花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

散歩中の野草花(4月)ヤセウツボ、チゴユリ、ホウチャクソウ、ウマノスズクサ、他

2020-04-30 | 花の写真
例年なら昨日からGWで、心踊らしている頃ですが、
今年は、東京都は「STAY HOME週間」として外出自粛を呼び掛けています。
あなたの命を、家族を、大切な人を、社会を守るため新型コロナウイルスの感染拡大をくい止める。
人混みには行かないことを肝に銘じて、かってない事を経験をしなければなりません。
人のいない野道を散歩していると、今年もヤセウツボが咲きだしていました。
自然は例年通りに動いているのを、しみじみと実感しています。

ヤセウツボ(痩靭)
ハマウツボ科ハマウツボ属、1年草、地中海沿岸原産、花期:4月~6月、寄生植物、
葉緑素をもたないため全体的に褐色で、15-50cmほどの高さまで生長する。
12mm程度の大きさの唇形花を咲かせる。 
日本では外来生物法で要注意外来生物に指定されている。
似た花のハマウツボは、海岸、河原に多く生え、淡紫色の花を付ける。
   


チゴユリ(稚児百合)
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:5月、
平地から山地の落葉広葉樹林に生え 、やや湿った、腐植質の積もった場所に生育し、
上部で弓なりに曲がる茎の先端に直径1cmほどの白くかわいらしい花を1~3輪咲かせます。

ホウチャクソウ(宝鐸草 )
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:4月~5月、
つぼみの時期は ナルコユリ  や アマドコロ  と似て区別がむずかしいが、花が開くと、
寺院の軒先に下がる大型の風鈴である宝鐸(ホウチャク)に似るので区別が容易。
上部で枝わかれし、葉は長楕円形、花葉、枝の先に1~3個ついて垂れ下がる。
花被片は筒状に集まり平開しない。

ナルコユリとアマドコロはよく似ていて判断が難しいです。
茎を触ったときにツルツルしているのがナルコユリで、
引っ掛かりがあるのがアマドコロとか、茎の形が違う、葉の幅が違うなどありますが、
花と花柄のつなぎ目は、突起状(短柄))あるのがナルコユリで、ないのがアマドコロとで区別している。

ナルコユリ(鳴子百合)
ユリ(キジカクシ)科アマドコロ属、多年草、花期:5月~6月、
茎は円柱形で上部は弓状にまがるり、葉腋から花柄は枝分かれし、その先に緑白色の長さ2cmほどの、
花を3~5個垂らす。花筒の先の方が色濃く、緑色を帯びる。花の基部に短柄がある。

▼アマドコロ(甘野老)   別名:キツネノチョウチン、
ユリ(キジカクシ)科アマドコロ属、多年草、花期:4月~5月、
根茎の見た目が山芋のトコロ(オニドコロ)に似ており、甘みがあるのが名の由来 。
葉の腋から1本又は基部で二つに分かれた花柄を出し、その先に長さ2cm程の緑白色の花を垂らす。茎に稜角がある。

 
ウマノスズクサ(馬の鈴草)
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属、蔓性多年草、花期:5月~6月
和名は花の形を馬につける鈴に見立てたもの。
花は長い花柄(末端は子房)の先に、サキソホンのような独特の形。
3つの萼片が合着して筒状になったもの。
萼筒の口部は紫褐色の斑紋が多く、不気味な印象がある。 
葉は互生でほぼ三角形だが、同じ個体につく葉でも変化が大きい。


オヤブジラミ(雄藪虱)
セリ科ヤブジラミ属、越年草、花期:5月~7月、
茎や葉は紫色を帯びる。葉は3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂ける。
花弁はふちが紫色を帯びる。小花柄は2〜4個と少ない。果実は長さ5〜6mmとやや長い。
先がカギ状に曲がった刺毛がある。 
ヤブジラミにそっくりだが、茎や子房は緑で、小果柄が短く、花期も少し遅い。 


ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)
ケシ科ケシ属、1年草、地中海沿岸原産、花期:4月~5月、
茎先に花径2センチから5センチくらいの4弁花をつける。
 花の色は、橙色ないし紅色である。 雄しべはたくさんある。
 真ん中にある雌しべの子房は円筒形で、4本から8本の筋が放射状に伸びる。 
昔、最初に見た時はキレイな花と思っていましたが、繁殖力が大変強く、至る所にさいている。
農業地域では、他の植物を駆逐するので、注意外来植物になっています。
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地味な花木の咲き比べ(その2)オニグルミ、ヒメコウゾ、ニシキギ、他

2020-04-28 | 花の写真
昨日に引き続き、地味な花木からの投稿です。

オニグルミ(鬼胡桃)
クルミ科クルミ属、落葉高木、花期:5月~6月、雌雄同株。
葉の展開と同時に開花する。雌花序は新枝の先端に直立し、雄花序は前年枝の葉腋から垂れ下がる。
雄花序は長さ10〜22cm、小さな雄花が密集してつく。
 葯が開き花粉を出し始めたばかりのようです。
雄花が雌花より遅れて咲くことで、一本の木の中で受粉すること(自家受粉)を避け、
異なる遺伝子を持つ別の木の花粉を受け取るための工夫をしているのです。

ヒメコウゾ(姫楮)
クワ科コウゾ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄同株。
和紙の原料として知られるコウゾは本種とカジノキの雑種とされるが自然界では両者の中間種もあり、
コウゾとヒメコウゾを区別せずに扱うことが多い。
その違いは、葉柄の長さがコウゾは1cm以上、本種は1cm以下と短い。コウゾは雌雄異株。
新枝の基部の葉腋に雄花序、上部の葉腋に雌花序をつける。
雄花序は長さ約1cmの柄があり、直径約1cmの球形。
雌花序は柄が短く、直径約5mmの球形で、赤紫色の花柱が目立つ。花柱は長さ約5mm


クワ(桑)      別名:ヤマグワ、マルベリー
ワ(桑)は、クワ科クワ属の総称。落葉低木または高木、花期:4月~5月
カイコの餌としてクワが栽培されていたので、この辺りで多くの木がある。
春に花弁のない淡黄色の小花を穂状に下げて開花する 。
雄花、雌花とも花弁が無く、がくは4枚あります。
左は雄花序です。           右は雌花序
雌雄異株または同株。同株の場合は枝により分かれているようです。
雄花は4本の雄しべを持つ。
雌花序は軸の先端に雌花が密集する。花は1本の花柱の先端が2裂する。
花弁などの花被片が無いように見えるが、花柱の基部に子房を包んである。

コナラ(小楢)   別名:ハハソ(柞 )
ブナ科コナラ属、落葉高木、花期:4月~5月、雌雄同株、
雄花序は長さが6センチから10センチくらいあり、長く垂れ下がる。 
雌花序は短く、新しい枝の葉の脇につく。 色はいずれも黄緑色である。
雄花序                雌花序        

ニシキギ(錦木)    別名:ヤハズニシキギ、カミソリノキ
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
 枝に「翼(よく)」と呼ばれるコルク質の羽が付くのが特長 
葉腋から、葉より短い柄の集散花序を出し、淡緑色の花を数個開く。
花弁、雄しべは4個、萼は4裂する。 花は両性花。
花の大きさは5mm程度で葉の下に隠れる様に咲きます。花には雌雄がある。
雌花
雄花


ゲッケイジュ(月桂樹)   別名:ローリエ
クスノキ科ガッケイジュ属、常緑高木、地中海沿岸原産、花期:4月、雌雄異株
緑がかった黄色の小さな花をさかせますが、白っぽい花びらに雄しべが黄色をふりまいている為。
雌花(雌しべ1個と仮雄しべ4個)は白っぽく見えますので、これは、雄花(雄しべ8-12個)です。

