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ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

落合英二って現役選手より、引退してネット裏の方が輝いてる?

2008-11-14 | ドラゴンズ

会社帰りの車の中、仕事が早く終わった時は6時くらいのドラゴンズ関連番組を
聞くことが出来る^^。

今日のCBCの番組には落合英二がレギュラー(?)で出ていた。
この落合英二、現役時代も中継ぎとして活躍をし、ドラゴンズ投手陣を支えた
一人であるが、引退した今の方が活躍してるなぁ~と感じる私。

選手時代の落合英二は、雰囲気からして、多分真面目な選手なんだろうなぁ~と
思っていたのだが。 そして口数も少ない選手というイメージがあった。
ところが引退してCBC(中部日本放送)の解説者の仲間入りをして、
実際に彼の解説を聞いてみると、これがなかなか面白い。
解説者に成りたての頃は、放送席にいるより、ネット裏に陣取り、「ネット裏解説」
と言う事をよくやっていた。

それにもまして、落合英二の味が本当によく出ているなぁ~と感じる時は、
それは日曜日のCBCテレビの「サンドラ」の番組内の落合英二の企画コーナー
「ブルブルブルペン」。

プロ野球の世界は完全な年功序列の世界。
年上か年下かが一番の基準になる。 プロに早く入って例えプロ野球選手を4年
やった高校卒業の選手は22歳。 その時に大学を卒業し社会人で2年間やって
26歳でプロに入る選手。 この両者の人間関係を決める尺度は、プロ野球経験
年数でなく、単なる年齢だけで上下関係が決まってしまう。

そして吉本のお笑いの世界と同じように、一緒に食事をする時は年上が支払いを
する。 (決して 両者の年俸が高い方が払うと言うものではないらしい。)
偶には例外があるかもしれないが、これが一般的らしい。

だから、プロ経験も長く、年齢も高くなって、しかし年俸はあまり高くない選手は
苦労が多いかもしれない。 (苦笑)
そういう選手は、あまり若手を食事に連れ出したりは出来ないかも?

で、「ブルブルブルペン」の落合英二の話に戻るが、このコーナーで落合英二は
非常に饒舌である。
 「落合英二って、こんなによく喋るのかぁ~」とテレビを見て驚いた。
ある時のこのコーナーのゲストは、森野将彦であった。
 シーズン中にあるにもかかわらず、その番組が収録される前の試合で
ホームランを打った森野選手に、番組内の「ブルブルブルペン」で、

落合「 なんで敵の投手は森野に直球を投げるんだろうね?
    森野は直球しか打てないんだから、変化球を投げれば打たれないのにね」

   「そうだろう? 森野。 お前はいつも打つのは直球だけだろう?」
   「変化球なんか、からっきし打てないよな~」

森野 「英二さん、テレビでそんな大事な事をバラさないで下さい。」
    「この番組を他の球団の人が見ていたら、ヤバイですよ」

落合 「大丈夫だよ。 この番組は東海地方だけ。 他の球団の人は
     馬鹿らしくてこの番組は見ないよ」

と、年上で先輩という立場から、ズバズバ物を言う落合英二。
しかし、言われている相手を見ていると、この森野に限らず、朝倉も、中田も
誰も嫌な顔を落合英二にはしない。

今日のラジオでは、今年ドラフトで指名された明治大学の岩田投手がラジオに
電話出演。 その時落合英二は岩田投手に、

落合 「高校は東邦高校で朝倉健太の後輩、大学は明治大学で川上憲伸と
     小笠原投手の後輩。
     しかし、岩田君、君はドラゴンズに入るに当たって相当なハンディを
     背負っているよ~。
     朝倉健太の後輩と言うだけで、チャランポランなイメージを今から
     背負っていかなくちゃいけない。 (笑)」

と、落合英二の言った事を書いて、それを淡々と読んでしまうと、
落合英二という人は、何と言いたい事をズバズバ言う嫌な奴と思われても
しょうがないのだが、事実はまったく逆。

森野も、朝倉も、岩瀬も、中田も、荒木も相当に落合英二を慕っているのである。
聞くところによると、落合英二という選手は細やかな配慮も出来る選手で
選手のよき相談相手にも現役時代からなっていた存在。

単にプロ野球にある制度「年功序列」に則って、年上だから年下に偉そうに
言っているのとは、全然訳が違う。
落合英二のズバズバ言う事にも、どこか相手の選手への愛情らしきものも
見ていると感じられるし。 見ていると落合英二の人格もキラリと光輝く事も
見受けられる時も。

やはり、ドラフト1位で入団したが、入団早々ひじの治療に明け暮れ、
その後、肘に「サファイア」を埋め込む手術もして、入団して数年後に
初めて初登板。 聞くところによると入団して2-3年の時は、
「なんで故障で投げられない投手を、ドラフト1位で採ったんだ!」という
落合英二を非難する声も彼の耳に入り、非常に悔しい思いをしたという。
何が悔しいかというと、自分(落合英二)が非難されるならまだしも、
自分(落合英二)を採ったスカウトにも非難が集まったのである。

それを聞いた落合英二は、スカウトに申し訳ないと思い、スカウトのためにも
絶対に活躍して見せると心に誓ったらしい。

先週の「ブルブルブルペン」は更に、新たな落合英二の人間性を
テレビで見せてくれた。
今まではゲストは年下ばかりであったが、 先週は来季から2軍バッテリー
コーチになる中村武志。
見ていて面白かった。 番組の最初からこのコーナーのホストであるはずの
落合英二が、ガチガチになり背筋を伸ばし中村武司の前で固まっていた。(笑)

中村武司が好き勝手な事を言っても、後輩落合英二は、緊張して口数少なく、
  落合英二 「 ハイ、 その通りです 」 と答えるのみ。

見ていて本当に面白かった~。 後輩にあれだけ好き勝手に言っていた落合英二
が、先輩・中村武司の前では「まるで直立不動で ハイ」とだけ答えているような
後輩。

でも見ていると、中村武司も今までに落合英二の世話や面倒を相当見たようだ。
落合英二はプロに入って、公私共に中村武司にいっぱい教えてもらい、
落合英二からしたら尊敬、信頼、愛情を感じている先輩であるというのが
テレビを見ていてよく解った。 先輩の前でガチガチになった落合英二も
何やら可愛く思えたものだった。(笑)

中村武司とか落合英二みたいな人格も備えた選手がドンドン増えていって
欲しいものだなぁ~~と私は思う。

落合英二に番組内で「変化球は打てない森野」とバラされた森野は、
最近は変化球もヒットやホームランを打てる打者になった。
あの落合英二のバラし発言があったから、森野も変化球を打てるようになったのかもしれない。  番組内での落合の強烈な「叱咤」だったのかもしれない。 (笑)


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