花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

小さな虫も頑張って生きている。キンバネチビトリバ、ヒゲナガカメムシ他。

2022-08-31 | 昆虫
またまた地味な昆虫からです。
全て小さな虫ですので、トリミングしてますので大きさを感じにくいかもしれません。
又写真技術が不足ぢているので、ピントが甘いですが容赦して下さい。

キンバネチビトリバ
チョウ目トリバガ科 大きさ(開張) 12-14mm   時期 4-9月
橙褐色の美しいトリバガの仲間。
トリバガの仲間  名前は未定  エゾギクトリバ?   ヒルガオトリバ?

ヒゲナガカメムシ(髭長亀虫)
カメムシ目ナガカメムシ科  8-9mm   4-10月
食物は、イネ科の植物、 イネ科オヒシバの花穂に止まっていたものです。
全体に茶褐色、前脚は太く、触覚が長い。

似たものにクロスジヒゲナガカメムシがいるが、もう少し黒いようですのでこちらにした。

ヒトスジシマカ(一筋縞蚊 )
ハエ目カ科ナミカ亜科  4.5mm前後  4-11月
植木鉢の受け皿に溜まった水のような小さな水溜りでも発生するので人家の近くでも見かける。 
蚊一般に当てはまることであるが、吸血行動は雌が産卵の栄養にするために行うものである。
したがってオスは血を全く吸わないが、メスとともに人体に飛来する。
因みに蚊は、1回の吸血で体重の2~3倍になります。
蚊の体重は2~2.5mgあまり多く吸い重くするとよく飛べなくなったりする(?)
腹が一杯になると3日位は、動物に見向きもしない様になるようです。


ミズヒキの花を撮ろうとすると、こんな小さな花蜜?を吸っていた。
もう少し全体を写したくて腕に止めて撮ってみた。

??   ジュウシホシテントウ (04/9/2訂正)
甲虫目テントウムシ科  3-4mm
ヒメジョオンの花径が2cm位だとすると約4mm位の大きさの虫です。
テントウムシに似ていますが、似た模様ものが見つかりません。
マクガタテントウが近そうですがちょっと違うようです。

 
*ジュウシホシテントウは、頭部からお尻にかけ4個、4個、4個、2個と14個の斑紋があります。
しかし、斑の一部が消失し斑紋が少ない個体があり、色も白やオレンジ色なども見られるとありましたので、
間違いないと判断しました。himesijimiさんありがとうございました。

ヤブクロシマバエ
ハエ目シマバエ科  5mm前後  6月頃
おおよそ気温が25℃前後になると、ハエは最も活動的になり卵を産みつけます。 
頭部と腹部が黒色で、翅が黄色の特徴的なハエ。


クサギカメムシの幼虫(2齢)
カメムシ目カメムシ科   16mm前後  4-11月
細かいまだら模様のある暗褐色のカメムシ。 
幼虫は、黒褐色の格子模様でトゲトゲがあり、いかにも装甲している雰囲気ですが、2,3齢位と思われます。
3mm位からどんどん大きくなり、5齢まである。これは数mm。
幼齢期にはかわいらしいのに、脱皮を繰り返し成虫になると、
全身が暗褐色で黄褐色の斑点やまだらがある全く違う成虫になります。
 
昨年撮影のクサギカメムシ成虫。

今回はこの辺でお終いにします。
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規則正しく並んだ眼状紋が美しいセスジズズメ幼虫、チョウ目蛾の幼虫編。

2022-08-29 | 昆虫
イモムシが好きでない方が大半と思います。嫌いな方はパスして下さい。
それでも中にはこんな文様の芋虫もいます。よろしかったら見て下さい。

初夏から秋にかけて見かける茶色い蛾,セスジズズメの幼虫
セスジズズメ
チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科  体長(終齢)80mm前後 発生時期 6-10月
セスジズズメはスズメガの仲間で、まだ写真に撮ったことはないです、いつかは撮りたい。
幼虫は、よく見かけるのですが、私はキレイだと思って気にいっています。
幼虫にはなぜあるのか分からない尻尾があり、歩くたびにぴこぴこと
上下に動くので「ぴこぴこ虫」とも言われ愛されています! 

