどうか 忠実だと貞淑、原文を裏切っていると不実
訳文が整っていると美女、いかにも翻訳的にぎこちないのが醜女


不実な美女とは、発言通りに通訳しないが発言者の意味が伝わる通訳

貞淑な醜女とは、発言通りに通訳しているが発言者の意味が伝わらない通訳

二つを比較するなら、不実な美女が通訳にはよいのだと。

この本を読んで通訳とは難しく、奥が深く、通訳を上手くするためには、発言者も事前に資料を渡すとか、通訳しやすいように区切って間を持つとか、スピードは100~120言葉であればよいが、それ以上になると同時通訳は付いていけないそうである。
 
そうすると、通訳しない箇所を増やすか、席を蹴って通訳を放棄するか。

貞淑な美女がよいのは越したことはないが、不実な美女に通訳者の力量が発揮されると。
 

感想

 他にも通訳の失敗談がたくさんありました。
失敗を恐れて、力を高めてから通訳しようと思うと通訳者になれない。
失敗を恐れずに、通訳をしながら力を高めて行く、それがよい通訳者になる道であると。

これは全てに通じると思いました。
失敗することを恐れない。恐れるなら失敗を恐れる心を持つことを恐れる。
失敗しても、自分の価値は能力は落ちていない。失敗で学んだことで成長しているのですから。





心理学 ABC理論 視点を変えると気持ちも変わる 

2014-08-30 00:04:16 | ブログ

セミナーの講師をしました。

セミナー依頼は、私のホームページを見て、セミナー会社から来ました。

私の学んだ知識や体験を他の方に伝えたいとの思いの場が与えられました。

5時間のセミナーにパワーポイントの資料180枚ほど用意しました。

参加者の方が満足してくだるだろうか?きちんと説明できるだろうか?参加者が満足されないともうセミナー会社から声がかからないくるのでは。など考えると不安になりました。

一方、こういう場が与えられたことがありがたい。参加者の評価は二の次でそれは結果だ。参加者の満足が足らなかったら、自分の力がまだ足りないだけだ。と思うと、自分の今の精一杯をやればよいと思うと少し楽しみになりました。

同じ事象(A)でも、自分の考え方(B)で、自分の感情(C)が変わって来ます。

つまり、A→Cではなく、A→B1→C1、A→B2→C2とBが変わればCも変わることになります。自分の感情を良くも悪くもするのはBの自分次第になるように思います。

ウイクペディアより

 ABC理論 & イラショナル・ビリーフ

 人の悩みは出来事そのものではなく出来事の受け取り方によって生み出されるものであり、受け取り方を変えれば悩みはなくなるというのが基本的なスタンスである。

 そして、それはABC理論とイラショナル・ビリーフに集約される。

 ABC理論

 AActivating event(出来事) 

 BBelief(信念、固定観念) 

 CConsequence(結果) 

 出来事があって、結果があるのではなく、間にビリーフによる解釈があるという考え方である。

 とくに不合理な考えによる解釈をイラショナル・ビリーフと呼び、それを粉砕することを目的とする。

 DDispute(論駁) 

 EEffect(効果) 

 ABCのあとにの二つを加えて、ABCDE理論と呼ぶこともある。

 イラショナル・ビリーフ

 Irrational Beliefは「非合理的な信念」と訳される。

 「失敗してはならない」

 「すべての人に愛されなければならない」

 「世の中は公正でなければならない」などという思いを持っていると、それらが満たされなかったときに悩むことになる。

 イラショナル・ビリーフは以下のような特徴がある。

 事実に基づいていない 

 論理的必然性がない 

 気持ちを惨めにさせる 

 自己否定的・悲観的な内容である 

 イラショナル・ビリーフは願望(~ねばならない、~であって欲しい)と事実を混同することから起こっている。

 このような混同を論理的に否定し、ラショナル・ビリーフ(合理的信条)へと変えてゆくのが論理療法の役割である

 (「文章記述を書き換える」という表現をする)。

 ラショナルビリーフは

 事実に基づいている 

 論理性がある 

 人生を幸福にする 

 ラショナル・ビリーフの例は「失敗しないほうがいいが人間だから失敗することもある。

 失敗から学ぶべきである」「人に愛される・愛されないとは関係なしに具体的になにかをするべきである。

その結果人が愛してくれればありがたいし、愛されなくとももともとである」などである。端的に言ってしまえば、「~ねばらならない(must)」ではなくよりマイルドであると言われる「~であるにこしたことはない(should)」という文章記述の書き換えである。

