学問の神様と言えば、菅原道真公を祀る太宰府天満宮が有名ですが、亀戸天神も菅原道真公を祀る学問の神様です。二つの神社には関係があり、大宰府天満宮の神職が飛梅の木で菅原道真公の像を作り祀ったことが亀戸天神の創建と言われています。社殿、回廊、心字池、太鼓橋なども太宰府天満宮にならい造営されたものです[1]。
亀戸天神は歌川広重の浮世絵「亀戸天神境内」(名所江戸百景)にも描かれた藤の名所として広く知られ、春の連休の頃には沢山の見物客で賑わいます。池には沢山の亀がいて、晴れた日の甲羅干しの様子はちょっと壮観ですが、神社の名前と亀が沢山いることは無関係・・・ではないでしょう。きっと。
亀戸天神は藤沢周平作品の中では「冬の終りに」(竹光始末に収録、新潮社)、「殺すな」(橋ものがたりに収録、新潮社)等で登場する他、池波正太郎の剣客商売シリーズ(新潮社)にも度々登場しています(剣客商売(一)「剣の誓約」、剣客商売(五)「雨避け小兵衛」、剣客商売(六)「鷲鼻の武士」「金貸し幸右衛門」等)。
[1]参考:亀戸天神公式ホームページ
亀戸天神 東京都江東区亀戸3-6-1
JR総武線亀戸駅から約1km 徒歩約15分
JR総武線・地下鉄半蔵門線 錦糸町駅から約1km 徒歩約15分
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