幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「これからのマネジャーが大切にすべきこと 42のストーリーで学ぶ思考と行動」ヘンリー・ミンツバーグ著 ”地に足をつけて現場に関わっていく”

2024-07-19 15:37:37 | 本の紹介
・誰かの欠点を知る方法は、2つしかない。その人と結婚するか、その人の下で働くかだ。

・私は、マネジメントに「魔法の特効薬」があるとは思わない。それでも、マネジメントのあり方を大きく改善するための処方箋があるとすれば、それは「マネジャーの選考では、候補者にマネジメントされた経験のある人たちの声を聞け」というものだ。この点をじっくり考えて欲しい。

・イギリスの大手小売りチェーン、マークスペンサーは、在庫を売り場に移動させるプロセスの管理にコストがかかりすぎていることに気づいた。当時は、売り場の店員が商品補充の注文票に記入して別の担当者に渡すと、その人物が倉庫に行って商品を取ってくる仕組みになっていた。同社はこの手続きを廃止し、売り場の店員が自分で倉庫に行って、足りない商品を持ってくるようにした。これにより、チェーン全体何千人もの店員を減らし、2000万枚の注文票や書類をなくすことができた。
 イギリスの数学者で哲学者のアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドは、こう記している。「当たり前に見えるものを分析するには、きわめて型破りな発想が必要とされる」。アナリストたちは、この言葉を肝に銘じた方がいい。

・一見すると、コンピューターの画面に表示された数字はいかにも信頼できそうである。しかし、そのデータがどこから来たかを考えるべきだ。

・アメリカの作家F・スコット・フィッツジェラルドいわく「第一級の知性の持ち主とは、2つの相反する考え方を同時に受けとめながら思考し続けられる人のことである」。

・『世界最強の教育機関 ハーバード・ビジネス・スクールは何をどう教えているか』

・『MBAが会社を滅ぼす』

・「MBA出身のCEOはそうでないCEOに比べて、利益のかさ上げや研究開発の圧縮など、短期志向の戦略に基づいて行動することが多い。しかし、その種の行動を取ると、のちに会社の株式時価総額が縮小する」。それにもかかわらず、MBA出身のCEOたちは、この「成果」」を理由に莫大な報酬を手にしていた。

「ニュー・パブリック・マネジメント」(NPM)と称して流行のビジネス手法を模倣することを容認すべきでない。

・「もっと多く」より「もっとよく」を

・シルヴィーが語ったストーリーは、きわめて印象的だった。彼女は、他の選手のことではなく、自分自身の経験について話した。20歳で迎えロサンゼルス五輪の競技当日、決勝への進出を決めた彼女は、あらゆる人の物事を意識の外に追いやった。コーチや親、ジャーナリストもすべて寄せつげず、新聞やラジオやテレビも遠ざけた。協議中、その時点での順位や成績を耳に入れたくなかったのだ。
 だから、最後の試技を終えた時点で、金メダルを獲得できたのか、それとも何も獲れなかったのかわからなかった。だからこそ、優勝できたのかもしれない。彼女がベスト(一番)になりたいと思っていたことは間違いない。金メダルと獲れるのは一人だけだからだ。しかし、その目標を達成するために選んだ方法は、自分のベスト(最善)を尽くすこと、言い換えれば自分自身と競うことだったのである。
 高い水準を目指す姿勢を捨てるのではなく、一番にならなくてはならないという思い込みのほうを捨てるべきだ。そうすれば、自分にとって最善の結果をえることができるのだ。

感想
 現場をよく知ること、人を大切にすること、未来のために今をすることを言っているように思いました。

『「現場主義」で品質向上!~「行為保証」でできる製造技術改革~』遠藤勇著 "行為を確実に行う”

2024-07-17 20:04:04 | 本の紹介
・世に出ている品質問題には、現象別で二つあることをご存知ですか。、
①技術力不足
②基本的に防げる不良が、何らかのミスで流出

・ある企業の品質のトップ
 そのトップが運営している工場には、「品質保証部門は無い」と信念をもった話しを聞いたことがあります、品質問題が発生するば、その日中に不具合を発生させた人が対策を立て、工場長に報告する仕組みを作り、その中でコミットメントを求め、自覚形成をおこなっています。