心の持ち方で全ての現象が変わって見えます。

自分に自信がないと全てがマイナスに捉えてしまいがちになります。

自分はできない、自分はつまらない存在、必要ない、いなくてもよいなどと。

自分は自分。

自分はそれなりに存在の価値があると信じることではないでしょうか。

 

 

 


映画 ”桜桃の味” ロゴセラピーは”夜と霧”の著者ヴィクトル・フランクルが始めた療法

2014-08-29 00:02:07 | ブログ

日本ロゴセラピスト協会論集2号

ロゴセラピーは”夜と霧”の著者ヴィクトル・フランクルが始めた療法、生きるには目的が必要)

その本に映画「桜桃の味」のストーリーの紹介がありました。

http://www.asahi-net.or.jp/~we7n-hkt/kiarosutami.html

自殺しようと思った男性が、ちょっとしたことで生きる価値を見つけるお話です。

映画 ”桜桃の味”

 この作品は、一人の中年男(バディ)が、車を運転しながら自分の自殺を手伝ってくれる人を探してまわるという話です。

「私は、夜に睡眠薬を飲んで穴の中に横たわる。

そしたら君は次の朝に来て、穴の中の私を呼んでほしい。

返事がなかったらそのまま埋めてほしい」というのが中年男のお願いなのですが、

最初に頼んだ若い兵士には逃げられ、神学生には申し出を拒否される。

三人目の老人はこの申し出を受け入れるが、中年男に次のような話をします。

(パンフレット掲載のシナリオより抜粋)   