害虫としての面を持ち、幼虫はとても食欲旺盛なためこのセスジスズメが原因で
畑が全滅することもあるのだとか。駆除を進めています。
サツマイモ、ヤブガラシ、ノブドウ、ホウセンカ、サトイモなどの植物の葉を食べます。
しかし、幼虫・成虫共に毒は持っておらず無害です! 触っても大丈夫です。

終齢幼虫

若齢幼虫大きさはかなり小さい。
成虫を余り見ないのは、幼虫がバリバリ食べる大食漢なので駆除対象だからかもしれませんね。

蛾は完全変態ですので、幼虫→蛹→成虫となりますので、蛹で越冬します。
セスジズズメの蛹(サナギ)と思っていたのですが、検索してみると、
エビガラスズメ、クロメンスズメ等にたものがいますので未定です。


クロキシタアツバ
ヤガ科  25mm前後  6‐10月
イラクサ科(ヤブマオ,カラムシ,アカソ)の葉を食べる。
成虫は、こんな感じの蛾です。
この写真はタイワンキシタアツバでクロキシタアツバとは黒褐色の三角部分が台形に近いだけです。


フクラスズメ
ヤガ科ウスベリケンモン亜科  65mm前後  6-11月
幼虫は、イラクサ、カラムシなどの葉を食べる。
イラクサなどの葉が虫食いだらけになっていたら子の芋虫を探せば必ずいると思います。
敵の気配を察すると激しく体を揺する習性がある。見ていても非常に面白い?
幼虫を投稿する時の定番の幼虫ですが、成虫は撮ったことがないです。
ヤガ科つながりで近い蛾?の感じはとして載せておきます。
未定のものです。
スズメと名前がついているのにスズメガ科でなかったのですね。
和名 は、 スズメ が 羽毛 を逆立てて冬の寒さに耐える様を「ふくらすずめ」と呼び、
丸っこくて毛に覆われた様子をこのガに当てはめたもののようです。
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散歩中の野草花、ミゾカクシ、ベニバナボロギク、コマツナギ、イチビ、他。

2022-08-28 | 野草(花)
8月の散歩途中で撮ったものです、ボツ写真にしていましたが、
幾つかありましたので、アップしておきます。

ミゾカクシ(溝隠)
キキョウ科ミゾカクシ属、湿性植物、花期:6月~10月、
田の畔に筵敷したように生えることからアゼムシロとも言う。
名の由来も溝を隠すほど茂ることから付けられたようです。

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)
キク科ベニバナボロギク属、1年草、アフリカ原産、花期:9月~11月、
花序全体が下向き、花冠の先はオレンジ色、下部の葉は羽状に切れ込む。

コマツナギ(駒繋)
マメ科コマツナギ属 落葉小低木 花期:7月~9月
道ばたなどの日当たりがよく、やや乾いたところに群生する。
葉は奇数羽状複葉。小葉は7〜13個あり、長楕円形。葉腋に長さ4〜10cmの総状の花序を出し、  
淡紅紫色の花をやや密につける。花は花序の下から咲き上がる。

イチビ(莔麻 ) 別名:キリアサ(桐麻)、ボウマ(莔麻) 
アオイ科イチビ(アブチロン)属、1年草、インド原産、花期:7月~9月、
花は上部の葉腋につき、黄色で直径約2cm。若い果実、14個の分果がある。
雄しべの下部は合着してまるく袋状になり、その基部は花弁と合着している。
繊維をとるため古く中国を経て渡来したが、今では荒れ地などに野生化している 。
強い異臭をもちます。イチビ の由来は諸説あり判然としない。.
着火用の火口として利用されてきた歴史からウチビ(打火)、いち早く燃えるのでイチビ(痛火) 。 

オオセンナリ(大千成)
ナス科オオセンナリ属、1年草、南米原産、花期:6月~10月、
葉には小さな刺がまばらにあります。
花は葉腋に単生し、径3cmの浅いカップ状になります。
花色は淡い青色~淡い紅紫色で中心部は白色です
果実は径1.5cmで球形の乾いた液果で、萼が発達して果実を包みます。
虫に喰われたか?開いていましたので、
実も熟すと緑色から薄茶色になります。

クロホオズキ(黒鬼灯、黒酸漿)
ナス科オオセンナリ属、1年草、花期:7月~9月、
茎はよく枝分かれして、黒紫色を帯び、直立します。
葉には黒い小さな刺がまばらにあります。
果実は乾いた液果で、黒紫色の萼が発達して果実を包みます

似た花ということでボツ写真から取り出したので実の様子が良く分かりませんですね。
右写真の花の下側に少し見えています。

これらに似たセンナリホオズキもありますが、花は黄色です。
センナリホオズキ、クロホオズキの実は、20/11/12野草(実)を参照して下さい。
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水辺、湿地の植物、ハス、コガマ、フトイ、イヌホタルイ、他。

2022-08-26 | 野草(花)
身近な所でハスが見られる所はあまりなく、散歩中チョット立ち寄って見たら
既に実になっているのが多かったので、慌てて翌日の午前中に出掛けて1輪のみ
を撮ることになりました。
1輪のみでは寂しいので、合わせて水辺、湿地に生えている植物を集めました。

ハス(蓮
ハス科ハス属、多年性水生植物、インド原産、花期:7月~8月、
水底の土中に、塊茎をつくり、そこから葉と花茎を水面に伸ばす水生植物 。
葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる(ロータス効果)
地下茎は「蓮根」(レンコン、はすね)といい野菜として食用される。
・早朝に咲き、昼には閉じる、・3~4日間咲き、最後は閉じることなく散っていく 

