ソフトバンクモバイルは12月8日から、新規契約や機種変更に合わせて「新スーパーボーナス」に契約すると、端末をiPod nanoとセットで購入できるスペシャルパッケージの対象機種を、全モデルの全色に拡大した。
これまで同社は、シャープ製の「705SH」と2Gバイト版のiPod nanoをセットにした「スーパーボーナス+iPod nano(705SH+iPod nano)」や、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「705P」限定色モデルと2Gバイト版iPod nanoを組み合わせた「スーパーボーナス+iPod nano(705P+iPod nano)」などを販売してきたが、新スーパーボーナスで契約するすべての端末に対象が広がった。
さらに、同時購入できるモデルには、2Gバイト版のiPod nanoだけでなく、4Gバイト版iPod nano(シルバー、グリーン、ブルー、ピンク)や8Gバイト版iPod nano、iPod shuffleも加わっている。
価格は、24回払いの2年プランで契約した場合、iPod nanoの8Gバイト版は月額830円(総額1万9920円)、4Gバイト版は月額590円(総額1万4160円)、2Gバイト版は月額350円(総額8400円)、iPod shuffleは月額220円(総額5280円)が端末代金に上乗せされる。端末代金が実質負担額0円となる場合は、月々の支払額はiPod nano/shuffleの代金だけということになる。
新スーパーボーナス加入時の、加入月から最大2カ月基本使用料無料、パケットし放題が最大2カ月無料、スーパー安心パックが最大3カ月無料、スーパー便利パックが最大4カ月無料、加入後27カ月目にマイレージポイント4200円相当をプレゼントといった特典はこのスペシャルパッケージにも適用される。
ITmedia D モバイル:ソフトバンク、全機種全モデルで「+iPod nano」が可能に
当初は705SHとiPodのセット販売だけだったが、その後705Pとのセット販売も開始されていたが、やっとiPodセット販売が全機種に拡大された。
そうしないと、シャープとパナソニックだけ特別に優遇しているようで、他社メーカーにとってはとても不愉快だったはずだ。これで、その不公平感はやっと解消されたと思う。是非とも、東芝やNECにはもっとソフトバンク向けに力を入れた新機種投入を期待したいところだ。
ただし、個人的にはiPodの値引き販売というオマケでつって、携帯電話を売ろうというソフトバンクの姿勢には疑問を感じる。
ただ単にまったく異なる製品を二つ一緒に販売するだけではなく、ちゃんとしたコラボ企画として、携帯電話とiPodのボディカラーを揃えたり、ステレオイヤホンや充電器やネックストラップなどを共用できるようにするなどの工夫くらいしないと、セット販売の本当の意味がないのではないかと思う。あまりに安直で安易なセット販売という点にソフトバンクの工夫の無さが現れている。
DoCoMoやauもこの販売方針には疑問を感じているからこそ、ソフトバンクに追従したり、同様なセット販売をしないのだと思う。