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ニコンは地団太踏んで悔しがってるだろう。

2010-05-10 23:28:58 | Weblog
ニコンの幻と消えたMXフォーマット。
あの時、思い切って出しとけば良かったなあ・・・と、おそらくニコンは地団太踏んで悔しがってるだろう。

それに引き換え、ペンタックス645Dの洋々たる前途。
まさか経営戦略の判断の差がこれほど明らかになるとは・・・
元はといえば、私が推奨するD3dを見限ってまで、D1桁フラグシップ機をFXオンリーにしたのが悪循環の始まりでしょうね。
あるいはSDオンリーにしたD50がいけなかったか・・・

一方、キヤノンはまだラージフォーマットの可能性はある。
なぜなら、キヤノンは過去に3回もマウント変更しているから、マウント変更などファームアップ程度にしか思っていない(?ウソです)

おっと・・・キヤノンのマウント変更は1回のはずだろうって?
いや、3回です。
一般には、FD→EFの1回だと言われていますが、
実は、FD→NewFDと、EF→EF-Sのもう2回あるんです。
もっともFD→NewFDは締め付け方式の変更で完全互換だし、EF→EF-Sはマウント追加ですがね。

それはともかく、キヤノンは私の意見を取り入れて(?)1Dmk4はAPSを継続した。
ペンタックスも私の意見通り(?)フルサイズを中止して35ミリデジタル一眼レフはAPS-Cオンリーにした。
その結果が、今回の645Dという、御大の御出座となったわけです。

やはり私の意見を無視するメーカーは衰退し、取り入れるメーカーは残る・・・ということでしたね。(笑)

念のためですが、もちろん私はメーカーとは全く何ら関係ありません。
私の意見を取り入れるとか取り入れないとかは、単なる仮想の世界の事です。
しかし因果関係はともかく、結果的に事実だけを見れば、そうなっているということです。

快刀乱麻の百面指しの、方丈記考

2010-05-05 12:46:24 | Weblog
価格.comの掲示板に私が投稿すると必ず何人ものあらしが来ます。
あまりにうざいのは私が開発した見えないブラウザにハンドル登録して見えなくするのですが、
次から次に新しいハンドルのあらしが出てきます。
まるで迷惑メールと同じです。(笑)

それでも最初はあらしか分からないので、間違ったことを書いていると一応レスします。
私が多数の板にレスすると、それぞれ別々のハンドルで出て来たりします。

それら多数の板を次々と巡回してはレスして反論を突き崩す。
するとまたしょうもない反論が来るので、しばらく巡回後にまた反論して突き崩す・・・
これの繰り返し。

まるで将棋や囲碁のプロが行う「百面差し」みたいです。
それと同様に、掲示板の「百面差し」で、バッタバッタと快刀乱麻のごとくあらしを切り崩す。
私もカメラの有段者ですかね。(もちろん「アマチュアの」有段者・・・ですが)


ただし、そのうちに彼ら新参者もあまりにトンチンカンなレスになるので、
結局はあらし登録して見えなくなるのですが。
何かわびしいというか、もののあはれというか・・・方丈記(鴨長明)の書き出しが思い浮かぶ・・・

【引用開始】
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
【引用終了】
http://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%96%B9%E4%B8%88%E8%A8%98

ここで「淀みに浮かぶ『うたかた』」というのがもちろん、わいては消える「あらし」のことです。(笑)

高速連写の本質

2010-05-04 14:41:58 | Weblog
高速連写機能の意味を誤解している人が多い。
ポートレートで高速連写が必要とか書くと、「連写しまくって意味不明だ」とか「モデルの目線をもらうためか」等と揶揄される。

しかしそれは全然違う。
高速連写の意味、必要な理由を100%誤解している。

私は「高速連写機能」を良く使う。
しかしそれはビデオカメラのように「ず~と連続して写す」ためではない。
モデルさんを0.2秒間隔で連写しても、同じ画像になるだけだ。

