「事実は小説より奇なり」とは正にこの事ですね。
インドのスラム街に住む5歳の子供サルーが、迷子になってしまいました。
浮浪者になり、孤児院に保護されますが、オーストラリアのご夫婦にもらわれていくことになりました。
自分たちの子供を作るよりも、家庭のない子供の親になろうと、覚悟を決めていた素晴らしいご夫婦に、本当の子供のように愛情深く育てられ、立派に成人しました。
しかし、サルーの心の中には、本当のお母さん、お兄さんの事が気がかりでなりません。自分は生きていて、幸せに暮らしていると知らせたい。
大学生になり友人から、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられ、おぼろげな記憶を頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探し出すという実話です。
5歳のサルーは家族思いの賢い子です。
サルーは幼かったため、自分の住んでいる町の名前を間違って覚えていました。その為、広大なインドで住んでいたところを探すのは困難を要しました。
涙があふれてきました。
映画の最後に、オーストラリアで実在の人達の写真がスライドしてきます。
オーストラリアのご夫婦がインドに行き、実母と養母が抱き合います
そして、最後にライオンの意味が分かります。
あまりに幼かったサルーは自分の名前さえ分かっておらず、サルーではなく全く違う名前だった。
その意味はライオン!
最後の最後まで泣いてしまいました。
実話というのが凄い!
インドでは毎年8万人の子供が迷子になるということです。