ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

人類の英知が・・・

2011年02月24日 | 日記・エッセイ・コラム

もうすぐ3月とはいえ、斐川平野を吹き抜ける東(こち)風は、相変わらず身を切るほどの冷たさを感じます。

それでも、昼の気温はずいぶん上がり、ここ数日は春を思わせる陽気が続いていますね。

しかし、その反動なのかどうか解りませんが、朝は連日「放射冷却」で、がっちり冷え込んでいるって、皆さん知ってました?

「いってきま~す!」と、我が家のトップバッターで張り切って出かけるのに、車のフロントガラスに着いた霜が解けるまで、足止めを食らってしまう毎日を迎えているのですよ。

こう毎日だと、さすがに車庫とは言わないまでも、カーポートくらい買ってよね~って言いたくもなるヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

それにしても、今日の最高気温18度なんだそうな?

お昼頃は、暑いぐらいの陽気だったんでしょうね~?って

実は今日、松江市にある「くにびきメッセ」で、まるまる一日講習会で缶詰状態のヒゲ専務でした。

「今日はいい天気だな~」っと、休憩時間に感じてはいましたが、空調管理の行き届きすぎている館内では、外気温は全く感じないまま、一日を過ごしていたのです。

ついでに、昼食も館内のレストランと来れば、解るはずもないと言うことなのでしょうね。

う~ん、まさしくこれが、快適空間を手に入れた、人類の英知ってやつなのか・・・

などなど。

それはさておき、昨年度から始まった、3年に一度は受講必須である「建築士定期講習」

建築士事務所に所属している建築士なら、すべての人が対象なのだそうな。

ただ問題は、座って聞いていればよいのではなく、最後に「修了考査」と言う、いわゆるテストが待ち受けているやっかいな講習会だと言うこと。

「ほとんどの人が合格してますから~」と、主催者側はのたまうが、わずかばかりの、極めて少数の、まれにみる不合格者には、誰だってなりたくないんですよね。

だから、さすがに眠い眼をパチパチさせながらでも、必死で聞いてましたよ。

でも、そんな中で、心に少しだけ引っかかった言葉がありました。

それは、「住宅の量の確保」からの政策転換により制定された「住生活基本法」という部分。

簡単に言えば、お国の方針が、新築よりもリフォームを重視したものへと変わってきたと言うこと。

良い物を作って長く使おうという、本来ならば当たり前のことを、法律を作ってまで進めようとしているのだ。

当たり前のことが、当たり前に出来ないのは、そこに利益優先の風潮が根付いているからか?

いくら人類の英知が自然を凌駕したとしても、そこに継続はあり得ないと思う。

その証拠の一つに、いま又、遠い国で大きな災害が起きてしまった。

人間は、もっと自然に対する謙虚さが必要なんだと、改めて感じているところ。

しかし、そうであったとしても、瓦礫の中に閉じこめられた人々には、なんの責務もない。

一分一秒でも早く、助け出されることを祈るばかり・・・

ではまたっ!