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安倍首相、大阪城にエレベーター設置は「大きなミス」 G20発言に「バリアフリーに逆行」と批判相次ぐ ”問題だと気付かない安倍首相の感覚が問題!”

2019-06-30 11:30:00 | 社会

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190629-00000003-jct-soci JCAST6/29(土)

G20大阪サミットでの集合写真。バックに大阪城が写る(外務省の特設サイトより)
 安倍晋三首相がG20大阪サミット(20か国・地域首脳会議)夕食会のあいさつで、大阪城の復元時に「エレベーター」を設置したことは「大きなミス」だと述べたことに対し、バリアフリー社会に逆行する発言だとしてインターネット上で反発の声があがっている。

【「悲しい気持ちになる」とした乙武洋匡氏のツイッター】

 ツイッターでは、生まれつき両腕両脚がない障害をもつ作家・乙武洋匡氏が「とっても悲しい気持ちになる」と投稿。愛知県立大学教授で手話教育などを研究している亀井伸孝氏も「バリアフリーの世界的趨勢に逆行するようなこと」と批判した。

■「1つだけ、大きなミスを犯してしまいました」

 G20大阪サミットは2019年6月28日に開幕し、この日の夕食会では議長国をつとめる日本の安倍氏が開会のあいさつに立った。開催地の大阪にちなんで、「大阪のシンボルである大阪城は最初に16世紀に築城されました」と大阪城を紹介。明治維新の混乱による焼失後、天守閣の復元工事が行われたとした上で述べた次の言葉が、物議を醸した。

  「しかし1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました」

 安倍氏としては「ジョーク」としての発言だったとみられ、微妙な笑みを浮かべて反応する首脳もいた。だが、エレベーターの設置を「大きなミス」と表現したことは、エレベーターを必要とする障害者・高齢者などへの理解がないのではないかという声がネット上で殺到。『五体不満足』(講談社)の著書でも知られる乙武洋匡氏は29日、ツイッターで

  「大阪城の復元について、『しかし、1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました』とのこと。朝から、とっても悲しい気持ちになる」

と悲痛な思いを吐露した。

 障害や手話教育の研究に取り組んでいる亀井伸孝・愛知県立大学外国語学部国際関係学科教授(文化人類学)はツイッターで28日、

  「このようなことを、世界中が注目する場面でなぜ述べたのか。私はまったく理解できない。ジョークのつもりか?しかし、バリアフリーの世界的趨勢に逆行するようなことを言って、ウケるとでも思ったのか。スピーチライターは、何を考えて原稿を作ったのか。読み上げた首相本人に、判断能力はないのか」

と激怒。さらに、

  「何回も書くけど、このスピーチだけは絶対に容認できない。バリアフリーを愚弄し、ネタだと思って言い放ち、完全に無視されて、世界に恥をまき散らかした。人権無視の政府であることを、自ら体現した。大阪城にエレベータを付けた、大阪の人たちの先見の明を讃えたい。恥ずかしい首相を即刻変えたい」

と痛罵した。

 障害学を専門とする矢吹康夫・立教大学社会学部社会学科助教もツイッターで29日、

  「まさか、このタイミングで国家のトップから授業のネタを提供していただけるとは思っていませんでした。社会学部の『差別と偏見の社会学』では、障害者差別解消法と合理的配慮について講義します」

と皮肉を込めた。

「バリアフリーを笑い話に」「そこ噛みつくところなの?」
 また多くのユーザーから、

  「これが来年オリンピック、パラリンピックを控えてる国の総理の言葉ですか」
  「エレベーター設置が悪いのか? 障害をお持ちの方は大阪城を訪れたら駄目なのか?」
  「安倍さん、障害者用のエレベーターであるバリアフリーを笑い話にしようとしても、誰も笑わないよ」
  「世界の首脳を前にして、日本政府は施設のバリアフリー化をミステイクだと考えています、みたいなスピーチをして、それがユーモアだと思っているのだとすれば、絶望的にズレていますね」

といった批判が相次いでいる。ただ一方で、

  「バリアフリーを愚弄しているって違うんじゃないの?忠実に再現したらエレベーターがつくわけないし、そこ噛みつくところなの?」
  「確かに使うならエレベーターは欲しいけど、元のように再現するなら忠実に再現すべき。まぁ、大きなミスとは言い難いけど」

