goo blog サービス終了のお知らせ 

本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

SANYO MR-U4(その3)

2012年03月24日 23時50分11秒 | ラジカセ
 今日はボリューム等のクリーニングを行いました。


 すんごい汚い写真ですが、左から音量、音質、バランスの各ボリュームです。この他にミキシングマイク音量のボリュームがあり、これらを一つ一つ分解・クリーニングしていきます。


 かなり汚かったので、完全に分解できないやつはクリンボーイを塗りたくったうえで、超音波洗浄器にかけてみました。


 次に各スイッチ。左から録音入力切替、ステレオモード切替、ラジオ・テープ切替。これもひどいことになっています。


 端子は接点復活剤で処理。基板側の接点は消しゴムで磨きました。


 AMFM切替、ビートキャンセル、録音アンプ切替の各スイッチもメンテ。

 今日はこれだけやって力尽きてしまいました。完全に寝不足です。居間ではもみじの夜鳴きがもう始まってます。朝までエンドレスなのです。

SANYO MR-U4(その2)

2012年03月22日 23時58分20秒 | ラジカセ
 昨日、内部観察だけした「おしゃれなテレコU4」ですが、一度も動作確認していないことに気付きました。で、今日はとりあえず動作確認から。。。実験用電源で印加して再生ボタンをオン。リールは一瞬回る素振りをしましたが、回転には至らず。モーターは生きているようです。ではラジオはどうでしょう?ってことでラジオスイッチオン!

 ・・・・・・・(黙)

 選曲ダイアルを一生懸命まわしましたが、AM・FMともなにも受信せず。音量が小さいのかと思ってボリュームもいじりましたが、ガリ音が盛大に鳴るばかり・・・こりゃ重症かも知れません。しかし、めげずに分解していきます。


 分解はえらく大変でした。配線の引き回しがやたら複雑で、かつ、写真にある黄色い針金でところどころ固定しているもんだから、一つ一つ写真に撮りながらでないと後々アウトです。その上プラシャーシがすごくヤワ。割れ欠け当たり前で、ちょっと力を入れようもんならボロボロ崩れてしまいます。



 金属パーツも錆だらけで、机の上が落ちた錆でザラザラです。


 やっとこさカセットメカを摘出。すごくきちゃないです。


 モーターは昭和58年4月28日製造。


 メカを分解します。小さなビスが使われており、これがまたガチガチで外れません。当然のごとくナメてしまいました。こういうときはあまり力任せに外そうとせず、コテ先でネジを温めます。すると、膨張率の関係で外れやすくなります。ネジロック(接着剤みたいなの)も熱で溶けます。


 うまく外れました。メカはグリスとホコリで真っ黒です。


 こんなときは綿棒でちまちま掃除せず、エレクトロニッククリーナーを吹きかけます。グリスが溶けて綺麗になりました。


 表側も同様に吹きかけ。ピカピカで気持ちいいです。


 ゴムベルトは硬化してこんな状態。


 元のサイズよりちょっと小さめのベルトを「ゴムベルト箱」からチョイス。ちょうど良いサイズが見つかりました。

 今日はここまで。これ、フィニッシュまでもっていけるかすごく不安です。

SANYO MR-U4(その1)

2012年03月21日 23時59分07秒 | ラジカセ

 今日から久しぶりにラジカセをメンテ。今は亡き三洋のMR-U4です。そう、ダックスフンドのキャラクターでお馴染み「おしゃれなテレコU4」なのです。それも初代機。
 実のところ「おしゃれなテレコ」に挑戦するのは2回目。前回のものはAMSSが付いてメタル対応になった2代目でした。しかし、そのときは内部が錆で崩れ落ちていて使いもんにならず、やむなく廃棄処分としたのです。


 とりあえず開腹。すんげーホコリ。かゆいよー。


 これもネジが錆び付いてたり、内部のプラ枠が割れていたりとあんまり程度はよろしくありません。開けたとたんにネジと欠けたプラ部品が転がりでてきたし。

 今日はとりあえず内部観察で終わり。眠いからね。明日から本格的な作業に入ることにします。




 オルガン男さん、件の「哀話香瀬戸少年」です。こいつは問題児みたいなので、もうちょっと寝かせておきますwww

Pioneer SK-900(その6・完動のフィナーレ)

2011年12月04日 19時09分47秒 | ラジカセ
 前回から約2ヶ月も放置プレイが続いていたSK-900。解体状態にしていると邪魔なので、今日は一気に仕上げまでもっていきました。
 故障原因がどうしてもわからなかったチューナー基板は部品取り機から移植し、チューニングダイヤルの調整から作業。


 配線を全て終え、パネルを付ける前にCDプレーヤーをつないで録再テスト。ソースは自分のリファレンス、ドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」。で、聴いてビックリ、すんごくいい音。SK-900を修理するのはこれで二台目ですが、ヘッド磨きが功を奏したのでしょう、こちらの個体のほうが以前のものよりいい音です。


 他機で録音したテープを再生したところ、ちょっとテープスピードが遅いようでした。スピード調整は通常、テストテープを再生し、その音をオシロで確認しながらモーター背面の半固定VRを回して行います。しかしこのSK-900、モーターへのアクセスは2枚の基板を外さないと不可能です。基板を外すとテストテープの音が出力されないというジレンマ。うー。

 仕方ないので、基板を外した状態で勘を頼りにモーターをいじります。いじっては基板を取り付けて再生・・を数回繰り返し、なんとかぴったしに合わせることができました。あとはパネルを取り付けるだけです。


 後面パネルを取り付ける前に配線漏れがないか確認。


 完成を急ぐあまり、後面パネルに付いている金属板にグランドを落とすことを忘れてしまいました。一旦外して再度取り付け。




 で・・・


 

 やっとこさ・・・




 完成です。




威風堂々。

 感動の完動品です。過去記事を見てみると、こいつに最初に手をつけたのは昨年の11月1日。放置期間が長かったとはいえ、完成までに一年以上もかかってしまいました。でも、手間かけただけ満足感も一入。こんなに音のいいラジカセを自分は他に知りません。

 ・・・ではでは当時をしのび、シャネルズの名曲「ランナウェイ」を聴くとしますか・・・・

Pioneer SK-900(その5)

2011年10月10日 20時48分48秒 | ラジカセ
 ほったらかしだったSK-900、5ヶ月ぶりに再開です。

 前回、どうしてもわからなかったチューナー部の不具合ですが、時を置いて弄ってみてもやはり原因がわかりません。ICやトランジスタに不良は認められず、コンデンサも特に問題なし。バリコンも弄ってみましたが、どうしてもステレオ受信しません。わずかに音は出ているようですが。。。。

 これ以上の調査はムリ。。。。仕方ないので、チューナー基板は部品取り機から移植することに決定。で、とりあえず今日はヘッドのサビとりをしました(こればっか)。


 取り出したメカです。取り出すのも結構メンドイです。


 研磨前のヘッド。表面ザラザラ。


 研磨後。ピカピカ。

 この個体のヘッドは結構磨り減っていたので、コアの部分を削り過ぎないように慎重にシコシコしました。削り過ぎると特性に悪影響を及ぼします。できれば弄りたくない部分ですが、サビサビ状態よりはヘッドタッチが改善するでしょう。


 もう今日はお酒飲んじゃったんでここまで。明日からまた仕事か。。。。。。