花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

庭の花(10月)ツワブキ、ノコンギク、と近況報告(2)

2023-10-31 | 雑記
10月も終わりとなります。
今年は例年と違う意味を持っています。後ほどに近況報告を記しておきます。
先ずは、庭の花から、花と言える程ではないですが、ポチポチと。

シュウメイギク(秋明菊) 2度目の投稿でしたね。これが今庭では一番ですので。

ツワブキ(石蕗 )   別名:イシブキ
キク科ツワブキ属、多年草、花期:10月~12月、
花は株の中心から出て、先端に10~30輪ほどのキクに似た、花径3cm前後の黄色い花を咲かせます。

ノコンギク(野紺菊)
キク科シオン属、多年草、花期:8月~11月、
頭花は直径約2.5cm。舌状花は淡青紫色で1列。総苞は半球形で長さ4.5〜5mm。
よく似ているのはヨメナで、葉の形、花の色形まで非常によく似ている。
ノコンギクの葉はざらざらしているのに対し,ヨメナの葉はつるつるしています。
花もヨメナより一回り小さいです。
2つ共にノコンギクとしているが同じかどうか分からない、
下はコンギク(ノコンギクの園芸種)かも。

オキザリストリアングラリス    ▼オキザリスボーウイー

イモカタバミ
 

<近況報告(2)>
10月も終わり、9月に胃癌のレベルⅣで余命が1年もしくは1年半の告知を受け、
3週間で1クールの抗がん剤治療も3回目に入ります。

SOX療法の主な副作用と対処法の資料によると、
末梢神経症状、消化器症状、アレルギー反応等多くの症状があり心配しましたが、
幸いにも、冷たいものに触れると冷たく、しびれを感じたりとか、
足のしびれを感じるようになりましたが、歩行などに支障をきたす程でないので、
今のところ日常の生活に大き支障はありません。
胃がんの症状は、早期はもとより、かなり進行しても症状が無い場合があります。
代表的な症状は、胃の痛み、不快感、胸焼け、食欲不振等ですが今の所出ていません。

但し、自分では未だ大丈夫と思っていますが、テレビで高齢者の運転事故を見るので、
車の運転は差し控えております。

日々是好日」 毎日をかけがえのない日となるように生きると言う禅語で、
楽しい日々ばかりを望んでも、それは叶わない。苦しい日々を恨んだところで
仕方がない。どちらも淡々と受け止めて感謝の心を持ち過ごしていくようですね。

遺影に使う写真を写真屋さんに依頼しました。
くたびれた顔になる前の早い時期に用意しておいた方が良かったかなと思いました。
若い時に入っていた生命保険が80歳で満期になるのでその手続き終了。
これから先はおまけみたいなものと考えて良いのでしょうか?

昨年度の書籍 年間ベストセラー 1位は「80歳の壁」(和田秀樹著  精神科医 )
「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。 
老いを受け入れ、できることを大事にする、という考え方です。 
健康の本は比較的に気になります。

頻尿で泌尿器科にも通院していますが、
夜中に数回起きます、時には考え事があると眠れないときも、無理に眠らないで
本等を読むことにしています。そのうちにいくらでも眠れるのですから。

少し長くなりましたがこれで締めます。
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秋の野草花 コシオガマ、ヤマハッカ、コウヤワラビ、他。

2023-10-29 | 野草(花)
秋らしい花を載せるつもりでいました、順に並べたら最初のつもりと違った
ものになってしまいました。

コシオガマ(小塩竈)
ゴマノハグサ科コシオガマ属 半寄生 1年草 花期:9〜10月 
葉は対生し、三角状卵形で羽状に裂片は深裂する。
秋には淡紅色の可愛い唇形花が咲く。

ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科ヤマハッカ科 多年草 花期:9〜10月 
枝先に長い花穂を出し、青紫色の小さな花を数個ずつ数段につける。
花冠は長さ7~10mm。

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
 キク科アキノキリンソウ属、多年草、北米原産、花期:10月~11月、
今は何処に行っても見られ、各地の土手や荒れ地に群落をつくっている。 
種子でも繁殖するが、地下茎が地中にはびこり植物に害になる分泌物をだす。
猛烈な繁殖力などのゆえ各地で話題にされる植物。
草丈は2~3mにもなる。茎の先端に大きな円錐状の花序を付け、黄色の頭花を多数開く。
 
