食・飲・読の日記

日々の食べたり読んだりを綴ります♪

ライアの祈り@森沢明夫

2016-01-29 17:06:04 | 本(ま)
  ライアの祈り@森沢明夫 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
35歳バツイチ。恋に臆病な桃子の前に現れたのは何とも不器用な考古学者。遙かな時を超えて愛の絆が甦る…。青森三部作完結編。




青森三部作「津軽百年食堂」「青森ドロップキッカーズ」「ライアの祈り」。
津軽百年食堂の読書感想文はこちら
青森ドロップキッカーズの読書感想文はこちら
現代の物語と縄文時代の物語がリンクするかのようにつづられています。その関連性は最初から私がきっとこうだろうなと思う方向に。縄文時代の物語はその風景、風、音、色が目に浮かぶようですてきです。人が家族はもちろん他人も大切に思い、みんなが幸せになるために生きる縄文時代のすばらしさ、あらゆるものに魂が宿っていてそれを大切にする神秘性、とても惹かれました。現代の物語では、やはり主人公の桃子の心のしこりがどのように癒されるのか、はらはら。桃子がお母さんに隠していたことを告白するシーンは目からポロリと涙が。最後にパプアニューギニアが出てきます。この章で、本当に縄文時代から現代はつながっているんだと実感しました。みんなが自分以外の人を大切にすると、みんなが幸せになれる、そんなメッセージを受け取りました。ちなみに桃子は青森三部作全部に出てきます。そのつながりもおもしろかったです。

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