熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

勢いを付けようと思った矢先、またこれだぁ~

2008-07-23 | ドラゴンズ

交流戦後に初の3連勝をした昨日試合。
相手は勝ち頭ルイスも欠き、どん底状態の広島カープ。
”ヘタ”さえ打たなければ、自動的に近い形で今日の勝利も計算できたはずだが。

序盤ドラゴンズがリードし、今日も戴きかと思っていたら、
広島の4番栗原の逆転3ランで今日の試合は勝負あり。
ただ、この栗原の3ランだけに抑えておけば、まだまだ回も5回の表だったので、
ドラゴンズにも充分に勝機はあったと思われたが。
先発佐藤亮をリリーフした今年の新人山内荘馬、1軍初登板で緊張感もあったのか
あっさり連打を浴びて、さらに2失点。
2軍でもたいした成績を残していないのに、やっぱり1軍ではまだまだ。

こんな試合展開になると、今年のドラゴンズには劣勢を跳ね返す地力が
ないのが特徴である。
5回の裏に森野のタイムリー2塁打で反撃の狼煙を上げて、期待感に私も
胸を躍らせたのだが、チャンスに和田ベンちゃん、中村紀が凡退で
ほぼ今日の試合はここまで。

昨日好投した長峰も失点をゆるし、続いて投げたネルソンも失点。
彼らリリーフ陣は完全に試合の流れに流された感も。

アクセルを踏んでも、スピードも馬力も出ない感じかな。
新たに1軍に上がってきた選手も、何か光るものが感じられないなぁ。
まぁ 今日のところは負け試合になってしまったからだぁ~と、
取り敢えず私は無理に納得をしておこう~と。 (ちょっと苦しいが)。 

試合を勢いづけられない要因の一つは、やはり4番の得点圏打率の低さに
求められてもしょうがないかな。
セリーグの4番でドラゴンズの4番だけが得点圏打率2割ちょっと。
他のチームの4番は皆3割以上。
チャンスに弱いと言うイメージだけかと思ったら、きっちりデータにも表れて
いて、改めて4番の重要さを認識してしまった。  



にほんブログ村 オヤジ日記ブログ ちょい悪オヤジへ      世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^ 


野茂引退、イチロー、そして故仰木監督 (1)

2008-07-23 | 人間ウォッチング

野茂投手が引退を表明。
日本とアメリカでも子供たちが真似をした”トルネード投法”という、
個性的な投げ方を貫き通した投手人生は、投げ方だけでなく
生き方や彼の精神面の強さも、我々野球ファンに魅せてくれたと私は思う。

ドラフト会議で確か8球団の重複指名の末に、近鉄バッファローズに入団。
契約金も新人で始めて1億円を突破した。
これだけ鳴り物入りして入団した新人投手に待ち受けていたのは、
同じ近鉄バッファローズのチームメイトからの妬み、やっかみであった。

私はテレビのスポーツニュースで象徴的でもある、嫌で不愉快な映像を
野茂の近鉄入団当時に見たことを記憶している。
それはまだ野球のシーズンが始まる前のキャンプの時点だったと思う。

鳴り物入りして入団した野茂投手は、まだプロ野球で何もしていないのに
契約金だけで既に1億円。 既にプロで活躍していた近鉄の選手には
これが面白くなかったのであろう。
私が記憶するテレビの映像は、 その同じ球団の近鉄の左腕のエース
ピッチャーA投手が、テレビの取材で”野茂投手はどうですか?”と聞かれて、

A投手 ” 契約金を1億円をもらっているんだから、物凄いいいピッチャー
       でしょう?  活躍して当たり前でしょう。”

とそのA投手の話す表情も悪意というか、意地悪な表情で冷ややかであった。
このA投手は誰もが認めるその当時の近鉄の左腕のエースである。
私はこのテレビの映像を見て、いっぺんにこの投手が嫌いになった。
なんと心の狭い投手なんだろう~。と思った。
仮にもチームでは先輩であり、ましてそのチームのエースである。
所詮この左腕エースは”小さなお山の大将”みたいなエースだなぁ~と。

ただプロ野球の世界は、年功序列の厳しい縦社会。
年齢も上で、ましてそのチームのエースがこんな態度を取るとは、
野茂投手も大変なチームに、くじで当たっちゃったもんだなぁ~と思い、
野茂投手はチームメイトに嫌がらせやら、やっかみで潰されるのではと
私は心配したものだった。
まして、あの独特な”トルネード投法”はプロ野球で通用するのだろうかと
入団前から、賛否両論が挙がっていたし。

そんな私の心配も、野茂投手にはまったく私の杞憂で終わったのであった。
賛否両論のあった”トルネード投法”も周りの雑音には一切惑わされず、
これが自分に一番合った投げ方だとの強い信念で貫き、
妬みややっかみで、冷ややかな同じチームメートからの不親切・意地悪な
対応にも堂々と立ち向かい、見事にその新人の年に大活躍、そして新人王にも
輝き、チームにおいては誰もが認める”エース”になってしまったのである。

一方、野茂投手が入団するまでその近鉄バッファローズのエースであった
A投手は、不思議なものでエースの座を野茂投手に譲り渡しただけでなく、
成績も不調なシーズンを送り始めたのであった。

人間的にも器の大きい”真のエース”が現れたことにより、
今までの器の小さなエースは、その実態を炙り出される格好になってしまった。
これはちょっと酷な言い方かもしれないが。

その後、この器の小さなエースは成績も振るわず、後にセリーグの2球団を
渡り歩くことになってしまった。
この器の小さなエースA投手が、野茂入団当時のテレビ取材で見せた人間の
品性・器の小ささが、その後の彼の野球人生に大きく影響を与えたとも言える。

もちろん野茂投手自身の野球に対する真摯な取り組みと、
強い精神力もあったからであることは言うまでもないが。

それともうひとつ、野茂投手が新人からこのような逆風のチームメイトの環境
の中でも、活躍できたのは故仰木監督の存在もあったからだと思う。

                     ( (2) へ 続く )



にほんブログ村 オヤジ日記ブログ ちょい悪オヤジへ     世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^