行為保証(目的を持った動作の保証)を単位として、品質管理する方法論であり、大きく違う点は単位の小ささではなく、保障の対象が変わることです。それは製品の出来栄え管理から作業の出来栄え管理に変わることです。

・ノーリツ事例ですが、Endo Method:組立・加工品質マトリックス導入事例です。2001年度から2006年度までの確認で、770ppmの工程内不良が60ppm程度の低減でき、それとは反比例するように、信頼性の点数が向上し8650点⇒10000点を超えるレベルになっています。

・「“〇〇に注意のこと”とありますが、具体的には、どんな指示事項ですか?」と尋ねました。生産部長は、具体的な回答に困り現場の責任者である係長に、「現場にある、品質ポイントを持ってきなさい」とその場で支持され、その係長が急いで、品質ポイントを持ってきました。
 それを確認したところ、そこには具体的な指示が無く、また、私が生産部長に「“〇〇を丁寧に”とありますが、具体的には、どんな指示事項ですか?」と尋ねると今度は、“スー”と顔色が変わっていったのです。

・一つ、気になる動作を発見したのです。10回に1程度ですが、問題個所のビスの着座確認が出来ていないことに気が付きました。
「あれや! ビスの着座に目線が当たってない状態で、ビス先が接手部のツバに当たり、ビスがうきに繋がっている」

・Endo Method:組立・加工品質マトリックス
①誰もが使えるノウハウ集「製造技術標準」の充実
②マトリックス表で品質レベル(信頼性)を評価する
③改善項目リストにより、改善課題の成果と進捗管理を行う
④品質パトロールにより、バラツキと精度確認を行い改善課題を追加し、品質レベルを維持向上する
⑤波及効果により(生産部)全体をレベルアップさせる

・正しい作業とは、目的を持った動作の中で、目的を達成したかどうかを人間の五感を使い、確認できている作業をいいます。

・具体的に作業者がどんな事を確認しているかです。
①ある・なし確認(デジタル確認)
②識別確認(名称・記号・Noなど)
③状態確認(着座・ロックップ・変形など)
④員数確認(定数確認など)
⑤複数事象の同時確認(着座とトルクップ)

・品質・納期・原価(QDC)

・品質問題は、品質管理の問題といわれる企業が時々、いらっしゃいます。生産部門の問題です。品質管理部門の方が四苦八苦しているのを見て見ぬ振りをするところがあり、間違いだらけの造り込みを行っている場合があります。
 品質管理部門の人に、課題を与えられ、そrをこなしている生産部門の技術者がおります。
 又、現場を知らない品質管理屋さんが、現場も知らず自分達の机上の品質管理の方法論を強要する形が時々見られます。
 私が、生産部門長であったとき、生産部門は品質管理部門い品質向上の手伝いを依頼しませんでした。方法論も自前で開発して実施しました。一番良かったことは、自分が決めたものを自分たちが守るところに、自分らしさがあり品質の造り込みに自覚があり、誇りをもてたことだと、今になって思います。

感想
 「品質保証部門は無い」
この言葉には驚きました。
現場が自分たちの問題と思って自分たちで解決する強い意思を感じました。

 一つひとつの行為(作業)を確実に行うことの大切さ、それをおこなうための補法のようです。

 現場を知ることがとても大切だということを改めて認識しました。

「水中の哲学者たち」永井玲衣著 ”考えることの大切さを哲学対話で学ぶ”

2024-07-16 09:18:09 | 本の紹介
・哲学対話は、日本だけでなく全世界で行われている。
 学校などで行われる子どもとの哲学は、哲学対話という名前よりも「P4C(Philosophy for Children)」という名称のほうが一般的だ。

・ある小学校で哲学の授業をしたとき子どもたちに、考えてみたい問いを紙に書いてもらった。全国どこでも相変わらず小学生に人気なのは「なぜひとは生きているのか?」「死んだらどうなるのか」「人間とは何か」で、年齢が上がっていくと「本当の友だちとはなにか」「なぜ目上のひとは敬わなければならないのか」など、人間関係の問いに入っていくのが面白い。高校生や大学生になると「責任とは何か」「平等であることは可能か」など、社会正義の問題へ集中し、社会人になれば「なぜ人間関係はつらいのか」など、人生に対する疲労が見え隠れする。

