花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

散歩中に出合った花(6月)ハルシャギク、ハナショウブ、アストロメリア、他

2020-06-30 | 花の写真
6月も今日で終わり、今年も半分は終わります。
思いもよらないコロナウイルス騒ぎで例年にない大変な年となりました。
今出来ることを淡々としていくしかありません。
6月の散歩中に撮り投稿漏れした花を取り上げて6月の締めとします。 

ハルシャギク(波斯菊 )   別名:ジャノメギク
キク科ハルシャギク属、1年草、北米原産、花期:7月~9月
同じハルシャギク属のオオキンケイギクは駆除すべき特定外来生物に指定されているが、
ハルシャギクは要注意外来生物にもなっ ていない。 
波斯菊の波斯はペルシャの事だがペルシャ(イラン)には自生しないという。
ネットでは春車菊の表記も見られるが音からの当て 字のようです。 
中心が濃紅色で、周辺は黄色の蛇の目模様であり、別名のジャノメソウ(蛇目草)の由来

ハナショウブ(花菖蒲)
アヤメ科アヤメ属、多年草、花期:6月~7月、園芸品種。
美しい花を咲かせますが花もちがとても短く、一週間もつかもたないかぐらいです。
葉は細長く伸び主脈が目立ちます。濃い緑色で花との相性はとてもよいです。

アストロメリア    別名:ユリズイセン、ユメユリソウ、
ユリズイセンかユリズイセン(アストロメリア)属、多年草、南米原産、花期:5月~7月、
花弁の一部に縞模様(条斑、条紋)が入り、これが大きな特徴で、6枚の花弁のうち、
外側の3枚は丸みがあって大きく、単色または複色、内側の3枚のうち上の
2枚は特にこの縞模様がはっきりしています 。

ユリ(百合)   別名:リリー
ユリ科  スカシユリ系と思いますが、詳細名分かりません。 6月頃咲く
花弁と花弁の間が透けています。上向き咲きです。


オオマツヨイグサ(待宵草)    通称:月見草、宵待草
アカバナ科マツヨイグサ属、越年草、南米原産、花期:6月~9月、
花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花である。 花径は大きく、6~8センチくらいある。
花の真ん中には柱頭が4つに裂けた長い雌しべがあり、その周りに8本の雄しべがある。
一般にツキミソウと呼ばれている。 富士には月見草がよく似合うと
富獄百景(ふがくひゃくけい)に書いた太宰治。
この月見草がオオマツヨイグサではないかといわれる。

シロバナマンネングサ(白花万年草)    別名:シロベンケイソウ
ベンケイソウ科マンネングサ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:6月~8月、
何気なく畑の脇に結構群落で、普段行かない所でしたので、初見です。

トレテレイア   別名:ブローディア、ヒメアガパンサス
キジカクシ科トレテレイア属、多年草、北米西部原産、花期:6月~7月、
花茎の先に小花が放射状につき、花色も豊富です。

ゲラニウム        和名:フウロソウ
フウロソウ科フウロソウ属、多年草、ユーラシア大陸、北米原産、花期:4月~6月
多くの種類がある、細かく分枝した茎の頂部、または葉の付け根から花柄を伸ばし、
花径2~5㎝程度の花を咲かせます。

ヘメロカリス      別名:デイリリー
ワスレグサ(ユリ)科ワスレグサ(ヘメロカリス)属、多年草、アジア東部原産、花期:6
花は一日花ですが、1本の花茎にたくさんの花を咲かせ、何本も立ち上がるので、長期間花が楽しめます。


シロタエギク(白妙菊)   別名:ダスティーミラー、セネシオ・シネラリア
キク科セネシオ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:6月~7月
シルバーリーフといえば、必ずといっても良いほど名前があがる植物です。

ペチュニア:スーパーチュニア’ビスタミニ’
ナス科ペチュニア属、多年草、花期:春~秋 新しいタイプの栄養系ペチュニア 。
ビスタならではの群を抜く強健さ、旺盛さ、早生性を持ち、這性と立性の両方の
良いところを併せ持つため、
中央に花が付き株割れしにくい草姿!花径3~4cmの小ぶりな花で埋め尽くされます。

出来るだけ色々な色になるように集めてみました。
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草藪昆虫園より、チョウ目(蛾編) シャクガ科、ドクガ科、ヒトリガ科等

