花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫観察、幼虫あれこれ、セスジスズメ、アカボシゴマダラ、ヒロヘリアオイラガ、他

2021-08-30 | 昆虫
又昆虫観察と言っても全て幼虫ですので、苦手な方は、即スルーして下さい。
蛾の大きな幼虫は後ろに角のようなものが出ているのが特徴で、
頭隠して尻出しているとお尻を間違って撮る失敗のものあります。

セスジスズメ
チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科、体長(終齢)80mm前後、発生時期 6-10月、大型の害虫。 
全身が黒色をして、体には眼状紋と呼ばれる模様があるというのも大きな特徴です。
確かに以前に撮ったのはもっと黒色でした。稀に黄緑色の幼虫もいるとか。
ヤブガラシ、サツマイモ、サトイモなどをはじめ色々なものの葉を食べる。
 

アカボシゴマダラ
チョウ目タテハチョウ科コムラサキ亜科、体長(終齢)40mm前後、発生時期 1年中、 
アカボシゴマダラの顔が可愛いらしいが撮り損ねてしまい、覚えておきます。
似たゴマダラチョウとの違いは、本種は背中の突起が4対と尾が先が閉じていることで見分ける。

ヒロヘリアオイラガ
チョウ目イラガ科、体長(終齢)22mm前後、発生時期 6‐10月、
緑色で、背面と側面に斑紋が連なった青い帯がある。細かな棘がはえた突起が並び、
身体のやや前方にはオレンジ色の棘がはえた突起が1対ある。全身に毒棘と毒針毛をそなえ、
触れると痺れたように痛む。 
緑色で、背面と側面に斑紋が連なった青い帯がある。細かな棘がはえた突起が並び、
身体のやや前方にはオレンジ色の棘がはえた突起が1対ある。
全身に毒棘と毒針毛をそなえ、触れると痺れたように痛む。上側が頭側です。

キイロスズメ
チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科、体長(終齢)90mm前後、発生時期 6‐10月、
幼虫は私たちが食べる山芋の葉っぱが大好き ということです。 色は2色ある  
褐色型  下側が頭です。

ヨツボシホソバ
チョウ目ヒトリバガ科コケガ亜科、体長(終齢)30mm前後、発生時期 1年中、
毛虫の毒は、色味が黒と赤色ぽさから毒がありそうで、幼虫は樹幹にいることが多く、有毒なので注意。 
食草は、地衣類、苔のようなものを食べています。


よく葉っぱがクルクル巻きになっていますが、中からこんなに虫が出てくることがあります。
名前は不明です。

フタトガリアオイガ(フタトガリコヤガ)
チョウ目ヤガ科、体長(終齢)37mm前後、発生時期 6-9月、
虫の食餌植物は、その名のとおり、アオイ科の植物です。
因みに、この写真はムクゲの葉に居たもので、ムクゲはアオイ科の木です。 

フクラズズメ
チョウ目ヤガ科、体長(終齢)65mm前後、発生時期 6-11月、
フクラスズメの幼虫。敵の気配を察すると激しく体を揺する習性がある。 
食草 カラムシ(苧),イラクサ(刺草),ヤブマオ(藪苧麻),コウゾ(楮)等


竹の切り株から這い出して来たハチの子(幼虫)です。
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昆虫観察”みんなみんな生きている” クロモンドクガ、アカスジカメムシ、コクワガタ、ほか

2021-08-29 | 昆虫
家の周りは、昆虫の生活空間です。
幼虫から成虫までこの暑さにも必死になって生きています。

最初は何だこれはと思いました。
周りの葉をどけてみたら蛾が交尾中のものでした
そうこうしてまわりで観察していたら、♂は何処かに飛んでいきました。
初見の虫ですので名前を調べてみました。

クロモンドクガ
チョウ目ドクガ科 大きさ(開張)♂35-37 ♀37-44 mm、時期  6-9月
ドクガの一種。
地色は黄色で、1対の黒点があり、♂では大部分が黒褐色のものから、
黄色部が広いものなど変異が激しい。
♀は前翅の中央部から後縁にかけて黒褐色。下写真は♀です。
ドクガと聞くとチャドクガを思い出すが、刺すのは一部でこのドクガは刺さないようです。
(幼虫の毛虫の毛には触らない方がいい)