 

フユノハナワラビ(冬の花蕨)
ハナヤスリ目ハナヤスリ科ハナワラビ属、多年草 見頃:11月~12月 、
シダ植物なので、葉に見えるものは栄養葉(えいようよう)、
花に見えるものは胞子葉(ほうしよう)という。
オオハナワラビと似ていますが,こちらは小形で、栄養葉の羽片の頂片は鋭くギザギザしていない。

これもフユノハナワラビかと似ていましたが、、

コウヤワラビ(高野蕨 )
コウヤワラビ科コウヤワラビ属
湿った場所でよくみられる夏緑性の地生シダ。
葉に2つの形があり、胞子葉と栄養葉はふゆのハナワラビと同じです。

近くに葉が少し違うものも混在していました、
イヌワラビ(犬蕨)
イワデンダ科メシダ属 多年草 ワラビには食べられるものもありますが、
イヌワラビは食べられない品種なのが名の由来とか。

茎と葉の区別がない葉状体の葉は小羽片の形が卵形の長楕円で、
葉の縁にはたくさんの鋸歯(デコボコ)があり葉柄からまばらにはえます。
葉の裏側には三日月形や馬蹄形をした胞子嚢があり、
葉の中間~中助(葉柄に添う形)寄りに群をなして発生。
葉の裏側比較です。左:コウヤワラビ、右:イヌワラビ

シダ植物を載せるつもりでないでしたが、フユノハナワラビのいきががり上
変な終わり方になってしまいました。
ルコウソウやセンニンソウなどのつもりだったのですが、又の機会回しです。
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似た花同士、オケラ、カシワバハグマ、コウヤボウキ。

2023-10-25 | 花の写真
似た花同士のものはいくらでもありますが、今回のこの3つも似ていると
思いませんか?
コウヤボウキだけが我が家の近くでは花がやや遅くなりました。

オケラ(朮 )
キク科オケラ属 多年草 花期:9月~10月、
雌雄異株。雌花と両性花がある。 根茎は木質でかたく、太くて長く、節があって芳香がある。
茎頂に白色または淡紅紫色で目立つ花をつけ、径2 cmのアザミに似た筒状花だけの房状の頭状花となる。
花を囲む苞葉が、魚の骨を並べたようでそれが特徴です。  
雄しべと雌しべの両方を持つ両性株と、雌しべだけが機能する雌株がある。
葯筒から伸びた雌しべは柱頭が2裂するのが見られるのでこれは両性株のようです。 
苞葉の魚の骨を並べたような部分を撮りそこねてましたので追加しておきます。
花後の苞葉です。

カシワバハグマ( 柏葉白熊 )
キク科コウヤボウキ属、多年草、花期:9月~11月、
茎は枝分かれせず高さ30~80cmになる。先に穂状に頭花をつける 。
ハグマとはチベットに産するヤクの尾の毛のことです。
葉はやや大きく、長さ10~20cmになる卵状長楕円形で、カシワの葉に似ています。



コウヤボウキ(高野箒)
キク科コウヤボウキ属、落葉小低木、花期:9月~10月、
枝は細く、灰褐色でいちじるしく枝分かれする。
1年生枝に卵形の葉を互生し、枝先に白色の頭花を付ける。筒状花が10数個集まったもの 。
和名は、この枝を高野山で箒に利用したことによる。
葉は2型あリ、1年目の枝には卵形の葉が互生し、2年目の枝にはやや細い葉になりますが、
1年目の枝の先に花が咲くので目立つのは卵形の葉です。

いずれの花も近縁種で似た名前オオバナオケラ、ホソバオケラ、カコマハグマ等
あるようですが、代表的なものとしてください。
又、花の細かい部分まで表現出来ていませんが、
似た花の雰囲気だけでも感じていただけたら幸いです。
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昆虫観察(10月)アケビコノハの幼虫~各種昆虫選抜まで。