・ひとが集まって話すとなると、共感しあって終わるか、もしくは闘争するか、そのどちらかと思われがちだ。だが、弁証法はそれらと全く異なる。弁証法は、異なる意見を前にして、自暴自棄に自身の意見を捨て去ることではない。ただ単に違いを確かめて、自分の輪郭を浮かび上がらせるのでもない。異なる意見を引き受けて、さらに答えを刷新することだ。

・スマホを取り出そうとバッグをのぞき込んだら、持ち物が茶碗蒸しまみれになっていた。
財布も。
MacBook Airも。
使い古された雑誌も、このあと提出する大事な書類も、とにかくすべてが。
卵だ。卵だらけだ。
 理由はすぐに思い当たった。研究室で隠れて食べようとコンビニで買っておいた茶碗蒸しがバックの中で破裂していたのだ。

・高校生のとき、当たる心理テストがあると友だちが言った。
「まず紙に1から5を書いて」
 友だちはうれしそうに、わたしを含む3人に指示をし、わたしたちはいそいそと単語帳やプリント、教科書の空白部分に数字を書き込んだ。
「1と3の横に、異性の名前を書いて。2は自分の知っているひとの名前、4と5は頭に浮かんだ曲の名前を書いて。本当にやばい、まじで当たるから。書いた?」
「えー! ちょっと待って」
「直観でいいから、考えちゃだめ」
鞄を膝にのせ、足を組んで大人っぽく微笑む友だち。嫌味のない笑顔ができる彼女は、きっと大蛾に入ったら人気者なはずだ。
「できた? じゃあ答えを発表します。1が、あなたが恋しているひと。3が、恋したけど、叶わないひと。2が幸せをもたらしてくれる人!」
 2人は、わあっと声をあげ、きゃあきゃあと言いながら手で自分の回答を隠している。最近気になる彼の名前をかいたのだろう。
「それでね、4が愛しているひとを表す曲で、5があなたの人生を表す曲なんだって。どう?」
急に静かになったなと目をやると、友人らは感動のあまりあおざめていた。

・小学校で子どもたちが考えたい問いとしていちばん挙がるのはいつも「生きる意味」なのだ。
 最初の発言者は、「ひとに生きる意味なんねえよ!」と叫んだ少年だった。・・・
 しばらく皆が考え込んでいると、別の少年がしみじみした空気を切りさくように「たしかに人生に意味はないよ、でも生きる意味をつくっていくのが人生じゃん」と反論した。
 「あなたがたが生きる以前に生は無である。しかし、これに意味を与えるのはあなたがたであり、あなたがたの選ぶ意味意外において価値というものはない」
サルトルの言葉をどうしても思い出してしまう。人生に意味なんてないからこそ、意味を見つけていくことが可能なんだという逆説。・・・
 少年の向かいに座る少女がふと「でもさあ、死ぬからいきるんじゃん」とつぶやいた。
「変な言い方だけど、死ぬために生きてるんだよ」
 なんだよそれ、とか、変なの、と子どもたちはぽたぽたと言葉を落としていく。


感想
 「なぜひとは生きているのか?」「死んだらどうなるのか」「人間とは何か」
小学生に人気のテーマとか。大人でも答えは難しいです。

 話し合いをすることが良いのでしょう。
いろいろな意見があることを知る。
そしてまた考える。

「生きる意味」を考えるのにロゴセラピーは参考になると思います。

「アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術」内田和成著 “180度視点を変える”

2024-07-15 10:34:56 | 本の紹介
・私が仕事において常に求められていたことは、「人と差別化できる、新しいものを生み出すこと」だった。

・半年ほど使用してみたうえでの私なりの結論は、「対話型AIは情報収集や整理に向いているが、何かを判断したり、新しいものを生み出したりするのには向いていない」ということだ。

