ウィルコム、「nico.」の一部ACアダプターが変形で交換へ

　ウィルコムは、ネットインデックス製のPHS音声端末「nico.」（WS005IN）のパッケージに同梱されるACアダプターにおいて、ダイヤテック製のACアダプターが異常な発熱により変形する可能性があると発表した。同社は対象ACアダプターの使用を控えるよう呼びかけるとともに、対象ACアダプターを良品に交換する対応策を明らかにした。

　問題となっているのは、「nico.」のパッケージに同梱されるダイヤテック製のACアダプター。USB端子部分がショートした場合にACアダプター本体が以上に発熱し、本体が変形する可能性があるという。対象となる台数は約35,203台で、販売された「nico.」全体の約半分に相当するという。

　「nico.」のACアダプターには、ダイヤテック製のほか加賀電子製ACアダプターが同梱されたパッケージの2種類が存在する。ACアダプター本体に貼り付けられているラベルで、ダイヤテック製か加賀電子（ラベル表記はKAGA ELECTRONICS）製かが判別できる。ダイヤテック製のACアダプターは今回の対応で回収され、加賀電子製のACアダプターに交換される。

　対象ユーザーには電話やダイレクトメールで案内が送付される。専用窓口が開設されているほか、ウィルコムプラザの店頭でも良品への交換を受け付ける。なお、今後販売されるものは加賀電子製のACアダプターが同梱されるとのこと。最近購入したユーザーは念のため確認するといいだろう。

ウィルコム、「nico」の一部ACアダプターが変形で交換へ

　ｎｉｃｏ自体の不具合でなくて安心したが、頻繁に利用するＡＣアダプターだけに、それに不具合があるのは大問題だ。

　ｎｉｃｏユーザーはすぐにでもダイヤテック製のＡＣアダプター（写真）かどうかを確認した方がいいだろう。

　これでｎｉｃｏの出荷が一時的にストップするのかと不安になったが、すでに加賀電子製ＡＣアダプターに切り替えられているようなので、一安心だ。

　この記事によると、購入したショップでの交換はしていないようで、その対応ではやや不満が残る。

　また、ダイヤテック製のＡＣアダプターはＵＳＢ用充電器として市販もされていたはずなので、ｉＰｏｄや携帯電話のＵＳＢ用ＡＣアダプターとして利用している人もいるはずなので、要注意かもしれない。ｎｉｃｏに付属していない製品の場合は直接メーカーかショップに相談するしかないのかもしれない。