2023-10-23 | 昆虫
明日は、霜降(二十四節気)で朝晩の冷え込みが厳しくなり、
朝霜が見られる冬の到来が感じられる時期です。 
昆虫の活動もいよいよ終わりになりそうですが、アケビコノハの幼虫に、
見ましたので、今回は昆虫の各種類から選抜してみました。

アケビコノハ (幼虫) 
ヤガ科エグリバ亜科、体長 (終令)50-75mm、発生時期 4-10月(年2化)
越冬形態 成虫、 
いつ見ても印象的な形態をしています。
茶色や黒色の体に大きな黄色の目玉模様(眼状紋)を持った特徴的なイモムシです。
体の全体に青っぽい点状の模様が、少し暗いところで見ると、まるで星空のような美しい模様です  。


<カメムシ目>
キマダラカメムシ(*の幼虫) (右:成虫23/6/5投稿済から成虫で越冬*追加訂正)   
ホシハラビロヘリカメムシ 小さな黒点を持つ
クモヘリカメムシ  ホソヘリカメムシ科  大きさ 15-17mm 時期 5-10月
淡い緑色で背中が茶色っぽい、とてもスマートなカメムシ。死ぬと、体色が黄色に変わる。


<チョウ目>
ホタルガ  マダラガ科      ▼フトベニスジヒメシャク  シャクガ科


<トンボ目>
オナガサナエ? サナエトンボ科 大きさ 55-65mm 時期 6-9月
似たトンボが多いので断定し難いが一番近そうかな。
マユタテアカネ  トンボ科 顔が写っていずマユタテが見えず、

<甲虫目>
ナガチャコガネ  コガネムシ科   ▼スグリゾウムシ  ゾウムシ科


<ハエ目>
▼キンバエ属の仲間 ミドリキンバエ?  クロバエ科


<バッタ目>
ショウリョウバッタ バッタ科(褐色型)▼? オンブバッタではない。

<クモ目> 昆虫の種類ではありませんが、
ジョロウグモ ジョロウグモ科 大きさ ♀20-30mm ♂6-10mm 時期 9-11月
腹部に黄色と暗青色の縞模様のある大きなクモ。
ナガコガネグモ コガネグモ科 大きさ ♀20-25mm ♂8-12mm 時期 8-11月
腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモ。

どちらもクモと言えば良く見るクモです。

余り手を広げ過ぎて脈絡のないものになってしまいましたが、この辺でお終いです。
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極小花のザクロソウに挑戦したが、アカネ、ハナイバナ、他。

2023-10-20 | 野草(花)
またまた地味な野草からです、少なくとも私の家近くでは一番小さな花だと思う
ザクロソウ等です。

ザクロソウ(柘榴草)
ザクロソウ科ザクロソウ属、1年草、花期:7月~10月、
高さ10〜25cm。下部の葉は3〜5個ずつ偽輪生し、披針形で長さ1〜3cm。無柄 。
花被片は5枚、楕円形長さ1.8mm、黄緑色。兎に角小さい花、コンデジで写すは大変です。
今は花が咲いているのは殆どなく良い被写体のものもなく不満足でした。

クルマバザクロソウ  花期:7月~10月、 2019/10に撮影分です。
ザクロソウとクルマバザクロと大変似ていますが、違いは葉の輪生につく形。
 

アカネ(茜)   アカネ科アカネ属 つる性植物 花期:8-10月
名の由来は由来は、根を乾燥すると赤黄色から橙色となり、赤い根であることからアカネと名づけられたと 。
多数の淡い黄緑色や淡黄色の目立たないごく小さな花が咲く。
花冠は5裂して、雄しべが5本つく。アカネの花は多数分岐した枝の先に咲く。花径は約4mm


ハナイバナ(葉内花)
ムラサキ科ハナイバナ属、1,2年草、花期3月~12月、
枝の上部の葉腋に淡青色の花を付ける、花冠は径2~3mmで5裂する。

                                                                 何処に咲いているのかわかりませんね。

コゴメギク(小米菊)   別名:ハキダメギク(掃溜菊)
キク科コゴメギク属 1年草、熱帯アメリカ原産、花期:6月~10月、
葉は対生し、葉、茎ともに毛が多い、頭花は5mm程で、5個の白い舌状花が
可愛らしい。


オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
花序は長さ約1.5mm
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。(腺体とは、蜜などの分泌物を放出する部分)
花の時期は既に過ぎ去っています。

▼地面を這うニシキソウも花の時期は終わっていました。


ミズヒキ(水引)
タデ科イヌタデ属、多年草、花期:8月~10月、
上から花穂を見ると赤く、下から見ると白いので水引にたとえた名、花柱の先はかぎ状に曲がる。
花被片が全部白色もある。鈎状になった花柱以外は萼に包まれ、長さ約2.5mm。


ナス科の似た花を幾つか載せておきます。
ナス科野草花の実20/11/12で、ホオズキの各種の違は参照してみて下さい。
アメリカイヌホオズキ
ナス科ナス属、1年草、北米原産、花期:7月~9月、
イヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、、テリミノホオズキが似て見分けが難しい、
一番実がなった時の形や照り具合で判断すのが分かりやすい、ここでは花びらの切れ込みが、
基部近くまであるのと、葉や茎に毛があること、小果柄が1カ所からでていることで判。

ワルナスビ    これも花だけ見ればよく似ている。
ナス科ナス属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、
厄介な外来種です。茎や葉には鋭い棘があり、実には毒がある。


ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
ナス科ナス属、多年草、花期:8月~10月、
他の樹木等に絡み付いて繁茂する。 全草に柔らかな毛を持つ。
葉はアサガオに似た三裂したものから、卵状のものまで部位によって大きく変形する。
まばらに集散花序をつけ、小さい白色で花冠(径1cm)5裂、反転した花がつきます。

小さな花は毎度ですがマクロレンズで撮れない限りは無理を感じています、
印象だけでも残せたらのつもりですので、ご容赦願います。
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イネ科雑草の秋に目立つ、エノコログサ、ススキの穂波、他。

2023-10-17 | 野草(花)
イネ科植物の第二弾として至る所に生えているエノコログサやススキ等を
珍しく何ともありませんが、取り上げてみました。

エノコログサ (狗尾草)
イネ科エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、
先端に緑色の円柱状の花穂を付ける。関東ではネコジャラシと呼ぶ。
夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、
犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、
漢字でも「狗(犬)の尾の草」と表記する。 


キンエノコロ   花期:8月~10月、
穂にびっしり生える毛が、黄緑色のエノコログサと異なり、 黄色でありこれに光が当たると
金色に見える。

ムラサキエノコロ    花期:8月~11月、
茎先に緑紫色、もしくは紫褐色をした円柱状の穂状花序(剛毛)をだす。

アキノエノコログサ    花期:9月~11月、
花穂は円柱状で先は垂れる。


ススキとオギとヨシ(アシ)は似ていますが分かりますか?
ススキ(薄)   別名:オバナ、カヤ   イネ科ススキ属、


▼オギススキ?                                     ▼タカノハススキ(鷹の羽薄)別名:ヤハズススキ

ススキの枯れ尾花は風情がありますが、未だ少し時間がかかりそうです。

オギ(オギヨシ)
イネ科ススキ属、多年草、 花期:9月~10月、
泥の堆積した河原や水辺などの湿地に生える。ススキによく似ているが花穂は大きく、
ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
又、葉の中心に白い線があるのがススキとオギ。ないのがヨシ(アシ)。 
この写真では分かり難いですが葉の中央が白い線があります。

ヨシまたはアシ(葦、芦 )
イネ科ヨシ属、多年草、花期:8月~10月、河川及び湖沼の水際に背の高い群落を作る。
茎は高さ1〜3m、直立して叢生する。 花序は円錐状で大形、長さ15〜40cmで先端は下垂する、
淡紫色。小穂は長さ10〜17mmで、2〜4個の小花からなる。 花序枝の基部に毛がある。
アシは悪しに通ずるのでヨシ(良し)になったと言う。


メリケンカルカヤ
メリケンカルカヤ属、多年草、北米原産、花期:9月~10月、要注意外来生物。
茎上部の葉は葉身が退化し,葉鞘のみになる.葉鞘の縁には長毛.葉鞘の中に小穂をつける.
小穂は2つの小花からなるが,実るのは片方のみ,1~2cmの芒がある.
小穂の根元には白い綿毛が多数生え,風で運ばれる.
イネ科植物はまだまだありますが、今回はこの辺で閉めておきます。
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秋の花と言えば、コスモス(秋桜)とシュウメイギク(秋明菊)。