アブラゼミも何を血迷ったか、道端で頑張っていました。
アブラゼミ  カメムシ目セミ科、鳴き声が油を熱したときに撥ねる音に似ているため 
オスがよく鳴くのは午後の日が傾いてきた時間帯から日没後の薄明まで

虫さんの儚い命、だから今日も何処かで、命のリレーに頑張っている。

アカスジカメムシ  カメムシ目クロカメムシ亜科、 10-12mm、5‐10月、

マメコガネ 甲虫目コガネムシ科 9-12mm、 5-10月、

▼ハエの仲間   ハエ目クロバエ科 小さな花ハエ?ですが、


玄関前の道には、コクワガタが外気温も相当高く地面も暑いはず、

コクワガタ(小鍬形)
甲虫目クワガタムシ科、大きさ ♂17-54mm ♀20-33mm、時期 5-9月
暗褐色~黒色で、鈍い光沢がある。
オスは、頭楯が幅広で、大顎は細長い。大顎の中央付近にやや上向きの大きな内歯があり、
先端近くにも小さな内歯がある。
メスは、頭楯がほぼ台形で大顎は小さい。上翅の点刻はオスよりも大きくやや目立ち、やや白っぽい。  
写真は、♀です。
このままでは、干乾びそうと思い、家に入りブドウの実を与えた。
傍により美味しそうに食いついていました。
程なくして裏の木陰に放してバイバイしました。

庭のへピリカムの木にカイガラムシの幼虫と成虫が付いていました。
イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)
カメムシ目ワタフキカイガラムシ科、大きさ ♀(卵のう含む)10mm前後、時期 1年中、
貝殻部が赤褐色で楕円形、後部に白色の大きな卵のうを付けたカイガラムシの仲間。
普通に見られるのはメスで、オスは赤紫色で翅がある(オスの体長は3mm前後)。
良く観察していると、これらの幼虫にアリが来て獲物をゲットしているようです。

ノコギリソウの花に蛾がぶら下がっていると思っていました。
良く見るとなんとコハナグモががっちりと抑えているではないですか、
以前にも食うか食われるかの昆虫世界を投稿したことがありました。
まさに、小が大を食べる自然の掟を見せつけられているようでした。

庭のムベの蔓の間に、以前でも蜘蛛の子を散らす語源になった、
蜘蛛の子の袋が破れて蜘蛛の幼虫が旅たつ時が来たかのようです。
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身近な野草花、ノハラアザミ、ミズタマソウ、イノコズチ、ヤブマオ、他

2021-08-28 | 野草(花)
相変わらずに地味な野草ばかりですが、咲いているのを見ると撮ってしまいます。

ノハラアザミ(野薊)
キク科アザミ属、多年草、花期:8月~10月、
頭花は枝の先に直立又はやや横向きにつき、ほとんど柄がなく、2~3個集合してつく。
総苞は幅1.5~2㎝の鐘形で粘らない。 総苞片は斜上します。
ノアザミとよく似て違いが分かり難いが、総苞や咲く時期からノハラアザミとしたが、

ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科ミズタマソウ属、多年草、花期:8月~9月、
花弁、萼、雄しべが2個という珍しい2数性。花弁は2裂するので4枚にも見える。
子房下位花であり萼の下(後)にカギ状の毛をつけた子房がある。


イノコズチ(ヒカゲイノコズチ:日陰猪子槌)  
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、林下や竹藪に多い。
枝は疎らに広がり、葉と共に対生し、葉は長楕円形で両端が尖り、短い柄がある。
枝の先に細い細い穂状花序で、花被片は長さ4~5mm、

ヒナタイノコズチ(日向猪子槌)
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、日当たりの良い空き地、道端等に生える。
茎は太く紫褐色を帯び毛が多い。葉は倒卵状の楕円形、先は鋭く尖る。
枝先に穂状花序を出し、密にはなを付ける。開花時には開くが、果時には下を向く。

アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
キク科タカサブロウ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:9月~10月、帰化植物。
日本在来種のタカサブロウに比べ、葉が細く鋸状の細かいギザギザがある。
頭花はタカサブロウよりも小さく、周辺の舌状花がたくさんあるので花弁が重なって、
やや乱れる感じがある。種子(痩果)の断面は菱形で、黒褐色に熟し、
こぶ状の突起があって縁には灰白色の部分がある。
和名の由来は高三郎という人が、この草の茎を使って文字を書いたという説と、
古名のタタラビソウが転訛したものという説があり、はっきりしない。

ヤブマオ
イラクサ科カラムシ属、多年草、花期:8月~10月、
葉は対生、長さ10~15cmの卵状長楕円形で質はやや厚くざらつき縁に粗い鋸歯がある。
下部には雄花序を上部には雌花序をだす。

アマチャヅル(甘茶蔓 )
ウリ科アマチャヅル属、つる性多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。 
アマチャヅル茶がブームになったときがあるが、今ではあまり売られていない。 
葉腋の円錐花序に小さな花をまばらにつける。花は黄緑色、直径4~5㎜。
花冠は5裂して平開し、先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し、花冠の間から先が小さく先が見える。
雄花は雄しべ5個。雌花は雌しべ1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。
写真は雄花です。

オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。
コニシキソウは、今回撮っていませんが、20/09/01にも同じようなもの投稿済。
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イネ科の植物似たもの同士です。メヒシバ、オヒシバ、シマスズメノヒエとスズメノヒエ、他

2021-08-26 | 野草(花)
近くの田んぼの稲も実を付け始めていましたので、
久し振りにイネ科の近場で似ていそうな植物を中心に取り上げてみました。
花は小さく写真は撮りにくく出来が悪いですがこれも記録と思って勘弁してください。

イネ(稲)
 イネ科イネ属、イネの収穫物を米と呼ぶ。9月末には黄金色に実った光景に。
写りは悪いが、多くのバッタが近付くと飛び立って行くのが面白いです。



メヒシバ(雌日芝)
イネ科メヒシバ属、1年草、花期:8月~9月、
細い茎で地表を這い立ち上がった花茎の先に、数本の細い穂を放射状に伸ばす。
勢力の強い雑草としても知られる


オヒシバ(雄日芝)
イネ科オヒシバ属、1年草、花期:8月~9月、
花序は掌状に数個の花軸に分かれ、各花軸の外側に2列に小穂を付ける。
オヒシバと思いますが、花軸何故かこれだけ根元がよじれていました。意味不明。
 

シマスズメノヒエ(島雀稗)
イネ科スズメノヒエ属、多年草、南米原産、花期:9月~10月、
茎の先に長さ5‐10cmの枝を5‐10本付け、長さ3-3.5mmで縁に白い毛のあるラン円形の小穂を
片側に2列付ける。              柱頭が黒紫色、葯が黒紫色 、

スズメノヒエ(雀の稗)
イネ科スズメノヒエ属、多年草、花期:8月~9月、
各枝に小穂を下向きに2列につけ、小穂は楕円状円形、長さ2.5〜3mm、
小穂の縁に毛がない、          柱頭は黒色、葯は黄色、小穂は無毛。
スズメノヒエ属は非常に似ている、他にアメリカスズメノヒエ、タチスズメノヒエ等あるが、
まだ手持ちにないので、又別の機会まで待つている

▼エノコログサ  エノコログサ属、  ▼ムラサキエノコロ
▼アキノエノコロ           ▼キンノエノコロ
エノコログサとして、十分に、今年分がそろわずに次の機会に回します。 

タイヌビエ(田犬稗)
イネ科ヒエ属、1年草、花期:7月~10月、水田の縁等に多く雑草として嫌われている。
                 

コチヂミザサ(チヂミザサ)
イネ科チヂミザサ属、多年草、花期:7月~8月、
毛の少ないものをコチヂミザサと区別している。
茎は枝分かれしながら地表を這い、多数の葉をつける。
花序は長さ6~12cmで直立し、枝は6~10個出て伸張せずに短く、密に小穂をつけます。
小穂は長さ0.3cmほどで2花からなり 、まばらに毛がはえます。
第1苞頴には長い芒があります。


ケチヂミザサ(毛縮笹)
イネ科チヂミザサ属、多年草、
葉が笹に似ていて、縁が縮れていることから「縮みザサ」と呼ばれる。
葉や葉鞘、花序軸などに毛が密生するところから、「毛」チヂミザサとなる。