▼マツ(松)
松とは、マツ科松属植物の総称。常緑針葉樹、
松の花には、雌花と雄花があり、先端の一番突端に雌花(りん片からできている)、
茎根元付近にある茶色いのが雄花で花粉をためこんでいる。
雄花(おばな)から飛び散った花粉は風に運ばれ、雌花(めばな)のりん片の隙間から入って受粉します。
受粉した雌花は、成長してマツカサになります。 


番外編
竹(笹)
竹(笹)が刈り込まれていた残りに花が咲いているを見ました。
花木ではないが、非常に珍しいのでここに載せることにした。
竹の花はめったに見ることができないので、60年に1回咲くといわれている。
種類によって開花時期が違い、その周期が分かっている花はわずかです。
笹は、イネ科ササ属、1年草、 
笹は説によっては60年から100年に1度花を咲かせてその後には一斉に枯れると言われています 。
しかし場所が色々ですので、良く見る気がしてます。
まだまだありましたが、名前及び花が複雑過ぎて割愛しました。又別の機会にします。
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地味な花木の咲き比べ(その一)アオキ、ウリハダカエデ、コクサギは雌雄異株。

2020-04-27 | 樹木(花木)
春は花木も華やかですが、しかし地味ながらも咲いてくれている木もあります。

アオキ(青木)
ミズキ科アオキ属、常緑低木、花期:4月~5月、庭園樹、公園樹、
小枝の先の円錐花序に紫褐色の小花を付ける。雌雄異株、
果実は、卵状楕円形で長さ2cm程、赤熟する。
白い実を付けるシロミノアオキも稀に山地に生える。
雄株の花序は大きく、花の数も多い。雄しべは4本で、雌しべの痕跡がある。
雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄しべが退化して無い。
実になっているのもありました。
雌花のほうが、開花時期が遅いような気がします、雌花が咲くのを待ちました。

ウリハダカエデ(瓜膚楓) 
ムクロジ(カエデ)科カエデ属、落葉高木、花期:5月、雌雄異株、
若枝の先に、細長い総状花序を作る。雌花は雄しべが退化し、
雄花は雄しべが退化している。花弁、萼片は5枚ずつ交互に付く。 
雄花
雌花 雄しべが退化して花柱のみが見られる。


 ▼コクサギ(小臭木)
ミカン科コクサギ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄異株、
葉の臭気がクサギに似るが、葉や木全体が小さいため、コクサギと名付けられた 。
雄花は10輪ほどがまとまって咲き、雌花は単独で咲くので見分けやすい。
いずれも直径は4~5ミリほどで花弁は4枚(稀に5枚)ある。
雄花 
雌花

実が付いているのもありました。

サルトリイバラ(猿捕り茨)       別名:サンキライ(山帰来)
サルトリイバラ(ユリ)科シオデ属、蔓性低灌木、花期:4月~5月、雌雄異株、
 刺があり繁茂したところに、猿が引っかかって捕まってしまうことから。
葉の展開と同時に葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数つける。
花被片は6個、長さ約4mmの長楕円形で、上部はそり返る。
雄花の雄しべは6個。雄花の雌しべと雌花の仮雄しべはともに退化して、ほとんど目立たない。  
雄花
 
雌花は散形花序を形成し、子房から三裂した柱頭が出ている。内花被片3、外花被片3。
 

シキミ(樒)   別名:ハナノキ、コウシバ
マツブサ(旧モクレン)科シキミ属、常緑小高木、花期:4月、有毒植物、
実が猛毒のため、悪しき実(アシキミ)のアが省略された他、諸説ある。
サカキとともに神社の境内や神棚に使われることで知られる 。
葉腋に淡黄緑白色の花を咲かせる。花弁と萼片はともに線状披針形で10~15枚あり、外側の数片が萼。
花は両性 、一つの花の性転換
右の花2つ、咲き始めは雌性期(雌しべが働く時期)
左の花1つ、咲き終わり雄性期(雄しべが働く時期)
何でこんなこと思いますが、基本的には近親交配を避ける為のようです。