2020-06-29 | 昆虫
昆虫の投稿増えてきましたが、昔は昆虫の仲間としてあまり関心のなかった蛾を取り上げました。
蛾は種類も多く以外にもキレイな物も多いですね。
しかし、例によって名前の特定には苦慮しましたので間違いを指摘して頂けたら幸いです。

 ▼??   *6/30訂正
っけから名前が分かりません、最初は葉の上に枯れ葉は張り付いているのか?
クロホシフタオ ツバメガ科フタオガ亜科、大きさ(開張)20-30mm、6-10月、
前翅外先中央部に凹みがある。後縁に半月形の「クロホシ」がある 。
丁度ツバメの尾の様なのでツバメガ科に属しています 。 
     

コガタツバメエダシャク    シャクガ科エダシャク亜科、大きさ(開張)30-40m、時期5-8月、
白地に2対の灰褐色線があり、後翅に小さな赤小紋を持つシャクガ。

ウスキツバメエダシャク シャクガ科エダシャク亜科、 36-59m、 5-11月、
コガタツバメエダシャクに似ているが、顔面は背方橙褐色で残りは白色。
前翅はほんのりと黄色みをおび、茶色がかった横すじが前翅に2本、
後翅に1本、翅の外縁は赤みのある鱗毛がある。 

フトベニスジヘメシャク   シャクガ科ヘメシャク亜科、23-30mm、5-9月、
ベージュ地に、赤褐色の1本線(中横線)がよく目立つシャクガ。
前翅・後翅とも先端が尖っている。

マキエヒメシャク  シャクガ科ヒメシャク亜科 20-30mmm、4-9月、
白地に灰色の縞模様の入った翅をもつシャクガ。
 

キナミシロヘメシャク   シャクガ科ヒメシャク亜科 20-30mm、4-9月、
白地に灰色の縞模様の入った翅をもつシャクガ。

キアシドクガ   ドクガ科  45mm前後、 5-6月、 
成虫の口吻は退化し、成虫期は数日と短い。 成虫の橙黄色の脚部には雌雄差がある。

ヒトツメカギバ  ガギバガ科ガギガバ亜科、 30-45mm、6-10月、
前翅に茶褐色の眼状紋があるカギバガの仲間 前翅の周縁と後翅には灰褐色の細かい斑紋がある


ウメエダシャク  シャクガ科エダシャク亜科、 35-46mm、 6-8月、
翅は白色と黒色のまだら模様。腹部は淡黄橙色で黒色の斑紋が並ぶ。
トンボエダシャクやヒロオビトンボエダシャクに似るが、翅がより丸みを帯び、
外縁沿いに黒紋が並ぶことなどで見分けられる。
 

ヒョウモンエダシャク シャクガ科エダシャク亜科、41-50mm、6-9月、
白地に黒色紋が散りばめられた翅を持つ よく目立つシャクガ。後翅の外側半分はオレンジ色。


オオトビスギエダシャク  シャクガ科エダシャク亜科、 32-50mm、 4-9月、
灰白色地に不明瞭な褐色の筋模様があるシャクガ。
オオバナミガタエダシャク   シャクガ科エダシャク亜科、 48-64mm、 6-9月、
灰色地に灰褐色の細かな模様が入った翅を持つシャクガ。
翅の中央部の褐色線は、波形になっている。

ハミスジエダシャク  シャクガ科エダシャク亜科、 32-60mm、 5-9月、
地色や条の濃淡があり、判断するのに苦労します。もしかしたら間違っているかもしれません
チョット見では樹木に同化して分かりません、回り込んで頭があるのを確認しました。

カノコガ  ヒトリガ科カノコガ亜科  30-37mm、 6-9月、
黒地に白い紋が散りばめられた細めのはねを持つガ。白紋の部分は半透明

キムジノメイガ  ツトガ科ノメイガ亜科   28-35mm、 5-8月、
その名のとおり全体が黄色一色。雑木林の林縁などで見られ、灯火にもよく飛来する。

キンモンガ  アゲハモドキガ科  32-39mm、  6-8月、
黒地に薄黄色の紋が目立つガ。紋が白っぽい個体もいる。
昼間に活動し、翅を広げてとまっていることが多い。
蛾ではきれいな方だと思いますが、よく見かけます。
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庭の花(6月-5)夏向きの花が多くなりました。ストケシア、ガイラルディア、他

