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ついにプロが書いた!

2008-07-30 21:34:46 | Weblog
私は常々、低感度画質でFXはDXと同等(ある意味ではDX優位)と書いていますが、
ついにそれをプロが書きました。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/07/30/8930.html

上記URLは塙真一プロがデジカメWatchに書いたのですが、さすが慧眼です。
一部、やや書き足りないと思われる部分もありますが、
いろいろ軋轢が予想される中で、よくぞ書いていただけました。
適切な洞察力を讃えるとともに、その勇気に感謝いたします。
ありがとうございました。

FXフォーマットのススメ

2008-07-26 10:37:34 | Weblog
いつもいつもDX礼賛のように見えるので、たまにはFXを誉めることにしました。

FXの本当の利点は、焦点距離と画角だとか、画素数が同じ場合の高感度ノイズ特性といったような技術的な面ではありません。
写真という作品を作り、評価する上でもっとも重要なこれからのトレンドに合致していることです。
その最大のメリットとは、環境に良いことです。

なにしろ、古い銀塩用レンズがそのまま使えるわけです。
古いレンズだとデジタル対応じゃないから、解像度が悪いとか、周辺光量の低下が目立つなどは、もうどうでもいいのです。
古いレンズを捨てずに済む。
これが最大の環境対策です。

写真を鑑賞する場合も同じです。
周辺光量の低下した、無意味にレトロ風な、収差をたっぷりと含んだ甘ったるい写真であっても、
地球環境に優しいのだと思ってみると、妙にしんみりと味わい深いものに見えてきます。

従って、間違ってもFXボディ用に、新型デジタル対応レンズの24-70/2.8Gとか14-24/2.8Gなんぞを買ってはいけません。
そもそもD3やD700はボディ自体が大型で製造時にCO2をDXよりも多く排出しているんでしょうから、さらに新品の大型レンズをつけるなどもってのほかです。

これからは環境保護のため、「FXフォーマット+中古レンズ」がトレンドなのです。

ニコンとキヤノンの比較

2008-07-24 21:26:22 | Weblog
前スレにリクエストがありましたので、ニコンとキヤノンの比較をレポートします。
長いので別スレにします。


まずボディ比較ですが、1D3とD2Xはどちらもフラグシップです。
同じですよ。
ただファインダーは1D3の方が明るく大きいかなあ。

1Dはマーク2まではバッテリーがニッケル水素だったので敬遠してましたが、マーク3でリチウムイオンになり、使いやすくなりました。

まさに1D3とD2Xはイーブンです。
D300とだったら当然1D3が上です。
メカの完成度が違いますから。
これはバッテリーグリップ着脱式かどうかではなく、本体の作りの問題です。
要は、銀塩の1Nと1N-HSのような関係であれば着脱式でも良いわけですが、D300はそうではないので・・・


というわけでボディに差がないので、あるとすればレンズの差だけです。
といっても、所有しているキヤノンのズームレンズはデジタルになってからのレンズなので、ニコンと差はないです。

今持っているキヤノンのズームは、EF17-40/4L、EF24-105/4L IS、EF70-200/4L ISの、いわゆる小三元です。
銀塩時代は大三元がメインでしたが、16-35/2.8と24-70/2.8は甘かったです。
F4になって開放でも十分シャープになっています。
(旧大三元をF4に絞るよりシャープ)

70-200はかつて2.8と4と両方持っていましたが、今のレンズの描写とほとんど変わらないと思います。


ともかくニコンにないF4通しのズームは小型軽量で画質は開放から十分シャープで申し分ないです。
ズームはやはりデジタル対応ですね。



単焦点は50/1.4だけですが、マイクロアジャストでピントが合うようになり、十分使えるレンズだと分かりました。
正直言うと、ニコンの50/1.4Dは、開放ではAFでピンが来ないか、あるいは甘いです。
結果的にD2X+50/1.4Dは開放では使えません。
もしかしたらD300でAFアジャストすれば使えるかもしれませんが、まだ未テストなので・・・


キヤノンの50/1.4は銀塩と同じレンズのはずですが、
デジタルになってAFアジャスト機能が加わり、魅力が増した感じです。
ただ、F2.8まで絞って使う分には、キヤノンもニコンも甲乙つけがたい描写になります。


