天保12(1841)年に、いわきの地に生まれ、
大正元(1912)年に没した
大須賀筠軒(おおすが いんけん)が、
明治25(1892)年に書き記した
『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
今回もまた、紐解くこととする。
さて、『磐城誌料歳時民俗記』の陰暦1月2日の項には、
次のような記述がある。
今日で言うところの「初売り」に関するものだ。
二日 商家、店開キノ祝。客人へ扇子、手巾ナドノ小品物ヲ贈ル。
これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思う。
陰暦1月2日 商家では店開きのお祝いをし、
客に扇子(せんす)や手拭いなどの小物をプレゼントする。
大正元(1912)年に没した
大須賀筠軒(おおすが いんけん)が、
明治25(1892)年に書き記した
『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
今回もまた、紐解くこととする。
さて、『磐城誌料歳時民俗記』の陰暦1月2日の項には、
次のような記述がある。
今日で言うところの「初売り」に関するものだ。
二日 商家、店開キノ祝。客人へ扇子、手巾ナドノ小品物ヲ贈ル。
これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思う。
陰暦1月2日 商家では店開きのお祝いをし、
客に扇子(せんす)や手拭いなどの小物をプレゼントする。
コンビニや全国チェーンの小売店などを中心に
正月1日からの営業ということで、
地域の小売店とやり取りがありましたよね。
昔からの商慣行として、
「一年の初売りは2日だ」
とする人たちと、
いや、そんなこと気にしなくていいよ、
お客へのサービスの提供という点では、
「1日からの営業がいい」
とする人たちのやり取りでした。
ブログを読ませてもらって
そんなことを思い出しました。