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AdobeRGBで撮って困っている人が多数いるらしい

2010-07-26 23:10:13 | Weblog
風景写真や山岳・景色の写真はsRGBよりAdobeRGBが向いているというのを信じている人は多い。
確かに、色域はsRGBより広い・・・色域「だけは」広い。
しかしそれを真に受けて、AdobeRGBで撮ってとんでもないことになっている人が多数いるらしい。

なぜなら、そのままでは掲示板への投稿やHP作成等のWEBにアップする時に、とんでもなく困るからである。
事実、WEBでの画像の色がまるっきり変になっている事例が複数あったが、どうやらAdobeRGBだったらしい。

良く分からない人がAdobeRGBで撮ると後が大変である。
自分が見ているソフトの環境がどっち対応なのか、非常に複雑でわけが分からなくなる。
その結果、良しと思った設定がとんでもないことになっている場合がある。

しかも悪いことに、当人のブラウザがAdobeRGB対応だったりすると、自分だけはちゃんと見えていたりする。(かもしれない)
だから自分でHPを見ても正常に見えるので、世の中のほとんどの人がとんでもない色で当人の写真を見ていることに気が付かない。

その点、私は安心である。
なにしろ、sRGBの環境しかない。
モニターもプリンターもカメラの撮影設定も全てsRGBである。
なので、最も正確に色を統一できている。

AdobeRGBだといくら対応モニターでも100%とは限らないし、どこかで誤差が出ていると思う。

結局、ポートレートはsRGBで撮るのは当然だが、風景写真や山岳・景色の写真であっても、sRGBで撮っておくのが安心である。
AdobeRGBで撮りたいのであれば、RAWで撮ってsRGBとAdoebeRGBの両方で現像しておくとか、
RAW+JPEGで撮ってJPEGはsRGBにしておく等、sRGBを優先的に残すべきである。

動画は人間の目と同じくパンフォーカスの方が良い

2010-07-25 21:24:35 | Weblog
予想通り、645Dに動画がないことをけなす荒らしが出てきました。
そこで動画はパンフォーカスの方が良いことを証明しましょう。
(つまりセンサーは小さい方が良いこと)

仮に動画にも写真と同じような大きなボケが(常時)必要だというのなら、
ビデオカメラに大型センサーを搭載しレンズ交換可能にすればいいだけです。
しかし今までビデオユーザーからそのような要望など全く出ていません。
出ていたらとっくに開発してるはずですが、かつてあったキヤノンのEFレンズ交換可能ビデオもあまり売れなかったのです。
要は、動画にはそれほど大きなボケのニーズがないんですよ。
むしろパンフォーカスの方がニーズがあるのです。

なぜなら、動画は写真と異なり、画像のどこを見るかは、見る側に決定権があるのです。
写真ではピント範囲を狭くすることで「ここを見ろ」と撮影者が指定するのですが、
動画では常時画像が流れているので、撮影者の意図通りのポイントだけを見続けるのは苦痛なのです。
何しろ、1秒間に24コマとか30コマもずっとどこにピントが合っているか追わなければいけないとしたら苦痛です。
画面移動とピント移動の激しい動画は疲れるだけです。

写真は1枚だけだから、その1枚のピント位置を見て撮影者の意図をたどることが出来るのです。(組み写真でも1枚ごとにそうする)
しかし動画は、皆さん、ドラマとか見ても、決してピント位置ばかり見てないことが分かるはずです。
例えば、いつも好きな女優ばかり見ていたりします。
あるいは出演者ではなく、家具や小物や車や、あるいは主人公が持っているカメラの機種を見ているでしょう。

これは、その方が自然だからです。
人間が物を見るとき、決してピント位置を固定して見ることはありません。
常にその回りも見ています。
そして回りを見れば、瞬間的にそれにピントを合わせます。
それを常に繰り返すことで、脳内記憶としてパンフフォーカスの画像を組み立てているのです。
動画を見るときも無意識に同じ見方をしています。
だからピントが合わない部分の多い画像だと疲れるのです。

特別な表現意図があれば別ですが、動画の場合は画面は広めに撮っていて、
見る部分は鑑賞者の自由に任せるのが美しい撮り方なのです。
映画でワイドが早い時期から導入されたのは、決して映画館の壁の形だけではなく、
景色をパンフォーカスで見るという楽しみ方が受け入れられたからです。