ニワトコ(接骨木)
スイカズラ科ニワトコ属、落葉低木、花期:4月~5月、
(新しいAPG植物分類体系ではレンプクソウ科に移されている)
枝先に円錐花序を出し、淡黄白色 の小花を多数付ける。
赤い実が房状にできる。実の直径は3ミリ程度。


 ▼アカシデ(赤四手)   
カバノキ科クマシデ属、落葉高木、花期:4月~5月、
長さ4~10cmの雄花序を前年枝からたらし、雌花序は本年度の先につく、
花穂は長さ5~6cm。
雌花序                雄花序

オトコヨウゾメ(男莢迷 )   別名:コネソ
スイカズラ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
枝先から散房花序を出し、5~10個ほどの白い花を垂らす。
ガマズミの仲間は、花序を上向きに付けるが、オトコヨウゾメは垂れるのが特徴。
花冠は5裂、雄しべは5本。


地味な花を集めましたら、雌雄異株や雄花、雌花が違うのであわてました。
まだまだ花穂が垂れたのがありましたが、記事の作成途中で消してしまい、やる気を
なくしました。
これで絞めて翌日その二として投稿予定です。 
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4月に花が咲く木、ミツバツツジ、ハナミズキ、リキュウバイ、シロヤマブキ、他

2020-04-25 | 樹木(花木)
ソメイヨシノも散り、周りの花の風景も変わりました。
4月に、近くで目にしたものを幾つか選んで見ました。

ミツバツツジ(三葉躑躅)  ツツジ科ツツジ属、ピンク色が目立ちます。
 

リキュウバイ(利休梅)  バラ科ヤナギザクラ属、ウメに似た白い5弁花。


シジミバナ(エクボバナ、ハゼバナ、コゴメバナ ) バラ科シモツケ属、


ハナミズキ(花水木) ミズキ科ミズキ属、道路の街路樹でよく見ます。


ヤエザクラ(八重桜) バラ科サクラ属、八重咲きになるサクラの総称 。ヤマザクラ、サトザクラ


シロヤマブキ(白山吹) バラ科シロヤマブキ属、ヤマブキに比べると花数が少ない。

イロハモミジ(いろは紅葉) ムクロジ科カエデ属、高い所で小さい花、撮るのは無理です。

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作) マンサク科トキワマンサク属、

まだ花木はありますが、別の機会に回します。
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庭の野草花(4月) イチリンソウ、フデリンドウ、エビネ、マムシグサ、他

2020-04-24 | 自宅の花
庭の花も1年で一番花が多い時期になりました。
ミヤコワスレも多く咲き始めました。

イチリンソウ(一輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、花期:4月~5月、
先端に径4cm程の白い花びら状の萼片が5~6個、薄紫を帯びることある。


フデリンドウ(筆竜胆)
リンドウ科リンドウ属、越年草、花期:4月~5月、山野や野原に生える。
茎先に青紫色の花を数輪つける。花冠は2~2.5cm、先は5裂し裂片の間に副片がある。
花は雨天や曇天の時には開きません。この蕾の状態が筆のようだということから。
右は、昼過ぎに曇ってきたら閉じてしまいました。
ハルリンドウは一つの茎に対して花は一輪ですが、フデリンドウは数輪咲かせます。

エビネ(海老根)   別名:ジエビネ、
ラン科エビネ(カランセ)属、多年草、花期:4月~5月、
エビネの仲間には春咲き種と夏咲き種があり、春咲きエビネの代表がエビネ 、キエビネ等。
葉の間から30~40cmの花茎を出し、8~15個の花を付ける。
萼片は紫褐色、側花弁と唇弁は白色、又は淡紫色の花を付ける。
黄色の花をを咲かせるエビネ(タカネエビネ)

タンチョウソウ(丹頂草)   別名:イワヤツデ、ムクデニア
ユキノシタ科 タンチョウソウ(ムクデニア)属、多年草、中国、朝鮮半島原産、花期:4月
花茎はまっすぐに伸び、上のほうで枝分かれして、花径1cmほどの白い花を多数咲かせます。
白い萼と白い花弁が重なり合って、花びらが10枚あるように見えます。
 

