goo blog サービス終了のお知らせ 

本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

YAMAHA CD-2000W(その1)

2011年10月24日 23時36分54秒 | CDプレイヤー

 KX-4520でCDを録音しようとして、ヤマハのCD-2000Wを引っ張り出してきました。これもやはり数年前にヤフオクで「トレイ出ません」というコメント付きで出品されていたものを落札、修理したものですが、それ以降、使わずに放置していたものです。


 で、久しぶりに通電したところ、CDを全く読み込みません。というのもスピンドルが空回りしてTOCが読めないため、「CDが入ってない」と機械が判断するようです。

 なぜスピンドルが空回りするのか???よく見てみると、クランパーがCDをしっかりとグリップしていないようです。試しにクランパーを取り外し、スピンドルの円盤に両面テープでCDを貼って、クランプしない状態で再生してみました。


 問題なく回転しました。なお、ドライバーを突っ込んでいるのは、トレイにある「CDを浮かせる4つの足」を引っ込ますためです。


 スピンドルの円盤についているゴムが硬化しているのでうまくグリップしないのかもしれません。そこでとりあえず、ゴムの部分に液体ゴムを塗ってみました。すぐには乾かないので、明日また弄ってみることにします。。。。。


A&D DP-9000 (その2)

2011年09月20日 21時09分38秒 | CDプレイヤー
 昨日の続きです。

 電解コンデンサを交換してもハム音しか出ないのは変わりませんでした。ピックアップはきちんとCDをトレースしているので、アナログ回路に問題があるようです。で、上段の基板を確認してみたところ、はんだクラックがあることが判明。


 このトランジスタがグラグラしていました。はんだ修正するときちんと音が出るようになりました。パチパチパチ。


 せっかくなのでヘッドフォンボリュームも分解清掃。軍手をしていますが、これははんだ吸取線を使うときに手が熱いからです。


 改めて内部観察。底板と側板は一体型でやはりゴツイ。しかも底板部分はハニカム構造。


 電源トランスはアナログ・デジタル別。アナログトランスはトロイダルですね。また、アナログ基板は銅メッキされた箱に入っています。ネジも銅メッキ。徹底してる。
 

 インシュレーターはセラミックを使った豪華なもの。125グラムもありました。


 組み上げて再生テスト。トレイもアルミダイキャスト製です。クローズするとCDをクランパーが挟みます。徹底した共振対策。


 ヘッドフォンでしか確認してませんけど、音は低音が力強く、ベースがリアリティを持って響きます。満足。


 夏休み4日目ですが、もう腰が悲鳴をあげてます。座り続けるのはツライです。あと何台修理できるやら・・・

A&D DP-9000 (その1)

2011年09月19日 20時59分56秒 | CDプレイヤー
 今日はNHK-FMのヤマタツ特集を聴きながらA&DのDP-9000を修理しました。

 A&Dってえメーカーは、ご存知とは思いますがAKAIとDIATONEがひっついてできたブランドです。で、このDP-9000はそのA&DがリリースしたCDプレーヤーの最高峰でございます。時は1987年、定価158,000円。まさにバブル期を象徴するような物量投入機です。なんてたって重量13.6キロですよ、旦那。

 ヤフオクで「電源コードが切断されているので動作未確認」というジャンクを落札しました。このコメントが付いているのを落札するのは博打です。というのも、本当にコードが切断されていて動作確認できないのか、それとも手を入れてぶっ壊したブツであることをボカすためにわざとコードを切断したものか不明だからです。後者の場合最悪です。前者でも博打ですけど。所詮ジャンクですから。

 修理前の写真を撮るのを忘れました。とりあえず電源コードがなければ動作確認できません。で、昨日、秋葉原の九州電線で2mのコードを買ってきました。

410円也。

 電源コードを取り付けるために天板を外します。これが六角穴付ボルトでがっちり固定されていて、しかも天板自体も肉厚で重い。

 厚さ3ミリ。こんなん初めて。
 

 コードを取り付ける前に内部観察。案の定、トレイ駆動用のゴムベルトが溶けてベトベト。


 電源コードと作り置きのバンコードベルトを装着。

 一応これで動くようになりました。ピックアップも生きており、きちんとトレースします。が、なぜかハム音しか出ません。よーく観察してみると、


 この電解コンデンサ、お肌がしわくちゃです。とりあえず取り替えてみます。


 手持ちの関係でMUSEのKZ(オーディオ用)。でかいです。


 寝かさないと入りません。なんか上九一色村にあったガリバー像みたいです。


 コンデンサ交換してもハム音は止まりません。やはり原因は他にあるようです。続きは明日にします。果たして復活なるか?