2020-06-28 | 自宅の花
庭の花も夏向きの暑さに強く、開花時期が長い花ばかりになりました。

ストケシア         別名:ルリギク(瑠璃菊)
キク科ルリギク属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、
花茎の上部が3~4本に分かれてその先に花径7cm程の頭状花を1輪ずつ咲かせます。

ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)   別名:クロコスミア、モントブレチア
アヤメ科ヒオウギズイセン(クロコスミア)属、球根植物、南アフリカ原産、花期:7月~8月、
ヒオウギズイセンとヒメトウショウブとの交配種。
一般的にヒオウギズイセンと呼ばれるワトソニア属の園芸品種とは関係がない。
抜いても抜いても広がっていきます。繁殖力は旺盛です。

マルバマンネングサ(丸葉万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属、多年草、花期:6月~7月
葉は対生し、倒卵形またはさじ形で長さは7〜10mm、先は丸く基部は柄状になる。
茎頂に集散状の花序をだし、黄色の花をつける 
花弁は5個、披針形で長さ4〜5mm、平開する。

トレニアカタリーナ
アゼトウガラシ科ツルウリクサ属、多年草、花期:春~秋、半這い性。
暑さに強いトレニアで真夏でも次々と開花する。

エキナセア シャインスピリット
キク科ムラサキバレンギク(エキナセア)属、多年草、北米原産、花期:晩春~秋、
エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、
そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。
くっきりした花形で存在感があり、花の観賞期間が長いのが特徴です。
花色や花形のバラエティに富んだカラフルな品種が出回っています。 咲き始めた所です。

ガイラルディア ガリア
キク科テンニンギク(ガイラルディア)属、多年草、花期:春~秋
夏の暑さにも強く、早春から秋までボリュームのある花を次々に咲かせてくれます。



鑑賞用トウガラシ(オニキスレッド)
ナス科トウガラシ属、1年草、メキシコ南部原産、花期:7月~9月
トウガラシにはたくさんの種類が存在します。
実の形状も種類によって様々で、細長いものから丸いものまで様々。
ピーマンやパプリカも辛味のないトウガラシの一品種です。
『オニキスレッド』は、丸いビーズ状の可愛らしい実をたくさん付け、
実の色は黒色から鮮やかな赤色へと変化していきます。
トウガラシとしては珍しい特徴的な黒葉で、赤い実とのコンストラストがとても美しい。 

サルビアガラニティカ(メドーセージ)
シソ科アキギリ(サルビア)属、多年草、南米原産、花期:5月~11月
茎の上部、または枝先に花序を出し、10数個の花を穂状に咲かせます。
花序は20~25㎝程度の長さになり、花はシソ科やゴマノハグサ科の植物に多く見られる唇形花です。
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散歩中に出合った花木(6月)

2020-06-26 | 樹木(花木)
今日も暑い一日でした、6月に撮った花木の花から投稿洩れしたのを幾つか選びました。
しかし、木の花を見ただけでは木の名前を知ることは出来ず混乱しています。

タチバナモドキ(橘擬)     別名:ピラカンサ/ホソバトキワサンザシ
バラ科トキワサンザシ属、常緑低木、中国原産、花期:5月~6月、
花を見てピラカンサの名前を知るのは無理ですが、棘と葉の形と葉裏からこれにしました。
枝の先端はトゲ状に、葉は狭長楕円形。花径8mmほどの白色の5弁花。

ネズミモチ(鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属 、常緑低木、花期:6月、
枝の先に花序を出し、白花を多数開く、長さ5-6mmの筒状漏斗形で半ばまで4裂し、裂片は平開する。
雄しべは2個。雄しべと花柱は花筒から少し突き出る。
イボタノキの花ともよく似ているが、雄しべ2個が花筒より飛び出ていりので。
 

サンゴジュ(珊瑚樹)
レンプクソウ(スイカズラ)科ガマズミ属、常緑高木、花期:6月~7月、
夏から秋に赤く熟す実を海のサンゴに見立てて珊瑚樹と名付けられた 。
円錐花序に白色の小花を多数付ける。直径6~8mmの白い小さな筒状の花 。
一つ一つの花は花冠の上部で5枚の花びらに分かれ、一枚一枚の花びらが反り返るので、
花からは長い雄しべが突き出しています。