ポンテデリア・コルダータ
ミズアオイ科ポンテデリア属、多年性抽水植物、北米東部原産、花期:5月~10月、
ホテイアオイの仲間ですが、ホテイアオイは水に浮いていますが、本種は水中の土壌に
根を付けます。
ホテイアオイのような穂状花序に淡い青紫色の花を咲かせます。


コガマ(小蒲)
ガマ科ガマ属 多年草 花期:6月~8月
ガマに似ているが、全体的に小形で、茎の高さ1-1.5mで、雌花穂の長さ6-10cmあり、
その上部に雄花穂がつながっている。

フトイ(太藺 )  
カヤツリグサ科フトイ属、多年草、花期:7月~10月、
湿地や池等に群生する大柄な植物。
節から名前のように径1-2cmの太くて丸い茎を立て、高さ80-200cmになる。
茎の先に散房状に花枝を出し、小穂を数個又は1個付ける。

イヌホタルイ(犬蛍藺)
カヤツリグサ科ホタルイ属 1年草 花期:7月~10月
最も普通にみられる雑草が「イヌホタルイ」です。
花序は側生し、小穂が2〜9個集り、頭状。苞葉の葉身は1枚、稈に続き、
正面に浅い溝があり、小穂は挟卵形、長さ9〜18mm、幅3.5〜5mm。
イヌホタルイ・コウキヤガラ・クログワイ・タイワンヤマイなど多くの湿地植物の総称として、
ホタルイと呼ばれることもあります。

メリケンガヤツリ  
カヤツリグサ属、 1年草、熱帯アメリカ原産 花期:6月~11月、
熱帯アメリカ原産の帰化植物。要注意外来生物、カヤツリグサの中では大型種、
花序は多数の小穂が頭状に集まったもの、あるいはさらに短い枝が伸びてその先端にも頭状に小穂が集まる。
小穂は長さ5-15mm、長楕円形でやや卵形に近く、左右から偏平。全体に緑色。 

タマガヤツリ(玉蚊帳吊)
カヤツリグサ科カヤツリグサ属 1年草 花期:8月~10月
名は花穂が球形となることによる。
花序は単一または複生、通常長さが異なる数本の花序枝の先に頭状の分花序をつける。

水辺の花としたが、水性植物の分類をまとめておく。
水性植物とは、(代表的な植物:水芭蕉、イグサ、サワギキョウ、ミズカンナ、サギソウ)
湿地や沼、川岸など淡水の水中または水面に生息する植物の総称で、
種で増える種子植物と、胞子で増えるシダ植物、コケ類を含みます。 
抽水植物:(:葦(アシ)、ガマ、ヨシ、ミズアオイ、フトイ、カキツバタ)
根が水中にあり、茎や葉っぱを伸ばして水面に出します。背の高くなるものが多く、
川や池などの水辺を広く覆う植物が多いです。
浮葉植物: (:睡蓮、アサザ、ウォーターポピー、ミズヒナゲシ)
水の底に根をはり、長い茎を伸ばして葉を水面に出して浮かべる植物のことです。
花も水面に咲くものが多くあります。
 浮遊(浮水)植物:(ホテイアオイ、ボタンウキクサ、サンショウモ、ウォーターレタス)
葉に浮袋があることで水面に出ることができる植物で、株全体が水に浮かんでおり、
根をはらずに漂って育ちます。 
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どちらかな似た野草花 ヒルガオとコヒルガオ、センニンソウとボタンヅル、他。

2022-08-25 | 野草(花)
何年経っても似た花は迷ってしまいます。
繰り返し投稿していけば身につくかもしれませんので、再びです。

*ヒルガオとコヒルガオは葉の形から
ヒルガオ(昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属、つる性多年草、花期:6月~8月、
夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
奈良時代に朝廷が派遣した遣唐使が、中国(唐)よりアサガオ(朝顔)が持ち帰られたときに、
アサガオに対する呼び名としてヒルガオと呼ばれるようになったといわれている。
薄いピンク色で直径5 - 6cm の花を咲かせる。花の形は漏斗形。
葉は長楕円状披針形で,基部の両側が耳となって下向きに突き出す


コヒルガオ(小昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属、多年草、花期:4月~5月、
ヒルガオと区別が難しいが、葉は互生し、長さ3〜7cmのほこ形で基部が耳のように横に張りだす。
コヒルガオは三角状ほこ型 部が張り出す。張り出した部分が2裂.。

ヒルガオとは、大きさや葉のほこ形の形の違いで判断といっても、実際は個体差があり、
かなり難しくなりますが、各花の葉の違いが分かりましたか?

*ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンも葉の形から
ヒメジョオン(姫女菀 )
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
どこにでも見られる雑草ですが、後から渡来したハルジオンにその場を追われつつある。
先端に白色又は淡紫色の頭花をつける。葉が茎を抱かないことでハルジオンと区別。
茎につく葉は互生する単葉で、卵形~披針形、縁にはまばらに鋸歯があります。


ヘラバヒメジョオン(箆葉姫女苑)
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
葉は長い柄があってへら状の披針形、縁には低い鋸歯があり
枝の先に直径1.5cmほどの頭状花を多数つける。舌状花は白色 、
筒状花は黄色、蕾のときにも下垂しない。

ヒメジオン              ヘラバヒメジョオン

ヘラバヒメジョオンはヒメジョオンとほぼ同様の場所に生育するが、
より痩せて乾燥した土地でも生育できるのでかなり多くあるように思うが、
交雑種があるのか、どう見てもあいまいに見えてしまう。

*センニンソウとボタンヅルも葉の形から
センニンソウ (仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属、つる性半低木(木質の多年草)、花期:7月~8月、
ボタンヅルとの違いは葉の形と萼片の長さと花糸の長さの違い等が分かり易いですかね。
葉は羽状複葉で、小葉は3~7個つく。小葉は全縁で先の尖った卵形が普通である。
変化が多く、小葉に切れ込みがあるものもみられる。

いずれの株もまだ満開は今しばらくですね。

ボタンヅル(牡丹蔓)
キンポウゲ科センニンソウ属、落葉つる性低木、花期:8月~9月、
和名は葉がボタンに似ていることによる。葉は1回3出複葉。小葉は長さ2~9㎝、幅1.6~7㎝の
卵形、縁に不揃いの鋸歯があり、先が尖る。


*イノコズチとヒナタイノコズチは穂状花の形から
イノコズチ(ヒカゲイノコズチ:日陰猪子槌)  
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、林下や竹藪に多い。
枝は疎らに広がり、葉と共に対生し、葉は長楕円形で両端が尖り、短い柄がある。
枝の先に細い穂状花序で、花被片は長さ4~5mm、


ヒナタイノコズチ(日向猪子槌)
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、日当たりの良い空き地、道端等に生える。
茎は太く紫褐色を帯び毛が多い。葉は倒卵状の楕円形、先は鋭く尖る。
枝先に穂状花序を出し、密にはなを付ける。開花時には開くが、果時には下を向く。

イノコズチは、日陰のとついているので、日のあまり当たらないような所にあり、
近くではヒナタノイノコズチよりは見かけることが少ない。

*ヤマノイモとオニドコロは葉の形から
 ヤマノイモとオニドコロは、これがまたチョット見ではそっくりで紛らわしい。
どちらもヤマノイモ科で雌雄異株なのは同じですが、よく同じ場所に混生している。
しかし今頃の近所では殆どがオニドコロです。
尚、19/8/3にヤマノイモとオニドコロ、ボタンヅルとセンニンソウは投稿してます。

ヤマノイモ(山の芋)  ジネンジョウ   
ヤマノイモ科ヤマノイモ属 多年草 花期:7月~9月
つる性植物で、雌雄異株、茎は右巻き、葉は対生、長卵形で先は鋭くとがり、基部は心形、
葉の脇に珠芽(ムカゴ)をつける。
葉の脇に2~5個の穂状花序をだし、白色の小さな花をつける。


オニドコロ(鬼野老) トコロ
ヤマノイモ科ヤマノイモ属、多年草 雌雄異株、花期:7月~8月、
葉は互生し、円心形又は三角状心形、先はとがり、葉柄は長く、はのわきから長い花序、
淡黄緑色で、6被片の花を多数平開する。
雄花
 雌花                 果実

ヤマノイモとオニドコロとしたが、似ているタチドコロ、カエデドコロ等もあり、
正直本当にこれで良いのかわかりません、もし間違っていたらご教示願います。

もちろんまだまだ多くの似たもの同士があり、名前に迷うものがあります。
身近なところでは、アザミの仲間、センダングサの仲間、等上げればキリがありません。
これからも少しでも多くのものを取り上げていけたらと思っています。
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白いクモもいる、クモ目編 アズチグモ、サツマノミダマシ、ナガコガネグモ、他

2022-08-23 | 生き物
昆虫を探していると、小さな白いクモをよく見ます。
クモは脚が8本ですので、分類上は昆虫ではありませんが、虫として投稿します。

<クモ目>
アズチグモ♀(安土蜘蛛)
カニグモ科  大きさ ♀ 6-8mm ♂ 2-3mm  時期:6-9月
後方が膨らんだ形の腹部を持った、第1脚・第2脚が長いクモ。メスは緑白色)、
オスは小さくて赤褐色。脚や胸部・腹部に斑紋のある個体もいる。

