goo blog サービス終了のお知らせ 

黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

東大寺 法華堂 解体修理

2010-02-23 00:29:36 | 奈良の寺社
東大寺法華堂(三月堂)が奈良時代の創建以来始めて解体修理されるそうです。

Yahooニュース

それにともなって仏像も順次修理されて、しかもそのうちの日光菩薩・月光菩薩など
4尊は法華堂には戻らずに展示館に収蔵されるということで、現在の16尊が
一堂で拝観できるのは今年5月17日で見納めとなる模様です。

あの法華堂の仏像群は圧巻です。僕も今までに5回ほど入堂していますかね。
法華堂は座ることができるので、いつも1時間以上はゆっくりと拝観していました。
見納めとなる前に最後にもう一度拝観に行きたいですね。

←こちらもよろしく!

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ←ポチッとクリック応援お願いします

東大寺法華堂(三月堂)拝観記

2009-01-18 18:45:48 | 奈良の寺社
古都奈良にも現存する奈良時代の建築物というのは薬師寺東塔や唐招提寺講堂など
6ヶ所しかありませんが、そのうちのひとつが東大寺法華堂です。


法華堂は入り口のある前方が礼堂、後方が正堂と内部で分かれていて
後方の正堂建築が天平年間(奈良時代)創建で前方礼堂は鎌倉初期の建築になります。
側面から見れば礼堂(右側)と正堂(左側)がわかります。


不空羂索(ふくうけんさく)観音を本尊とする仏像群は正堂に安置されています。
堂内へは脱靴して入堂。堂内はカーペットが敷いてあって壁際には座るスペースが
あり仏像拝観にはたいへん有り難いお堂です。

入口でいきなり高さ3m超の持国天のガンとばしに遭いますw
ばっちり睨まれてます。「いやいや、怪しいものではありませんので・・・」と
少し目をそらしながら入堂すると、圧倒されます・・・仏像群の迫力に。
数も多いけど(秘仏あわせて16尊)ドでかくて近いんですよね。

本尊の不空羂索観音は決してスリムとはいえない豊満な体で大変厳しい表情をされています。
三つ目です。すごい存在感ですね。本尊をとりまく諸尊もたとえ1体だけでも
迫力あります。油断していたら睨まれています。金剛力士の阿形を見てたら
吽形にギロッて睨まれました。

そんな仏尊の中、見て右側に不動明王三尊像(室町期)がちょこんと安置されていて
本来なら不動明王が最も恐ろしい存在なのに小さいので可愛く見えます。
こんがら・せいたかの二童子がさらに可愛い。左側には地蔵さんもおられます。

不動明王と地蔵以外の仏尊はすべて天平時代の作で乾漆像か塑像ですが、外見からは
素人目には区別がつきませんでした。本尊には金箔が残り、他の諸尊にも彩色や金箔が
所々残っているのが目視できます。1300年の歳月を経て、奈良時代の人々が
信仰した仏尊を同じ場所で拝観できるというのは大変ありがたいことです。
時を忘れてずっと拝観していたい法華堂の仏さまたちです。

法華堂のパンフレット


黒駒思いのままの記」←こちらも見てやってください。

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ←ポチッとお願いします。

初詣~南都 春日大社・東大寺・興福寺~

2009-01-12 12:47:51 | 奈良の寺社
さて、雪がチラホラする斑鳩を正午過ぎにあとにして奈良市内へと移動。
まずは春日大社にお参りです。この時期に春日大社に社参することが
過去にもありましたが、今回はなにやら参拝客が多い?と感じていましたら、
この日は1月10日・・・初ゑびすなんで境内のえびす神社にお参りする人が
多かったんですね。縁起物を結んだ笹を持った人がたくさんいました。


春日大社参拝のあとは若草山への道を通って東大寺の諸堂へ。
二月堂(観音堂)、四月堂(三昧堂)、そして三月堂(法華堂)を順次お参りしました。
このうち三月堂は有料拝観なので毎回堂内に入ることはありませんが、4年ぶりに
拝観しました。拝観記はまた次回書きます。


今回はこれも久しぶりに大仏殿(金堂)にも入ろうかと思っていましたけど
思いのほか三月堂でまったりしてしまって、もう午後4時過ぎになっていたので
そのまま大仏殿を横目に通過して興福寺まで下りました。
この時点で日没間近。昼間までは曇天で時折雪のちらつく天候でしたが
夕方には晴れ間も見えて、猿沢池越しの五重塔や南円堂も夕陽に映えていました。




南円堂は本尊結縁ご開帳は昨秋で終っていますが、お手綱はまだ繋がっていました。


黒駒思いのままの記」←こちらも見てやってください。

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ←ポチッとお願いします。

東大寺・興福寺

2007-01-16 20:36:45 | 奈良の寺社
東大寺と興福寺はすこ~し距離があります。興福寺から東大寺に
向かっては登り坂で歩いて15分ぐらいかかるかな。
観光シーズンともなれば道路は大混雑です。

東大寺はすべてにおいてデカイです。境内はもちろん仁王門も
仁王さんも大仏も大仏殿も鐘楼も鐘も・・・。
さすが仏教が最も栄えた平城京にあって鎮護国家のための
国のお寺でしたから。

これは中門・大仏殿と手前にある鏡池です。その大きさに圧倒されます。



そして大仏殿。今回は入っていません。中門外から見ただけ。



東大寺も大仏殿だけではありません。戒壇堂に法華堂に二月堂。
これは二月堂の横から東大寺境内をみたことろです。



続いて毎回参詣する、興福寺の南円堂を猿沢池から見上げたところ。



同じく猿沢池から興福寺五重塔を見上げたところ。ここ猿沢池はベンチもあって
ゆっくりマターリできます。



池のそばではネコが寒さで丸まっていました・・・



正午まで奈良市内にいて午後から斑鳩へと向かいます。
続きは明日。