サクラソウ(桜草)
サクラソウ科サクラソウ属、多年草、花期:4月~5月、
浅く切れ込みの入った長楕円形の葉を根元から数枚広げ、中央から1本の花茎を出して、
花径2~5cmの数輪の花を咲かせます。花形の変化が多く、近年では八重咲きもあります。 

マムシグサ(蝮草)   別名:テンナンショウ、カントウマムシグサ
サトイモ科テンナンショウ属、多年草、花期:5月~6月、
マグシグサは、変異が著しく中間的な形態を示すものも多く、
植物学者でも分類が異なるため、分類が難しいようです 、
茎の模様がマムシの皮膚の模様に似ているところから。雌雄偽異株で、雄株から雌株に転換する。
地下の球根から茎を伸ばし、2枚の葉と仏炎苞を形成し、その中に花序がある。
仏炎苞が緑色のものはアオマムシグサと言うようです。
仏炎包が紫褐色のものはムラサキマムシグサとも呼ばれる。


オダマキ(苧環)    別名:アキレギア
キンポウゲ科オダマキ属、多年草、花期:5月~6月、
オダマキには、種類が多くそれぞれに特徴があります。
これは、日本原産の最もポピュラーな種類です。
青紫色で花弁の先端はしろく、丸い花形のものです。
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近場の自然も、花がいっぱい、癒しを振りまいています。

2020-04-23 | 花の写真
近くを歩いていても、春の花がいっぱいに咲き揃っています。
人間の世界とは別で、花は春を謳歌しています。

ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)が土手にいっぱい
 
                 ツルニチニチソウもはびこっているが満開にはやや早い。


ヤマブキソウ 小群落をあちこちに作っています。
                                                                 ヤマブキソウとニリンソウ

ニリンソウ 密ではないですがほどよい間隔?でスーパーのレジ付近のように。

カキドオシ びっしりと広く撮っても何か分からないと思いこれくらい大きさで、

ムラサキサギゴケ 田の畔に多く見られます。

☆お馴染みのタンポポ これも世相に付き合ってか、疎らです。咲くのを自粛?


シバザクラ 個人の庭の一部ですが、石垣の上に通り沿いから見えますので、
 

ハナニラ 我が家の庭などのあちこちで咲いていますが、これほどの密集してませんので、


☆ナノハナ 河川敷きには、なくてはならない今頃の風景です。

クリーピングタイム 石垣グランドカバーとして続いている。

☆道路脇の町会の花壇
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花弁が無く萼片が花弁のような花がある。ムベ(郁子)、アケビ(木通)

2020-04-22 | 花の写真
花は基本的に、雄しべ雌しべの花軸と萼片と花弁で構成されています。
多くの花はキレイな花びら(花弁)に飾られますが、ムベは、普通は地味な花を支えている萼片が 
花びらに見えている。
実は結構、思った以上に多くの花で萼片を花びらだと思って見ている花は多いです。
例えば、アジサイやシュメイギク、オシロイバナなどあります。
(総苞が花びらみたいな花もある、ハナミズキ、ドクダミ等)

ムベ(郁子)
アケビ科ムベ属、蔓性、花期:4月~5月、雌雄同株。 
葉は互生。掌状複葉で、小葉が5〜7個ある。小葉は長さ5〜10cm、幅2〜4cmの楕円形。
花は下向きに咲き、内面には単紅紫色の筋がある。花には花弁はなく、
花弁に見えていたのは萼片で6個(2列に並ぶ、外側3個は披針形、内側3個は線形)。
雄花 雄しべが6本。         雌花  雌しべが3本。
 
萼を取り除くと3個の子房です。
庭にあるムベの花何時でも撮れると手抜きしていたら今は枯れ始めています。
花も結構複雑だったんですね。

アケビ科が出てきましたので、アケビも載せておきます。
アケビ(木通)
アケビ科ムベ属、落葉蔓性、花期:4月~5月、雌雄同株。
葉柄は長く、3〜10cm。小葉は5枚、長楕円形ないし長楕円状倒卵形、 
花序は散房状または総状で下垂し、先の方に数個の雄花、基部に1〜2個の雌花をつける。 
雄花は淡紫色、長さ1〜2cmの花柄があり
 
