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前提条件を覚えられないやからたち

2008-05-28 21:12:58 | Weblog
意見・主張には必ず前提条件と結論があります。
AならばB。
XならばY。

まれに無条件に成り立つということもありますが、
それは「無条件でZ」ということですから、
無条件という前提があるわけです。

もちろん、前提条件を書くまでもない場合は多くありますが、
それは前提条件を省略しているだけであって、前提条件がないわけではありません。
つまり、「全ての意見・主張には前提条件がある」わけです。

ということは、意見・主張を理解するためには、前提条件と結論の2つをセットで理解することが必要です。
ところが、世の中には前提条件を忘れて、結論しか記憶していないやからが非常に多くいます。

私への反論のほとんど全てが、前提条件を忘れて、結論だけ批判してきます。
例えば屋内スポーツをD3で撮ったら今までないほどノイズレスだから、D2X以下の画質だという私の主張は違う・・・等。
これなど、全然反論になってないわけです。
私は「低感度画質ではD3はD2Xに劣る」と書いているわけで、
D3の超高感度のノイズの低さを否定しているのではありません。
つまり、前記の反論は反論ではなく私への賛成意見に過ぎません。

ことほど左様に、あらしは前提を忘れています。
要するに、結論しか記憶できないわけで、要は記憶力が劣っているわけです。
今後、記憶力の悪い人からの反論は受け付けません。

風景写真と景色の写真の違い

2008-05-19 20:48:05 | Weblog
「風景写真」というものを、景色を撮った写真だと誤解している人がいます。
確かに、単語の意味としては、風景も景色も似たようなものでしょう。
でも、写真用語の「風景」、「風景写真」は景色の写真とは違います。

で、このことは写真を趣味とする人にとっては常識だと思うのですが、
最近は初心者が増えて、かつ全く自らは写真を勉強しないでネットで聞くだけの人がほとんどです。
自分で勉強しない人には答えたくないですが、あまりにうるさいのでヒントだけ・・・。


まず「風景写真」というのは芸術写真のジャンルの1つです。
単に綺麗な景色を撮っただけでは芸術性がありません。
それは観光案内に過ぎず、工事写真やニュース写真、あるいは気象写真と同じで、要は記録写真です。
あるいは、昆虫や植物や宝石をありのままにきちんと撮った写真、つまり図鑑といっしょです。

ポートレートでも、綺麗なモデルさんの顔をアップで撮れば良いに決まっていますが、
それだけではコンテストで入賞しません。
芸術性がないからです。

同様に、きれいな景色をただ撮っても「風景写真」にななりません。
結論めいたことを言うと、「風景写真」とは景色の写真ではなく、
『景色を題材にして心象・テーマを表現するものであり、極めて抽象的なもの』です。
景色を借りて、景色から感ずる撮影者の心象を見事に表現するものです。

だから、風景写真では心象にもっとも合致する特徴的な景色の部分を切り取ることが多いわけです。
つまり、竹内氏のいう「風景写真は引き算だ」というわけです。

景色の写真では一般に広角レンズが多用されますが、
それでは雑多な景色が入り混じり、「風景写真」として考えれば散漫になるだけです。
なので、「風景写真」では望遠ズームを多用します。
もっとも印象的な部分をいかに切り取るかがキーになります。


とまあ、あれこれえらそうにウンチクを書きましたが、
私は風景はメインでもなく、サブでもありません。
はっきり言って誰かの受け売りです。
なので、写真を趣味としている門外漢のたわごとと聞き流していただくのもありでしょう。

ボディ内手ブレ補正は横位置のみか。

2008-05-14 23:41:38 | Weblog
オリンパスのE-520の製品紹介を見て気になったのが、以下の部分です。
『さらに、「E-520」では、横位置だけでなく、縦位置での水平方向の流し撮り撮影時の手ぶれ補正にも対応した他、
焦点距離入力をすることで、フォーサーズシステムレンズ以外の交換レンズでも、手ぶれ補正機能が使用できます。』
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2008a/nr080513e520j.cfm

これは驚きました。
今までのオリンパスボディ内手ブレ補正は、横位置の水平方向の流し撮りは機能していたが、縦位置で水平に流してもダメだったんですね。
縦方向がダメなら、斜めもダメだったんでしょうね。

レンズ内手ブレ補正と比べてどっちがいいか、という議論が盛んですが、こんなところに弱点があったとは。

ニコン以外のメーカーはあまり気に留めていませんでしたが、思わぬところに弱点があったんですね。
それにしても、「ビデオと違い、カメラには縦位置がある」という基本的なことを忘れた商品設計にはあきれてしまいます。


ちなみに、ニコン・キヤノンのレンズ内手ブレ補正は、(キヤノンのごく初期の製品は別として)今は全方向に流し撮りできますよね。