従って、パンフォーカスに近い画像になるためには、被写界深度が深い方が良いのです。
特別なカットは別として、一般のカットでは被写界深度は広くしなければいけないのです。
だから、センサーの大きいビデオはニーズがほとんどないのです。

このくらいは動画を撮らない私でも知っていることですが、一眼レフの動画賛成派は、果たしてそこまで知っていないようです。
写真の連続が動画だと言っている人が多いですが、それは大間違いです。
そう思う人は、全く何も動画を知らないのですよ。

デジタル一眼レフに動画は不要

2010-07-24 18:24:34 | Weblog
過去何度も書いてますが、デジタル一眼レフには動画は不要です。
もちろん、645Dにも不要です。
不要というより、あるとダメ、あるのは有害、あってはいけないのです。
その理由は以下の通りです。

仮に動画がつくと、645Dクラスなら価格は最低30万円以上上がるのです。
つまり、将来645Dが値下がりして50万円で買えるくらいになっても、
その時に絶対使わない動画機能を付けた645Dmk2を出せば、80万円が維持できるのです。
つまり純粋なカメラパーソンにとっては、動画は付かない方が良い、付くと良くないのです。

次にバグ取りの問題があります。
動画は撮影に実際の時間をかけなければいけないので、バグ取りがものすごく大変です。
撮影開始して何時間かしてからエラーが出る場合もあります。
事実、他機種ではそれに類似のバグが見つかってリコールになりました。(と思う)
それも価格コムの過去ログにあるはずです。

写真は1000枚撮っても1000秒(17分)しかかかりませんが、動画は数時間は回しっぱなししないとバグが確認できません。
チェックの時間も、写真は一瞬ですみますが、動画は同じ時間見続けないといけません。
なので写真だけの場合に加えて、バグ取りのコストが1000倍くらいかかるのです。

あるいは動画は、音声も収録します。
なのでAFの音が録音されないように注意して設計しないといけません。
あるいは(645Dにはないが)開放F値の変わるズームレンズでズーミングで露出がカクカク変わるとか、
写真にはないさまざまな留意点が出てきます。

それらは本来写真だけの人には無用なのですが、動画を付けるなら設計時に配慮し、製造時に配慮し、検査にも時間をかけないといけません。
それは時間もコストもかかるので、製品の発売が遅れたり、価格が高くなります。

だから動画は、それらのノウハウが集積しているビデオでやればいいのです。
ビデオの大型センサーを搭載し、レンズ交換を可能にする。
そして普段は小さいレンズを付けてクロップで撮る。
これで万人が納得するのです。

ビデオでなくても、ある意味では動画をメインに作る必要があります。
例えばパナソニックのGH1Kのように、14-140のレンズは設計時から動画を想定して作っているので、
AFの音はないし、明るさの不連続の変動もないし、コントラストAFでも超高速だし(AFの速さはキヤノン1Dmk3とほぼ同じです)、
やはりパナソニックはビデオのノウハウを多数持っているだけのことはあります。

繰り返しますが、表現の幅の拡大のためなら、ビデオに大型センサーを搭載しレンズ交換可能にすればいいだけなのです。
しかし今までビデオユーザーからそのような要望など全く出ていません。
出ていたらとっくに開発してるはずですが、かつてあったキヤノンのEFレンズ交換可能ビデオもあまり売れなかったのです。
要は、ここで言われているほどのニーズがないんですよ。

なぜなら、動画は写真と異なり、画像のどこを見るかは見る側に決定権があるのです。
写真ではピント範囲を狭くすることで「ここを見ろ」と撮影者が指定するのですが、
動画では常時画像が流れているので、撮影者の意図通りのポイントだけを見続けるのは苦痛なのです。
だから、画面は広めに撮っていて、見る部分は鑑賞者の自由に任せるのが美しい撮り方なのです。
そのためには、被写界深度が深い方が良いのです。
特別なカットは別として、一般のカットでは被写界深度は広くしなければいけないのです。
だから、センサーの大きいビデオはニーズがほとんどないのです。

このくらいは動画を撮らない私でも知っていることですが、一眼レフの動画賛成派は、果たしてそこまで知っていましたか?