ササクサ(笹草)
イネ科ササクサ属、多年草、花期:8月~9月、
稈(茎)は細くてかたく、直立します。
葉は互生する単葉で、長さ10~30cm、幅2~5cmの広披針形,
茎先に長さ10~30cmの円錐状の花穂を出し、枝がまばらにつきます。
枝にはまばらに小穂がつきます。


ワイルドオーツ   別名:宿根コバンソウ、偽コバンソウ、西洋コバンソウ
イネ科カスマンティウム属、多年草、北米原産、花期:7月~8月、
茎の上部に花序を出し、コバンソウに似た小穂を多数付けます。
小穂は押しつぶされたように平たい形をしており、細い茎で花序に下垂します。
小穂は花の時期には明るい緑色をしており、秋から冬になると茶色く色付きます。  


セイバンモロコシ
イネ科モロコシ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~9月、帰化植物。
ススキに似ていて茎は太く、束生して大きな株となり、高さ1~2mにもなる。
まだまだありますが、まとまりが付きませんので締めておきます。
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ナス科の仲間似た花ばかですが、ワルナスビ、ヒヨドリジョウゴ、イヌホオズキ、他

2021-08-24 | 花の写真
ナス科の花は皆似たようなので紛らわしいですが、幾つか並べてみました。

ワルナスビ
ナス科ナス属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、
厄介な外来種です。茎や葉には鋭い棘があり、実には毒がある。
液果は直径約1.5cmの球形で秋には、黄色に熟す。

タマサンゴ     別名:フユサンゴ、リュウノタマ、
ナス科ナス属、常緑低木、花期:6月~11月、
花冠裂片と互生し、橙色の葯が花柱の周りに接してつく。
果実は直径約15㎜のやや縦長の球形の液果、黄色~橙赤色に熟す。

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) 
ナス科ナス属、つる性多年草、花期:8月~9月、
花は白色で直径1cmほど、集散花序に多数付きます。
白い花びらが5枚、反り返って咲くので雄しべが良く見えます。
名の由来は、赤い実をヒヨドリが好んで食べることから、
真っ赤に色づく小さな実は、冬枯れの野に美しく映え、人々の目を引きます。

イヌホオズキ(犬酸漿)
ナス科ナス属、1年草、花期:4月~10月、
茎の途中から枝を出し、直径6〜7mmの白い花を4〜8個やや総状につける。
液果は直径0.7〜1cmの球形で黒色に熟し、光沢はない。 
イヌホオズキの仲間は特によく似て区別が難しいです。 
花は総状に付くが順番に咲いていく。

アメリカイヌホオズキ
ナス科ナス属、1年草、北米原産、花期:7月~9月
イヌホオズキはバカナスとも呼ばれ、ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから名付けられた。
イヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキの違いは、
実の形や色合を見た方が分かり易いが、
花の時は白色又は紫色で1個~4個が1点から付き、ほぼ同時に花を咲かせる。
他に、オオイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキ等あるが実の形と数、艶加減で区別する。

ガーデンハックルベリー     
ナス科ナス属イヌホオズキ類、多年草、学名からアフリカのギニア原産、
ガーデンハックルベリーの花はオシベの部分が褐色なのに対し、他の種類は明るい黄色で見分けられる。
実は美味しくないが、栄養価は高いが、若い実には毒性があるが一般的な見方です。
こちらたまに栽培されているのを見るくらいです。
近年の健康ブームにのり、このガーデンハックルベリーがもつ機能性が注目されるようになり、
日本でも栽培されるようになってきました。一般的にはジャムにして食べるようです。
実の大きさは直径1~1.3cmほどで、小さな柿のような扁平な形をしています。ビタミンAがブルーベリーの4倍以上含まれるといわれています。

オオセンナリ(大千成)
ナス科オオセンナリ属、1年草、南米原産、花期:6月~10月、
葉には小さな刺がまばらにあります。
花は葉腋に単生し、径3cmの浅いカップ状になります。
花色は淡い青色~淡い紅紫色で、中心部は白色です。
果実は径1.5cmで球形の乾いた液果で、萼が発達して果実を包みます。
丁度キレイに咲いている花がありませんでしたが、
似た花にクロホオズキ等がありまが、
違いは、葉に黒い棘があるか、花の基部の色が何色かなどが、決め手になります。
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小さな虫さんも懸命に生きている。キイロテントウ、ミスジミバエ、アズチグモ、他

