ブログ

ブログ

USBオーディオのネックはギャップレス再生が出来ないこと

2008-10-25 23:36:55 | Weblog
EOS50DのErr99問題の対策として、ファーム1.03を10月28日にアップするという噂がネットで出てます。
そんなこんなで、実はまだ50Dは買っていません。
当然ながら、画像はありません。




ということで、今はオーディオのデジタル化を進めています。

まず音源はCDをリッピングしたWAVファイル。
ファイルは別の部屋のネットワークHDDに置きます。(静音化)
再生はHDDレス(SSD)のEeePCです。(静音化)
それをUSBサウンドデバイスでDA変換して、例の「かまアンプ」でスピーカーを鳴らします。
これで、ほぼ従来の本格オーディオに近いです。

「ほぼ」というのは、従来の本格オーディオとして困ることがあるからです。
それは、「ギャップレス再生」が出来ないことです。

WAVファイルをWindowsMediaPlayerで再生すると、曲間で音が途切れます。
これは曲間で無条件で「ギャップ=無音部分」が付くからです。

大抵のCDの曲間は元々無音なので問題ないですが、
クラシックでは楽章の中、つまり曲の演奏中にトラック番号を変えるCDがあります。
といっても、多くは静寂部分で変えてますが、
手持ちのマーラーの交響曲3番では、何とfffffの途中で変えています。

もちろん、これらのCDでも、CDプレーヤーで再生する分には音は途切れません。
でもPCで再生すると、fffffの途中で突然1秒くらい音が途切れます。
最初はデータ転送が間に合わないのかと思いましたが、
ギャップレス再生が出来ないためでした。


どうやらMP3ならギャップレス再生が出来そうですが、音質的にオーディオ用ではないでしょう。

ところで、いろいろ調べてみると、
オーディオメーカーのPCオーディオ機器は、WAVファイルを採用していないようです。
例えば、ソニーのNAC-HD1はATRACとMP3に対応しているだけですが、
これはソニーがMD(ミニディスク)の開発者であるというだけではなく、
ギャップレス再生が出来るということも無関係ではないと思います。

その他、オンキョー(HDC-1.0)にせよ、ヤマハ(CDR-HD1500)にせよ、
それぞれ独自ファイルや独自フォーマットにしているのは、
あるいはギャップレスの問題のせいかもしれませんね。
(もっとも、オンキョーは括弧でWAVと書いてます。
ヤマハは単に違法コピーを恐れただけかもしれませんが・・・)


いずれにせよ、このギャップ問題はPCオーディオというかUSBオーディオの最大の致命的な欠点です。
CD再生で連続音になるのですから、再生ソフトの工夫でなんとかなりませんかね。

どこかに、WAVファイルをギャップレス再生できるソフトはないでしょうか・・・

今時のオーディオ事情

2008-10-19 23:28:20 | Weblog
カメラとは全く関係ありませんが、「デジ(タル)」つながりということで・・・

そろそろ手持ちのオーディオの更新時期が近づいてきた感があります。
今手持ちの機器は、SACDプレイヤーも、プリメインアンプもスピーカーも、9~16年使っています。
それでも音は十分良いし、特にどうということもないですが、いずれ壊れるだろうし、徐々に機器を二重化していこうと思っています。

まず、SACDプレイヤーから、徐々にHDD音源にしつつあります。
196kHz,24bitの非圧縮音源はまだ少数のようですが、
そこまでいかずとも、CDのリッピングでともかくCDと同等です。

DA変換は、上を見れば100万円以上の機器もありますが、
何しろCP(コストパフォーマンス)を第一に考えているので、IOデータのD2XVOXです。
(ここでDENONとかのにしなかったのは単なる成り行きです。)
ともかく、D2VOXはUSB接続のPCオーディオデバイスなので、PCでHDDのファイルを普通に再生すれば良いだけです。

ここで、HDDオーディオで最大の問題はパソコンのFANやHDDの騒音です。
しかし、SSDノートPCを使い、別の部屋に置いたLAN接続HDDのファイルを再生すれば、
騒音となるのはSSDノートPCのCPUFANの音だけかと思うので、
透明プラスチックで遮蔽してマウスだけ出すとかで解決しそうな気がします。


アンプですが、多分、一番CPの高いアンプは、通称「かまアンプ」でしょう。
これはデジタルアンプですが、とにかく小型軽量で、安い!
今ならたった3,980円です。(サンゼンキュウヒャクハチジュウ円)

このアンプの音は、デジタルアンプらしく低音はアナログアンプをしのぎますし、
音はシャープでハイスピードで位相が正確なせいか細かい音の粒子まできちんと再生されています。
高域の若干の乱れと中域の密度感ではアナログアンプに多少劣るものの、
まだエージング中のせいかと思われます。
事実、音が徐々に滑らかになってきていますので。

念のためですが、デジタルアンプはいわゆるAVアンプと違うものです。
AVアンプの音は、オーディオ的には全くひどいものでしたが、
デジタルアンプはD級とも呼ばれる通り、回路形式のことです。
音質としてはピュアオーディオにも十分通用するものです。
事実、ソニーのデジタルアンプTA-DR1A(1,071,000円)はピュアオーディオの機器を隠したテストで1位だったとのことです。
(例の、某A社の最高級コントロール+パワーが、1万円いかないデジタルアンプ(「かまアンプ」ではない)に負けて最下位だったという時の話)

ただ、この「かまアンプ」をさらに改良しようと部品交換等改造なんかを始めると、ネット上にある通り、どつぼになるかも(笑)


最後にスピーカーですが、持ってませんが、聞いた中で一番良いと思ったのは、ECLIPSEのTD510ですかね・・・
富士通テンというとカーオーディオみたいですが、、、事実そうなんでしょうが、、、ともかく音は良い。
このスピーカーは抜群に安いというわけではありませんが、従来の何十万もするものよりは安いです。
そして球形に近い形状で、空中に浮いているかのようにセッティングすれば無指向性になって音場再現にはもってこいです。
球形スピーカーは昔もありましたが、成型技術は今の方が多分かなり進歩してると思うので、今ならでは、というところでしょうか。


ということで、このようにCP優先で徐々に機器を二重化しつつ、故障に備えたいなと思う今日この頃です。