2023-10-15 | 花の写真
地味な花の投稿が比較的に多い私ですが、今回は秋の花として彩りのある
代表的なコスモスとシュウメイギクをアップします。

コスモス(秋桜)
キク科コスモス属、メキシコ原産、花期:7月末~12月初旬、
秋の代表花であり、知らない人はいないのでは、秋桜は主に秋に咲き花弁の形が桜に似ていることから。

キバナコスモス(黄花コスモス )
コスモス’イエローキャンパス’               ▼チョコレートコスモス 
 
ウインターコスモス


自宅の庭には今時はこれくらいしかアップできそうなものはないです、
シュウメイギク(秋明菊)
キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属、中国原産、別名:キブネギク(貴船菊)
秋に咲く八重咲きの花が菊にに似ていることから名付けられた。
秋明菊)は菊と名乗っていますが実はアネモネの仲間で、菊とはまったく関係ありません。
また、京都の貴船に野生種が多く見られたことから貴船菊(キブネギク)という別名もあります。  
 

今年の夏は暑くて長く、秋になったらなんだか早く冬が来るような気配で、
花の咲き方もなんとなくいつも気もしていますが、わたしだけでしょうじょうか?
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秋の野草から、ヤマホトトギス、ヒヨドリバナ、ブタナ、他。

2023-10-12 | 野草(花)
秋の山野草も既に終わったものこれからのもの等、活動範囲が狭まったので、
多く見掛けられませんですが、幾つかアップしておきます。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月
花は茎頂や上部の葉腋に散房状に上向きにつく。 花被片は斑点が大きく、上半部が反り返る。
ヤマジノホトトギス等似た花が多いが以前の17/09/19投稿済を参照して下さい。

ツリガネニンジン キキョウ科    ▼アキノタムラソウ   シソ科
 

▼アキカラマツ(秋唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属 多年草 花期:7‐9月
花は8mm程、萼は花びら上で、長さ4mmで早く落ちる、花は殆ど終わっていました。

ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科フジバカマ属、多年草、花期:8月~10月、
淡紫色または白色の小さな筒状花が多数集まって、散房状に咲かせます。
茎には紫色の斑点や短毛があります。 葉はざらざらしており短い葉柄があり、
対生に付きます。
この花にもフジバカマ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリ等似た花が多い。

ブタナ(豚菜)   別名:タンポポモドキ
キク科ブタナ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:6月~10月、要注意外来生物 、
外観はタンポポに似るが、30〜60cm程度の花茎が途中で数本に枝分かれし、
それぞれの頭に直径3cmほどの黄色い花をつけるのが特徴。
今は殆どが綿毛状態でした。


ノハラアザミ(野原薊)
キク科アザミ属、多年草、花期:8月~10月、
アザミの仲間は、世界中に300種類以上り日本でも100種類以上あるといわれます。
ノハラアザミの頭花は紅紫色で、枝先にしばしば2~3個集って上向きにつきます。
似たノアザミは春に咲くので区別できる。

アキノノゲシ(秋の芥子)
キク科アキノゲシ属、1~越年草、花期:8月~11月、
淡黄色で約2cmの頭花は円錐花序につく、花の咲いた後は下の方が膨れ、上部が狭くなる。
葉が細いのはホソバアキノゲシです。

ヤマウド(山独活)   別名:ウド
ウコギ科タラノキ属、多年草、花期:8月~9月、
ウドは山菜として有名で、山ウドはややアクが強い。
両性花序の下に雄性は序が付くなど結構複そうです、実はいずれは黒くなります。

ノダケ(野竹)
セリ科シシウド属、多年草、花期:9月~花期:9月~11月、
茎は上部で枝を分け、暗紫色を帯びる、秋に紫黒色の細かい花が多数開く。
果実には、カレーのような香りがある。

秋の彩と言えば近所では一番コスモスが目立っています、次の機会にはアップして
みたいです。

昨日は、通院で点滴を含み1日がかりになりました。転院した最初はやはり、注意事項の
説明が多く時間を取られます。心や体の調子具合の記入や心配ごとなどないか、
ミス防止の為には慎重ですね。
暫くは副作用が出ないことを願って無理せずにブログもやっていきます。
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イネ科の花、フウチソウの花を見ることはあまりないです。

2023-10-09 | 野草(花)
この時期になると、イネ科植物が道端に生い茂ります。
イネ科の花と言っても、小さくて地味過ぎて興味を持ってもらえそうもないですね。
特にフウチソウ等は葉の色を楽しむもので、その葉も枯れると直ぐに刈り取られ、
花を見る機会はないのではないでしょうか?