と批判に対して諫める声もあがっている。
名古屋城「エレベーターなし」復元でも批判
 城郭とエレベーターをめぐっては、名古屋城天守閣の木造復元に際し、名古屋市が「史実に忠実な復元をめざす」としてエレベーターを設置しないと表明したことで、障害者団体などから大きな反発を招いている。

 特定NPO法人・DPI(障害者インターナショナル)日本会議は18年5月9日、河村たかし名古屋市長宛てに「バリアフリー未設置に対する抗議文」を提出。「公費で建てる新築の建築物をバリアフリー整備しないことは障害者差別です」「障害者差別解消法に違反しています」などとしてエレベーター設置を要望した。それでも河村市長は同年同月30日、天守閣にエレベーターを設置しないことを正式発表。ただ、代替策として11のバリアフリー新技術を示していた。

感想
20の政治の責任者の前で、安倍首相は障害者への配慮を欠いた発言をされました。
言葉のミスというより、元々の考え方が障害者問題を大切な政治課題と思われていないので、問題だと思われなかったのでしょう。

国の恥でもありますが、なにより、安倍首相の人格をPRしてしまった結果になってしまいました。

国際政治はトランプ大統領の忠実な支援者として、莫大な武器を購入することを約束されています。
日米貿易の関税も参議院選挙後に大幅な譲歩を約束されているのでしょう。
だから選挙に影響しないように選挙後なのです。
見え透いたことですが、それに気づかない国民も多いのかもしれません。

北方領土を含めて平和条約と声高に言われていますが、プーチン大統領はまったくその気はないようです。それをあたかもあるような発言をされ、国民にやっている感を出すことに注力されています。

国民には知られたくない事実は伝えず、カモフラージュされた絵に描いた餅の提供を続けられるのでしょう。

二階氏は自民党議員の予算陳情は受けますよ。
だから自民党議員に投票しないと、地域の陳情は国は拒否しますよと。

首相補佐官が自民党議員の応援を。
公職選挙法違反が疑われています。

まるで、俺の言うことを聞かないと部下の評価をマイナスにするぞ!と言っているようなものです。
そこには国民を思う気持ちよりも、自民党議員、そして安倍首相ご自身のための政治なのでしょう。

スリム、2700 闇営業仲介人直撃「僕ももらい事故」バンドー太郎“被害者”強調 ”吉本のスリムクラブへの処罰は厳しすぎるのでは?”

2019-06-29 13:13:18 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190629-00000000-spnannex-ent スポニチ6/29(土)
 お笑いコンビ「スリムクラブ」らが暴力団幹部の会合で闇営業したとして無期限謹慎処分になって一夜明けた28日、仲介役の芸人Bがスポニチ本紙直撃に初めて口を開いた。この芸人は松山千春のモノマネをするバンドー太郎(48)。会合の主役だった暴力団幹部とは「面識がなかった」と関係性を否定。「素性を知っていたら仕事は受けなかった。もらい事故のようなもの」と訴え、自身も被害者であることを強調。また闇営業の難しさが浮き彫りになった。

 バンドーは本紙の取材に「うそも隠しもしません」と前置きし、淡々と話しだした。

 会合があったのは16年8月。それまで2回の仕事を引き受けたことがあった建設会社社長に「兄の誕生日会をやるので、ネタをやってほしい」と頼まれ、吉本興業所属の「スリムクラブ」と「2700」に声を掛けたという。

 その「兄」が暴力団幹部とみられる。「素性は知らなかった。会合の当日、社長に“兄です。お店を何店舗か持っているオーナーです”と紹介された。そういう風貌でもないし(暴力団幹部とは)知らなかった」と繰り返した。社長とはその会合以前に一般人のイベントで仕事をした際に知り合ったという。

 スリムクラブとは数年前に営業先の京都で顔を合わせた。バンドーは事務所に入らずフリーで活動しているため、スリムクラブから「仕事が少ないので何かあったら声を掛けてください」と頼まれ、「闇(営業)大丈夫なの?」と確認したところ、問題ないとの意思表示があったという。「2700」の常道裕史(36)とはスリムクラブより以前から面識があった。

