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キヤノンの比較写真は?

2008-04-29 21:48:29 | Weblog
FXとDXの画質比較ですが、ニコンのD3とD2X等、同画素数では低感度で差がほとんどなく、価格を考えるとDX優位という結論が出ています。
一方、キヤノンではニコンとの対抗上、マウント的に有利なためか、「フルサイズ志向」を貫いてきました。
APS-Cサイズは過渡期の規格であり、早晩、全てフルサイズ(FX)に移行するとみたのです。
そのために、センサーの内製化を行い、フルサイズセンサーの開発とコストダウンを図ろうとしたのです。
同時に1Dのノイズの失敗に懲りたキヤノンは、その後徹底的なノイズレス戦法を採り、APS-C(DX)サイズでは意図的に画素数を抑えた。

その結果、高画素機=フルサイズ機=高価格(フラグシップ)、という図式を組み立てた。
だからキヤノンではAPS-Cでのフラグシップは出ていません。
DXでフラグシップを出したニコンと正反対の戦略だったわけです。

従って、キヤノンでは今まで、同じ画素数のフルサイズとAPS-Cの機種がなく、
画質を比較できる場面がなかったわけです。
画素数が違うための必然として、キヤノンではフルサイズ>APS-Cだったわけです。


ところがここで、kissX2という1220万画素の機種が出た。
これは、フルサイズの5D(1280万)とほぼ同じです。
だから、キヤノンでは初めて、同じ画素数でフルサイズとAPS-Cサイズの比較が出来るわけです。

ニコンについては私が自分で比較できますが、キヤノンは比較できません。
どなたか、同じ条件での比較画像(実寸・絞り開放~いくつかの絞りで)があるサイトをご存じないでしょうか。

賛成意見もちらほら・・・

2008-04-27 23:39:13 | Weblog
例のFXとDX論争というか、D3とD300(D2X)等の画質比較ですが、
以前は私がいくら証拠の比較画像を出しても反論の嵐でした。
FX信奉者が殺到して私の意見をつぶしにかかる。
言葉のテニヲハを取り上げての反論はもちろん、
私の写真に噛み付いて、「写真が下手だから反論する資格なし」とくる。

でもこれは「写真が上手ければ反論していい」とも取れるため、
反論というよりも「もっと精進しろ」という励ましのお言葉でしょうね。(笑)


ところが、最近はどうも流れが少し変わってきたみたいですね。
まず、コバンザメがいなくなった。
私が書き込むと無駄に反論するやからが少なくなった。

それは多分、皆さんが管理人に通報していただき、削除していただいたのでしょう。
皆さん、どうもありがとうございます。


それと、賛成意見が多くなった感じです。
これはようやくD3が普及し、あるいは長く使ってみて、実態の分かる人が徐々に増えてきたからではないかと思います。

価格.com以外の掲示板等でも、同様に必ずしもFXの必要はないとか、
スポーツはDXの方が使いやすいとか、大きなボケか超高感度がなければD3は必要ない、
というような意見にお目にかかることが多くなってきました。

どうやら私の役目は終わりつつあるようです。
ただ、ここで気を抜くと、誤解する人が増えるので注意しましょう。

D3の比較画像を見ないのはなぜか

2008-04-21 23:09:17 | Weblog
私が撮った写真以外にD3とD300(またはD2X等)との比較画像を見たことはほとんどありません。
ただしデジカメウォッチ等のプロのライターが書くのは除外。
なぜなら、プロライターはデルトホメであり、公平かどうかわからないから。

従って、アマチュアの比較サイトが見たいのだが、ほとんどない。
私以外に2人くらいしかいない。

何でこんなに少ないのか。
理由は簡単。D3が圧倒的に高画質である証拠が撮れなかったからだ。
つまり、私の主張を否定したくても、それを裏付ける証拠の画像が撮れないのだ。

価格.comでは私があらしにけなされているが、
本当にD3の画質が良いなら、価格.comで圧倒的に多数の比較写真が出てるはず。
いや、価格.comでなくとも世の中のHPに多数出てくるはず。
少なくとも1000個くらいのHPに比較画像があるべきではないだろうか。