ノイズはキヤノンがやはり少ないです。
現像はデフォルトのJPEGはコンデジ風ですが、RAW+Silkypixでニコンと同じになります。


1D3買って正解でした。
これでニコンでもキヤノンでも、その時々の良い方を使い続けられるベースが出来ました。
心配は、1D3後継機がフルサイズになるかも、ということだけです。(笑)

キヤノン50F1.4の描写(AFマイクロアジャスト機能)

2008-07-21 18:01:18 | Weblog
キヤノンEF50ミリF1.4 USM レンズを買ったので、さっそくEOS-1Dmk3で試写してみました。
このレンズ、以前使っていた時はAFが合わずに苦労したものでした。
それがキヤノンからニコンに買えた最大の理由でしたが、
今回、1Dmk3にAFマイクロアジャストが付いたことで、自分で調整できるようになりました。
その結果、以前ならとうていAFでは使えなかったF1.4開放での撮影が可能になったと認識します。
AFが使えるようになってみると、キヤノン+50/1.4の描写も良い感じですね。

アルバムに画像をアップしました。
1~4枚目は50/1.4の画像で、順にF2.8→F2.0→F1.4(2枚)です。
比較用にEF24-105/4L IS USMの画像を5枚目に載せてあります。
(50ミリ近辺ということで47ミリF4開放の画像)
なお、現像はSilkypixですが、輪郭強調は4にしてあります。
これはほとんどシャープをかけていないに近いレベルです。(デフォルト13だとコンデジ画像)
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1250263&un=50206

FXサイズはフルサイズよりかなり小さい?

2008-07-19 12:06:39 | Weblog
価格の掲示板によると、
ニコンのFXサイズはいわゆるフルサイズではないということです。
もちろん0.1ミリ前後の僅かな誤差の話ではなく、1ミリレベルでの明確な差があるという説が出ています。

原因は総画素と有効画素の差によるもので、
キヤノンのフルサイズ機種は有効画素のサイズを基準に表示しているもようですが、
ニコンのFXサイズ機種では総画素のサイズを基準に表示しており、実際に写真として残る有効画素サイズではカタログ表示より小さくなるということのようです。

具体的には、キヤノン5Dでは35.8×23.9ミリと、35ミリサイズの36×24ミリより0.1~0.2ミリ小さいだけですが、
ニコンD3ではカタログ表示の36×23.9ミリは34.8×23.1ミリくらいとなり、36×24ミリよりも0.9~1.2ミリ小さい模様です。

僅か1ミリではないか、といっても、視野率に例えれば約96%と、中級機レベルです。
(ちなみに5Dを視野率で見れば99.5%前後なので、「ほぼ100%」といっても間違いとは言い切れないと思います。)

なお、以上は価格の掲示板の情報に基づく考察であり、真実かどうかは不明です。

「画質が悪くてもFXが欲しいとなぜ言わない」FXvsDX論争終了

2008-07-15 21:05:50 | Weblog
価格.comの[8079314]にすばらしい投稿がありました。
http://bbs.kakaku.com/bbs/00490711133/SortID=8076597/#8079314

> 私は画質として、フルサイズとAPS-Cが同等でも構いません。
> フィルムカメラと同じ感覚で使え、きちんとピントが見えるファインダーが確保される、
> それだけでもメリットはあると考えます。

やっと本音が出ましたね。
私はそれを待ってました。
要は、「FXはDXより画質が良いわけではないが、とにかくFXだから買いたいんだ、使いたいんだ」でしょう。

この意見なら私は納得です。
これ以上は各人の趣味・趣向の問題ですから、趣味論ずべからずですよ。
最初からそう言えばいいものを、無理やりに、さも客観的・理論的に
FXはDXより圧倒的に高画質であり優れているというから、
私は画像を出して反証したんです。

「画質なんか悪くていい。FXだから買いたい!」のでしょう。

これはニコンやキヤノンやソニーにとって極めて重要です。
DXはもはや安売り競争に突入です。
いくらシェアをとっても儲からないのです。
ならば、FXという神話を作らなければいけない。
神話といいますが、要するに錯覚です。

