朝から雨の予報だったのに、不思議とからっと晴れた今朝は、思った以上に寒かったですよね~
それにしても、今日の雨はいつ頃から降るんだろうと、ついつい空を見上げていましたよ。
いくら何でも今時の気象庁の予報が、100%の大ハズレはないだろうし、相変わらずピンポイント情報も、傘マーク消えてないし・・・?
などと、小さな増築のため、屋根の一部を壊している弊社の大工さん達の気持ちも知らず、とってものんきな今朝のヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?
せっかく晴れてくれたんだから、今の内にやれるだけやってみては?と、防雨シートを持たせ職人達を現場に送り出しました。
工事範囲が狭ければ、シートで十分対応出来るので、多少は無理をしてでも工事を進めないと、あっという間にお正月が来てしまいますものね。
それに年末12月というこの時期に、この山陰で快晴が続くわけがなく、少しの晴れ間であっても無駄には出来ませんからね。
我ながら英断を下したもんだ。さすがヒゲ専務!
と、一人ご満悦気分で、時々事務所の窓から、徐々に雲の広がる西の空を眺めていました。
あの雨雲くん、もう少しゆっくり進めばいいのに~と思ったその瞬間、なんと、一台の大型コンバインが凄いスピードで田んぼに突っ込んで行くではありませんか。
おおっ・・と思っていると、更に一台、しばらくすると更にもう一台!
そんなに広い区画の田んぼでもないのに、3台もの大型コンバインが、所狭しと走り始めました。
どうも、こちらも予想外の晴れ間を突いて、降り出すまでのわずかな時間を惜しみ、収穫時期を向かえた大豆を刈っているのでした。
先月の末頃から、枯れ果てて茶色に染まった大豆畑が目につくようになり、収穫はまだなのかな~と、ちょっと気にしていました。
それが、タイミング的に『今』なのだと言うことなんでしょうね。
コンバインを操る若いオペレーター達は、両輪に着いているキャタピラーを器用に操作し、前進バック・狭小ターンを繰り返し、みるみるうちに刈り終えて行くのです。
するとすぐさま、横付けされたロングボディーのトラックに積まれたコンテナに、刈ったばかりの大豆を、長いパイプで移し替え、隣の区画へと移動し、再び走り出すのでした。
我が国の農業政策は方針が定まらず、毎年のように政策変更を繰り返し、そのたびに農業経営者を困惑に陥れている。
しかしそれであっても、彼らを見ていると、今日のようにわずかな晴れ間にチャンスを見いだし、勇猛果敢に突き進んで行くのではないかと、そんなことを思わせた。
このような、チャレンジ精神を持つ経営者であれば、昨今議論されている「TPP」も恐れるに足りず、と言ったところなのでは無いだろうか。
どんな中小零細企業であっても、彼らに学ぶべき事は多々あるのだろう。
どんなに強い向かい風であっても、わずかな油断は付きもの。
そこに切り込む勇気と、踏み出すタイミングさえ間違わなければ、確実に道を切り開くことは出来る。
そのチャンスは、皆平等に訪れているのだ。
その一瞬を見逃すか、つかみ取るか?
それは、どんなときもうつむかず、しっかりと前を見据えている者にしか、結果はついてこないと言うことなのだと思う・・・
ナドナド・・
仕事そっちのけで、大型機械の動きに見とれていたくせに、いつの間にかえらそ~に経営論を語る今日のヒゲ専務。
結局、職人達が冷たい雨に打たれ、ふるえながら帰ってきたのは、あんたのせいですから~
ではでは、またっ!!