2021-08-23 | 昆虫
最近は時間があると虫を探している自分がいます。
探し方も従来より気を付けて見ているせいか、小さな虫にも目が行くようになりました。

キイロテントウ
甲虫目テントウムシ科テントウムシ亜科、大きさ 3.5-5.1mm、時期 4-10月、
前ばねは黄色一色、胸部(前胸)は白色の、小さなテントウムシ。胸部には一対の黒紋がある。
成虫・幼虫ともに、植物につくウドンコ病菌などの菌類を食べる。
3つ網目が4mmです。


ミスジミバエ
ハエ目ミバエ科ハマダラミバエ亜科 、大きさ 9-10mm、時期 3-10月、
背中に3本の白い筋があるのが名前の由来である、筋模様が特徴のミバエ。 
幼虫はカラスウリの花(雄花)を食べる。
 ミバエの仲間は幼虫が植物の果実を食べるものが多く、非常に有害な昆虫として知られている。 
このハエは初めて撮りました。複眼の不思議な輝きが魅力的です。 


ハナグモ(♂)
クモ目カニグモ科ハナグモ属、大きさ ♂ 3~4mm ♀ 6mm 、時期 4-10月、
草地などの樹木や草の葉・茎・花の上など 待機して獲物を待つ
腹部の斑紋には変異が多く 褐色班のない個体もいる
♂では頭胸部および脚は赤褐色で腹部の中央付近が緑色になるが、
♀では頭胸部および脚は緑色で腹部は白っぽい。
 

アズチグモ(安土蜘蛛 )(♀)
クモ目カニグモ科 大きさ ♀ 6-8mm ♂ 2-3mm、時期 6-9月、
後方が膨らんだ形の腹部を持った、第1脚・第2脚が長いクモ。メスは緑白色(下の写真)、
オスは小さくて赤褐色。脚や胸部・腹部に斑紋のある個体もいる。
花の上で、脚を広げて獲物を待ち伏せる。
 

キンミズヒキはご存知の様に小さな花が咲きます。
小さな花には小さな虫がちゃんと付いています。
ヒトスジシマカ
ハエ目カ科ナミカ亜科、大きさ 4.5mm前後、時期 4-11月、
黒色で、背中に1本の白い筋があるカ。
雑木林や公園で普通に見られ、人をよく刺す。幼虫は、水のたまった樹洞、空き缶、古タイヤ、手洗い鉢などで育つ。
胸部の一本の白い筋、触角のふさふさや足の模様等が少し違う気がしているが、
ヒトスジシマカかどうか?ヤブカの仲間とは思うが、、
カと言えば吸血する昆虫のイメージだが、メスは卵を発達させるために必要な、
タンパク質を得るために吸血するが、オスはメスと違い、血を吸うことはない。 
通常の餌は、植物の蜜や果汁などの糖分を含む液体である。

”三密を 避けて今日も 虫探し”    by 暇老人
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我が家の池に小さなファミリーが仲間入りしています。

2021-08-22 | 雑記
花の投稿分が無くなったわけではないですが、踏ん切りがつかず、
こんなもので、煩わしております。
我が家の準ファミリーとして、我が家に来る雀15‐20羽位毎日、朝、昼食を食べに来ています。
食事時はうるさい位ににぎやかです。
又、小さな池にアライグマに池の鯉を狙われてからは、
今いる金魚を守る為に見る影がないようにガチャガチャに金網を張っています。

そのお陰で金魚も大きく無事に育っています。
合わせてシロメダカも数匹放していますが、数が3匹と少なくなっていました。
最近、池を眺めていると小さな白いメダカが泳いでいるではないですか。
ウオータークリーナーを使っている所では、流れがあったり、吸い込まれて、
育てられない常識外れのはずです。
矢印の大きさのものが数匹泳いでいます。
                   ウォータークリーナー柱傍を通る
池のメダカを写すのは、池表面に空の光が当たり綺麗に撮れていませんが、
現在一番大きいサイズ3匹であと生まれてきたの中、小約2種類いて、
全部で何匹いるのか分かっていません、現在max11匹?
小さい体でメダカの餌をやると懸命につついています。
どこまで育つか分かりませんが、大事に育てるつもりです。
なかなか見難いですが、これでも癒しになっています。