それが全く出てこない。
単に根拠のない文章だけで私を否定してる。
あるいは、D3+14-24等のFXフォーマット単独の写真が出てくるだけ。
しかもそれらD3単独の写真の多くは、D2Xs+12-24でも撮れるような写真ばかり。
(いかにも14ミリという画角を感じさせる写真は皆無。全て換算28ミリで撮ったといわれても気が付かないような写真ばかり)

それはつまり私の主張が真実だということを間接的に証明している。

ワイドTV製作の手抜き

2008-04-19 22:58:42 | Weblog
少し前から国内では4:3TVは製造中止になってますが、
地上デジタルの普及につれ、世の中16:9が主流になっています。

この16:9の絵に、非常な違和感を覚える場面が多々あります。
ドラマ、取材、スタジオ等で、何人か横に並んで話している場面。
本来、画面中央にいて、話の中心と思われる人がやけに小さく写り、
周辺にいて、脇役と思われるの人が大きく写っているのです。

この理由は、写真をやってる人ならご存知でしょう。
ワイド画面になり、従来の焦点距離では左右が入りきらないため、
より広角レンズで撮るようになったからです。
そのため、広角特有のパースぺクティブ、遠近感が強調され、
中央よりも周辺の方が大きく引き伸ばされて写るのです。
顔が歪むこともままあります。

ところが、映画では従来からシネマサイズで極端なワイド画面でしたが、
それほどの違和感はありません。
これはなぜでしょうか。

理由は簡単、映画では望遠系のレンズで写したり、
広角レンズを使うときはデフォルメ効果を考慮したセットにしたり、
人の配置を工夫したりして、画面サイズに合った演出を考えているからです。
TVでは、従来の4:3の時のスタジオセットで、
カメラの位置も同じままで撮っているから、
16:9で見ると変に感じるのです。

TVの製作者はプロなんだから、当然に工夫をして、
視聴者に違和感なく見られるようにすべきです。
今までの撮り方・配置のまま、単に機材だけ新しくすればいい、と思っているんでしょうか。

TVの話ですが、これではプロとは名ばかりですね。


なぜレンズの焦点距離を間違えるのか

2008-04-12 20:15:58 | Weblog
D3と同時発表のニコンのレンズに14-24/2.8というのがあります。
このレンズ、非常にしばしば12-24/2.8と間違って記述されます。
もちろん、雑誌等のことではなく、掲示板の投稿なのですが。

それにしても、レンズは焦点距離と明るさがスペックのほぼ全てであり、撮影上の最重要項目です。
それを間違えるなんて、、、、、どうかしてる。


確かに、掲示板の投稿ならタイプミスということもあるでしょう。
特にスレ主が初心者で焦点距離を分かっていないケースもあるでしょう。

でもその後の投稿でも何人もの人がミスを訂正することなく、12-24と書き込むというのは、いかに掲示板の投稿者が分かっていないか、を表しています。

はっきりいって、レンズにとって焦点距離は命です。
それこそ、各メーカーとも必死になってワイドレンジにしようと努力している。
今回のニコン14-24/2.8だって、ズーム比が2倍を下回っているわけで、通常はありえない焦点距離です。
当然、12-24とするか、14-28にしたかったはず。
でも画質の問題や大きさ、価格等、総合判断で14-24になったはず。
それゆえ、標準ズームの28-70/2.8を24-70/2.8にせざるを得なかった。

あるいは標準ズームについてキヤノンに倣って24-70にすることを決めたのが先で、
それゆえ超広角ズームは24ミリ接続で良いと考えたかもしれませんが。

ともかく、超広角レンズでは1ミリの差は大きいわけで。
ニコンには12ミリは(現行製品では)ないが、シグマに12-24(FX用)があるというのがシグマの最大のセールスポイントの1つ。

かように極めて重要なズームレンズの焦点距離も満足に書けないような人が、
FXフォーマットならではの撮影なぞ出来るわけがないし、FXとDXの画質差が分かるはずもない。
多くの投稿者がFXはDXより画質が良いとか言っているのが、いかにウソかがわかるというものです。

価格のD3板に巣くうFXマンセーなやからたち

2008-04-06 18:46:53 | Weblog
価格.comのD3の掲示板は、とんでもないことになってます。
D3の性能・画質等を正直に評価すると、よってたかって袋叩きに合うのです。
ひたすら、D3はあらゆる点ですばらしいカメラでないと困る人たちが多いようです。