全て♀のようですが、全部違う場所の撮影なので至所で目にしたが、♂には小さくて気が付かなかった。

こちらはピンボケですが、黄色い小さなクモです、少なくとも一部の種は、
花の色と一致するように数日間にわたって色を変えることができます。
色の変化は、通常、白、ピンク、黄色の範囲です。  のようですが、、


サツマノミダマシ(薩摩の実騙し )
コガネグモ科  ♀ 8-11mm ♂ 7.5-9mm  7-8月
緑色の綺麗なクモ。
夜行性で夜間に網を張り、虫を捕食するが、日中は網を畳んで葉上で休んでいる。
和名はサツマの実(ハゼの実)に似ていることから名付けられたもの。
ワキグロサツマノミダマシと酷似しているが、本種は腹部前方から側面に沿って黄色の線がある。

ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)
コガネグモ科  ♀ 20-25mm ♂ 8-12mm  8-11月
腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモ。
円網を張る。網には、ジグザグの直線状や円盤状など、さまざまな形のかくれ帯をつけ、その中央にとまる。  
ナガコガネグモの幼体


ジョロウグモの幼体(女郎蜘蛛 )
ジョロウグモ科  ♀ 0-30mm ♂ 6-10mm 9-11月
腹部に黄色と暗青色の縞模様のある大きなクモで、人家周辺や山地の至る所で見られる。
複雑な円網を張る、メスは大きくオスはその半分以下で同じクモとは思えない。
                                                                 
ウヅキコモリグモ(卯月子守蜘蛛)
コモリグモ科 ♀ 5.5-10mm ♂ 5-9mm  1年中
コモリグモは、活発な徘徊性のクモであり、やや小型の種が多い。
体色は灰色か褐色を中心とした、地味なものが多い。
♀は丸く白い卵のうを尻に付けて保護することからコモリグモの名前がある。  
卯月の和名があるが、産卵期は4~6月と9~10月がピークとされる。

シラヒゲハエトリ(白髭蠅捕蜘蛛)
ハエトリグモ科 ♀ 8-10mm ♂ 7-9mm  7-9月
灰色の毛におおわれ、体側が黒色のハエトリグモ。触肢に長い毛がはえていてヒゲのように見える。

ササグモ(笹蜘蛛)
ササグモ科  ♀ 8-11mm ♂ 7-9mm  5-8月
黄緑色~黄褐色で、腹部に赤色と白色の美しい模様があるクモ。脚にはえている黒い毛が目立つ。  

イオウハシリグモ(硫黄色走蜘蛛 )
キシダグモ科  ♀ 20-28mm ♂ 15mm前後 7-10月
脚の長い大きなクモ。個体によって色彩変異が大きく、黄色や褐色の単色のもの、
褐色で体側に白い帯があるもの、黒褐色のまだら模様があるものなど、さまざま。

      
▼ヤサガアタアシナガグモ? 
アシナガグモ科  前脚2本のみが異常に長い、アシナガグモより細く見えると思うが、     

デーニッツハエトリの幼虫
ハエトリグモ科  ♀ 8-9mm ♂ 6-7mm  3-11月
黄灰褐色で腹部に赤褐色の太い条を持つハエトリグモ。幼体のうちは頭胸部に背面中央に黒い斑紋がある。
▼ハエトリグモの幼虫

小さい虫で鮮明な画像でなくて申し訳ありません。詳細名は未定です。

クモは害虫か?益虫?
見た目が気持ち悪いとのことで、害虫と思われていることが多いですが、
多くの種類は害はないのです。わざわざ殺虫剤を使って駆除することがありますが、毒蜘蛛でない限りは触っても問題ありません。
但し、よく聞くセアカドクグモ等のような毒蜘蛛もいますので注意は必用ですが、
小さなクモの多くは家の中にいます。家にいるということは餌となる虫もいるということです。
昆虫と比べれば、糞の量はとっても少ないです。
糞が飛沫する可能性が少ないことから、そのリスクは小さいと言えそうです。
虫を主に食べる生き物であり、家の中に住み着いているということは、餌になる虫がいるようです。
クモは害はないどころか、益虫としての側面が強い生き物です。 
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小さな花でも立派な植物、ツネノマゴ、オオニシキソウ、ミズヒキ、他。

2022-08-20 | 野草(花)
何を投稿しようか迷ってしまい、昆虫をと思いましたが、名前に苦労しそうなので、
散歩途中で見掛けた、比較的に楽な野草花にしました。

キツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、1年草、花期:8月~10月、花径 7~8mm、
 野原や道端に普通に見られる、枝の先に穂状の花序を付け淡紅紫色の唇形の花を付ける。
シロバナキツネノマゴ 白い色の変種です。珍しいと思いましたが結構探すとありました。

オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。(腺体とは、蜜などの分泌物を放出する部分)


