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江戸観光案内

古地図を片手に江戸の痕跡を見つけてみませんか?

湯島天神

2011-11-05 | まち歩き

全国に存在する〇〇天神、或いは〇〇天満宮という神社は学問の神様として知られる菅原道真公をお祀りしている神社で、湯島天神もその一つです。現在の正式名称は湯島天満宮ですが、通称の湯島天神は広く使われており、江戸時代の古地図にも「ユシマ天神」と書かれているものが多いようです。

社殿は湯島の台地の上に在り、境内の東側には男坂という急な石段と女坂という緩やかな石段が在ります。高台の標高は大したことはありませんが、高い建物が無かった江戸時代には、ここからの眺めはとても良かったようで、歌川広重の江戸名所百景「湯しま天神坂上の眺望」には、女坂のてっぺんから見下ろす不忍池が描かれています。


湯島天神は、剣客商売(六)「金貸し幸右衛門」(池波正太郎著、新潮社)の中で、幸右衛門の住居が湯島天神の近くに在るという設定で登場しています。続く「いのちの畳針」の中では男坂も登場しています。「いのちの畳針」以降、幸右衛門の住居には秋山小兵衛の弟子の植村友之助が代わりに住むことになるため、湯島天神も度々登場しています。


湯島天神 東京都文京区湯島3-30-1

東京メトロ千代田線 湯島駅から約250m 徒歩約3分


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境内の東側に在る男坂


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