私は、証拠となる画像を出して書いているのに、全く無視してひたすら反論です。
それが、D3ユーザーの意見ならまだいいのですが、D3を持ってない人が知ったかぶりで反論してくる。
だから、昨日のブログに書きましたが、「D3+35/2、50/1.4の周辺の描写はどうでしょうか」という質問に、
画像を出せる人(ボディとこのポピュラーな単焦点2本を所持している人)が、事実上私しかいないありさまです。

しかも、D3を持っていないだけではなく、ニコンユーザーですらない人が多い。
特にキヤノン5Dユーザーあたりが大挙して押しかけているようです。

キヤノンはもともとフルサイズ戦略を取っていて、APS-Cは仮のサイズ、あくまで大サイズを目指すという方針でした。
そのため、まずはセンサーの製造を内製化し、早くから1D系の×1.3サイズを出し、さらに1Dsで×1サイズも搭載しました。

これは、銀塩35ミリサイズを実現したいということの他に、ニコンに対抗するためと思われます。
ニコンはマウント内径が小さいので、×1サイズのセンサーで銀塩並の性能を達成することが困難であるとキヤノンは踏んだんでしょう。

実際、キヤノンにはD2XのようなAPS-Cサイズのフラグシップ機はないわけですし、
画素数もkissX2まではAPS-Cサイズは800万画素程度までで、1千万画素以上は大サイズセンサーに任せていました。

つまり、キヤノンにとってニコンがFXサイズを出したのは予想外だったわけでしょうが、
それならむしろFXサイズを一般化させようとしているわけです。
キヤノンにとって一日の長がある大サイズで勝負だ、ということでしょう。

というふうにキヤノンは考えてないかもしれませんが、キヤノンユーザーは考えているわけです。
だからキヤノン5Dユーザーが大挙してD3板に押し寄せており、
何が何でもFXサイズはDXサイズより全ての点で圧倒的に良い、という印象を持たせようと必死なわけです。

愚かな事です。
現実にはAPS-C(DX)サイズは攻勢を極め、完全に市民権を得ています。
画質だって、昨日のブログの通り、同じ画素数ならDXの方がFXより良いのです。
いくら口先で反論しようが、写真には画像データという証拠が存在するのでごまかせません。

ニコンには、これからもDXには自信を持ってもらいたい。
画質が良くて、軽くて、リーズナブル(特にレンズ込みで)なDXのフラグシップ機(D3d)を出して欲しいと思います。

D3よりD2Xの方が画質は良かった

2008-04-06 08:56:37 | Weblog
あくまでレンズ込みの比較ですが、D3よりD2Xの方が画質は良いです。
ここでの画質というのは、ノイズを除いたもの、つまり低感度画質です。

いままでは広角レンズでの比較を載せていましたが、
標準域の比較をアップしました。
D3とD2Xに、35/2Dと50/1.4Dの2本の単焦点レンズをつけての比較です。

http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1206712&un=50206


こういうのは分かっていて、でも今までは広角だけの比較にとどめていました。
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1153267&un=50206

それでも標準域の良く使う単焦点2本の比較は、あまり載せたくはなかったんですが、
ついにというか、価格.comにそのものずばりの質問がとうとう出てしまったので、載せました。
http://bbs.kakaku.com/bbs/00490711093/SortID=7632051/

で、結論は・・・

D3については、35/2D、50/1.4Dともに、絞り開放では描写は全体的に甘いです。
周辺は中心部より甘いですが、解像感はそれなりに保っています。
周辺光量の低下は目立ちます。
F2.8で中心部は良くなりますが、周辺はF5.6まで絞る必要があります。

そして、D2Xですが、画質は上です。
50/1.4は絞り開放では甘いですが、35/2は開放でもまあまあです。
F2.8に絞れば中心部はもちろん、周辺も十分使えます。

D3+50/1.4とD2X+35/2はほぼ同じ画角になりますが、
これを比較すると、やはりというか、D3よりD2Xの方が画質は上です。


今までプロの比較でもここまで明確なのはアップされていませんでした。
それは、プロは当然写して分かっているが、多分書けなかったのでしょうね。
プロ=デルトホメ=「(新製品が)出ると誉める人」だからです。
新製品は無条件に褒めちぎり、旧製品はとことんけなす。
これがプロ(ライター)に求められる条件ですから。

# デルトホメという用語は、オーディオ評論家の故長岡鉄男氏の造語かな?