フウチソウ(風知草)   別名:ウラハグサ(裏葉草)
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月(細かな穂を付け、地味な色合い)
花は、小穂(しょうすい)と呼ばれる構造をしています。
これはイネ科など一部の植物に見られる独特の構造で、
穂がついているだけのように見えますが、この中に花が含まれています。
 色も黄緑や褐色で一見すると花とわからないような見た目です。
 
風知草23/0516を参照。

▼ススキ(薄)
イネ科ススキ属、多年草、花期:7月~8月、尾花ともいい秋の七草の一つ。
隙間なく小穂が密生する。小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。


アシボソ(脚細)
イネ科アシボソ属、1年草、花期:9月~10月、
小穂に15mmほどになる芒(のげ)があるものとないものがあり、芒があるものをヒメアシボソ、
ないものをアシボソと呼んでいた。最近の図鑑では同一種内の変異であるとされ、
両者をあわせてアシボソと呼ぶことになっている。

カズノコグサ(ミノゴメ) ミノゴメ属 1~多年草 花期:6月~7月
短い枝の片側に2列の小穂を付ける。


スズメノヒエ(雀の稗)
スズメノヒエ属 多年草 花期:8〜9月
茎の先が3〜5個に分枝し、各枝に小穂を下向きに2列につけ、
小穂は楕円状円形、長さ2.5〜3mm、柱頭は黒色、葯は黄色、小穂は無毛。   

シマスズメノヒエ(島雀稗)
イネ科スズメノヒエ属、多年草、南米原産、花期:9月~10月、

ヒシバ(雌日芝)
イネ科メヒシバ属、1年草、花期:8月~10月
細い茎で地表を這い、立ち上がった花茎の先に、数本の細い穂を放射状に伸ばす。
勢力の強い雑草としても知られる。▼

オヒシバ(雄日芝)  オヒシバ属 1年草 花期:8~9月
花序は掌状に数個の花軸に分かれ、各花軸の外側に2列に小穂をつける。


セイバンモロコシ
イネ科モロコシ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~9月、帰化植物。
ススキに似ていて茎は太く、束生して大きな株となり、高さ1~2mにもなる。

イヌビエ(ケイヌビエ) イヌビエ属、1年草、稗に似ているが食用にならず。
ヒメイヌビエ、タイヌビエ等あるが、大きさや芒(のぎ)のあるなしで決まるが、


アブラススキ(油薄)
イネ科アブラススキ属、多年草、花期:9月~10月、
茎や枝に油を引いたような艶があり、油臭く、外形がススキに似ているのでこの名がある。
茎は葉より高く立ち、90~120cmになる。


チジミザサ/コチヂミザサ(小縮笹)  ▼ケチヂミザサ(毛縮笹)
毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分ける場合がある。

チカラシバ(力芝)
イネ科チカラシバ属、多年草、花期:8月~10月、路傍や土手の周辺など群生する 。
茎の高さは50〜80cm、花序は円柱状、長さ10〜20cm。小穂は長さ7〜8mm。
第1小花は護穎だけで、1つの小穂に2つの小さな花がつきます。

ヌカキビ(糠黍)
イネ科キビ属、1年草、花期:8月~9月、湿った草地に多い。
花序の枝は細くよく枝分けし先端に長さ2mm程の小穂が小さく疎らに付く。


ミューレンベルギア・カピラリス 
ネズミガヤ属(ミューレンベルギア属)