 一つ、わしの思い出を話そう。結婚したばかりの頃だ。生活は苦しく、すべてが悪くなるばかりだ。

わしは疲れ果て、死んだら楽になると思った。

もう限界だとね。ある朝暗いうちに、車にロープを積んで家を出た。

わしは固く決意してた、自殺しようと。

1960年のことで当時はミネアに住んでいた。わしは家の側の果樹園に入っていった。

1本の桑の木があった。まだあたりは真っ暗でね。ロープを投げたが枝に掛からない。

1度投げてだめ、2度投げてもだめ。とうとう木に登ってロープを枝に結んだ。

すると手に何か柔らかいものが触れた。熟れた桑の実だった。一つ食べた。

甘かった……。二つ食べ、三つ食べ……、いつの間にか夜が明け、

山の向こうに日が昇ってきた。

美しい太陽!美しい風景!美しい緑!学校へ行く子供たちの声が聞こえてきた。

子供たちが木を揺すれと。わしは木を揺すった。

皆、落ちた実を食べた。わしは嬉しくなった。

それで、桑の実を摘んで家に持って帰った。 

妻はまだ眠っていた。妻も起きてから桑の実を食べた。

美味しいと言ってね。わしは死を置き忘れて桑の実を持って帰った。

桑の実に命を救われた。 桑の実に命を救われた。 

 あんたはトルコ人じゃないから一つ笑い話をしよう。怒らないで……。

トルコ人が医者に言って訴えた。

“先生、指で体を触るとあらゆる所が痛い、頭を触ると頭が痛い、足を触ると足が痛い、

腹も痛い、手も痛い、どこもかしこも痛い。”医者は男を診察してこう言った。

“体はなんともない、ただ、指が折れている。”と。

あんたの体はなんともない、ただ考えが病気なだけだ。

わしも自殺しに行ったが、桑の実に命を救われた。

ほんの小さな桑の実に。あんたの目がみてる世界は本当の世界と違う。

見方を変えれば世界が変わる、幸せな目で見れば、幸せな世界が見えるよ。 

 あんたは身体は悪くない。ただ、考え方が病気なんだ。

私も自殺しに行った桑の実で命を救われた。

ほんの小さな桑の実に。あんたの目が見ている世界は本当の世界とは違う。

見方を変えれば世界は変わる。

幸せな目で見れば、幸せな世界が見えてくる。人生は汽車のようなものだ。

前へ前へただ走っていく、そして最後に終着駅に着く。

そこが死の国だ。死はひとつの解決法だが、旅の途中に実行してしまったらダメだ。

 そこを左折するんだ。

ハンドルをきるバディになおも話しかける。

「希望はないのか?朝起きた時空を見たことがないかね?

夜明けの太陽を見たいと思わないか?

 赤と黄に染まった夕焼け空を、もう一度見たくはないのか?

月はどうだ?星空は見たくないか?

 目を閉じてしまうのか?そこは右へ行ってくれ。

あの世から見に来たいほど美しい世界なのに、

 あんたはあの世に行きたいのか。もう一度、泉の水を飲みたくないかね?

泉の水で顔を洗いたくないかね?

 そこを左へ。自然には四季がある、そして四季それぞれの果物がある。

夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の、春には春の果物が・・・」

  すべてを拒み、すべてを諦めてしまうのか? 

  桜桃の味を忘れてしまうのか?

感想

桜桃はゆすらうめとも呼ぶそうです。

http://www.hana300.com/yusura.html 写真あり

ゆすらうめは実家にあり、5月頃に実を付けました。それを冷蔵庫で冷やして食べるのが楽しみでした。小さい時は”ゆすらんめ”と覚えていました。

死にたいと思う時はとっても苦しい時です。一人で考えているとますます苦しくなります。その苦しさに押しつぶされてしまいます。その苦しさから何とか逃れたい。その逃れる手段が死ぬことしかないと思います。

誰かに話を聴いてい貰う。電話でもメールでも。苦しさから脱出した人の話を知る。

五木寛之さんが「人生の目的」という本の中で、生きる目的は生きていることだと。生きていれば必ず状況は変わると。その時に生きていれば必ず道は開いて行くと書かれています。何も今できなくてもよい。生きているだけでOKなんだと。


「NHKはなぜ金持ちなのか?」 小田桐誠著 2014年4月6日発行

2014-08-28 00:06:29 | ブログ

「NHKはなぜ金持ちなのか?」 小田桐誠著 より一部引用

2012年度 受信料収入6387億円を主とする事業収入6603億円、事業支出は6408億円、事業収支差金は195億円の黒字になった。

テレビの受信料の前はラジオ受信装置を持っていると受信料を徴収していた。TV受信料になり、その後カラー受信がプラスになり、その後BS放送が追加された。

受信料不払い運動の展開

東京都小金井市の佐野市議が、1970年夏、NHKに出した手紙に対する返書が、

「戦争を考える番組が少なかった」との抗議に、NHKから、「国民の98.7%が受信料を払っている。これはNHKがいかに信頼されているかの証拠だ」という内容の返事が来たそうだ。支持の証拠が受信料だというなら、講義・不支持の方法は不払いしかない、と佐野市議は考えた。まず自分が受信料の支払いを拒否し、よく1971年6月、市民運動をしえいる仲間たちと一緒に「NHK視聴者会議」を発足させた。

BSウオッチャー

BS放送を利用しているかを確認するために、営業現場では、BS放送受信用のパラボラアンテナを調査する「BSウオッチャー」を登場させた。主婦や学生のアルバイトが双眼鏡や住宅地図を手にバラボラアンテナを捜しまわった。アンテナ1個見つけると800円だった。

受信契約率

2008年の受信契約対象数は世帯と事業所合わせて4767万件。契約率は76.8%で受信契約数は3662万件。未契約件数は1105万件で、内訳(推定値)は契約拒否が523万件、(うち世帯が415万件)、面接困難世帯351万件、転居先不明世帯231万件。