尚、普通のメダカはこんな感じです。
▼メダカ((目高、麦魚、撮千魚) 
ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の総称。
キンギョ(金魚)と同様に観賞魚として古くから日本人に親しまれており、
ヒメダカなど観賞魚として品種改良されたメダカが広く流通している。  
漢字の「目高」は、体の高い位置に目があることを意味しています。

メダカの寿命は?
メダカの寿命は自然環境下では1~2年、飼育環境下では2~3年です。
・餌の与えすぎはメダカが短命になることが多い
気温が20℃を超える季節であれば1日2回、気温が下がる季節は1日1回、さらに冬は餌を断つ。

金魚も以前に追っかけ廻していましたので、何処かに産み付けているはずですが、
孵化されたのを見たことがないなぁ。
多分親魚がホテイグサ等に付いた卵を全て食べてしまっているのでしょう。
池にヤゴがいることはありました。

準ファミリーとして、
雀の他に、キジバト、ガビチョウなどが最近は毎日の様に来ています。
狸も 昔から子孫と思われる狸が疥癬に罹ったのが来ましたので、見過ごしにできずに、
又、クスリをネットで購入し、少しずつ与えて3か月で大分回復してきました。
野良猫、飼猫(?)2匹が遊びに来て直ぐに帰っていきます。
愛犬が亡くなって大分経ちますが、その分をきちんと補って貰っています。
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道端の花達、シロバナキツネノマゴ、ニホンハッカ、ツリガネニンジン、キツネノカミソリ、他

2021-08-20 | 野草
長い雨の時が過ぎて、暑い夏模様に戻ってきました。
風のある時間帯に少し散歩と思い久し振りに出かけました。
谷地川の川沿いの道は、見事に草刈りがなされて、花はおろか虫さえ見つけるのは
無理でした。草刈りの仕事具合のチェックをしてる気分でした。
少し道を外れて、いくつかの花を撮ってみました。

キツネノマゴ
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、1年草、花期:8月~10月、花の大きさは7mmほど、
普通のキツネノマゴは淡い紅紫色の唇形をした小花 で、道端などに生える雑草。
名前の由来はよく分かっていない。
花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、
花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しい。
シロバナキツネノマゴ
キツネノマゴの白花の品種、ある所にはよく見られます。

キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属、多年草、花期:7月~10月、
花は、径6~11mmの黄色い5弁花で細い花穂に多数つく、果実はかぎ形の刺があり動物につく。
まだ咲き始めたばかりです。

ニホンハッカ(日本薄荷)  別名:ハッカ、和種薄荷、
シソ科ハッカ属、多年草、花期:8月~10月、
日本原産のミントです。
ミントとはハッカ属の総称で、ペパーミント系とスペアミント系に分かれますが、
ニホンハッカ(日本薄荷)は、ペパーミント系のミントの一種です。
一般的に園芸ショップで販売されているハッカは洋種ハッカ、  
セイヨウハッカは、投稿してますが、ニホンハッカは初めてと思っています。
橋下の土手に咲いていました。

ツリガネニンジン(釣鐘人参
キキョウ科ツリガネニンジン属、多年草、花期:8月~10月、
茎頂に円錐形の花序をだし、1個〜数個の花が輪生してやや下向きにつく。
鐘形の花冠は淡紫色または白色で、長さ1.5〜2cm、で先は5裂してやや広がる。
花柱は花冠よりやや突き出し、先が浅く3裂する。


キツネノカミソリ(リコリス・サングィネア)(狐の剃刀)
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 、多年草、花期:8月~9月、
(クロンキスト体系ではユリ科に分類される)
花が咲くときには葉がない。早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。
和名の由来は葉の形が剃刀に似ていることから。
花被片は6個、橙色~黄赤色、反り返らない。雄しべ6個、花被とほぼ同長。雌しべ1個。
       

オオキツネノカミソリ
キツネノカミソリの変種、キツネノカミソリより葉の幅が広く、
花も大形で花被片は長さ7-9cm、雄しべが花被片より長く突き出るので区別される。