ではなぜ「高速連写機能」が必要なのか。
1つの理由は目つぶりを回避するため。
確かにこれはポートレートならではの理由だ。

しかし最も重要な理由は別にある。
世間では高速連写というと、シャッターを押しまくってカメラ任せ・運任せで撮るイメージがあるが、全然違う。

実は、高速連写というのは・・・「一発必中」で撮るための機能である。

「一発必中」で撮るのなら、何も連写しなくて良いのではないか・・・と思うあなたは素人である。
確かに「一発必中」で1枚だけ撮るなら連写はいらない。
しかし「一発必中」で1枚撮った直後に、また「一発必中」のチャンスが来ることは良くあるのだ。
最初の「一発必中」から次の「一発必中」までの時間は分からないし不規則に変化する。
1分かかることもあれば、10秒のこともあり、0.5秒だったり、0.2秒のこともある。

「一発必中」のチャンスが訪れる間隔が、最初から1分以上とか、10秒以上とか、
いや少なくとも1秒以上は絶対空くと分かっていれば、連写機能など不要だ。
しかし、それが長いのか短いのか全く分からない。

仮に0.2秒後にそのチャンスが来たら、その時にシャッターが切れるには、秒5コマの連写機能が必要になる。
仮に0.5秒後にチャンスが来たら・・・秒5コマの連写機能では時間が合わないがどう撮るのか・・・。
答えは簡単。
単に0.5秒間シャッターを押さずに待機すればいいだけだ。

つまり「高速連写機能」というのは「高速『等間隔』連写」のためにあるのではなく、
次のシャッターチャンスを自在に待つための機能なのでである。
要は『シャッターが切れない時間を最小にする』ための機能なのだ。
秒5コマの連写機能があれば、シャッターが切れないのは僅かに0.2秒だけだ。
0.2秒待てばいつでも、つまり0.2秒後でも0.7秒後でも10秒後でも、好きなときにシャッターが切れるのだ。


結論として、高速連写機能の本質は、短時間に等間隔で何枚も撮って後からセレクトするためではなく、
『シャッターが切れない時間を最小にすること』であり、それによって『より多くの一発必中の機会を得るため』なのである。

645Dシステムは、D3Xや1Dsmk3よりも「小さく軽く安い」

2010-05-02 20:45:27 | Weblog
ペンタックス645Dは中判デジタルという言葉から、どうしても大きく重く高価だと思われがちである。
確かに一般的なAPSサイズのデジタル一眼レフと比べればその通りである。
しかし、645Dと撮影ジャンルをほぼ同じにするだろうフルサイズ(FX)デジタル一眼レフと比べた場合、必ずしもそうではない。

もちろん、フルサイズ(FX)でもD700や5Dmk2のようなグリップレスの比較的画素数の少ない機種と比べれば別である。
しかし645Dの4,000万画素に近いD3Xや1DsMk3と比較した場合、何と645Dの方が小型軽量かつ価格が安いのである。

もちろん、写真はレンズなくして語ることは出来ない。
そこで比較はボディだけではなく、普通の撮影で使う可能性の高いズーム3本とセットで比較した。
その比較結果の詳細は↓の通りである。
http://digitalphoto.at.infoseek.co.jp/study/645DvdD3Xvs1DsMk3/645DvsD3Xvs1DsMk3.jpg
これでわかる通り、ボディ+レンズ3本で見ると、
セットの重さでは、D3Xが4.4キロ、1DsMk3が4.3キロに対し、645Dは僅か3.8キロである。
セット価格でも、発売から時間の経っているD3Xや1DsMk3に対し、
645Dは発売前の一番高い価格にもかかわらず152万円であり、ニコンと同額、キヤノンとほぼ同額である。
いずれ価格が下がることを考えれば、3社同じと言って良いであろう。

このように645Dは既存の35ミリフルサイズ(FX)システムよりも小さく軽量である。
さらに画素数とセンサーサイズの差から圧倒的高画質である645Dは、実質的にかなり安いのである。

先入観を捨てて全体を見渡せば、645Dが決して別世界のものではなく、実はかなり身近な存在だと思われる。

(付記)
厳密に言えばレンズのカバーする画角は同一ではない。
特に645Dの広角ズームは範囲が狭く、同じワイド側をフルサイズ(FX)でカバーするには標準ズームまでのレンズ2本で済むとも言える。
ただし本来の銀塩645はもっと広角になることと、今後645D用の新レンズが出る可能性を考えて、3本比較とした。
ちなみに望遠側3本で比較すれば、645Dは150-300/5.6が入るが、D3Xや1DsMk3では相当するレンズがない。
ニコンの200-400とかキヤノンの100-400では比較にはならないであろう。
この辺を総合的に考えて、システム全体の比較としては、今回の3本比較が妥当と考えたものである。