熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

小さなナノ技術だけでなく、大きな(巨大)技術も強い日本

2009-03-17 | 路地裏の経済
世界シェア80%「室蘭」が支える世界の原子力発電所(gooニュース) - goo ニュース 
(記事引用)
「室蘭を見れば世界の原子力発電事情が分かる」。電力会社の広報担当者の一言で室蘭に向かうことにした。「室蘭」とは鉄鋼・機械製品メーカーの日本製鋼所室蘭製作所のこと。かつて東洋一の民間最大の兵器工場と呼ばれた同社は、原子力発電用部材の製造で世界シェアの80%を占めるトップ企業なのだ。激震の世界経済の中にでも、原子力ルネッサンスを追い風に売上は好調、米オバマ政権下でのCO2削減目標やエネルギー政策への期待から関連株として株価が一時上昇するなど注目を集めている。(佐藤 道子)
                 ( 中 略 )

この工場が注目されている理由は、地球温暖化や原油価格の高騰を背景に欧米各国が原子力発電の見直しを計ったことに端を発する「原子力ルネッサンス」やG8洞爺湖サミットでの途上国への原発支援合意にある。

これらによる原子力需要を追い風に、同所の原発用部材を含む鉄鋼製品関連事業の今年度売上高は、前期に比べ18%増の1090億円、営業利益は15%増の288億円で、過去最高額の更新を見込んでいる。
同製作所は2007年度から3年計画で500億円、その後さらに300億円の追加投資を行い、2012年には原発用部材の年産能力を4基分から12基分へと拡大する方針だ。

「より安全性、信頼性の高いものを作ろうと思えば、鍛鋼製一体化、長尺化です」。同社の原発用部材の特徴を説明してくれた室蘭製作所の総務グループ・広報担当課長の高田聖司さんは、こう明かす。この「鍛鋼製一体化、長尺化」に世界シェア80%の秘密がある。

原子力発電には高い安全性が求められる。溶接線の継ぎ目があれば、そこから劣化し、事故につながる危険性がある。パーツの数は少なければ少ないほど良い。そこに、同社の継目溶接がない一体化した製造技術が生きる。

圧力容器のシェルフランジや下鏡ペタルや蒸気発生器のプライマリーヘッドは、ところどころノズルが突き出ているが、これらは後から溶接して取り付けたものではなく、あらかじめ成形した素材をガス加工で削り、そのあと旋盤や特殊な機械加工技術によりノズルの部分を削りだす作業で作り出されている。

パーツを減らすと、一つ一つを大きく、丈を長く造ることになる。一つのパーツを大きくするにはそれを削りだすのに十分なサイズの鋼の塊(鋼塊=インゴット)が必要となる。

同社は現在、直径、高さいずれも4.3m、世界最大級の600トンの鋼塊を造り出すことが可能だ。単に大きな塊を作るだけのように思えるが、不純物を減らしたり、空隙の生成を抑えたりして、内部性状や化学成分を均一にしなければならない。




【熟年ドラキチ】
原子力発電所用の部品製造で世界の80%のシェアを持っている会社が日本に。
どうもその会社は北海道の室蘭にあるという事だ。
記事を読んで、私もなるほどねぇ~と思った。
安全性が要求される原子力発電所で使われる部品は、出来るだけ溶接という
継ぎ目が無いほうがいい。
だから、大きな部品がいいのかぁ。
その部品を作るためには、出来るだけ大きな塊の鋼塊も要るという訳かぁ。
納得!

世の中、金融危機による不況色一色。
そんな中でも、このような会社があり、脱化石燃料社会へという追い風もあり
業績は好調。

世の中全体から出てくるニュースは、倒産、解雇、売り上げダウン、生産縮小
という見出しが多いが、次の時代を見越して上の記事のような会社みたいに
今後の成長・発展の準備に余念の無い会社も多いと思う。

あるメルマガで読んだのだが、今、アフリカの砂漠地帯にはヨーロッパからの
投資が活発に行われているらしい。
砂漠になんで投資を?

それは電力を発電しても今までは交流電流で長い距離を電線を通して
送電していたが、最近は直流電流で送電できる技術が開発されたとか。
直流で送電効率も落とすことなく送電できると、長い距離を送電するのに
交流電流で送電するのに比べて、相当にコストも下がるとの事。

それでアフリカの砂漠地帯、そこは砂漠だから都市もなく、農作物もなく、
人も住んでいない。
ということは、原子力発電は安全であるというものの、万が一の事故の備えて
建設するのはできるだけ被害が少ないところがいい。
それでアフリカの砂漠地帯が適しているという事らしい。

さらに、砂漠地帯は雨も少なく、太陽の光も豊富。
だからここに太陽光発電の巨大な設備を建設し、そこから直流電流で
ヨーロッパへ電力も原子力発電の電力と一緒に送電するというプロジェクトも。

ヨーロッパについては、まだまだこれから金融機関の破綻が起こるだろうと
予測もされているが、一方ではこのようなプロジェクトも進んでいるみたいだ。
1ヶ月半前に、私がシンガポールへ出張した時にシンガポールのお客の社長も
この4月か5月辺りに、今度はアメリカ発の金融危機に次いでヨーロッパ発の
金融危機の「津波」が来るとしきりに言っていた。

確かにその可能性を私も否定する材料は、何も持ち合わせていないが。
ただ悲観的な予想に明け暮れるより、もう既にどこかでは「次への発展」のための
準備が行われている事にも目を向けなくちゃね~~~~。

アフリカといえば、お隣の国・中国の進出も目覚しい。
中国は確かアフリカの国に日本の4倍以上の外交関係を結び、大使館・領事館も
設置していると聞いた。
中国はこの世界不況の中でも、最近オーストラリアの資源会社の買収も行ったし
着々と資源確保は今でも進めている。

日本のテレビのニュースを見ていると、毎日毎日国内の腐敗した政治家や官僚の
利権確保の話ばかり。
室蘭の日本製鋼所みたいに、立派に活躍している会社がある一方で、
日本の国益を守るのが仕事の政治家や官僚達の、言い訳や困った時は
「記憶に無い」と平気で言える無節操ぶりが横行している日本。

本当にこれでいいのだろうか? と 思わざるを得ないなぁ~~~。


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