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カメラの正しい持ち方

2007-07-10 21:51:29 | Weblog
カメラの正しい持ち方を誤解している人が多いです。

まず悪い見本から。
1.カメラを右手だけで持つ
これはコンデジでよく見かけますが、カメラがブレやすく、落としやすいので最悪です。
元をただせば小型ビデオカメラの持ち方であり、その元は小型映写機(8ミリフィルム)でしょう。
動画ならブレは目立ちませんが、カメラでは最悪です。
私なぞ、携帯で写真を撮る時も両手で持ちますよ。

2.両手でボディの両側をはさむように持つ
これもコンデジで見かけます。古くはコンパクトフィルムカメラでよく見ました。
これは両脇が空きやすく、手ブレしやすい持ち方です。
また、シャッターを押すときに右側が下がりやすくなり、出来上がった写真が右下がりになる傾向もあります。


ではカメラの正しい持ち方・構え方:

まず根本的に考えを改めましょう。
カメラは左手で持つものです。

左手のひらを上に向けてボディとレンズのマウント付近を支えます。
望遠レンズだともっと前のレンズ下部をささえます。
要は、重心付近を左手で下から持つ、これだけでカメラは安定します。
その状態で右手でボディを軽く支え、シャッターボタンに人差し指をかけます。
右手には極力余分な力をいれずに、いつでも最小の力・ストロークでシャッターボタンを押せるように人差し指をフリーにしておきます。
その状態でファインダーを覗きますが、ひたいでファインダー枠を軽く押さえます。
つまり、左手・ひたい・そして右手の3点で支持します。
これがカメラの正しい持ち方です。

正しい持ち方をしてるかどうか確認するのは簡単です。
カメラを構えた状態で右手だけを外してみます。
すると、左手とひたいの2点で支えることになりますが、それでカメラがさほどズレなければOKです。
多少は右側が下がりますが、支えていられればOKです。

正しい持ち方をすれば、右手に余分な力が入らず、シャッターチャンスも逃しにくくなります。
それに、時々いろいろな掲示板に投稿されますが、カメラのグリップのラバーがずれることもないはずです。

ちなみに、カメラの右手の側にあるグリップは、握るためのものではなく、単なる電池室です。
もちろん、カメラを持ち歩くときも、右手でグリップを持つのではなく、左手でマウント下部付近を持ちながら移動します。
グリップは、ちょっと持ち上げる時に使うだけで、撮影時にはグリップは不要です。
実際、昔のMFカメラにはグリップは付いていませんが、別に持ち難いこともなく、ブレやすいこともありませんでした。