「FXはきっとDXより圧倒的高画質に違いない。」
「FXはDXよりはるかに高いから良いに決まっている。」

特にプロにとっては死活問題です。
だって写真の内容の良し悪しなんか誰もわからないんですから。
分かるのは見てくれ・つまり機材ですよ。
アマチュアは、自分たちが持っていない大きな機材の山を見れば納得するんです。
「さすがはプロ、FXで撮るとは我々アマチュアと機材が違う。」
「プロの先生に大きなカメラで撮ってもらったから確かだ。」

メーカーも、今度は「FX神話」がいけそうだから、とことん利用して儲けようとなりますね。
このブームに乗るもよし、降りるもよし。


FX vs DX 論争はこれで決着です。
皆さん、長い間お疲れ様でした。

(一部)ニコンユーザーの品の悪さ

2008-07-13 12:01:13 | Weblog
キヤノンvsニコンの争いは有名ですが、メーカーが競うだけでなく、ユーザーがお互い反目するという構造は不思議です。
社員でもない消費者がなぜああもメーカーの肩を持つのか。
例えば、テレビや冷蔵庫や洗濯機で、ユーザー毎に罵り合っている掲示板はありません。

カメラは趣味のものだから、という意見は一見もっともですが、
エツミとハクバとケンコーのユーザーが反目するか、
タムラックとドンケとテンバのユーザーが反目するでしょうか。
(メーカー間の競争の有無ではなく(有って当然)、ユーザー同士の反目です)

趣味のものであっても、各自が好きなものを選んだ結果であり、
反目したいほど相手メーカーが好きなら、単に買い換えれば済むことなのです。

おそらく、写真は芸術の面があり、そこには大家に従う門下生がいて、
室町時代(?)の寺社と同じく、僧兵の対戦をしていた頃の名残でしょうか(笑)。

一部で「キャノ坊」と「ニコ爺」とも揶揄されますが、団塊の世代以上ならいざ知らず、
デジタルになってから新たにユーザーとなった若い人にとっては「そんなの関係ねぇ」(古い?)です。

そのせいか、以前はキヤノンユーザーが攻撃的であり、ニコンユーザーは悠々と構えていましたが、
最近は掲示板の書きぶりを見る限り、逆です。
ニコンユーザーが汚い言葉で罵っており、キヤノンユーザーはおっとりしている感じです。

機種の長所・短所を議論するのは大いに結構。
ただし、ユーザー同士の単なる覇権争いで相手を無制限に攻撃することは止めましょう。
特にニコンユーザーの一部、例えばプロを名乗っているコテハン等はひどいものが有ります。
(私への反論ではなく、無関係に罵言を投稿しているようです。)
その困った「自称プロ」の投稿が、プロカメラパーソン全体の品位を落とすことから、
本人に注意すべきだという動きもあります。


ニコンが、キヤノンが・・・
両方使うことにした私にとっては無意味です。
仮にニコンにもキヤノンにも自分の欲しい機種がなければ、ソニー、HOYA、オリンパスを探すだけです。
それでもなければ、別の手法・・・例えばデジタルビデオカメラ等のスチル機能・・・を選択するだけですから。

撮影会メンバーの使用機種

2008-07-13 00:16:11 | Weblog
キヤノンに変えた最初の撮影会で、最初ほんの数枚撮っただけで
メンバーから「キヤノンにしたんですか」と言われたのには驚きました。
私がいつもニコンであることをご存知だったということにもびっくりですが、
シャッター音や形状で違うと気づいたんでしょうか。
最初の休憩時間にでも話そうかと思っていたのですが、すぐばれました。(笑)

普段は撮影していても他人のカメラなんてまず見ないです。
モデルさんを見るのに一所懸命ですからね。
私の機種追加の件も、一言二言で終わりましたし。

ちなみに、あらためて見渡してみると、
私以外に、キヤノンは1Ds系、40Dクラス・・・、
ニコンはD3、D300系、D80クラス・・・、
そしてソニーの方もいるという感じで、千差万別でした。

ともかく、BBS等では機種の話題がメインですが、撮影会ではまず機種は話題にならないです。

キヤノン板に付いてくる家来たち

2008-07-10 21:01:27 | Weblog
私がニコンからキヤノンも使うようになり、
価格.comのキヤノン板に投稿するようになったら、
急に知ったハンドルや知らないハンドルが、私の投稿にレスという名のちょっかいを出すようになった。

あいつらは家来だったのか。
でも私は認めていないやつらばかりだ。(笑)

まあ、ついてくるほど私のことが好きなんだろうが、私は男は何とも思いませんので。
ハハハ!