シロバナヤエウツギ(白花八重空木)
アジサイ科ウツギ属、落葉低木、花期:6月~7月、
幹や枝は中空です。枝先に円錐花序を出し、花序には星状毛が密にはえ、
花は鐘形の八重咲で、白色です。萼には星状毛が密にはえます。
5月に撮ったものですが、比べる意味で載せておきます。バイカウツギ20/5/22投稿済。
ウツギ(空木)            ▼ハコネウツギ(箱根空木)  
 

ミツバウツギ(三葉空木)の実
ミツバウツギ科ミツバウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月
名はウツギであるが、実際は空木ではない。芯には白い髄が詰まっている。
果実は蒴果で、折り紙の奴さんの袴に形はそっくり。
偏平で膨らみがあり、中には1~3個の淡黄色の種子がある。


モッコク(木斛)
ツバキ科モッコク属、常緑高木、花期:6月~7月、庭園樹。
枝の上部に長い花柄のある白色の小花を下向きに開く、花径1cmほどで花弁は5個。


バラ(薔薇) ’ピンクカクテル’
バラ科
つるバラでトゲが少ない四季咲きのバラ、ピンクの花で中心が白色。

アカメガシワ(赤芽柏)    別名:ヒサギ(久木)、ゴサイバ(五菜葉)
トウダイグサ科アカメガシワ属、落葉高木、花期:7月頃、雌雄異株。
葉の伸び始めは鮮やかな赤色で美しい。
枝先の円錐花序に、花弁の無い小さな花を多数付ける。雄花は淡黄色で、多数の雄しべがある。
雄花の目立つ頃に、雌花を探しても、なかなか見つからない  


ジョウザン(常山)    別名:ジョウザンアジサイ
アジサイ(ユキノシタ)科ディクロア属、落葉低木、中国、台湾原産、花期:5月~6月、
つぼみは初め白色であるが、のちに淡青色となる。
萼(がく)は淡青色の杯(さかずき)状で長さ約4ミリメートル。
花弁は5~6個で青色、開花後は反曲する。雄しべは10~12本で青色、雌しべは1本で青色。

カリステモン ホワイトアンザック   別名:キンポウジュ(金宝樹)、ブラシノキ、
フトモモ科カリステモン属、 常緑小高木、オーストラリア原産、花期:春~秋
四季咲き性で円筒状の白い花を付ける。

コムラサキ(小紫)   別名:コムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属、落葉低木、花期:6月~7月、
根元に近い方から順次開花し 先端に咲き向かう。 それを追うように実をつけていく。 
ムラサキシキブとの違いは、私は、おまかにこの2つで判断している。
ムラサキシキブは、実の付き方がまばらである。花や実が葉柄の付け根についている。
コムラサキは、実はびっしりと見栄えよくついている。
花や実が葉柄の付け根からほんの少し離れてついている。 
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草藪昆虫園より、チョウ目中心の幼虫達。

2020-06-24 | 昆虫
梅雨の気分が憂鬱な時に昆虫の幼虫を投稿する(?)
益々憂鬱になりますと言う方、昆虫の苦手な方はスルーパスして下さい。
このところ撮ったのを幾つか取り上げますが、私には荷が重すぎて、
名前を特定するのに梃摺っていまが、分かる範囲での投稿です。

クロアゲハ  アゲハチョウ亜科  体長(終齢)55mm前後、
アゲハチョウの5齢幼虫には大きな目玉模様とその間に幾何学模様があり、
非常に不思議な模様を構成しています 。
目玉模様やその間の模様はヘビに似せているのだと書かれている本もあります 。
ナミアゲハの幼虫と思っていましたが、腹部第6節の黒い帯が背中でつながり、
4から5節の斜めに延びる帯の模様が違いクロアゲハとしました。

▼アゲハ類の若齢~中齢幼虫
それにしても若齢幼虫は5齢幼虫と違って鳥の糞によく似ています。

ベニスズメ  スズメガ科  体長(終齢) 75mm前後
ベニスズメと言う野鳥もいるので、区別するためにベニスズメガとよばれることもある。
大形の蛾の一種の幼虫。
ベニスズメはスズメガの仲間の中でトップクラスの美しい翅を持つ事で知られていますが、
 成虫の美しさからは想像も出来ない程、地味でグロテスクなヘビのような容姿をしている。
 
 
アケビコノハ  ヤガ科  
これも大形の蛾の一種の幼虫。体前部に大きな目玉模様があります。
刺激を与えると、目玉模様が目立つように姿勢を取り、威嚇します。
名前の通り幼虫は、アケビ、ムベ、ヒイラギナンテンなどの葉を食べる。
我が家のムベの木の陰にいました。これから成虫も探して見るようですね。