雄花は淡紫色、長さ1〜2cmの花柄
 
雌花は紅紫色、長さ4〜5cmの花柄があってやや下垂し、径25〜30mm、
萼片は3枚、長さ15〜20mm、雌しべは3〜6個、円柱形で紅紫色、


ミツバアケビ(三葉木通)
アケビ科ムベ属、蔓性、花期:4月~5月、雌雄同株。
花序の先端には雄花が10数個。基部側に大型の雌花が1〜3個つく。


ゴヨウアケビもあるが、アケビとミツバアケビの自然雑種で、花は暗紫色、果実はできない。 
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ぶんぶんと、アブが飛ぶ、ハチが飛ぶ、そしてチョウが舞う、昆虫の楽園。

2020-04-21 | 昆虫
春に花が咲き揃えば、虫さんの活動も活発になってきました。
家の周りの花に、よく見ると色々な虫さんがいます。
しかし名前がよく分からず苦労しています、ヒントなど分かりましたらご教示下さい。

クロマルハナバチ  ミツバチ科  ♂12-19、♀16-19mm 4-10月、
丸みをおびており毛深いが、ミツバチより少し大きい。
庭のブルーベリーに毎日来て次から次へと飛び移っています。 

アシブトハナアブ  ハエ目ハナアブ科ハナアブ亜科、12-14mm、3-10月、
胸部に縦筋があり、腹部の黄色い三角班が目立つアブ。脚は黒く、ももの部分が太い。
 

▼??     チョット調べたところではピタとするものがないので未定。
花はミヤコワスレの花弁が細いものです。

ナミハナアブ(ハナアブ)ハナアブ科ハナアブ亜科、14-16mm、3-11月、
腹部に赤黄色の縞模様があるアブ。胸部は褐色。
ナミとは、よく昆虫に付けられる枕詞のようなもので「よく見られる」みたいな意味です。チョウやテントウムシにも付けられています。

ニホンカブラハバチ  ハチ目ハバチ科ハグロハバチ亜科、8mm、4-10月、
朱色のハバチ。 全身朱色で翅は黒い。
セグロカブラハバチとよく似ているが、本種では胸部も朱色。

バラハキリバチ?  ハキリバチ科ハキリバチ亜科、13mm前後 、4-10月、
黒色で、胸部の周縁部に褐色毛があるハチ。 
バラなどの葉を丸く切り取り、巣の材料にする。花によくやって来る。 
花はミヤコワスレですが、


▼キンバエの種類? 名前特定できずクロバエ?
 
▼ハムシの仲間?                                     ▼ナナホシテントウ   テントウムシ科

▼クロヒゲナガジョウカイ?   ジョウカイボン科 5.2-7.6mm、5-8月、
花粉をいっぱい顔付近に付けていてよく形が不明で名前が分からず調査中
体長1cm位でタンチョウソウの花の上にいます。
 
 

クロコガネ  コガネムシ科コフキコガネ亜科、17-22mm、5-8月、
黒褐色で、ずんぐりとした感じのコガネムシ。後翅には不明確な筋がある。

ミヤマセセリ  セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科、 14-22mm、3-4月、
褐色地に黄色紋を散らした翅をもつセセリチョウ。
前翅端の白色部が発達していて、オスよりも美しい。
♀                  ♂

ヒオドシチョウ  タテハチョウ科タテハチョウ亜科、32-42mm、3-6月、9-11月、
鮮やかなオレンジ色に黒い紋があるタテハチョウ。成虫で越冬するので、早春から飛びはじめる。

ベニシジミ  シジミチョウ科シジミチョウ亜科、13-19mm 、3-11月、
前翅は表裏とも赤地に黒褐色点があり、後翅は表面が黒褐色で、裏面は灰色のシジミチョウ。
春に現れる個体は赤っぽく、夏の個体は黒っぽい。秋には両方のタイプが見られる。


スジクロシロチョウ  シロチョウ科モンシロチョウ亜科、24-35mm、4-10月、
モンシロチョウによく似たチョウ。スジグロという名のとおり、翅に黒いすじがあることで見分ける。
多分メスを見付けてゲットした?