D3売却、1Dmk3購入

2008-07-06 11:24:45 | Weblog
ニコンD3を売ってキヤノン1Dマーク3を買いました。

理由はニコンがD700を出したことで、DXよりもFXを明らかに上位に置いていることが分かったからです。
DXのD300と同じボディででFXを出したというのは、
私が以前から主張している「D3のボディにD300のDXセンサーを載せたD3dがベスト」という意見に真っ向反対の方針だからです。

なぜなら、同じボディで複数センサーを載せることが(技術的にも販売戦略的にも)可能であることが明らかになったわけで、
それなのにD3d(DXの最高機種)を出すことよりもFXの低価格化を優先したからです。
ボディの格からして、FX > DX であることをニコンは意思表示したのだと思います。

つまり、ニコンは今後D2X(s)に相当する機種を出さないように思われます。
FXが上位でDXは下位、という図式が出来てしまいました。
なので、他メーカーに行くしかないと思ったわけです。


他メーカーの候補ですが、条件は「DXのフラグシップがあること」です。
しかしそういうメーカーはありません。
もう少し待てば、ソニーやHOYAが出すかもしれません。
ただ、ソニーは自社開発発表済みのフルサイズセンサーがある以上、DXでフラグシップを出す可能性は低いです。
つまり現状では「DXのフラグシップ」はどこにもありません・・・。

しかし、「FXでないフラグシップ」ならキヤノンにあります。
×1.3のことです。
少なくともフルサイズではないので、レンズ周辺の画質の悪い部分はカットされますし、
望遠にもやや有利であるという点でDXに通じるものがあります。

さらに、キヤノンには24-105/4Lという、まさにポートレートにぴったりのレンズがあります。
私はDXの利点として「28-70/2.8が実質105ミリとして使えること」が大きいと思っていますが、、
1Dマーク3と24-105で実質136.5ミリまで伸びるので、より最適な焦点域になります。
ただ、開放がF2.8でないのが残念ですが、DXと×1.3では被写界深度が約1絞り分違うので、
それを考えると実質同じだと割り切りました。(シャッター速度はISOで稼ぐか)

ということで、EOS-1Dマーク3+EF 24-105/4L IS USM を買いました。
購入資金の捻出のために、発売前日に買ったニコンD3を売りました。
D3は私の用途に合わないことがわかり、最近は全く使っていなかったので売ったわけです。



さっそく1Dマーク3とD2Xsのポートレートの比較画像をアップしました。↓
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1245104&un=50206

DXと×1.3では被写界深度が約1絞り違うため、キヤノンでF5.6、ニコンでF4の設定にしています。
どちらも開放から1段絞ったところですし、ほぼ公平な比較になっていると思います。
なおアップした画像はRAWからSILKYPIXで現像したものです。

この画像比較の結果は、私の見るところ、両者は同等と思います。

私は銀塩の頃からキヤノンを使っていましたが、約5年前の10Dを最後にキャノンからニコンに全部変えました。
当時ニコンはD2Hでしたが、正直な話、AF精度が良くなり、またレンズの解像感も高く感じました。

今回、再度キヤノンの1Dマーク3と24-105/4Lを使ってみての印象ですが、
AF精度は十分でしたし、レンズの解像感も十分でした。
開放をF4に抑えているせいかもしれませんが、デジタル向けに新設計したためとも思われます。

ということで、しばらくはキヤノンも使っていきたいと思います。
もちろん、キヤノンが×1.3を捨ててフルサイズに統一する懸念もなくはないですが、
そうなればなった時で、ソニーにするか、その時にニコンがもっと良いDXがあれば変えるか・・・
ともかく、ここ当分は両者併用します。


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ちなみに、昨日はキヤノンとニコンをそれぞれ首から下げて瞬時に持ち替えて撮影したのですが、
ズームリングの回転方向が違うのには困りました。
もちろん、分かっていたことですがね。

