曽我町子さんのご冥福をお祈りします

子供番組にかかせない魔女、曽我町子さんが亡くなられました。


その姿を最初に意識したのは、妹が観ていた5年3組魔法組の魔女ベルバラ。とにかく強烈でした。

個人的に印象的なのは、
「特撮番組って、子供の頃と違う見方をすればこんなに笑えるんだ！」
と再発見するきっかけになった『電子戦隊デンジマン』と『太陽戦隊サンバルカン』のへドリアン女王。
毎年リセットが前提の戦隊ヒーローの中、唯一番組をまたいで出演し、どこか笑える悪者ぶりを発揮していました。


そしてその姿を最後に観たのは、昨年の戦隊ヒーロー、“魔法戦隊マジレンジャー”の天空大聖者マジエル。
「悪い魔女といえば曽我町子」と言える位、楽しい悪役を演じつづけた曽我町子さん久々の復帰作は、初めての正義の魔法使い。
相変わらずのゴテゴテ衣装で、嬉々として魔法を唱える姿は
「やっぱ曽我町子だよなぁ～」
と思わずにいられませんでした。


初めての正義の役を最後に、天上界に戻ってしまわれた曽我町子さん…
そう思うと本当に哀しい。
でもマジレンジャー最終回のように、もう少ししたら復活するんじゃないかとか、そんな気持ちが未だに消えません。
国立でお店をやってらしゃったそうなので、せめて一度だけでもお会いしたかった…。


…自分か死んで、死後の世界で初めて見るもの、それは立派な椅子に腰掛け、ゴテゴテの衣装をまとった曽我町子。
そんな気がします。
それが天空大聖者マジエルになるのか、へドリアン女王になるのか…

自分でも何を書いているのか分からなくなってきましたが、今はただ、偉大なる魔女のご冥福をお祈りします。


「オバＱ」初代声優、女優の曽我町子さん死去 (朝日新聞) - goo ニュース

今年のスーパーヒーロータイムはイマイチで観るのを止めてしまいました。
でも『大神官ガジャ』（大高洋夫）は久々の顔出し大幹部で、何よりノリノリなのがいい。
曽我町子の後を守ってくれるとすれば、彼かもしれません。