・情報収集にかける時間は必要最小限にして、本当に大事な「考える」時間を増やすべきではないだろうか。

・従来の常識だった「インプット⇒アウトプット」というプロセスを、「アウトプット⇒インプット」に逆転させるということだ。

・アウトプットとは、「仕事の目的」であり、さらに言えば「あなたの本当の仕事は何か」ということにもなるだろう。

・「ある目的を達成すること」が仕事であり、「その目的を達成するための手段」が作業ということになる。

・「作業」の時間は減らしても「仕事」の時間を必要以上に減らすべきではない。

・「情報は整理するな、覚えるな、検索するな」

・情報活用の目的
①意思決定の助けとなる情報
②アイデアの元になる情報
③コミュニケーションの手段としての情報

・「情報とはマイナスのエントロピーである」
 エントロピーが減少すればするほど、事象の確実性は高まるということになる。

・他の人が100の情報が集まらないと決められないのに対して、30の情報で同じ質の意思決定ができる人間が、優れたリーダーだということだ。

・日々のあらゆる場面において、意識的に「短い時間で決める」経験を積むことだ。

・まずは、「重要な意思決定だからこそ、時間をかけてしっかり調べよう」という常識を、「何事も、なるべく少ない情報で決めてみよう」に変えることがスタートだ。

・無理に情報を集めたり整理したりせず、自然と脳内に集まった情報を泳がせたほうが、思考が飛躍して新しいアイデアがでやすいというのが私の持論である。そして、集める情報は仕事に役立つか役立たないかよりも、あくまで、「自分にとって面白いか、面白くないか」で決めてしまっていい。
 イメージをしては、「しばらく放置して、熟成させる」とでも言えるだろうか。そしてあるとき、ふとしたきっかけで、「スパーク」が起こるのだ。

・トライ&エラーを繰り返すほうが、結局はアイデア創出の近場となる。そして、ビジネスパーソンとしての成長にもつながるのだ。

・必要な「三つの視点」
①「肌感覚」でそれをつかむ(ミクロの視点)
②それをマクロで見る
③「肌感覚」で考えてみる
仮説にたどり着いたら、今度は再びマクロの視点で見てみる。

・周りに勝てないと思ったら「スキマ」を探せ

・自分の立ち位置を考えるための切口
1)自分の立場(ポジション)
 ①経営者か社員か?
 ②マネージャーがメンバーか?
 ③ベテランか中堅か新人か?
 ④所属部門はどこか?(営業、経理、製造など)
2)期待される役割
 ①チーム内での立ち位置は?
 ②周りの人の能力は?
 ③上司から期待されていることは?
 ④自分だけの強みは?

・「どうしたら周りの人と差別化できるか」という期待役割の視点から自分のスタイルを考えることは、あらゆるビジネスパーソンにとって不可欠と言える。

・目的さえ明確であれば「コピペ&ペーストも大いに結構」という立場だ。
 クリエイティブではない作業は、コピー&ペーストでもなんでも使ってできるだけスムーズにこなしてしまえばいいのだ。これもまた、アウトプットから考えた情報収集ということになる。
 同様の理由で対話型AIの活用も賛成である。

・「どの情報を信じるか」を自分で決める厳しい時代

・「なんとなくおかしい」第六感は意外とあたる
「なんとなくおかしい」と思った背景には、その勘を働かせた元となる、なんらかの要素があると考えられる。その感情がどこから出てきているかをはっきりさせることで、情報の真贋が見えてくる。そうした「第六感」を使った情報との接し方もまた重要だと、私は考えている。

・ネガティブな情報」を意識的に集めよう
 気づかないうちに「自分にとって都合のよい情報ばかりを集めてしまう」という危険性があることだ。

・情報を網羅することは不可能であり、限られた情報で、限られた時間にて決断をする必要がある。そのためには「仮説」を立てることが絶対に必要なのだ。

・得た情報を、「頭の中の引き出し」に放り込む
「頭の中に情報を整理して入れるための仮想の引き出しを作っておく」ということになる。
 あなたが「リーダーシップ」「イノベーション:「人材育成」に関心があるとすると、とりあえずこれが三つの「引き出し」となる。

・「ひねったネーミング」で注意を惹く
思わず「それってなんですか?」と聞きたくなるような名前をつけるようにしているのだ。

・事例ほどパワフルな説得材料はない
たった一つの事例が入るだけで、話がスムーズに進む。事例は非常にパワフルな説得材料なのだ。

・差別化の近道は、人のやっていないことをすることだ。それが今の時代においては「アナログ」なのである。

・いろいろな人に会って直接話を聞く、ネットでは得られない書籍や専門的なメディアの情報を足を使って稼ぐ。

・弱点は人並み程度に改善する一方、強みは徹底的に伸ばして自分のセールスポイントにする。

・言葉のキャッチボールで、論点を明確化
まずは、「言葉のキャッチボール」により、自分が何を求められているかを知るのである。

・「人から聞いた」「アンケートの結果」といった二次情報には、ときにウソや、ウソとは言わないまでもバイパスがかかっていることも多々あるということだ。

・まず仮説を立てて、それを念頭に置きながら情報を読み解いていくというアプローチだ。

・「異常値」が見つかったらチャンス!