ツマグロヒョウモン タテハチョウ科ドクチョウ亜科   体長(終齢)43mm前後、
タテハチョウ科の昆虫で、その中でもヒョウ柄が特徴的なヒョウモンチョウ もよく見ますが、
この幼虫も赤く目立つので良く見ます。
南方系のチョウだが、幼虫がパンジーなどスミレ類を広く食べることから園芸植物にまぎれ、
温暖化もあり広がったようです。

ヒメシロモンドクガ  ドクガ科「姫白紋毒蛾」と書き、毒蛾の一種だが毒を持たないらしい。
ヒメシロモンドクガの幼虫。黒地に黄色と朱色の斑紋があり、体の所々に立派な毛束を持って美しい。
体長は35~40ミリ。体色は淡褐色~黒褐色で、背面に黒色の広い
帯状筋があり、それを挟むように1対の橙色の筋が伸びる。
黒色の帯状筋には白~黒褐色のブラシ状の毛束が4つある。

キクキンウワバ   ヤガ科 体長 40mm
若齢幼虫の体色は緑色。体に黒い点が多く見られるのが特徴 、単独生活する。
幼虫はゴボウ、イラクサ、ニンジン、キクなどの葉を食べる。
 


クワゴマダラヒトリ   ヒトリガ科  41-48mm、よく見る幼虫です。
ヒトリガの「ヒトリ」は「一人」ではなく「火取」と書きます。これは、
ヒトリガの仲間の多くに走光性があり、光に集まってくる習性から名付けられました。 
幼虫は小さい頃は糸を吐いて巣を作り、そこで集団生活をするので「クワの巣虫」の別名もある。 
大きくなると、頭部は赤黒のものや、全体が黒っぽくなるものなどがいます。
激しく毛が生えているので怖そうに見えます 。
クワの名が付いていますが、かんきつ類、果実の樹木、周辺雑草など多くの植物で見られる。 

 
マイマイガ ドクガ科   体長(終齢) 60mm前後
要注意(初齢幼虫にのみ少量の毒針毛があるとされる)
マイマイガは、約10年周期で大量発生し、一度大量発生すると2~3年は続くといわれています。 
幼虫は山の木々の葉を食べ尽くし、成虫は森林から市街地へと大量飛来し、
照明や建物の外壁に群がる様子が、テレビや新聞で大きく取り上げられているようです。


ウスベニオオノメイガ  ツトガ科  30mm前後 6-10月
幼虫はクヌギ、コナラ、クリなどブナ科を食べる。

シモツケマルハバチ  ハバチ科  17mm
シモツケの葉を食べている時期は淡黄色でやや透明感がある。 
花を食べ始めると、花色に染まり、しだいにピンク色になるという。
このイモ虫はハチの幼虫でした。 

▼ハバチ類の幼虫
(サクラセグロハバチ?)
(サクラセグロハバチの幼虫は 、最大体長15mm程度、頭は淡黄色、体は緑色を帯びた灰白色、葉裏で丸まっていることが多い)
 
ハバチ類の幼虫
 
▼ヤガ科の一種

▼カブラヤガ(ネキリムシ)の幼虫?  ヤガ科
野菜や花の苗を植えた翌日株元を切断されたりの害虫。
 

蛹から脱皮しているように見えますが、、、名前まではたどり着いていません。
蛹から羽化  ハエになるのかも??

▼ミノムシの幼虫?? 蛹から羽化??

▼チャノミガ(ミノムシ) 巣の大きさ30mm前後、▼クロツヤミノガ(ミノムシ) 大きさ35mm前後
少し虫が顔を出して動いていました。

<1口メモ>
幼虫とは、
一般には昆虫類をはじめクモ類,多足類など陸生節足動物の幼生全般についていう。
しかし,厳密には特に完全変態をする昆虫類の蛹になる以前の段階の幼生についてのみいう。 
幼生とは、成体とは異なる体形で独立した生活時期を示すこと。
昆虫は最も種類の多い動物と言われますが、変態という特徴によって、
もっと多様な姿を見せてくれる動物なんです 。
変態に於ける成長段階で色々な形があります。卵➡幼虫➡蛹➡成虫。