 初めて誘ったのが問題となっている会合だ。反社会的勢力とは知らずに参加し、2組とも無期限謹慎処分となったことに「闇営業は悪いことだと思っている。こんなことになって、スリムクラブにも2700にも申し訳ない」と謝罪した。

 ただ「これだけは分かってほしい」と声高に訴えたのが自身も“被害者”とする点だ。「僕は反社会的勢力とのつながりはありません。例えば10回営業があって、お客さん100人のうちに1人でも(反社会的勢力が)いたら、このような問題になってしまうのか。僕だって車で走っていて後ろからぶつけられた感じ。もらい事故のようなものです」と強調した。

 今回の問題はネットニュースで知ったという。自身は情報番組などでやり玉に挙げられ「ここまで悪く言われて、家族にも心配されている」と、仕事に影響が出ないか案じている様子だ。謹慎などの予定はないとみられる。知らぬ間に忍び寄る反社会的勢力の影。解決策の見えない闇営業の“本当の闇”はそこにある。

 ◆バンドー太郎(ばんどー・たろう)1970年(昭45)10月16日生まれ、神奈川県出身の48歳。和田アキ子、美川憲一、サンプラザ中野くんらのモノマネが持ちネタ。松山千春は本人が公認するほどで、松山の盟友の鈴木宗男元衆院議員の講演会で前座を務めたこともある。テレビ出演は10年の日本テレビ「ものまねグランプリ」など。

感想
闇営業(直営業)しないと食べていけない仕組みにしている吉本興業に元々の原因があるのではないでしょうか?
確かに依頼主をチェックすべきですが、個人ができる範囲は限られています。
食べていけるなら闇営業しなくて済むのです。

宮迫さんは「貰っていない」と嘘を言った責任があります。
しかし、スリムクラブにはそれはありません。

吉本が芸人と雇用契約するなら、最低限食べていけるお給料を支給すべきではないでしょうか?
そうすれば闇営業しなくても生活できるのですから。

スリムクラブを処分するなら、反社会的団体に場所を貸しているホテルや公的機関の責任は問わないのでしょうか?
あるいは、反社会的に勢力に物を売っている店は責任がないのでしょうか?
芸人は”芸”が売り物です。

吉本興業は厳しすぎると思います。
闇営業をした芸人を処罰するなら、吉本興業の責任者の処罰もしないとおかしいと思います。




阿川佐和子さん「サワコの朝 菊池和子さん」 ”人間の身体は使うから動くようになっている”

2019-06-29 08:11:11 | 生き方/考え方
きくち体操考案・指導者
「人生百年時代」を自分の力で生き抜くための体操。
脚の指を曲げたり広げたり。
85歳。1934年生まれ。
シニア層中心に人気。
100万部を超える本。

背もたれを使わない。
足の指で地面を掴む感覚。膝を合わせる。
足の指と手の指を開くことが大事。
実際に開いたりするとポカポカしてきた。
きくち体操は指の意識から。
若い人は雑巾を絞ったという感覚がなくなっている。
人間の身体になぜ体操が必要かを教えている。
これをやるとどうなるか。
それをやらないと動かす意味がわからない。

秋田の角館出身。体育の先生になりたかった。
生徒を評価できなかった。全員3にしたら、「何でこんなことをするのか?」と言われた。「嘘でもいいから付けなさい。そうしないと教育委員会から呼ばれるよ」と校長先生に言われた。最初から出来る子と出来ない子がいるから。体操を1は決定的によくない。1を付けた子には申し訳なくて。

1曲目 ジョン・レノン「Imagine」
戦争の時代。周りの男の人が亡くなっていた。貧乏でも戦争がなくて助け合った方がどれだけ大切か。

足の指を握って開いてをくり返す。
足の指を握って5秒間。そして開く。
足の指の間に手の指を入れてお互いを握る。
これで血流がよくなる。
一本一本を意識して動かす。
若い人は指を使っていない。
昔は下駄を履いていた。