マウント方向の違いはレンズ交換しなければ迷いませんし、
ピントリングの違いもAFで撮るので困らない。
絞りダイヤルの回転方向の違いも、事前に絞りを設定しているので困らない。
でもズームだけは、撮影時に頻繁に回すので、
例えばニコンでズームアップした直後にキヤノンに持ち替えてズームアップしようとするとワイド側になるので困りました。
キヤノンとニコンを同時併用するのは難しいですね。

キヤノンに期待するか

2008-07-02 20:25:36 | Weblog
D700がD300のボディ+D3のセンサーで出してきたということは、
ニコンはFXを1位2位に置き、DXはその他大勢の位置づけにしているという真意が明確になりましたね。

同じD300のボディで、センサーサイズだけが違う(ファインダー光学系も違いますが)ということは、
価格の高いD700を上位に置いたということだからです。

同じボディで複数センサーの2ラインが可能なら、D3ボディにDXセンサーを載せたD3dも可能なはずですが、
それは出してきませんでした。

おそらく、次の機種は2400万画素のFXセンサーを載せたD3xでしょうね。
DX機種は、D80後継機はあるようですが、D300の後継機はないでしょうし、ましてフラグシップのDX機種はD2Xsを最後に永遠に出ないわけです。

こうなったら、やはりキヤノンに期待するしかないですね。
キヤノンがAPS-Cで1D系を出してくれればもう一度検討しようかと思います。
以前はAF精度が悪くて見限りましたが、今あるいは今後、5D並みの精度が出るならば、無問題です。

ひょっとして現状でもキヤノンにする手もある。
候補は、やはり1D系になります。
これはAPS-Cではなく×1.3なのが残念ですが、キヤノンには24-105/4Lがあります。
35ミリ換算で31.2-136.5です。
これは私の基本機種である、D2X(s)+28-70/2.8に相当します。(換算42-105)
いやむしろより望遠になるので、ポートレートには、はるかに向いています。
開放F値が1段落ちるのは残念です。
でも、以前EF70-200/4Lを使っていて、F4開放でも、EF70-200/2.8をF4にした画質に肉薄していましたので、十分期待できそうな気がします。

ソニーやペンタックスという選択肢もありますが、現時点で可能性が高いのはやはりキヤノンでしょうか。
それにしてもオリンパスがAPS-Cでないのが残念でなりません。


ニコンは多分、FX大好き人間が政治派閥争いを制したんでしょうが、
ユーザーの95%を占めるDX派をないがしろにしないよう、気をつけて欲しいものです。

D700発表

2008-07-01 21:34:10 | Weblog
D700が発表になりました。
要は、D300のボディ+D3のFXセンサーですね。(微妙な差はあっても)
つまり、画質はD3で、機能はD300です。

ということは、センサーサイズという寸法ではD700はD300の上位機種という感じです。
実売価格も、D300の20万円に対し、D700の30万円ということで、10万円の差はセンサーサイズの差です。
ニコンのHPでも、機種の並び順は、D3、D700、D300ですね。

これを見ると、やはりニコンは FX > DX と位置づけていると思われます。
まるでライバルメーカーの軍門に下ったようで、極めて残念です。
でも、そのライバルメーカーでの機種の位置づけは、1Ds系 > 1D系 > 5D系です。(価格でも、機能面でも)
もちろん、1DはDXではない(×1.3)ですが、少なくとも1Dと5Dではセンサーサイズは逆転しています。
ニコンの機種の位置づけは、疑問ですし、残念です。

低感度画質で比較すると、FXはDXよりも悪いですし(FXだとレンズ周辺の画質の悪い部分がもろに出るため)、
また、FXではAFフレームが中央に集中してしまって縦位置ポートレートで目の部分に来ないのは大きな欠点です。
つまり、内容よりもスペックを重視するというのは、本来のニコンの姿勢ではなかったはずで、大変残念です。

これでDXの最高機種であるD300は3番目の機種になってしまったわけです。
年内にD3d(D3ボディ+DXセンサー)が出るかどうかで、ニコンの良心が決まると思います。

いずれにせよD700が出ても、依然として私にとっての最高機種はD2X(s)のままです。
今後、ニコンがD2X(s)相当機種を出さないのであれば、もう一度キヤノンに期待するか、それともいっそソニー等に期待しようかなあ・・・