イモムシと毛虫に明確なちがいはありません。
体の表面に毛が少ないものをイモムシ、毛やトゲが多いものを毛虫と呼びます。
そしてどちらともつかないものも存在します。
また、蛾の幼虫だけが毛虫と思われがちですが、チョウの幼虫にも体が毛やトゲにおおわれる種がいます。
尚 青虫とは、チョウやガの幼虫のうち、長い毛で体を覆われておらず、緑色のもの。
緑色でないものを含めイモムシ(芋虫)といい、長い毛で体を覆われているものをケムシ(毛虫)という。 

うぅ~ん、完全変態、不完全変態と複雑でこんがらがってきました。

中途半端なものになってしまい、宿題としましたが、
いずれ又今回投稿漏れにしたもの含めて、再度挑戦してみます。お粗末様でした。
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庭の花(6月-4)庭植え。鉢物、センニチコウ、アリオギネ、ペンタス、他

2020-06-22 | 自宅の花
今日も梅雨空で鬱陶しい日でした、6月の庭の花から幾つか取り上げました。

センニチコウ(千日紅)
ヒユ科センニチコウ(ゴンフレナ)属、1年草、多年草、熱帯各地原産、花期:5月~11月、
センニチコウの仲間は、花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。
千日紅という名前の由来は、苞の色が褪せにくいことから。
日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。  
 


球根ベゴニア
シュウカイドウ科シュウカイドウ(ベコニア)属、多年草、アンデス山脈原産、花期:6月~10月、
球根ベゴニアは、たくさんあるベゴニアのなかでも最も華やかな園芸品種群 。


アリオギネ ’ブルースター’   別名:ブルーハイビスカス
アオイ科アリオギネ属、常緑低木、花期:6月~9月、
アリオギネとブルーハイビスカスを交配した新品種。
青紫色の美しい花を咲かせます。 
枝葉が特徴的で、とても軟らかくまた折れやすく細い線形です。


ペンタス     別名:クササンタンカ
アカネ科クササンタンカ(ペンタス)属、常緑低木、熱帯東アフリカ原産、花期:5月~10月、
春から秋まで長期間開花し、暑さに負けずによく開花します。本来は低木状に育ちますが、
タネから育てる矮性に改良された品種が小型~中型の鉢物や花壇苗としてよく普及しています。

レモンベルガモット(モナルダ)
シソ科ヤグルマハッカ属、1年草、宿根草、北米原産、花期:5月~6月
ベルガモットの近縁種で、濃い紫の花を初夏から夏に咲かせ美しく観賞用に最適です。
葉は涼しげなレモンの香りと風味があり、料理やハーブティーに利用されます。
普通良く言うモナルダと違い、咲き方が独特で、ダンギクのように階層状に花が咲きます。

セロシア’アジアンガーデン’
ヒユ科ケイトウ(セロシア)属、1年草、花期:6月~10月
槍のようにとがったピンク色の花を秋までたくさん咲かせます。


サルビア・ネモローサ   別名:シュッコンサルビア’ニューディメンション’
シソ科アキギリ(サルビア)属、多年草、欧州、アジア原産、花期:5月~6月、
花期になると、茎の頂部に花序を出し、小さな花を穂状に多数咲かせます。
花はシソ科の植物に多く見られる唇形花です。 
花は、 長さ1cm、径2cm程度、花序は密に、下から上に咲き進みます。

プルンバーゴ      別名:ルリマツリ
イソマツ科プルンバーゴ属、常緑低木、多年草、南アフリカ原産、花期:5月~11月、
熱帯花木で、多くの植物がひと休みする夏に 、涼しげな青色の花が魅力です。

ラムズイヤー   別名:ワタチョロギ
シソ科イヌゴマ(スタキス)属、多年草、温帯、亜熱帯原産、花期:5月中旬~7月、
ラムズイヤーの白い毛で覆われた葉は、ぬいぐるみのように心地よく、
柔らかな手触りで、lamb's ear(羊の耳)の名前にぴったりです。

庭の花としましたが、一部低木が入ってしまいました。(花と思っていたら木の分類でした)
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草藪昆虫園より(6月)クモ目よりオニグモらしきものを初めて見ました。

