黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

桂離宮参観記1 垣

2010-04-15 18:54:18 | 京都の寺社・御所・離宮
先日の話ですが、京都の桂離宮を参観しました。3月には修学院離宮を参観したのでその流れです。
桂離宮は10年ほど前にも一度参観したことがありますが、二条城の本丸御殿と記憶が被ってて
印象として残っていなかったです。今ほどそんなに興味もなかったのかも。

はじめに桂離宮のことを簡単に説明しましょうか。
桂離宮は江戸初期から造営された八条宮家の別業(別荘・山荘)で京都の市街地からは離れた洛西の桂の地に
建物と庭園が現存します。八条宮家初代智仁親王と二代智忠親王の父子のよっておよそ50年の歳月をかけて
造られました。現在は皇室の離宮です。時期的には修学院山荘の造営より早く、後水尾院は参考のために
しのびの行幸もされたそうです。豪華絢爛な桃山文化とは決別して簡素な中にも洗練された日本の美意識と
深い精神性が凝縮された山荘として日本のみならず世界中から賞賛を浴びています。

参観者は他の離宮や御所と同じく前日までに申し込みをして、当日離宮に行きます。修学院離宮は
静かな山村にありますが、桂離宮は車が多く通る道が周りにあります。しかし離宮内は静寂そのものです。
離宮への道を歩くと「桂垣」が見えてきます。竹の葉を編みこんだ垣。風が吹くと後方の竹林の葉が音を出します。


離宮入り口の近くになると今度は「竹穂垣」 洛西は竹の里です。


修学院離宮の待合室は狭い小屋のような感じでしたが、桂離宮の待合室はけっこう新しく広い建物でした。
一緒に参観したのは40人ほどで外国人が10人ほどいました。やはり世界的に有名なんですね。

今日はここまで。

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