未契約世帯と契約をする営業部隊が契約できない大きな理由は、

1)会えない

2)NHK見ていないと言われる

3)お金がないと言われる

を言われるとのこと。

ついに強制執行手続きへ

NHKは受信料を滞納している契約者8名に対し、財産を差し押さえる強制執行に踏み切ることを決めた。滞納期間54~26か月で請求金額は延滞金利分を含め12万3254円~6万1706円。2006年11月東京で、受信料支払いを拒否している滞納者に、民事訴訟法に基づく支払い督促を始めた。2009年度末までに全国で841件の督促申し立てを行い、うち647件は全額または分割で受信料を支払うことになった。申し立ての内90件は、支払い督促あるいは判決が確定したにもかかわらず「他にも支払っていない人がいるのは不公平だ」などとして滞納したまま、そこでこの中から差し押さえ可能と判断した8人を今回の対象にした。

強制執行手続きの結果、3人が支払いに応じたが、5人は応じなかったため居住地を管轄する裁判所に申し立て書を送った。受信料を徴収する側は「公平負担を実現するため民事手続きも辞さず」と言い、支払う側には「NHKを視聴しない人も視聴する人も同じ料金を払うのは、どう考えても公平でない」「支払いはおろか、契約さえしていない世帯・事業所もある。公平性が担保されていない」との意見がある。

感想

NHKを政府がコントロールしようとしてきた経緯や受信料をいかに集めるか、これまでのNHKのことを説明している内容でした。


凡人が非凡化するプロセス 「史上最大の決断 ノルマンディー上陸作戦を成功に導いた賢慮のリーダーシップ

2014-08-27 02:03:12 | ブログ

史上最大の決断 ノルマンディー上陸作戦を成功に導いた賢慮のリーダーシップ」 野中郁次郎 荻野進介共著 より

凡人が非凡化するプロセス


1.職人道を真摯に追求、実践する

2.複数のすぐれたメンターに恵まれる

3.類まれな文脈力を身に付ける 歴史的構想力と文脈力


ソ連の最高指導者フルシチョフをアメリカ19599月大統領の山荘があるキャンプ・デーピッドで行われた最初の会談は盛り上がらなかった。

アイゼンハワーは会談中に、フルシチョフにヒューマニストの側面があることを察知し、フルシチョフは近くにある南北戦争の決戦地ゲディスバーグを見たいはずだと思い、誘ったら乗って来た。

近くに大統領の農場の家近くに息子夫婦の家があり、4人の子どもと住んでいた。「30分後にフルシチョフを連れて行くので子どもたちに身づくろいして農場の玄関でフルシチョフに挨拶させなさい」と連絡した。


フルシチョフは大統領の質素な家で彼の息子夫婦と可愛い孫に会い、心を動かされたようだ。フルシチョフはその時間を楽しんだようだ。

それまでのフルシチョフと打って変わり、ソフトになりその後の話し合いが進んだ。アイゼンハワーは自分の家族とその生活ぶりを見せることで平和の大切さを訴えようとした。

フルシチョフの雰囲気が変わったのは、アメリカのリーダーの息子や孫が、祖国にいる自分の息子や孫に重なって見えたのではないだろうか。

フルシチョフ

このたびの訪米は自分の期待を超えるものであり、とくにアメリカ国民と政府指導者、さらにはアイゼンハワー大統領と彼の家族が示した友好的な感情にそれを感じている。

大統領の人柄にまったく圧倒された、大統領がもう一期その職務を務めることができるなら、われわれの問題は解決されると確信している」 


4.アメリカ陸軍という伸び盛りの組織に属していたこと


凡人を非凡に変える「性格スキル」

・真面目に仕事に取り組む

・他人とうまくやる

・前向きに物事に取り組む

・さぼらない

 

感想

国と国との関係も、人と人との信頼関係があってこそ、上手く行くのだと思いました。