熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

ファン作りも大事だよ! ドラゴンズ!

2008-07-24 | ドラゴンズ

今日は木曜日にも拘わらず野球の試合は無し。
月曜が祝日のための変則的なスケジュールだ。
ドラゴンズの試合も無いから、ちょっと普段から感じているファンサービス、
ファン作りについて私が勝手に思う事を。(苦笑)

サッカーのJリーグが出来てサッカーファンが増えた時に、一時期は
”野球離れ”と言われたが、Jリーグが思ったよりはファンを拡大できずに
現在に至っている。 といってプロ野球はこのままでいいのだろうか?

テレビの地上波の放送からは”巨人戦”が最近めっきり減ってきた。
人はこの現象を捉えて、野球人気の低落と言う人もいるが、
これは間違いであろう。
巨人人気が低下しただけであって、プロ野球全体の人気、そして全体での
球場への来客数はむしろ増加しているというデータが紹介されていたテレビ
番組を見た記憶がある。

巨人中心でプロ野球を運営していくという”戦後復興型”プロ野球から
12球団がそれぞれ根強いファンを持って全体でプロ野球を発展させていく
という”民衆健全娯楽型”プロ野球に時代が変わってきたと思う。

その意味では未だに人気はまだセリーグにあるように見えるが、
ファン作り・ファン獲得の為に凄まじい努力を積み重ねてきたパリーグのほうが
一歩も二歩もセリーグより先を行っている感じがする。
福岡のソフトバンク、札幌の日ハム、仙台の楽天に見られるように、
新しく本拠地を構えた所で、着実に地元に根付いた強固なファンを獲得した。

さらにこの今のIT時代に、パリーグの全試合をネットで動画配信を今年から
開始した。 パリーグに出来て、何故セリーグではこのネットでの動画配信を
出来ないのであろうか?
多分テレビでの放映権との絡みであろうとは容易に想像ができるが。

ファンあってのプロ野球。 子供のファンを獲得していくのが重要な事。
これはセリーグの球団経営者に言わなくても、そんな事当たり前だとすぐに返事が
返ってくると思う。
しかし、 ファンを獲得したいのであれば、もっとファンサイドからの目線で考えないと
いけないと思う。

一ファンの私の不満は、 (ドラゴンズファンの立場から言うが)
 1.ラジオはほぼ全試合、最初から最後まで試合を聞けるが、テレビは
   基本的にはナゴヤドームで行なう試合の約70%位しか放送がない。
   それも試合の途中から9時まで。
   極めて中途半端だ。
   スカパーに入れば良いじゃないかとの意見も出てくるが、スカパーに頼る
   時点でフ新たファン獲得には消極的と言わざるを得ない。

 2.野球はやっぱり見るもの。 ラジオで聞くだけでは醍醐味も半減。
   パリーグが既に実践しているネットでの動画配信をすべきだ。
   今の時代、スカパーを見る人口より、ネットを見る人のほうが比較するまでも
   なく圧倒的に多い。 ましてPCも一家に1台の時代から複数台の時代に。
   特にファン獲得で大事な子供については、ラジオでは不十分。
   動画でいつでも最初から最後まで見れる環境があれば、子供も家で
   選手についても馴染みやすい。

   一歩譲って、どうしても無料ネット配信がセリーグで出来ないなら
   1ヶ月300円から500円位に抑えて出来ないものか。
   この配信人口を徹底的に拡大すれば、テレビと同様のスポンサーも
   ついてくるであろう。

 3. 野球場の入場料が高すぎる。 一家4人で球場に行くと2万円近く出費。
    (入場料と球場での飲食費で。 席は内野席)
    これではなかなか球場に何回も一家で足を運ぶのは難しくなる。
    これは野球以外でのナゴヤドームの施設稼働日数を上げたり、球場運営
    の経費も節減して、何とか入場料をまず下げる。

ドラゴンズの選手がヒーローインタビューで決まったように、
”皆さん、球場に足を運んでください~~~”と紋切り型で言っているが、
球場にファンが埋まらないのには、それなりの理由があるものだ。