ニシキソウ(錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、花期:7月~10月、
葉は長さ0.4~1cmで長い楕円形をしており、毛はほとんどありません。
葉の根元にあたる基部が、左右不ぞろいなのが特徴です。 
さく果は直径約1.8mmの卵球形で3稜がある。
似た花にコニシキソウがある:昨年9月撮影の者から *右:22/8/22撮影分追加
 
茎は地面を這い、葉にに黒いまだら模様があること。葉で見分けがつかないときは、さく果に毛が生えている。

タカサブロウ(高三郎)
キク科タカサブロウ属、1年草、花期:8月~9月、
頭花は直径約1cmで、まわりに白色の舌状花が2列に並び、内側に緑白色の筒状花がつく。
タカサブロウという和名の語源については諸説あるが、不明となっている。
よく似たアメリカタカサブロウがあるが、総苞片の幅が狭い傾向があり
先端が花弁より長くでる。
タカサブロウは、総苞片の幅が広く、花弁より短い。

ミズヒキ(水引)
タデ科イヌタデ属、多年草、花期:8月~10月、
上から花穂を見ると赤く、下から見ると白いので水引にたとえた名、花柱の先はかぎ状に曲がる。
花被片が全部白色もある。鈎状になった花柱以外は萼に包まれ、長さ約2.5mm 。

アオツヅラフジ(青葛藤)  別名:カミエビ
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属、つる性落葉木、雌雄異株、有毒植物、
青い実は以前にも投稿してますが、花は上が雄花、雄花は花径5mmほど 。
下が雌花のはずですが、分かり難いので昨年撮影分を追加しました。
 昨年撮影の雌花

フウセンカズラ(風船葛)
ムクロジ科 フウセンカズラ属、つる性1年草、北米東南部原産、花期:7月~9月、花径3-5mm。
夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後、紙風船のようにふくらんだ袋状の果実をつけます 。
タネの模様は猿の顔のようにも見え、愛嬌があるんでしたね。
珍しい花でもなんでもないですが、時節がら今回はこれにしました。
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夏のユリ科の花達、オニユリ、カノコユリ、テッポウユリ、他。

2022-08-18 | 花の写真
以前に庭の花としてカサブランカとヤマユリはアップ済ですが、その後のユリ科の花から幾つか集めてみました。

オニユリ(鬼百合)   別名:テンガイユリ(天蓋百合) 英名:タイガーリリー
ユリ科ユリ属、多年草、、東アジア原産、花期:7月~8月、
名のオニは形が豪快で見事なことから強調的な意味と赤鬼の顔に似ているということから名前 。
オニユリは原種で、品種改良や変種として日本全国にもたくさんの品種が分布しています。

カノコユリ(鹿の子百合)  別名:ドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)、
ユリ科ユリ属、多年草、花期:6月~8月、
花弁が著しく反転する、鹿の斑点をぎっしり並べたような鹿の子模様に似ている、
ピンクのつぶつぶが特徴

テッポウユリ(鉄砲百合) 
ユリ科ユリ属 多年草 花期:6月~8月
ラッパのような形状の大きな花 と真っ白な花色が特徴です。
テッポウユリ(日本原産)とタカサゴユリ(台湾原産)は似ていますが、テッポウユリは花弁の外側が白い。
タカサゴユリは紫色の筋が入っており、別名:ホソバテッポウユリの如く葉は他のユリに比べて細い、又大型です。
但しテッポウ、タカサゴ、の交雑種が多く外見からは判別しにくい。(写真はシンテッポウユリかもしれません)
これはタカサゴユリに近いか?


スカシユリ(透百合)    別名:ハマユリ、イワユリ(これらは海浜や岩場
に自生)
ユリ科ユリ属 花期:6月~8月
上向きに咲く花です。
ユリは、ラッパのような独特の花の形状などから、下向きに咲かせることが多いので
上向きは珍しいと言える。

旧ユリ科に分類されていたものからやユリに近いもの達です。
ナツズイセン(夏水仙)
ヒガンバナ(ユリ)科ヒガンバナ(リコリス)属 多年草 中国原産花期:8月
和名の由来は、葉がスイセンに似ていて、花が夏に咲くことから。
薄桃色の花を数輪まとまって咲かせます。
花は長さ7㎝前後の筒状で、先端が6裂してラッパ状に開きます。
似た花にタヌキノカミソリがあります。
キツネノカミソリと同じヒガンバナ科の多年草で、原産地は中国の湖北省から雲南省あたりに分布し、日本には自生していませんが、観賞用として移入されています。本名は「リコリス・インカルナタ」の名前です。 
淡いピンク色の花びらに、濃いピンクの縦の線が入っています。

アストロメリア    別名:ユリズイセン、ユメユリソウ、
ユリズイセン科ユリズイセン(アストロメリア)属、多年草、南米原産、花期:5月~7月、
花弁の一部に縞模様(条斑、条紋)が入り、これが大きな特徴で、6枚の花弁のうち、
外側の3枚は丸みがあって大きく、単色または複色、内側の3枚のうち上の
2枚は特にこの縞模様がはっきりしています 。


ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月
ホトトギスは花の模様が鳥のホトトギス(不如帰)のおなかの模様に似ているから。
よく似たヤマジノホトトギスとの違いはヤマジノホトトギスの花被片は水平に開くのに対し、ヤマホトトギスは、大きく反り返る。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)
ヒガンバナ(ユリ)科ヒガンバナ属、多年草、有毒植物、花期:8月~9月、
山野に生え、葉は夏には枯れ、その後に花茎を伸ばして黄赤色の花を3~5個付ける。

トリトマ      別名:シャグマユリ(赤熊百合)、トーチリリー
ツルボラン(ユリ)科シャグマユリ(クニフォフィア)属、多年草、南アフリカ原産、花期:6月~11月、
何本も伸びる花茎の先にオレンジ色の花穂をつけた姿が雄大です。
下向きに咲く筒状の花の色が咲き進むにつれて変化する姿を燃えるたいまつ(トーチ)に見立て、
トーチリリーの英名があります。

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昆虫観察(8月)ハチ目編 青い色のハチがいる。セグロアシナガバチ他。

2022-08-16 | 昆虫
暑くて何処にも出掛けないが、家の周りのメドーセージに小さな青いハナバチを見た。
以前にハエとハチの印象で、ハチは. 黒と黄色が目立ち体長はハエよりやや大きく 
と書いた記憶があり、ハチは黄色いものだと思っていました。
そこでハチを取り上げますが、アブと混同してしまいますが、アブはハエ目ですので
除外して又別の機会に回します。

<ハチ目>
アオスジハナバチ
コハナバチ科   大きさ 10mm前後   時期:7-10月
黒色で、腹部に青い筋模様がある美しいハチ。

ルリモンハナバチ(ナミルリモンハナバチ)
ミツバチ科 13-14mm  8-11月
黒色の体に鮮やかな青色の斑紋をもつ美しいハナバチ。
林縁の草原などで見られ、花を求めて活発に飛び回る。


キンケハラナガツチバチ ツチバチ科 15~28mm   7-10月
金色の毛が胸全体と腹部の各節の後縁にびっしりと生えているツチバチ科の蜂で毛の他にも触角が長いなどの特徴
基本的には秋に多く見られる蜂  
 

セグロアシナガバチ
スズメバチ科アシナガバチ亜科 20-26mm  4-10月
体は黒色で斑紋は黄褐色の大きなアシナガバチ。胸部背面に1対の細い黄褐色線がある。
キアシナガバチと迷ったが脚を含めや印象でこれにしたが、

アカスジツチバチ♂ ツチバチ科  7-9月
♀はふつう額に橙黄色紋があり、第3腹背板に一対の橙色斑がある。
♂は額の橙黄色紋がない個体が多く、第3腹背板に一対の橙色斑も小さいか、ない個体も多く分かりづらい。
キオビツチバチに似ているが、全身黒色で光沢があり、やや青みを帯びる。頭部と腹部に黄色い斑紋がある。

キボシアシナガバチ
スズメバチ科アシナガバチ亜科 14-18mm 4-10月
小型のアシナガバチ。体は黒色で、赤褐色の紋がある。脚は赤褐色。
腹部に黄色い斑紋が入る、背中の後ろ側にも明瞭な帯があるがコアシナガバチなので
こちらかも。

▼ハラナガコハナバチ? ハナバチ科  コハナバチ科の仲間は多数。


ニッポンヒゲナガハナバチ♂   ミツバチ科 14mm前後 4‐5月
淡褐色で、オスの触角が極めて長いハチ。体は黒色だが、淡褐色~黄褐色の毛がたくさん生えている。

キマダラハナバチ ミツバチ科 11-1mm  4-5月
黒褐色で、腹部に黄色の縞模様があるハチ。肢と触角は赤褐色。


ベッコウクモバチ♀ クモバチ(ベッコウバチ)科 15-27mm 4‐10月
頭部・脚・触角は黄褐色で、胸部・腹部は黒色のハチ。翅は全体に茶褐色で、縁が黒い。

▼コクロアナバチ?  アナバチ科 全身が黒色をしています。 


▼クロヒゲフシオナガヒメバチ?
体長12mm程度、産卵管が長く、腹部に白筋がある。

▼ハラボソトガリヒメバチ♂? ヒメバチ科
やはり個々に名前の断定が難しいものがあり、もし間違いや名前等分かりましたら教えて下さい。

ハチ目にはアリも入りますが、多くなりましたので割愛しました。
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イネ科、カヤツリグサ科等は雑草として多くはびこり花は地味。