Sony CDP-101

2011年09月16日 23時09分00秒 | CDプレイヤー
 8月にDATを修理して以来、いわゆる「コンポ」の修理をしておりません。よって、今回は2年前に修理したCDプレーヤーの記事をアップすることにします。修理の詳細は覚えておりませんが。


 日本初のCDプレーヤー、ソニーのCDP-101です。しかもオプションの16,500円もしたウッドケース付。ヤフオクで電源入るもトレイ開かずというものをゲットしました。

 このCDP-101ってやつは1982年に168,000円で発売されました。当時、他メーカーも一斉にCDプレーヤーをリリースしましたが、確かこいつとマランツのやつ以外は全てディスクを縦に入れるタイプでした。そのほうが回転するCDが目視できて楽しかったんですね。自分もやはり縦型のLo-D DAD-1000が欲しかったので、このトレイ方式のCDP-101は自分の「欲しいリスト」では後順位でした。でも結局、このトレイ方式が主流になりましたね。


 天板を開けたところです。ぎっしりと詰まっています。稲垣潤一のベストCDが入ったままになっていました。ちょっと嬉しい。


 メカ部です。洗練されておらず、やたらと複雑。


 通常、トレイ開閉不可っていうとゴムベルトの劣化を疑いますが、この機種には使われておりませんでした。ということはモーター不良orギアの固着なので、デジカメで写真を撮りつつバラしていきます。


 グリスは劣化してカッチカチやぞ!(©ザブングル)


 トレイが動かないのはこのストッパーの固着が原因でした。ちょっとやそっとの力ではビクともしません。エレクトロニッククリーナーを吹きかけたり、半田ごてで温めたりして小一時間・・・結局力尽くで引き抜きましたが、外れた弾みで椅子から転げ落ちてしまいました(®三枝)


 前面パネルも分解して清掃。RESETというボタンがありますが、これはSTOPボタンです。


 組み上げて完成。ピックアップは生きていました。表示窓に日の丸ランプが点灯し、リモコン受光部のIRマークがないので、初期ロットのモデルのようです。

 この後、専用リモコンRM-101もヤフオクでゲットしたのですが、ジャンクの山に埋もれて現在行方不明です。

ADC CD-250XR

2011年03月02日 23時29分47秒 | CDプレイヤー
 本日はADCってメーカーのCDプレイヤーを復活させました。酔っ払ってヤフオク入札してそのまま落札となったものです。電源コードが切断されていて動作未確認、パネルや天板が傷だらけのブツでした。なぜこんなものに入札してしまったんでしょう。当日の自分にもし一言声をかけれるなら、海老蔵ばりに「入札するのをやめなさい」と言いたいです。だって送料含めると2300円もしたんだもん(泣)

 落札してしまったものは仕方ない。とりあえず開腹してみましたよ。


 なんか部品点数が少ないですね。しかも、右側にムダなスペース。こりゃ中身はミニコンの流用かもしれません。ADCってメーカーがミニコン作っているのかは不明ですが。


 ディスプレイは9桁の数字のみ。電卓っぽいっすね。


 メカ、基板、電源を外してケースを丸洗い。リモコンも分解して洗いました。


 ピックアップ清掃、ゴムベルト交換、電源コード接続で復活しました。1980年代後半の機種でしょうか。音はそんなに悪くはありません。面構えが欧風というか結構ノーブルで、これはこれでなかなかいいんではないかと。
 
 このADCってメーカー、詳細がわかりません。背面には「dbx」と記載があり、「71 Chapel Street Newton,MA 02195 USA」との記載もあります。dbxってあのdbx??? でも、隅っこに小さく「MADE IN JAPAN」の文字。ネットで検索してみましたが、やはり好事家の間でも得体のしれないメーカーとして知られているみたいです・・・あれっ?「ADCのCDPは日本製で、アカイが作っていたらしいです。」って記述が・・・mymyさんの発言ではないですか!うーん、勉強になります!!