運転手さんは他人事?

JR西日本の脱線事故で、原因として、スピードの出し過ぎた運転手さん・安全の哲学を欠いた会社の条件整備や経営・現場の気の緩み、などが報道されている。本当にそれだけでいいのだろうかと思う。あの運転手さんの立場は、かなり多くの人たちが、他人事とは思えなかったのではないでしょうか。自分の職場でも、そして自分の中にもと頭をかすめたのではないでしょうか。羽田飛行場の一斉物忘れ、事故現場を見てそこを離脱した2人の運転手、事故を知りながら、コンパをしていた同社の社員のことは上司が知っていてことだった。私が付き合った不登校の少年も周りの誰もが当事者とは思っていなかった。(勝手な決めつけかも知れませんが) 共通して言えることは、責任の形ばかり強めた結果、実際の当事者感覚、当事者責任が希薄になり、実質、無責任体制になっていると言うことではないでしょうか。それを報道する新聞社や放送局、そこに登場してくる人たちも同じような立場にいて、無責任体制を想像するのは難くないのではないでしょうか。他人事のように責任を追及する人の顔をみていると、やっぱり 【無責任】 と思ってしまうのです。右も左も経営者もそこで働く人も、命令する人もそれに従う人も、【文化の担い手・主人公】としての感覚を失っているのではないでしょうか.(自分も他人もいいかげん)が常態化しているのではないでしょうか。総鍋ガエル状態かも知れません。 話はそれますが、今日は(こどもの日)。子ども達には大変だけど頑張ってほしいと願っている。皮肉だが大人が反省する(おとなの日)を作った方が子どもは喜ぶんじゃないだろうか。………とりあえず、これから碁を打ってこよう。
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