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ニコンD2X(s)の受け皿はキヤノン1Dmk4だ

2009-11-20 20:36:19 | Weblog
D2Xをお持ちの方も多いと思います。(このエントリーではD2XsはD2Xに含める)
D2Xが発売されたのは2005年2月ですから、来年2月で5年経つことになります。
となると、そろそろ買い替えの人も多いと思います。

しかしながら、D2Xユーザーが買い替えるに足る機種はあるのでしょうか。

DXのフラグシップであるD2Xですが、そもそもDXのフラグシップはもうありません。
D300Sは残念ながら真の意味でのフラグシップではありません。
メカの手ごたえはかなり良いですが、やはりD2Xと比べると劣ります。
それにD300Sは視野率100%ではありません。
98%です。
だからD2XからD300Sへの買い替えは、グレードダウンになります。

それではD3sでどうかというと、これはFXなのでレンズを全て買い替えないといけません。
VR70-200/2.8がFX対応だから良かった等と思っていると、周辺光量の低下に唖然とします。
つまりD3sを買えば、レンズを70-200/2.8VR2に買い替えないといけません。
第一、フォーマットが違うので、画角は違うしボケすぎるしゴミは目立つし大きく重いし。
かつ、FXの周辺画質が悪いことはご存知の通りです。
ゆえに、D2Xと比べれば悪いことばかりです。

ここで、D3sではDXレンズも使えるぞという反論が聞こえてきそうですが、
DXクロップだと550万画素にしかなりません。
D2Xは1200万画素、つまりD3sと同じであり、今でもかなり高画素なのです。
必ずしも1200万画素が常に必要とは限りませんが、
現状1200万画素で撮っているのですから、その画素数を維持できなくては、
買い替え候補としては資格が足りていません。
従って、D2XからD3sへの買い替えは、画素数や画質面でグレードダウンになります。

仮に、D3XにしたところでDXクロップで1000万画素ですから、D2Xからはグレードダウンになります。
それに、何度も言いますが、FX機をDXクロップで使うのは不便極まりないです。
やはりDX機でないと、D2Xの後継機には力不足なのです。



しかし一体ニコンは、D2Xユーザーのことをどう思っているのでしょうか。
DXユーザーは、当然全員がFXに来るはずとでも思っているのでしょうか。
DXの望遠に強いという特徴を軽く考えているのでしょうか。

このままでは、決して少なくはないD2Xユーザーが、後継機がなくて悩むことになります。
中には、どうせFX機にするなら高いFX用レンズも買わないといけないくらいなら、
この機会にキヤノンにしよう、と考える人もいるでしょう。
私が以前それで悩み、D3を売ってキヤノン1Dmk3を買ったみたいに、です。

こうなってみると、キヤノン1Dmk4はフルサイズでないという一点において、実に貴重な存在です。
1Dmk4を買う人は、1Dmk3からの買い替えだけでなく、D2Xからの買い替えも少なくないと予想します。
ニコンは一刻も早くFX偏重主義のおろかさに気づき、D3dを出すべきだと思います。

FX(フルサイズ)レンズの方を「専用レンズ」と呼ぼう

2009-11-14 13:32:38 | Weblog
FX(フルサイズ)を使うには(DX)APS-Cと異なるレンズが必要です。
まず、必要なイメージサークルの大きさが違います。
FXは、DXよりも広いイメージサークルが必要です。

またレンズ性能も違います。
銀塩フィルムの頃のレンズだと、広角開放では周辺光量の低下が大きかったり、
周辺ではレンズの収差が大きく画像が流れる感じになることがあります。

そのため、FX機には「専用レンズ」が必要です。
例えばニコンなら、14-24/2.8とか24-70/2.8とか70-200/2.8VR2等です。
(旧のVR70-200/2.8GはFXにはダメ)


一方、DX機には、そのような「特殊」な「専用レンズ」は必ずしも必要ありません。
18-55、18-105、18-200等の普通のレンズが使えるのです。

これらは従来「DX用レンズ」とか「DX専用レンズ」等と呼ばれてきました。
しかし、今では販売台数の9割以上をDXが占めています。
9割り以上方を「専用レンズ」という特別な言い方をするのは、もう止めていいのではないでしょうか。


つまり、私の提案は、DXレンズを単に「レンズ」と呼ぶのです。
あえてDXと付ける必要はありません。
今まで「DX 18-200/3.5-5.6VR2」といっていた代わりに「18-200/3.5-5.6VR2」と呼ぶのです。
また、今まで「24-70/2.8G」といっていた代わりに「FX 24-70/2.8G」と呼ぶのです。

これでも、当初短期間は別として、すぐに混乱は起きなくなります。
なぜなら、9割り以上の圧倒的多数の人がDX機なんですから。


FX機を買いたいという人がいたら
「レンズは(大きく重く高価な)FX専用レンズが必要になりますが、よろしいですか」と聞けばいいわけです。
もちろん、DX機にはFX専用レンズ『も』使えます」と言えば良いのです。

もう、FXを基準とするのは止めてもいいでしょう。

動画より、別のことを開発して欲しい。

2009-11-01 23:39:38 | Weblog
最近はカメラといえば動画搭載ばかりですが、写真と動画は水と油ですから、一緒になるのは無理です。
おまけ程度なら対して問題ないともいえますが、
一眼レフ、それもフラグシップクラスに搭載するとなると、いずれ絶対におまけではすまなくなるからです。

すると、例えばカメラの形状にしても右手だけで持てる形にして欲しいとか、
レンズのズームも電動にしてボディ側で操作したい、等の要望が出てくるに決まっています。
せっかく写真用に最適化された機器が、ビデオカメラになってしまうので、写真には使いにくくなるのです。

だから動画は止めて欲しいです。


動画ではなく、もっと別のことに力を注いで欲しい。
例えばEVF搭載とか、
超高精細魚眼レンズ一本固定のみで、デジタルズームにより魚眼~2000ミリ望遠までカバーするとか、
縦横持ち替えなくてもレバー一本で切り替えられるとか・・・。

あるいはEVF搭載した時に「過去記録」が出来るようになれば、それは良いと思う。
例えばLVモードで常時上書き記録していて、ボタンを押せば何秒(分?)か前から過去に遡って記録されるとか。
つまり取り逃がした場面が、仮に構図やピントがずれていても、一応記録に残るわけだから。

念のためですが、連写速度を上げることには私は賛成です。
でも、動画と写真の高速連写とは違うんです。
写真を仮に秒30コマで連写すれば動画と同じになるかというと、全く違うんですよ。
分かっている人には分かると思うけど。

だから、動画は止めて欲しい。
動画以外のことを考えてほしい。