2022-08-13 | 野草(花)
イネ科は雑草の中でも種類が多いですが、特徴があまりないので投稿にも力がはいりませんが、
避けては通れないので、ススキ、エノコログサ等は良く知られているので、それ以外からです。
単子葉植物の代表ですので、葉で区別するのが分かり易いかな。
キク科等の双子葉植物は、葉脈が網目状に広がり、丸やスペードの形ですが、
イネ科の単子葉植物は、葉脈が平行に走り、幅が狭い線状の形です。

イネ(稲)
イネ科イネ属、イネの収穫物を米と呼ぶ。9月末には黄金色に実った光景に。
穂の出る前の稲を眺めては開花後の雄しべが見えるのみで、
狙っている籾が割れている状態(花びらが無いので籾の割れ具合)を発見することが出来なかった。
どうやら割れるのは午前中のわずかな時間で、 割れた下部奥に雌しべがあるようです。

メヒシバ(雌日芝)
イネ科メヒシバ属、1年草、花期:8月~9月、
細い茎で地表を這い立ち上がった花茎の先に、数本の細い穂を放射状に伸ばす。
勢力の強い雑草としても知られる、

オヒシバ(雄日芝)
イネ科オヒシバ属、1年草、花期:8月~9月、
花序は掌状に数個の花軸に分かれ、各花軸の外側に2列に小穂を付ける。

シマスズメノヒエ(島雀稗)
イネ科スズメノヒエ属、多年草、南米原産、花期:9月~10月、
茎の先に長さ5‐10cmの枝を5‐10本付け、長さ3-3.5mmで縁に白い毛のあるラン円形の小穂を
片側に2列付ける。         


タイヌビエ(田犬稗)
イネ科ヒエ属、1年草、花期:7月~10月、水田の縁等に多く雑草として嫌われている。
 

▼セイバンモロコシ
イネ科モロコシ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~9月、帰化植物。
ススキに似ていて茎は太く、束生して大きな株となり、高さ1~2mにもなる。


アブラススキ(油薄)
イネ科アブラススキ属、多年草、花期:9月~10月、
茎や枝に油を引いたような艶があり、油臭く、外形がススキに似ているのでこの名がある。
茎は葉より高く立ち、90~120cmになる。

ワイルドオーツ   別名:宿根コバンソウ、偽コバンソウ、西洋コバンソウ
イネ科カスマンティウム属、多年草、北米原産、花期:7月~8月、
茎の上部に花序を出し、コバンソウに似た小穂を多数付けます。
小穂は押しつぶされたように平たい形をしており、細い茎で花序に下垂します。
小穂は花の時期には明るい緑色をしており、秋から冬になると茶色く色付きます。

エノコログサを含めイネ科の雑草が草藪を覆っている。


コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)
カヤツリグサ属、1年草、花期:7月~10月、
カヤツリグサによく似ているが、鱗片が丸みを帯びて小さな米粒のようなので小米カヤツリ
小穂は黄色っぽく、熟すと褐色になる
                         Google Lensでは、ショクヨウガヤツリとして出ることも、、


ミコシガヤ(御輿茅) 
カヤツリグサ科スゲ属 多年草  花期:5月~6月
平地の池沼の畔に自生が見られる野草、花穂の上部に雄花、株に雌花を付ける。
葉の様に見える苞葉の配置状況とその上に乗ったような花穂の姿から命名されたと言われている。
花穂は円柱形で、茶褐色に変化する。
よく似たミノボロスゲ

ヒデリコ(日照子)
カヤツリグサ科テンツキ属、1年草、花期:7月~10月、
和名は、夏の日照りにも負けずに生え茂る姿からきている。
先端に2mmほどの球形の小穂を多数枝を分けて付ける。
イネと共に世界に分布を広げた植物のひとつ。

クサイ(草藺)
イグサ科イグサ属 多年草   花期:6月~9月
山野にごく普通に生える。人の踏みあとなどに良く生える。葉は扁平で細い。 
茎の先端に集散花序をつけ、最下の苞は葉状で花序より長い。 
これは花後の果実になった状態でした。果実の長さは約3mm。
最初はヒデリコの仲間と思っていましたが、違うようでした。

あまり馴染みが無い草なので、名前が怪しいと思ったら教えて下さい。

<1口メモ>
単子葉植物の類似3科としてイグサ科、カヤツリグサ科、イネ科
イグサ科:
花は地味で目立たず、全体の姿はイネ科やカヤツリグサ科に似ている。
しかし、花は一つずつが独立していて、小穂のようなものを作らない。
カヤツリグサ科:
細長い葉を持つ草が多く、花は花びらを持たず、鱗片が重なりあって小穂を形成する。
イネ科:
おおよそ700属と8000種が属する被子植物単子葉類の大きな科である。
世界中で広く分布する。
葉の基部が茎に巻き付いて葉鞘を形成するが、カヤツリグサ科のように、葉鞘の両端が融合して筒になることは少ない。  
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