キリウジガガンボ  ハエ目ガガンボ科ガガンボ亜科、体長14-18mm、3-6月、9-11月、
翅の前縁に暗褐色部分がある。  腹部は淡黄褐色で、背面両側に暗色の縦帯がある。
 

ヤブキリ?の若齢幼虫  キリギリス科キリギリス亜科、
ニリンソウの花の上に、右下はハナニラの上に。
        
 

多くの名前が分からないものだらけでして、申し訳ありません。
この時期に遠くに出掛けなくても、虫さんが来てくれるのは有り難いことですが、
写真を撮るとなると大変です、もう少し名前が分かるような撮り方も必要でした。

<一口メモ>  ハチアブの違い
ハチは頭と胸・胸と腹の間がそれぞれくびれていて、全体的にスリムな印象を受けます。 
一方でアブは、体にくびれがなくハエと似たような体形です、
眼が大きいという点もハチとは異なる特徴になります。

虻蜂(あぶはち)とらず:クモが網をはっているとき、アブとハチがかかったが、
欲を出して両方ともつかまえようとして結局どちらも取り逃がしてしまうこと (ことわざ)

私も何かまとまりに欠けて虻鉢とらずになってしまいました。
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春の黄色い野草達、クサノオウ、ケキツネノボタン、カタバミ、ヤマブキソウ、他

2020-04-18 | 花の写真
春には木々を含めて黄色い花が目立ますね。
その理由は、花の色は人間の鑑賞の為にだけある訳ではなく、
植物の生殖戦略と関係がある為の様です。補足は後述。 

クサノオウ(瘡の王、草の黄)
ケシ科クサノオウ属、越年草、有毒植物、花期:5月~7月 、野原に生育、
全体がやわらかく粉白色を帯び、傷付けると黄色の汁がでる。
葉と茎に縮れた毛がある。枝先に黄色で径約2cmの4弁花が数個つく。
 

ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)
キンポウゲ科キンポウゲ属、越年草、有毒植物、花期:4月~7月
萼片は5、花時に反り返り、広卵形、長さ3.5mm、背面に毛がある。花弁5、黄色、長さ4〜5mm。
集合果は球形径約1.5cm 、コンペイトウのような実の先に付いている棘のような部分が、 
ほとんど曲がっていない、そっくりに似た花のキツネノボタンとの違いが、
毛が多いことと、キツネノボタンほどに鈎のように曲がっていないことです。
 

ミツバツチグリ(三葉土栗)
バラ科キジムシロ属、多年草、花期:4月~5月
葉は3小葉からなり、頂小葉は長楕円形 、表面は光沢ない。
花は直径約10〜15mmの5弁花。花床には少し毛がある。

ヘビイチゴ(蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属、多年草、花期:4月~6月、
茎は長く地を這う、葉は3小葉、花径1.2~1.5cm、5個の萼がある。
花弁(花びら)と花弁の間に隙間が開いて萼が見えるのが、特徴です。
また真中の雌しべの塊がこんもり丸いのも特徴の一つです。
また雌しべは熟す前にオレンジ色になります。
葉の3小葉はミツバツチグリと同じだが、三つ葉がすき間なく、ツチグリは開いている。

カタバミ(片喰)
カタバミ科カタバミ属、多年草、花期:5月~9月、普通にどこにでも見られる。
茎は地をはい、葉は3小葉、小葉はハート形。花は黄色。さく果は円柱形。
カタバミの種類もあるが、黄花とのことでこれだけとしておきます。

アカカタバミ(赤片喰)
花の中心部も赤くなる。
 

コメツブツメクサ(米粒詰草)
マメ科シャジクソウ属、1年草、ヨーロッパ原産、花期:5月~7月、
葉は3小葉からなり、葉柄は長さ2〜5mmと短い。小葉は長さ0.5〜1cmの倒卵形。
花序は直径7mmほど。花は黄色で長さ3〜4mmと小さく、5〜20個が球状に集まる。
非常によく似たコメツブウマゴヤシがあるので、正直見ただけでは分からない。
葉に毛が多く、花が終わると花弁が落ちるとあるので、花後の方が見分け易い?