指で地面をけってから足を前に出す。
先生を退職してから考えた。
結婚して子どもが生まれるので。
そうしたら体操教えて欲しいと言われてから考えていった。
きくち体操はコロッと死ねる体操と。
最後まで自分の身体を使う。
元気で100歳を迎えるため。
弱っているところは自分でしかわからない。
筋肉は鍛えるのではなく、筋肉を育てていく。
鍛えていくとマイナスになる。
毎日きちんと生きていける筋肉を育てていく。
意識して筋肉を生かしていく。指が頭に繋がっていると意識して動かす。
意識するからこそ、指が動いていく。
意識して歩かないとくたびれもうけになるだけ。
足の指を動かすと頭もしっかりしていく。

2曲目 ライザ・ミネル「ニューヨーク・ニューヨーク」
爆発的に歌っていた。頑張ろうという気持ちになる。
音楽かけながら体操はよくない。
意識して身体を動かす。
自分を生かして、自分の身体を点検して動かす。
そのように出来ている。

感想
足が冷えている時は、足の指を握ったり開いたりしていたが、それは良かったことが分かりました。
それを行うことで全体の血行が良くなるようです。

歩くときも、足の指で地面をけるように歩くと指を使っているので血行が良くなるとのこと。

座席に座る時も、疲れたからといって背もたれに寄りかかるのではなく、背筋を伸ばし、足の指で地面を掴むようにして膝を合わせて座る。それができないのはすでに体力が落ちているとのことです。

きくち体操は日常生活の中でできるように思いました。


郵政「年金では不安」 政府否定の一方で…投信PR ”郵貯も年金不安をPR"

2019-06-28 18:18:18 | 社会
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201906/CK2019062802000138.html 2019年6月28日 東京新聞

 麻生太郎財務相兼金融担当相が「老後は夫婦で二千万円が必要」とする金融審議会の報告書について「著しい不安とか誤解を与える」として受け取りを拒否した一方で、民営化後も政府が六割強の株を持つ日本郵政グループは「年金といくらかの貯金による生活は不安」とする冊子を作成し、投資信託購入を勧めている。専門家からは「老後の生活費に関する政府の説明は不十分。年金を含む社会保障の課題と真剣に向きあうべきだ」との声が出ている。 (池井戸聡)
 日本郵政グループでは、ゆうちょ銀行が日本郵便に委託し投資信託を販売。全国約一万八千の郵便局に「人生百年時代への資産づくり」と題する十八ページのマンガの冊子を置く。
 冊子は、定年退職が近い男性と妻が年金受給の手続きで郵便局を訪れる設定で、郵便局員が老後資金の具体的計画を立てるよう進言。男性は「年金といくらかの貯金があれば何とか大丈夫でしょ」と笑うが、妻は「あなたって本当に楽観的ね」と怒り、郵便局員が「ご不安になられる気持ちもごもっとも」と同調。「夫婦でゆとりある生活に必要な費用は月三十四万九千円といわれる」と話して、投資信託の購入を勧める。
 この冊子は、投資信託の商品をゆうちょ銀行に供給する企業の一つ、日興アセットマネジメントが編集。同社とゆうちょ銀、郵便局が連名で作成した。日興の商品の宣伝用でなく「資産形成の必要性に気付いてもらうためにつくった資料」(ゆうちょ銀)という。
 麻生氏は金融審の報告書が「政府の政策スタンスと異なる」として受け取りを拒否した。だが多くの金融機関に加え、政府が大株主の日本郵政グループも「年金だけでは不安」との趣旨の説明をし、金融商品を販売しているのが実態だ。
 さらにゆうちょ銀では、投資信託の販売時に社内ルール違反があったことが判明。かんぽ生命でも不適切な金融商品の販売があり、高齢者の不安は高まっている。第一生命経済研究所の熊野英生氏は「老後の生活設計は国民的課題。政府は真摯(しんし)に説明すべき」と話す。

