メディアを盲目的に信用する日本人

地球は目に見えない情報で覆われ、ニンゲンはその情報で物を考え、行動している。
 ブッシュ氏は退任時、イラクが大量破壊兵器を持っているという間違った情報でイラクへ派兵した事を後悔した。
G7金融蔵相担当者会議はサブプライムローンの破綻による世界の金融危機が始まった春、世界景気は30年来の好景気にあって底堅く今後も力強く経済成長を続ける、と世界にアピールした。(日本はサブプライムローンが破綻した後も金融大臣や日銀総裁は(いざなぎ以来の力強い経済成長)をテレビや新聞のマスコミで歌い上げ、日本は大丈夫だと自信満々に記者会見や国会で論じていた。
 これらの情報で責任を取ったという話は無い。
 世界を覆う情報は伝える人の思いはどうあれ、その情報が事実だったかどうか、正しい予見であったかどうかは全く別問題のようだ。
 政治改革の結果、今日の政治の機能不全。行財政改革の結果、既得権益の無駄遣いの拡大と世界1の借金大国。「改革なくして成長なし」の掛け声で格差拡大と貧困、そして欧米以上の経済打撃。経済大国日本の結果は、少子化、孤独死、自殺、教育崩壊・人心荒廃・医療と社会保障の崩れと社会不安‥
 どう見ても、情報とは正反対の結果ではないだろうか?
 <アメリカ人は、なぜメディアを信用しないのか)と言われながら大統領が謝罪し、黒人大統領をリーダーにする。
(メディアを信用する日本人はなぜこういう事になるのか)とは誰も言わず、謝罪も無く、相変わらずやっている。
 地球を覆う情報は豚インフルエンザウイルスのような遺伝子検査は無いのだろうか。
その国だけではないようだけど、すでにパンデミックで水際どころか国内対策も出来ないでいるのかもしれない。


 
 

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