イネの花と銘打ちながら、マクロレンズで撮っている訳でなく、
載せた写真はひどいですね、取りあえず雰囲気だけですのでお許し下さい。
イネ科はまだまだありますが、少し多くなりましたので、
エノコログサ等の分かりやすいのは後回しとしました。
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昆虫観察、幼虫編 アゲハチョウ、セスジズズメ、ツマグロヒョウモン、他。

2023-10-06 | 昆虫
暑かった夏もやっとしのぎ易くなり、昆虫も多くみるようになり、
また幼虫も多くなりました。
家に来る野鳥も餌に困らなくなったせいか寄り付かなくなりました。
そこで、幼虫を集めてみました。

昆虫には、成長過程が、1)無変態 2)不完全変態 3)完全変態と3つあります。
蛾や蝶は同じく、完全変態をして成虫になります。
完全変態とは、卵→幼虫→さなぎ→成虫 と4つの過程があります。
不完全変態は、さなぎ(蛹)の過程を飛ばして成虫になるものです。 
トンボやカメムシ、バッタ等は不健全変態です。

例によって昆虫の名前特定も難しいのに、幼虫(芋虫、毛虫)は脱皮ごとに、
大きさは勿論、色や文様も変えていくものがあり、ネットの写真を見ていても
どれが当てはまるのか、判断は私には大変難しいです。
従って名前は自信がありませんので、お気付きの点はご教示をお願い致します。

アゲハチョウ(ナミアゲハ)
アゲハチョウ科  体長(終齢)45mm前後  発生時期 4-11月  越冬態 蛹
蛹になるときは食樹を離れることが多い。人家の塀で見つかった前蛹。
アゲハチョウ(ナミアゲハ)の中齢幼虫
▼アゲハチョウの越冬蛹  柑橘系樹木にいた多分アゲハチョウの蛹かと。

▼サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)に多くの幼虫が付いていますが、
違う種類のものかどうか判断がつかず、名前も特定できていません。
ハスモンヨトウ、オオタバコガなど似ているような気もするが断定できず。

▼??
ビロードハマキ、ウスベニオオノメイガなど多数候補でしらべましたが特定できず。

セスジズズメ
スズメガ科  体長 (終齢)75mm前後  発生時期 6-10月  越冬態 蛹 
ヤブカラシのつるにいた終齢幼虫。体側に並ぶ眼状紋が印象的。

ツマグロヒョウモン
タテハチョウ科 体長(終齢)43mm前後  発生時期 1年中 越冬態 幼虫
家の周りに一番多い蝶です。 
棘があり赤と黒の危険な色をしていますが刺されることはありません


フクラスズメ
ヤガ科 体長(終齢)65mm前後 発生時期 6-11月 越冬態 成虫 
イラクサ、カラムシの生えている所でが葉を食い荒らしています、
威嚇行動は体をフリフリさせて見ていても面白いです。

クロキシタアツバ 
ヤガ科  体長は約22mm  発生時期 6-10月 越冬態 蛹
体色は淡緑色で、前後両端はやや黄色を帯びます。
頭部に数個の黒紋があり、刺毛の根元は黒色に突起します。
イラクサ科のヤブマオやカラムシの葉を食べます。


▼スズメガの仲間の幼虫?       ▼?  
 

クワゴマダラヒトリ  
チョウ目ヒトリガ科  50mm前後  9‐5月
マイマイガの幼虫と似ていますが、
背中中央に白い線がみえるのでクワゴマダラヒトリです。 

▼ヒトリガの仲間??

▼ハバチの仲間??
ツマジロクロハバチ、アケビコンボウハバチ、チュウレンジハバチ等決めてがない。

トガリハチガタハバチ
コンポウハバチ科  体長:23-25mm  食餌:ホトトギス
体は気門線より背面は黒く各節気門線上に特に黒い紋があります。

ナナホシテントウムシ
テントウムシ科 体長:約10mm 時期 4-10月
丸々と太ったナナホシテントウの幼虫。アブラムシを食べて育つ。
 
ナナホシテントウの蛹。成虫の色彩に似ている。


多分、もう昆虫の幼虫は投稿する事が無いと思い、並べてみましたが、
なんと名前が全くわかりません、Googleレンズも殆ど役にたちません。
時間を掛けてしかたないので、不本意ながらこれで締め、
これも一つの記録としておきます。
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