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デジタルカメラがようやく銀塩フィルムカメラ並になった

2010-10-16 20:09:58 | Weblog
デジタルカメラが銀塩フィルムカメラ並になったといっても、画素数とか画質の問題ではありません。
そんなのはとうの昔にデジタルがフィルムを追い越しています。

フィルム並になったというのは、センサーの性能が各社同一になったということです。
要は、フィルムカメラはボディに関係なく同じフィルムを使うわけで、ついにデジタルもそうなったということです。

具体的に言うと、ニコン、ソニー、ペンタックスの3社が、この秋の新製品で、同じソニーの1600万画素センサーを搭載するということです。
発売の早い順に並べると、ソニーα55、ペンタックスK-5、ニコンD7000です。
メーカーはそう言ってませんが、多分同じソニーのセンサーです。

センサーが同じなので、センサーでは差が出ません。
差が出るのは、画像処理の巧拙、といっても差が出るのは超高感度だけでしょう。
といっても基本となるセンサーが同じなのですから、差が出ても極僅か・・・
だからA社がISO=12800でOKならB社もC社も同じレベルでOKになるのです。
こうなると、ボディ各社の高感度競争は無意味ですね。


もちろん、画質の差はセンサーの差の他にレンズ性能の差があります。
というか、フィルムでは当然の関心事だったレンズの差が、ようやくデジタルでも注目されるようになったわけです。
(今まではセンサーの差とか高感度がどこまでいけるか等への関心が先だった)

これでようやくレンズ性能に焦点が当たるようになりました。
いつのまにか各社ほぼ同じような焦点距離でほぼ同じような明るさのレンズばかりになってますが、
これからはフィルム時代のように、各社のターゲット層に応じた個性的なレンズをもっともっと出してもらいたいと思います。


なお、キヤノンは自社開発なので他3社とは違うセンサーです。
とはいっても、やはり実用ISO範囲で考えれば、センサーの差よりもレンズの差のほうに関心が行くと思います。

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