感想
報告書を受け取らない。
受け取っていないからそんな問題はない。
といっても、現実はかえることはできません。

三原議員が不安をあおることはやめて欲しいと声高に言われましたが、それは事実に蓋をしてまさになかったようにしていることです。ご自分で本当にそう思われているとしたら、自分で考える力を喪失されているか、それだけの能力がないか、国民に”ウソ”を言って意図的に問題に蓋をしようとする国民のことを考えずに、安倍首相のことを考えているただたんなるYESwomanなのか?
郵貯に対しても、「国民の不安を高めている勧誘だ!」と先ずはそれを問題にするのが先決だと思います。
厚生労働書、金融庁なども年金だけでは十分でないと言っています。
これは厚生年金支給されているモデルですから、基礎年金だけの人はもっと不足しているのです。

三原議員は大きな声で激しい言葉を使えば良いと思われているのか、本質は年金の抱えている問題をきちんと国民に伝えることが重要なのです。
そして今の年金の問題をそのままにしてきた責任は自民党だということを本当にご存知なのでしょうか?
もちろん、それを支持してきた国民の責任でもありますが。



三原じゅん子氏に罵られる国会の低レベル "罵倒を受け入れる国会が問題では?”

2019-06-28 12:23:52 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/三原じゅん子氏に罵られる国会の低レベル/ar-AADweiF?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2 プレジデントオンライン編集部 2019/06/28
選挙後の入閣候補に名を連ねるほどの人気ぶり
三原じゅん子氏(54)というと、「3年B組金八先生」でのツッパリ女子中学生役を思い出す人がいるかもしれない。だが、現在の三原氏は自民党の参院議員として存在感を増している。6月24日の参院本会議では、野党が提出した安倍晋三首相の問責決議案への反対討論に立ち「恥を知れ」と野党を一括し、議場を騒然とさせた。
ネット上では賛否半ばして大論争になっているが、自民党内での評判は急上昇。参院選では応援弁士として引っ張りだこで、選挙後の入閣候補にも名を連ねているのだという。
「顔はやばいよ、ボディーやりな」のような太い声
「私は自民、公明を代表して、野党から提出された安倍内閣総理大臣問責決議案に対して、断固反対。断固反対の立場から、討論を行います」
白いスーツ、黒ぶちのメガネで登壇した三原氏が、いつもよりも険しい表情で、そしていつもよりも太い声で討論を始めると、参院本会議場の与党側の席からは大きな拍手、野党席からは激しいヤジが沸き起こった。
三原氏はツッパリ生徒として「金八先生」に出演した時の「顔はやばいよ、ボディーやりな」というセリフが思いだされるが、あれは40年近く前の話。今はどちらかというと落ち着いて穏やかなキャラクターで売っている。しかしこの日ばかりは、40年前の、自身の残像を意識して話し始めたように見えた。
7分半に及ぶ演説で三原氏は、安倍氏の責任を問う決議案を提出した野党、特に旧民主党勢力を徹底的にこき下ろした。いくつか表現を紹介しよう。
「愚か者の所業。恥を知りなさい」
「野党の皆さん、年金を政争の具にしないでいただきたい。(中略)猛省を促します」
「(民主党政権の3年間は)はっきり言って、無為無策だった」
「民主党政権時代はどうだったか。(中略)まさに悪夢だったのであります」
極め付きは「民主党政権の負の遺産の尻ぬぐいをしてきた安倍総理に、感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、全くの常識外れ。愚か者の所業とのそしりは免れません。恥を知りなさい」。
ここまで来ると批判というよりも罵詈雑言だろう。SNSでは「ヘイトスピーチではないか」という書き込みも見られた。いずれにしても衆院解散が消えてから緊張感が消えた終盤国会で三原氏は文句なく注目度ナンバー1。MVPだった。
参院で「八紘一宇」を訴えて、激しく批判されたが…
三原氏というと「八紘一宇」発言が記憶に新しい。八紘一宇とは「世界を1つの家にする」という意味だが、第2次世界大戦で侵略戦争を正当化するスローガンとして用いられた言葉。
