ボーダフォン、シンプルフォン「304T」を9日発売

　ボーダフォンは、ユニバーサルデザインの考え方を活かした東芝製PDC端末「SoftBank 304T」を9月9日に発売する。

　「304T」は、エントリーユーザーや高齢者などに使いやすいようデザインされたPDC端末。5月の発表時には「V304T」として発表されていたが、8月にボーダフォンの新ロゴマークが発表された際、「SoftBank 304T」として発売されることが明らかにされていた。同社では「シンプルフォン」と案内しており、凸状で大きめの数字キーを採用するほか、メニュー画面のカスタマイズや文字サイズの変更などが可能となっている。またスピーカーオフモード（消音）やオフラインモード（電波オフ）へ切り替えられる「エチケットスイッチ」を備える。

　ボディカラーは、ホワイトとブラックの2色だが、ホワイトは有効画素数33万画素CMOSカメラを装備するモデル、ブラックはカメラなしモデルとしてラインナップされる。ディスプレイは約2.2インチ、240×320ドット（QVGA）、最大26万色表示のスーパーファインポリシリコンTFT液晶を装備。大きさは約48×95×21mmで、重さは約108g。連続待受時間は約380時間、連続通話時間は約120分となっている。

ボーダフォン、シンプルフォン「304T」を9日発売

　夏モデルのはずのＶ３０４Ｔが３０４Ｔと名前を変えて、やっと秋に発売になった。

　すでに来年３月【正しくは再来年３月でした】でＰＤＣの新規受付を中止することが決まっているだけに、ひょっとするとこれがＰＤＣ最後の新機種になってしまう可能性もある。

　まだまだＰＤＣユーザーの方が多いのに、ボーダフォンの無理やり３Ｇへ乗り換えさせようとする手口には疑問を感じる。

　東芝端末としては珍しく、メモリーカードも使えない、背面液晶もない、というまったくやる気のない機種だ。こんな機種がＰＤＣ唯一の新機種とは情けない限りだ。

　おそらくこれがボーダフォン時代に出る最後の新機種になるのだろう。これでまた一つの時代が終わる・・・。

　ボーダフォン（ソフトバンク）には秋モデルは存在するのだろうか？とても心配な状況だ。