花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

草藪昆虫園より、チョウ目中心の幼虫達。

2020-06-24 | 昆虫
梅雨の気分が憂鬱な時に昆虫の幼虫を投稿する(?)
益々憂鬱になりますと言う方、昆虫の苦手な方はスルーパスして下さい。
このところ撮ったのを幾つか取り上げますが、私には荷が重すぎて、
名前を特定するのに梃摺っていまが、分かる範囲での投稿です。

クロアゲハ  アゲハチョウ亜科  体長(終齢)55mm前後、
アゲハチョウの5齢幼虫には大きな目玉模様とその間に幾何学模様があり、
非常に不思議な模様を構成しています 。
目玉模様やその間の模様はヘビに似せているのだと書かれている本もあります 。
ナミアゲハの幼虫と思っていましたが、腹部第6節の黒い帯が背中でつながり、
4から5節の斜めに延びる帯の模様が違いクロアゲハとしました。

▼アゲハ類の若齢~中齢幼虫
それにしても若齢幼虫は5齢幼虫と違って鳥の糞によく似ています。

ベニスズメ  スズメガ科  体長(終齢) 75mm前後
ベニスズメと言う野鳥もいるので、区別するためにベニスズメガとよばれることもある。
大形の蛾の一種の幼虫。
ベニスズメはスズメガの仲間の中でトップクラスの美しい翅を持つ事で知られていますが、
 成虫の美しさからは想像も出来ない程、地味でグロテスクなヘビのような容姿をしている。
 
 
アケビコノハ  ヤガ科  
これも大形の蛾の一種の幼虫。体前部に大きな目玉模様があります。
刺激を与えると、目玉模様が目立つように姿勢を取り、威嚇します。
名前の通り幼虫は、アケビ、ムベ、ヒイラギナンテンなどの葉を食べる。
我が家のムベの木の陰にいました。これから成虫も探して見るようですね。


ツマグロヒョウモン タテハチョウ科ドクチョウ亜科   体長(終齢)43mm前後、
タテハチョウ科の昆虫で、その中でもヒョウ柄が特徴的なヒョウモンチョウ もよく見ますが、
この幼虫も赤く目立つので良く見ます。
南方系のチョウだが、幼虫がパンジーなどスミレ類を広く食べることから園芸植物にまぎれ、
温暖化もあり広がったようです。

ヒメシロモンドクガ  ドクガ科「姫白紋毒蛾」と書き、毒蛾の一種だが毒を持たないらしい。
ヒメシロモンドクガの幼虫。黒地に黄色と朱色の斑紋があり、体の所々に立派な毛束を持って美しい。
体長は35~40ミリ。体色は淡褐色~黒褐色で、背面に黒色の広い
帯状筋があり、それを挟むように1対の橙色の筋が伸びる。
黒色の帯状筋には白~黒褐色のブラシ状の毛束が4つある。

キクキンウワバ   ヤガ科 体長 40mm
若齢幼虫の体色は緑色。体に黒い点が多く見られるのが特徴 、単独生活する。
幼虫はゴボウ、イラクサ、ニンジン、キクなどの葉を食べる。
 


クワゴマダラヒトリ   ヒトリガ科  41-48mm、よく見る幼虫です。
ヒトリガの「ヒトリ」は「一人」ではなく「火取」と書きます。これは、
ヒトリガの仲間の多くに走光性があり、光に集まってくる習性から名付けられました。 
幼虫は小さい頃は糸を吐いて巣を作り、そこで集団生活をするので「クワの巣虫」の別名もある。 
大きくなると、頭部は赤黒のものや、全体が黒っぽくなるものなどがいます。
激しく毛が生えているので怖そうに見えます 。
クワの名が付いていますが、かんきつ類、果実の樹木、周辺雑草など多くの植物で見られる。 

 
マイマイガ ドクガ科   体長(終齢) 60mm前後
要注意(初齢幼虫にのみ少量の毒針毛があるとされる)
マイマイガは、約10年周期で大量発生し、一度大量発生すると2~3年は続くといわれています。 
幼虫は山の木々の葉を食べ尽くし、成虫は森林から市街地へと大量飛来し、
照明や建物の外壁に群がる様子が、テレビや新聞で大きく取り上げられているようです。


ウスベニオオノメイガ  ツトガ科  30mm前後 6-10月
幼虫はクヌギ、コナラ、クリなどブナ科を食べる。

シモツケマルハバチ  ハバチ科  17mm
シモツケの葉を食べている時期は淡黄色でやや透明感がある。 
花を食べ始めると、花色に染まり、しだいにピンク色になるという。
このイモ虫はハチの幼虫でした。 

▼ハバチ類の幼虫
(サクラセグロハバチ?)
(サクラセグロハバチの幼虫は 、最大体長15mm程度、頭は淡黄色、体は緑色を帯びた灰白色、葉裏で丸まっていることが多い)
 
ハバチ類の幼虫
 
▼ヤガ科の一種

▼カブラヤガ(ネキリムシ)の幼虫?  ヤガ科
野菜や花の苗を植えた翌日株元を切断されたりの害虫。
 

蛹から脱皮しているように見えますが、、、名前まではたどり着いていません。
蛹から羽化  ハエになるのかも??

▼ミノムシの幼虫?? 蛹から羽化??

▼チャノミガ(ミノムシ) 巣の大きさ30mm前後、▼クロツヤミノガ(ミノムシ) 大きさ35mm前後
少し虫が顔を出して動いていました。

<1口メモ>
幼虫とは、
一般には昆虫類をはじめクモ類,多足類など陸生節足動物の幼生全般についていう。
しかし,厳密には特に完全変態をする昆虫類の蛹になる以前の段階の幼生についてのみいう。 
幼生とは、成体とは異なる体形で独立した生活時期を示すこと。
昆虫は最も種類の多い動物と言われますが、変態という特徴によって、
もっと多様な姿を見せてくれる動物なんです 。
変態に於ける成長段階で色々な形があります。卵➡幼虫➡蛹➡成虫。

イモムシと毛虫に明確なちがいはありません。
体の表面に毛が少ないものをイモムシ、毛やトゲが多いものを毛虫と呼びます。
そしてどちらともつかないものも存在します。
また、蛾の幼虫だけが毛虫と思われがちですが、チョウの幼虫にも体が毛やトゲにおおわれる種がいます。
尚 青虫とは、チョウやガの幼虫のうち、長い毛で体を覆われておらず、緑色のもの。
緑色でないものを含めイモムシ(芋虫)といい、長い毛で体を覆われているものをケムシ(毛虫)という。 

うぅ~ん、完全変態、不完全変態と複雑でこんがらがってきました。

中途半端なものになってしまい、宿題としましたが、
いずれ又今回投稿漏れにしたもの含めて、再度挑戦してみます。お粗末様でした。
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