三原氏は2015年3月16日、参院予算委委員会の質問で「建国以来、大切にしてきた価値観『八紘一宇』を紹介したい。強い国が弱い国のために働く制度ができて、世界は平和になる」と肯定的に語ったのだ。
この時は猛烈な批判を受け、三原氏は超保守的・復古主義的な政治家という位置づけが定着した。その印象が強いだけに、25日の反対討論も注目を集め、騒ぎとなったのだ。
自民党内では政治家として評判がいい理由
ただし三原氏は、自民党内では、なかなか評判のいい政治家であるのも事実だ。普段は物腰が柔らかで、政治家のパーティーなどへも積極的に出席してスピーチする。50代になってもアイドル時代を彷彿とさせるルックスで、知名度は抜群なだけに、パーティーも盛り上がるのだ。
1期目は比例代表で当選したが、2期目は神奈川県選挙区にくら替え。自民党候補が既に1人いるところに2人目の候補として出馬するという、誰もが嫌がる厳しい選挙を戦いながら、100万票を超える圧倒的1位で再選を果たした。度胸があると評判だ。
24日の反対討論も、野党の憎しみを一身に浴びる憎まれ役を引き受け、見事に演じきったということもいえるのだ。
安倍政権の成果を強調する発信も抜かりない
そういった視点から三原氏の反対討論を聞き直してみると、新しいことに気づく。野党をディスる部分ばかり目立つが、もう1つ安倍政権の成果を強調する発信も抜かりないのだ。
「年金積立金は6年間で44兆円の運用益が出た」
「年金額が少ない人のために10月から、最大年6万円の給付金を支給する」
「6年間で正社員が130万人増えた」
これらの発信は、翌26日夕、国会閉幕をうけて安倍氏が首相官邸で行った記者会見でも繰り返されたデータ。政府・自民党としては参院選に向けて最もアピールしたい内容ともいえる。
残念ながら安倍氏の会見は「記者の質問にまともに答えずに自分の言いたいことだけを延々しゃべっている」と評判は悪く、テレビなどで引用されることは少なかった。三原氏の討論は、批判も多いが、テレビでも盛んに扱われ、ユーチューブなどを通じて動画は繰り返し再生されている。そういう意味で考えれば三原氏の「貢献度」は安倍氏よりも上、ということもいえるのだ。
応援弁士としては「特Aランク」だが、過激発言にはリスクも
三原氏は、少なくとも自民党内で「女を上げて」いる。参院選を前にして自民党は応援遊説日程の準備を進めているが、三原氏は小泉進次郎氏、野田聖子前総務相らと並んで「特Aランク」。自民党本部からの要望で全国の重点区を走り回ることになる。
参院選後に行われる内閣改造では、入閣候補として名前も浮上している。
ただし、この好意的な評価はあくまで自民党内と自民党支持層だけの話。三原氏の発言は、SNSでの発信をみるまでもなく世論の分断に拍車をかける結果となった。
討論で三原氏は野党に対し「国民の不安をあおらないでいただきたい」と訴えたが、三原氏に対しても、良識の府である参院で「与野党の対立をあおっている」という批判がブーメランのように返ってくる。全国で遊説に回っても、三原氏は大きな拍手とともに、少なくないヤジを受けることになるだろう。その場で失言するようなことになれば、参院選の流れを変えることにもなりかねないのだ。
選挙が終わった時には三原氏が「恥を知りなさい」と言われている可能性だってあるのだ。
(写真=時事通信フォト)

感想
三原議員が歓迎されている自民党も問題ですが、権力者に「よいしょ」する発言は、いつの時代にも権力者にとっては心地よいのでしょう。
それで心地よいと思う権力者にも問題ありますが。
それを選んでいる国民もどうかと思います。

「6年間で正社員が130万人増えた」
これをアピールされていますが、元々、正社員の働き場所を狭めたのは自民党の小泉内閣です。
製造現場にも派遣がOKになり、それまでの姓写真が派遣に多く変わってしまいました。
そのため、正規労働が減って、国民が苦しむようになったのです。
そのことをご存知で発言されているのでしょうか?

年金問題の今の問題は、歴代の自民党がやってきたツケが今出てきているだけです。
流石にこのままだと「やばい」と思う人もいて、国民に年金だけに頼っていては生活できませんよと伝えようとしたのです。
その報告書を受け取らない。
受け取っていないからその問題はないと詭弁を言っています。
しっかり年金の現状を国民に知らせてどう対処するかを話あることではないでしょうか。

多少間違っていても、センセーショナルに発言するのが歓迎されるのでしょうか?
三原議員の発言を認めている国会自体が問題だと思いました。、