黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

洛北 曼殊院門跡

2008-10-06 18:21:46 | 京都の寺社・御所・離宮
昨日の続きで・・・。

岩倉実相院を出て再び叡山電鉄に乗って修学院で下車。
駅から徒歩で20分ほどのところにある曼殊院門跡に行きました。
岩倉は全くの田舎ですが、この曼殊院も閑静なところにあります。
僕は全く初めてですが、庭園の美しさが有名で旅行雑誌の表紙にも
なったことがあるそうです。

門跡寺院の格式を表わす四脚門と五本の筋の入る塀。
門跡寺院は天皇の禁裏御所の築地塀に准じてこの形式の塀を持ちます。


一般拝観者の入り口は重文の庫裡(くり=台所)です。京都のお寺は庫裡を
通用口とするところが割合あります。写真は撮り忘れました_| ̄|○

ではまずは小書院から見た小堀遠州好みの枯山水の庭園




次に大書院から見た庭園。庭園の先に見える建物が小書院


松の木は樹齢約400年で鶴をかたどっているそうです。


小書院前に置かれたふくろうの手水鉢。ふくろうが刻まれているのがわかりますか?
あと手水鉢の下の台石は亀、傍らの石は鶴ですよ。


中庭の造作もなかなかよさげ。


もう充分に堪能して(2時間ほどいた)曼殊院を後にしました。
ここは「お寺」という雰囲気は全くなかったですね。建物も優雅というより素朴・・・。
どっかで見た感じだな~と思っていましたら、後で説明書きを読んで納得。
「桂離宮」に似ているんですね全体的に。

紅葉シーズンには早いですが、門前にある弁天堂の紅葉がちょっと!


今回訪れた実相院(右)と曼殊院(左)のご朱印をUPしましょう。
実相院は不動明王の梵字、曼殊院は別名の「竹之内御殿」とあります。
ともに宮門跡らしく菊御紋が変化した寺紋ですね。
コメント (2)
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