キツネノマゴから始まりオオキツネノカミソリで締められて良かったです。
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昆虫観察マイナーな昆虫達、ナナフシ、キンバネチビトリバ、ヒルガオトリバ、他

2021-08-18 | 昆虫
子供の頃の夏休み中は、セミやトンボ、クワガタ等が定番でした。
しかし今回はマイナー(?)な昆虫を取り上げてみます。
マイナーとしたのは、あまり人が取り上げそうにない小さい存在,有名でない意味で
取り上げたので、マイナーの他の違う意味(人気、重要がない等)とは違います。

キンバネチビトリバ
チョウ目トリバガ科 大きさ (開張)12-14mm、時期 4-9月
橙褐色の美しいトリバガの仲間。
幼虫は、カタバミの葉やサヤを食べる。

ヒルガオトリバ
チョウ目トリバガ科 大きさ(開張)14-24mm、時期 4-12月、
一見ガガンボに見えます。 ヨモギトリバよりスレンダーですが、大きいです。
 幼虫はヒルガオやサツマイモの葉や花を食べる

キイロホソガガンボ
双翅目 ガガンボ科ホソガガンボ属、大きさ 体長12-14mm、時期 5-10月、
黄色地に黒い斑紋が目立つ。
巨大なカのようですが、血は吸いません。 


ナナフシ(ナナフシモドキ)      
ナナフシ目ナナフシ科、大きさ ♂60mm前後 ♀85mm前後、時期 6-11月
まるで木の枝に6本の脚がはえたような体型の昆虫。
よく似たエダナナフシとは、本種の方が触角が短いことで見分けられる。
ナナフシは漢字で「七節」と書くが体の節が7つと言うことは無く、7が多い位の意味です。
擬態のスペシャリストで、緑色の個体と褐色の個体がありますが、木の枝、葉に擬態するので、
生息する環境で違うようです。

▼ヒメハバチ科の仲間? シロスジヒメナバチ?


ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ)
シリアゲムシ目シリアゲムシ科、  大きさ(前翅長)13-20mm、時期 4-9月、
体は黒色で、翅に2本の太い黒帯を持つシリアゲムシの仲間。
頭部が長く前に伸び、オスはお尻をクルリと巻き上げている。
初夏に現れるものは黒色で比較的大きく、晩夏に現れるものは黄色っぽく小さい。
黄色っぽいものはベッコウシリアゲと呼ばれ、昔は別種と思われていた。

ヤケヤスデ
ヤスデ網オビヤスデ目ヤケヤスデ科  18-20mm、体幅約3mm 4-10月、有毒害虫 、
体色は主に褐色であるが、変化に富み、黒色に近いものから明るい褐色のものまである。
背板のそれぞれの中央部に横の溝線が1本ずつある。
臭腺と呼ばれる器官から特異な臭液を分泌し、不快臭を発散するので、不快害虫として嫌われる。
ヤスデは1つの節に対して片側2本ずつ計4本の足が生えています 、成体の胴節数は多くが20 。
脚は最初の胴節には無く、2-4胴節には1節に1対ずつ、それより後ろの胴節は1節に2対ずつある。

ウンナンヨツボシホソバ
‐鱗翅目ヒトリガ科コケガ亜科、前翅長:♂21.0-23.0mm ♀19.0-23.0mm、時期 6-9月、 
♀は翅が黄色で前翅に2個づつ計4個の点がある。 ♂の翅は灰黄色。右:幼虫
ウンナンヨツボシホソバとヨツボシホソバの似た2種があるが、
外観は酷似していて♂交尾器によりしか判別は付かないようです。
夏の間中蝉の鳴き声が喧しいくらいですが、今日初めてツクツクボウシの声を
今年始めて聞きました。
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庭の花、実(8月-3)マンデビラ、スコパリア、ジュズサンゴ、キンズ、他

2021-08-15 | 自宅の花木
重大な災害の起こるおそれがある特別警報や、警報が至所で出されていました。
土砂崩れや河川の氾濫による災害をテレビニュースは流しています。
それでなくても三密を避けるための自粛が続いていますので、家に張り付いています。
先日の庭の花の続編です、実のものを中心にしてましたが、前回用意していたのを、
すっかりアップするのが、洩れていましたので一緒にしました。