2020-06-21 | 生き物(虫)
STAY HOMEで撮った昆虫が大分たまりましたが、今回は昆虫ではない蜘蛛から
幾つか取り上げました。
蜘蛛の巣にかかった虫を見つけた時に、助けた方が良いのか、クモの味方するのか、
迷ってしまいますね。
必死にもがいて逃げて行った時はホットするのも事実です。
それではクモは益虫ですか?、それとも害虫ですか?
ゴキブリやハエ等を害虫を食べてくれるのは益虫ですね、しかし
セアカゴケグモのように毒を持つクモは勿論害虫です。
一般的にはクモは余り人に好かれないようですので追い払うだけですかね。

チュウガタコガネグモ(中型黄金蜘蛛)
コガネグモ科     大きさ ♀17mm前後、♂5mm前後、 時期 5-9月
腹部の黄色線が中央部で斑紋状になったコガネグモの仲間。
腹部の模様は見ようによっては人面のようにも見える。
林の周辺や草原などに、X字形の白い隠れ帯をつけた円網を張り、その中央部に脚を2本ずつそろえてとまる。
 

オニグモ(鬼蜘蛛)
コガネグモ科、   ♀20-30mm、 ♂15-20mm、  6-10月、
灰黒色の大きなクモ。腹部両肩がやや尖っている。腹部背面には葉状紋がある。脚が毛深い。

ササグモ(笹蜘蛛)
ササグモ科、 ♀ 8-11mm、 ♂ 7-9mm、 5-8月、 
黄緑色~黄褐色で、腹部に赤色と白色の美しい模様があるクモ。脚にはえている黒い毛が目立つ。
草の間を素早く徘徊し、巧みにジャンプして獲物を捕らえる。


ウヅキコモリグモ
コモリグモ科    ♀5.5-10mm、♂5-9mm   1年中、
子グモを背中に背負う習性があるコモリグモの一種。

▼ヤミイロカニグモ?   カニグモ科 10mm程度

▼イオウイロハシリグモ?

オオシロカネグモ(大銀蜘蛛)
アシナガグモ科  ♀13-15mm、 ♂8-12mm、  7-9月、
細長い卵形の白っぽい腹部をもったクモ。腹部には、黒い縦筋が入っており、
この筋はを刺激を与えると太く変化する。脚は長くて緑色。
撮ろうとしたら葉の後ろに隠れてしまいました。幾らか縦筋が太くなっていますか?

コシロカネグモ(小銀蜘蛛)
アシナガグモ科、 ♀9-11mm、♂6-8mm 、脚の付け根が赤い。


コアシダカグモ(小脚高蜘蛛)?
アシダカグモ科    ♀20-25mm、♂15-20mm、 1年中、
褐色で、全身にまだら模様がある徘徊性のクモ。脚には、小さな白点がある。

ヤミイロカニグモ(闇色蟹蜘蛛)
カニグモ科   ♀6-8mm、 ♂5-6mm、  4-9月、
このクモは網を張らず、下草の葉の上で獲物を待つタイプです。
♂はもっと黒いですから写真は♀です。

アシブトハエトリ

マミジロハエトリ
ハエトリグモ科、  ♀7-8mm、 ♂6-7mm、 5-8月、
メスの頭胸部は黒色で後縁や側縁が灰白色。腹部は灰褐色で不明瞭な条紋がある。
オスは、頭胸部が光沢のある黒色で、前面によく目立つ白色の横帯がある。腹部は茶褐色。
 ♀です
例によって虫の名前には余り確信がありませんので間違いを指摘して頂けたら幸いです。
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庭の花木(6月-2)”小さなアジサイまつり”です。

2020-06-19 | 花の写真
梅雨のこの時期は、紫陽花が良く似合う。
庭のあちこちからアジサイを集めてみました。

梅雨どきの彩りの主役
アジサイ(紫陽花)   
アジサイ科アジサイ属、落葉低木、花期:5月~7月、
アジサイは、日本固有種のガクアジサイから変化した園芸品種で、花序の全てが、
装飾花(萼片が弁化したもの)となり、球状に集まって咲く品種群を指します。
欧州で改良された品種群(セイヨウアジサイ)は、一般にはハイドランジア名で流通している。
アジサイの種類は豊富ですので、ここでは全て良く分かっていませんので省略します。
我が家に来た赤いアジサイもしばらくするとブルーに変わってしまいます。
花色は土地のPH(酸性度)によって変化します。
アルカリ土壌だとピンクに、酸性土壌だと淡いブルーまたは淡い紫を発色します。 

 ガクアジサ  (スミダノハナビ 墨田の花火) 
   
