梅雨入りが早く、かと思えば梅雨明けも早く、猛暑が続いたと思えば、ゲリラ豪雨と続きましたね。
目まぐるしく変わる気候の変動に、身も心も翻弄されているヒゲ専務ですが、皆さんの心は翻弄されていませんか?
先週末には石見部で豪雨災害が発生しました。
さすがに心配だったので、日曜日には江津市に住んでいる従兄弟に電話をして見ました。
彼らは兄弟で、江の川よりもちょっとだけ出雲寄りの、国道沿いでバイク店を経営しているのです。
電話によると「店の200メートル先も江津市内も、水浸しで大変なことになってますよ。」
「店は廻りより1メートル高かった分、冠水は免れました」って、言ってました。
今のところ、水や電気などのインフラは確保できているというので、一安心したところです。
とは言っても、江津市、浜田市あたりはかなりの被害が発生している様ですね。
一日も早い復興を、心から祈るところです。
さてさて、今週始めから近所のワラ家の解体工事をスタートさせました。
罪なことに、ここ斐川町内でもほとんど見かけなくなった、貴重な文化財?を壊し始めてしっまったのです。
出来れば保存を・・・とは思うのですが、お年寄りが亡くなられた数年前から、そこの部分は使われてはいませんでした。
水廻りすべてが整っている、離れ座敷のみを、現在の生活スペースとして活用されているのです。
ワラ家が、いくら希少価値が有ると言われても、内部の痛みや雨漏りもひどく、実際に住める状態ではなかったのは、まぎれもない事実なのでした。
ただ何らかの形で、壊され廃材にされるこの古民家を、再利用することはできないだろうかと、思案の日々でした。
百数十年の間、何世代かに渡りこの家の人々を守ってきた、家族のシェルターともいえる、このワラ家。
ただそれだけではなく、更に長い年月CO2を大切に抱え込んでいた、大きな梁や柱。
それらを、いま私たちが素知らぬ顔で壊し、焼却処分してしまうわけにはいかないと、強く思うのでした。
そこで最終的に、この工事現場の産業廃棄物となるべく古材を、私たちが譲り受けることとなったのです。
どう生かすかはこれから考えていく事として、取りあえず我が社まで持ち帰ることに決定しました。
10月の12・13日に開催することが決まった、秋のリフォーム祭りには、この梁を皆さんに見て頂こうかなと思っているところです。
実際は、来週中頃に梁の撤去が始まりますので、どれだけの古梁が私達の手元に残るのかわかりません。
それでも、皆さんの期待を裏切るようなことは決してしないと、このヒゲ専務がお約束しますので、楽しみにしていてください。
本物の木が持つ魅力と、古材の醸し出す雰囲気と、それらから放たれる無言の言葉の数々。
そんな事を少しでも感じてもらえるよう、フェアに向けて頑張っていきますので、是非おいで下さいね。
そのほかにも、いろいろとアイデアを練っています。
今回のフェアは、驚きと楽しさいっぱいにする予定です。
お楽しみに!!