上に挙げた理由と、ドラゴンズの成績が悪い事である。

球場に足を運んだ事があり、そこで勝利の喜びも味わった事のあるファンは
球場へ行く素晴らしさはもちろん知っている。
ただ、今のままだとファン層も限られたものになってしまう。
このファン層を、パリーグの球団が行なってきて成功しているように
セリーグも心して今からやっていかないと、10年後くらいには
パリーグのファンのほうが多くなると言う事もありうるかも。

 

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野茂引退、イチロー、そして故仰木監督 (2)

2008-07-24 | 人間ウォッチング

野茂が近鉄入団当時の監督は仰木彬監督であった。
昨年多くの関係者から惜しまれながら、肺ガンのためこの世を去ることに。
監督として近鉄、そしてオリックスでそれぞれ優勝を勝ち取った名監督でもある。

この仰木監督だが、決して監督までになる人生は、むしろ地味なものであった。
選手時代は西鉄の黄金時代の名選手であった。
選手を引退して監督になるまでは、物凄く長かった。
コーチ時代ばかりの連続で、三原監督、西本監督、岡本監督のもとで
ず~とコーチばかりであったので、 私自身も仰木監督が近鉄の監督になった時は、
”近鉄も監督をする人がいないから、コーチをただ監督に上げたのか?”と
思っていた。

私にとってそんな”ノーマーク”の仰木監督であった。

野茂投手の近鉄への入団、そして彼を取り巻く悪意の嫌がらせをするチームメイト。
そんな状況が私の関心を近鉄の野茂投手の入団後の動向へ向けさせたのであった。 決して近鉄球団の勝敗に関心を持ったのでなく、野茂投手個人への関心と
興味であった。

仰木監督は野茂投手の素質や力量を見極め、大胆にエース級の扱いを
最初から行ったのである。
そして、野茂投手も自分の力を出し、それに応えていった。

”野茂投手も運が良かったかな?
 監督に恵まれて。 野茂投手に野球界の所謂”常識”とか、権威的な上下関係を
 押し付けることもなく。 野茂投手をアレコレといじって、彼をある”枠”にはめ様と
 しない仰木監督で。”

と私は野茂投手の新人としての1年目の大活躍の時に思ったのだった。
まだその当時は私の中では、”やはり野茂は本物の投手だなぁ、プロに入っても
堂々と自分らしく野球をして。当然努力も人一倍してはいると思うが。
そして、野茂投手もいい監督(上司)に恵まれたなぁ~。”と感じていて、
野茂投手はやっぱり凄い投手だ、一方の仰木監督はいい監督だなくらいにしか、
仰木監督には認識を持っていなかった。

私の仰木監督の認識を大きく変えさせたのは、この近鉄バッファローズの跡に、
オリックスの監督を仰木監督がした時であった。

今では日本人の野球選手がアメリカのメジャー(いわゆる大リーグ)で活躍するの
も珍しくなくなった。 こんな時代が来ようとは私は今から15年位前には
想像すら出来なかった。 
この夢のような出来事を現実に実現させた功労者は、私は ”野茂投手”と
”イチロー”だと思う。 私だけでなく殆どの日本の野球ファンはそのように思っているのではないだろうか。

野茂投手が単身でアメリカのメジャーに挑戦。 所属する近鉄球団と何か折り合いの悪そうな事情もあったみたいで。 野茂自身がそんな日本球界の閉鎖的な所を
嫌い、大きくアメリカメジャーに自らを挑戦させた。
その野茂の挑戦時に、アメリカ大リーグで後の野茂の大活躍を予想した評論家は
私の記憶では誰もいなかった。 
皆が”野茂はどれくらい通用するのだろうか? ”と興味を持っていたのが実態であった。
そして、野茂投手はメジャーでも大活躍し、日本の投手はメジャーでも通用するという大きな実績を作り、後に続く日本人投手のメジャー挑戦の扉を開いたのである。
メジャーへの道を作った、投手の先覚者が野茂投手。

そして、打者のメジャーへの道の先覚者は”イチロー”である。
このイチローもオリックスに所属していた時の監督が、仰木監督で
もしなかったなら、ひょっとしたら”イチロー”という野球選手がアメリカメジャーでも
日本でも脚光を浴びることなく、寂しく活躍の場もなくユニフォームを人知れず
脱いでいたかもしれない。

          (  (3) に続く  )


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