                                                                   (ダンスパーティー)

ヤマアジサイ  (シチダンカ 七段花)     (クレナイ 紅)

 

外側にあるのは、装飾花で、本来の花は中央部分に小さな5枚の花弁と雄しべ、雌しべを持つ両性花です。 




     



家の庭から隣を見てもアジサイの木いろいろあります。
 

オマケは、
同じ町内にある道路脇のアジサイの土手です。
上写真の右側部分です。   
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水辺の生き物、カエル3体(ニホンアマガエル、ヒキガエル、ウシガエル)、他

2020-06-18 | 生き物
家から10分程歩くと田んぼが有る所があります。
水辺の生き物でも探して見るかと、6月に入り行った時は水を取水したばかり

田の水は汚れて、ニホンアマガエルが泳いでいる位でした。
もっとも数が多く、梅雨頃に田んぼでゲロゲロ大合唱しているいカエルです。 
モリガエルやアオガエルに似ていますが、鼻孔~眼~肩にかけて黒い条線があるので区別。

先日又行って見たら田植えがしてありました。
田の縁に小魚が結構な数が浮かんでいました。
農薬?ではないと思いますが、浅いところで酸欠になったか?原因は不明です。
畔のスイバの葉の上に こんな巻貝?が張り付いていました。(モノアラガイ?)

近くの水路には、カワニナ?      こちらはアメンボ(ナミアメンボ)
                  よく見るとこちらはペアになっている。
こちらは、最初は良く分からなかったがヤゴ(トンボの幼虫)の抜け殻のようです。

庭の池で今年は度々見るヒキガエル、今迄も来ていたのかもSTAY HOMEで家にいるからか、


お寺の池にはウシガエルが、産卵を終わり、オタマジャクシを見守っているのか?
   右:映りは良くないですが、岸の石に5cm位のオタマジャクシが見えました。

近くの川には、ミドリガメ(正式名:ミシシッピアカミミガメ)現在帰化動物として問題になっている。
まだそれほど大きくなかったですが耳横に赤い線が見えました。
橋上からで最初は良く分かりませんでした。

直接水辺の生き物と関係ありませんが、
珍しい(?)カタツムリを見ました、何が珍しいか分かりますか?
普通によく見るのは、こちらです。
殻の口が右にあるのが右巻き、左にあるのが左巻きです。
 実は、カタツムリには右巻きと左巻きが共存する種類はほとんどなく、多くの種は右巻きなんです。 
カタツムリを捕食する生物は多数派の右巻きカタツムリを食べやすいようにアゴ、
口が進化しています(右の歯が多いなど)。 
つまり、左巻きカタツムリは結果“食べにくい”となり、その寿命が長くなっています。
 ちなみに、東南アジアではカタツムリを食べるヘビが多いため、ヘビに食べられないように
左巻きのカタツムリの割合が高くなっています。
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庭の花(6月-3)夏にはやっぱりヒャクニチソウ、ニチニチソウ、

2020-06-17 | 自宅の花
園芸品種の花ばかりになりました。
長く咲き続けてくれるので、ゼラニウムなどと庭の花を盛り立ててくれる。

ジニア     別名:ヒャクニチソウ(百日草)
キク科ヒャクニチソウ(ジニア)属、メキシコ地方原産、花期:5月~11月、
ジニアと呼ばれて花壇やコンテナなどに適した矮性の品種がたくさん流通 。
百日」というだけあって開花期間が長く、次々と咲き続けます。 

 

 
 

ニチニチソウ(日々草)   別名:ビンカ
キョウチクトウ科ニチニチソウ属、1年草、花期:5月~11月、
日本の夏は高温多湿でほとんどの花の開花が難しいなか、貴重な夏の草花です。
ビンカと呼ばれることもありますが、じつはビンカは別属のツルニチニチソウ属の学名です。 
毎日咲き続けて花が絶えない日々草。 
ニチニチソウ’夏花火’  花径2~3cmの可愛らしい花の小輪タイプ

どちらも白い葉が魅力の花です。
シロタエギク  別名:セネシオシネラリア    ▼セントーレア・シネラリア
キク科セネシオ属、宿根草、花期:5月、    キク科ヤグルマソウ属、宿根草、花期:5月
   
 
セントーレアシネラリアの花は、黄色い花ですが、ピンク色ならまるでアザミの花にそっくりです。
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