・「右脳と左脳の使い分け」で、話しながら情報を得る
ここで重要なのが、「常に二人の自分を持つ」ということだ。目の前の議論に熱くなりつつも、どこか頭の片隅にクールな考えを持つ自分がいる、といういめーじである。

・行き詰ったら「現場」に行こう

・「嫌なヤツ」と積極的につきあえ!?
私はこのことを。ビジネススクール時代に学んだ。

・日本経済新聞社の幹部と議論しているときに、その人が面白いkとおを言っていた。
「ネットに比べて、紙媒体の利点は寄り道ができることだ。すなわち新聞でも雑誌でも、自分が興味ある記事の隣や次のページにある全く関係ない記事に寄り道することができるという意味だ。それによって、思わぬ発見や発想の広がりが生まれる」

・人間たまには寄り道しないと、ものの見方や知識が偏ったり、貧層になってしまうということではないだろうか。

・「キョロキョロする好奇心」で、日常すべてが情報の宝庫に
花王の元会長 後藤卓也氏
 後藤氏は電車で通勤することが多いそうなのだが(大企業のトップとしては、これだけでも特筆すべきことだ!)、そのときに電車の中でいろいろなものを見るのだという、例えば電車の中吊りの雑誌の広告を見れば、世の中で今何か話題になっているかがおおよそわかる。あるいは、みんながどんな格好しているか、あるいは何をしているのかを観察すれば、そこからもいろいろな発見がある。これを後藤氏は、「キョロキョロする好奇心」と呼んでいるわけだ。

感想
 内田和成氏の考え/視点はなるほどと思うことばかりです。
また実際に実践していることもあり、それを強く推してくれているようです。

 内田和成氏は何よりもチャレンジされて来られた方です。 






よろこび多いまち喜多方のおばあちゃま -瓜生岩子物語 ”日本のナイチンゲールと呼ばれた”

2024-07-14 09:14:14 | 本の紹介

<内容紹介>
 動乱の幕末、官軍の大軍に攻め込まれた会津は市街戦となったが、その惨事を見過せず独り犠牲者の看護に尽力。 敗戦に無気力化した人々に働く喜びを与え、孤児や女性、老人らの味方として学校や病院を建設。 貧しい農村の悪習、堕胎に取り組み、磐梯山の大噴火、明治三陸沖大震災でも救援活動に邁進した瓜生岩子の生涯を描く。



弘化2年(1845年)17歳の春、高田在の名主佐瀬氏の次男茂助を婿養子に迎え、若松に呉服店を開く。やがて1男3女をもうけ、商売も順調に進むかにみえたが28歳の時、夫茂助が喀血。以後夫の看病、子供の世話、夫に代わっての商売と精一杯の人生を歩む。こうした矢先、頼りとする叔父が他界、番頭が店の金を持ち逃げするなど不幸が相次いだ。7年間の臥床の末に夫は死亡し、翌年には母も他界。なす術もなく母と同じ運命を背負って熱塩の瓜生家に再び身を寄せたのである。絶望に打ちひしがれた岩は、母の菩提寺示現寺の隆覚禅師に「尼になりたい」と訴えると、逆に「お前より不幸な人は大勢いる、もっと不幸な人のために捧げなさい」と諭され、師の貧者救済の教えに立ち直ったという。

感想
 この人を知りませんでした。
郡山の高齢者大学の6回の講座でこの人を取り上げていて、さっさくネットで調べ、この絵本を図書館から借りて読みました。

 たまたま郡山で講演することがあり、30人参加者で、この人のことを知っている人を尋ねたらお一人だけでした。
瓜生岩子さんと同じ喜多方出身でした。
若い人だったので、ご存知ないのかもしれませんが、郷土の偉人はやはり知っておきたいものです。
 
 そう言えば、埼玉県の三大偉人を知らない埼玉県民の方が多いです。