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本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

SANYO MR-U4(その8)

2012年04月05日 23時54分50秒 | ラジカセ
 やっと風邪から復活しました。春の風邪がこんなにひどくなるとは。火曜は会社を休みましたが、連続して休むわけもいかず、この二日間は鼻をズルズルしながら仕事をしておりました。なんとかジャンク弄りができるまで復活したので、長期戦になっていたMR-U4も一日も早く復活させたいと思いマス。

 さて、左チャンネルの音が出ないという不具合ですが、原因はこれでした。



 単なる音量ボリュームの故障でした orz。。。 テスタ当てたときは問題ないと思っていたのですが・・・どうやら断線している模様。単純な汚れによる接触不良ではないようです。どうやっても復活しません。こんなん初めて。このボリューム、MR-U4がラウドネス付きなので、センタータップが付いてます。代替のものを入手することは困難。で、探しました。以前惨敗したMR-U4マーク2からぶんどっておいたボリュームを。そして・・・


 見つかりました。(パチパチパチ)規格も同じ。取り付けたところちゃんと音出ます。ヤッタネ。

 ここで一気にフィニッシュまで持っていきたいところでしたが、スピーカーグリルの塗装がかなりハゲていたので塗装することに。


 ラッカースプレーはSK-600の再塗装に使ったつや消し黒を使いました。


 一度に多量に吹きつけると、グリルの穴がペンキで塞がれてしまいます。うすーくまんべんなくを2~3回繰り返します。それでも穴が塞がれてしまったら、エアダスターで飛ばします。


 うまく仕上がりました。


 前面パネルを取り付ける前に、テープスピードを調整します。ヘッドフォンジャックの隣にモーターコントロール基板がついております。


 裏面パネルを取り付ける前に再度動作確認。大丈夫。

 あともう少しなのですが、裏面パネルに割れがあったので接着剤で補修。これが乾くまで作業できません。フィニッシュは明日へ持ち越しです。

SANYO MR-U4(その7)

2012年03月29日 23時40分20秒 | ラジカセ
 んー、わかんないですねい。

 パワーアンプICには、両方とも6Vちょっとの電圧が印加されています。クリスタルイヤホンで追っていくと、左チャンネルはアンプICのすぐ近くのとこで音が途切れます。この部分は抵抗やダイオードが密集しているとこ。

 一つ一つ外して確認しますかねい。

SANYO MR-U4(その6)

2012年03月27日 23時59分05秒 | ラジカセ
 今日は会社帰りに床屋へ逝ったり買い物をしたりで時間がとれず、MR-U4を弄ったのは一時間弱くらいです。とりあえずトランジスタに不具合がないか確認。


 多用されているのは、お馴染み2SC1815GRと2SC536。怪しい部分のみ外して特性を調べましたが、特に問題は認められず。


 パワーアンプICを外してみました。放熱板もそうですが、足も真っ黒でした。左右を交換して取り付けてみようと思います。

 他に怪しいところはないんです。もう一組使われているIC、TA7137Pはカセットの録再アンプだし。もちろんハンダ割れやコードの断線も認められず。

 こうなると電子知識がない自分はキビシイです。おしゃれなテレコ、二連敗か?

SANYO MR-U4(その5)

2012年03月26日 23時59分31秒 | ラジカセ
 濡れ衣を着せられ、そのうえ金具まで失くされたバランスボリューム。せめてもの罪滅ぼしとして、きちんとクリーニングしてあげることにしました。


 全分解。カーボン面の向きを見れば、片方が抵抗大の場合、もう一方は抵抗小であることがわかります。写真右上の板バネにポッチが付いており、このポッチが白いプラ円盤の穴にハマることによってセンターのクリック感が得られます(ちょっとエッチな表現ですねw)


 金具が失くなってしまったので、Eリングで代用します。しかし、抑え具合が微妙に違うので、ポッチが穴にハマってくれません。


 仕方ないのでルーターで穴を縦方向に広げました。これでクリック感が得られるようになりました。

 引き続き左チャンネルの音が出ない原因を探ります。バランスボリューム以外のボリュームにもテスタを当ててみましたが問題はなし。こういう年代物のジャンクで一番恐いのはICの故障です。パワーアンプICを見てみます。


 これがそのIC。三洋のLA4135っていうモノラルアンプです。こいつを2つ使ってますが、両方とも放熱板がサビサビでものすごく状態が悪いです。こいつがイカレテたらアウツ。廃止品のためもう売ってません。


 ICが取り付けられている箇所の裏側です。上段が左、下段が右チャンネル。ラジオをオンにした状態で、ICの出力ピンである2ピン(赤矢印)にクリスタルイヤホンを当ててみたところ、右チャンネルではラジオ放送が聞こえたのに対し、左チャンネルでは「サー」っていうノイズしか聞こえませんでした。一瞬、ICの故障を疑いましたが、念のため入力ピンである7ピン(青矢印)にイヤホンを当てたところ、右はかすかに聞こえるのに対し、左は何も聞こえず。左ICの出力がないのは、そもそも入力がないからなのかもしれません。

 ということでICは無事と仮定して、明日はICよりも前段の部分を検証していくことにします。

SANYO MR-U4(その4)

2012年03月25日 23時11分35秒 | ラジカセ

 今日はスピーカーの掃除から。8センチ程度のちゃっちいフルレンジです。


 一部のケミコンに脱肛が認められたので、手持ちになかったバイポーラ(0.47μF)以外は全て交換しました。


 とりあえずこの状態で動作確認。カセットは再生・早送り・巻き戻しともスムースに動きました。ラジオもFM・AMとも受信するようになりました・・・・・が、なぜかカセット・ラジオとも左チャンネルから音が出ません。テスタでいろいろ当たり、バランスボリュームに不具合があるのではないかと判断。


 外してきちんと確認してみました。適当な回転角度にしてテスタを当てると、こっちのチャンネルでは16.81Ω。


 もう一方のチャンネルでは、同じ回転角度にもかかわらず4.1Ωとの表示。


 左右の抵抗値にかなりの開きがあったので、メンドーですが分解清掃することにしました。こいつが厄介なのは、バランス用なのでセンタークリック機構(白いプラ部)がついており、その部分が容易に外れないためです。尻に付いているUFO型の金具が固くカシメてあるのです。精密ドライバーで無理矢理こじ開けようとするとドライバーのほうが負けてしまいます。

 で、格闘すること30分。UFO金具とプラ部の間にわずかな隙間を作り、そこにドライバーを突っ込んで力任せにグリグリグリ・・・・・「パカン!」取れました!!


 が、金具がUFOみたいにどこかへ飛んでっちゃいました orz 

 金具を探そうかどうか迷っていた時、「ハッ」と気付きました。「これってバランスボリュームじゃん。片方の抵抗値が大きくなれば、もう一方は小さくなるのは当たり前やん。。。。ってことは不具合の原因はこのボリュームじゃないってこと???」

 そうなのです。見事に勘違いしていました。金具は見つかりません。後の祭りです。