ヤマブキソウ(山吹草)   別名:クサヤマブキ
ケシ科ヤマブキソウ(クサノオウ)属、多年草、花期:4月~6月、山麓や林下に群生。
花がヤマブキに似ていることによる。
小葉は長さ1~5cmで縁は不規則に切れ込み、鋸歯がある。3~5枚の小葉がある。
上部の葉腋に黄色で径4~5cmの4弁花をつける。
 
 

黄色い花が多い理由:
虫媒花の花にとって、昆虫が花粉を運んでくれるかどうかが 非常に大事です。
昆虫を引き付ける為には、香りと色がかかわっていて、花と昆虫の良い関係から、
早春にいち早く活動を始める昆虫にはアブやハエの仲間が多く、黄色い色に敏感の様です。
因みに、紫外線を含む青や紫の短波長の光には昆虫は反応し易く、赤色の様な長波長の光には
反応が鈍いのです。人には黄色い花や白い花も昆虫には淡い青色に写ると言われている。
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似た花同志、ムラサキケマン、キケマン、ジロボウエンゴサク、ヤマエンゴサク、他

2020-04-18 | 花の写真
花のが似ていて良く名前を間違えてしまうものがあります。
ケシ科キケマン属を中心に近所から撮ったものです。

ムラサキケマン(紫華鬘)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~6月、野や丘の藪陰に咲く。
セリに似た葉は、夏には枯れてなくなる、
花は茎の上部にびっしりと総状につき、紅紫色で長さ1.2〜1.8cm。 
花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。外側の上の花弁は後ろが袋状で突き出る。 
名の由来は、ケマンは花を糸で通した飾りで、これに似て紫の花が咲くと言う意味から。

シロヤブケマン(白藪華鬘)
ムラサキケマンの品種として分けられる。 
先端に紫色があっての白花をいい、完全な白花をユキヤブケマンという。  

キケマン(黄華鬘)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~5月、
花は総状花序につき、黄色、長さ15〜20mm。苞は披針形。 
果実は長さ約3cmで種子が2列に並んでいる。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~5月、山麓の林の中。
丈は15cm程のひょろひょろした草、エンゴサクの仲間は、花や葉に変化が多く、一見では見分け難い。
左右相称で唇状の花で、上部の花弁は後が袋状の長い距になっている。 
エンゴサクは この仲間の中国名で(漢方では薬草)、ジロボウの名は、スミレを太郎坊、
これを次郎坊と言った伊勢地方の方言からでている。因みに三郎坊の花はないようです。
 

ヤマエンゴサク(山延胡索)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~5月、
ジロボウエンゴサクより青味が強いのが普通です。
 

ジロボウエンゴサクとヤマエンゴサクの見分け方で一番分かり易いのは、
ヤマエンゴサク(左)の苞(花のすぐ下にある小さな緑のもの)は歯牙か欠刻がありますが、
ジロボウエンゴサク(右)は丸い形をしています。 
分かり難いと思います、不要不急の外出自粛ですので機会が有れば撮り直しておきます。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
キンポウゲ科ヒエンソウ属、1年草、有毒植物. 中国原産、花期:5月~6月、
セリのような葉、ツバメが飛んでるような形の花からついた名。
長さ1~2㎝、花はまばらな総状花序につく 。
萼片は5個で花弁状、 最上部の萼片には長さ約1㎝の距がある。  

普通は青い色が多いですが、家の周りには白いセリバヒエンソウも多く見られます。
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