マンデビラ     別名:デプラデニア(旧属名)
キョウチクトウ科マンデビラ属、つる性低木、中米原産、花期:5月~10月、
近年は品種改良が進んでさまざまな品種が登場し、人気が高まっています。


オミナエシ(女郎花)   別名:粟花(あわばな)、敗醤(はいしょう)
スイカズラ科オミナエシ属、多年草、東アジア原産、花期:6月~9月、
黄色い花が沢山集まって 、小さな花は5弁花のようですが、基部は筒形です。
秋の七草の一つとして有名ですが、開花にはかなり早晩の差があるようです。

ノコギリソウ(鋸草)   別名:アキレア
キク科ノコギリソウ属、多年草、花期:6月~9月、
名前は羽の形が鋸の歯に似ていることからで、似た花のセイヨウノコギリソウは、
花を見ただけでは判断付かないが、2〜3回羽状 と葉が少し複雑です。

▼スコパリア ’ブルーメロン’
オオバコ科スコパリア属、常緑多年草(1年草扱い)、南米原産、花期:5月~8月(真夏以降は花数が少ない)
夏にぴったりのさわやかな花色と甘い香りが魅力!葉に触れるとメロンの甘い香りがします。花径1cm程度
本当はもっと以前にはブルーの色をしていた気がしてますが、今は白っぽく花も少ない。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)   別名:ハトペリー
ヤマゴボウ科リビナ属、宿根草、南米原産、花期:6月~10月、
白い小さな花が咲きますが、花よりも花の後にできる実を楽しみます。
珊瑚色の実が数珠状につくことから、「数珠珊瑚」と名づけられた 。

カンショウヨウトウガラシ(鑑賞用唐辛子)  別名:トウガラシ
ナス科トウガラシ属、1年草、南米原産、花期:6月~12月、
カラフルな色の果実を楽しむ、鑑賞用期間の長い植物。 右:’オニキスレッド’


ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)    
ナス科ホオズキ属、多年草、東アジア原産、花期:6月~7月、
花が受粉すると果実だけでなく萼も大きく成長し袋状に果実を包み込む。
従って赤い提灯のように見えるのは萼です。何故か昔の和風さを感じます。
通常は観賞用だが、果実はホオズキ人形にしたり、中身を取り除いて口に含んで音を鳴らす、
風船のように膨らませるなど子供の遊びに使われていたのを思い出します。

ナガエコミカンソウ (長柄小蜜柑草)  別名:ブラジルコミカンソウ
コミカンソウ科コミカンソウ属、1年草、インド洋マスカレーヌ諸島原産、花期:6月~1月、
葉は小さく長楕円形長さ7~15mm、花を数mm長い柄の先に咲き、草丈70cmになることも。
熟した実が葉の上に乗るのが特徴です。
無くなったと思っても何処かに生き残っている野草。


キンズ(金豆)   別名:マメキンカン
ミカン科キンカン属、常緑低木、中国原産、花期:6月~8月、
キンカン(金柑) の矮小品種です。
茎には鋭い棘があります。 初夏に小さな白い五弁花を咲かせ、夏~冬1cm程の小さな橙色の実をつけます。  
 

ブラックベリー     別名:キイチゴ(木苺)
バラ科キイチゴ属、落葉低木、花期:6月頃
ブラックベリーは、大きく立ち性とつる性に分けられ、後者はデューベリーとも呼ばれています。
また、ラズベリーとの交雑種もあり、これらも収穫のとき、
果実が果托ごと取れるタイプはブラックベリーに分類されます。
なお、果色は黒だけでなく、赤色のものもあります。 右:6月に花を撮影したものです。

ブルーベリー
ツツジ科スノキ属、落葉低木、北米原産、花期:4月~5月、果樹です。
釣鐘型の白い花を咲かせ、その果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリーの名がつきました。
現在、日本で栽培種として流通しているブルーベリーの品種は100種類を超えます。
我が家には3種類植えてあるが、沢山の実を付けてくれるので、ブルーベリージャムにしている。
野鳥やアライグマに取られる放題ですが、知人におすそ分け程度は取れている。
今迄は、草花、木の花、実等別々に投稿してましたが、今回は、纏まりなく
投稿してしまいました。
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