以上のことから、カメラに動画を搭載するのは有害なだけであり、それを熱心に必要性を書き込むやからは「あらし」なのです。
忘れた頃に時々出てくる「このカメラは多重露出は出来ないのですか」とか「メイドインジャパンではないのですか」と同じ類に過ぎません。

その意味では645Dは動画が不可能なので、本当に良かったです。

自称プロの哀れ

2010-07-20 22:56:45 | Weblog
ネット掲示板で時々、自分はプロだと名乗るやからが出てくる。
もちろんあくまで自称である。
本名を公表しているわけではなく、単にプロだと言っているだけだからである。

本当にプロかどうかも分からないし、どういうプロかもわからない。
そもそもプロ野球選手とかJリーガー等と異なり、写真のプロにはスカウトもプロテストもなければ資格審査もない。
写真のプロは、誰でもプロを宣言した瞬間にプロになれるのである。
つまり仮に私が今からプロだと名乗ればプロになれるのである。(名乗らないが)

ということは、プロというのが本当だとしても、別に写真が上手い必要もなく、機材に精通している必要もない。
仕事がなくても収入がなくても、プロだと言い張ればプロなのである。


ところで面白いことに、掲示板の自称プロたちには1つの共通点がある。
それは、言葉使いが悪いということである。
特に私の事を「デジさん」とは絶対に呼ばず、「デジ」とか「おい、デジ」等と呼び捨てにする。
ここに書くのもはばかられるような悪態を付くことも数知れずある。
挙句の果てにあらしと化してアク禁になり、ハンドルを変えて再登場する。
そしてまたアク禁になり・・・その繰り返しである。

つまり写真の自称プロは「性格がものすごく悪い」というのが共通点である。
写真を生きるすべにするということは、性格を捨てることなのであろうか。
あるいは、掲示板でプロと名乗ってアマチュアを尊敬させるくらいしか、自慢できる場面がないのだろうか。
自称プロとは・・・実はかわいそうな人たちなのかもしれない。



ちなみに・・・こう書くと、お前はどうなんだ、と反論するやからが必ずいる。
しかし私は写真のプロではない。
単なるアマチュアでしかない。
だから私の場合は、全てが余暇である。
自称プロとは根本的に違うのである。

中判デジタルの先頭を行く645Dの偉大さ

2010-07-19 20:18:11 | Weblog
645Dが出て、その驚異的な高画質が話題になっている。
従来は35ミリデジタルの狭い範疇で、フルサイズとかFXとかをありがたがっていた。
デジタルではフィルムと違い、中判は不要などとのたまう向きが多かった。

それがいざ645Dが出て以来、論調が一変した。
やはり645Dは35ミリよりも圧倒的に高画質であることが認識されたのである。

あわてたのは他のラージフォーマットメーカーである。
まず、マミヤが本体+デジパック等のセットを9999ドルで出すと正式発表した。(レンズは別のもよう)
http://www.mamiya.co.jp/news_mdinr10070031.html

ただちょっと間違いやすいが、これは値下げではないらしい。
既に店頭価格はその水準にあり、それを正規に追認しただけと思われる。
だから、9999ドルだと為替換算で87万円になるはずの日本は対象外となっているし、今のところ値下げ予定はない。
既に日本の店頭では、マミヤボディ+デジパック+ソフト+レンズ等で140万円程度で売られており、当面その水準は変わらないであろう。

いずれにせよ9999ドルのデジパックは2000万画素程度であり、645Dの4000万画素には遠く及ばない。
それでいて、85万円の645Dより高いのでは売れるはずがない。



他方ではライカが動きを見せた。
例のS2であるが、銀座等の2店舗で、ボディやレンズの常設展示を始めるとの事である。
プロだけではなく、ハイアマチュアもターゲットにしているとの発表である。
http://jp.leica-camera.com/news/news/1/7339.html
これは、要するに645Dやマミヤへの対抗である。
やはり競争は良いことなのである。



一方、ニコンやキヤノンは驚くほど静かだ。
いつもなら、ライバル機種の発表に合わせて噂をリークしてくるのに、今回はD3Xや1Dsmk3の後継機の噂すらない。
そりゃあそうだ、だって画質ではニコンやキヤノンが逆立ちしてもかなわないもん。(笑)
645Dと競争するのはマミヤやライカ等しか出来ないということなのだ。


いずれにせよ、今までニコンとキヤノンに支配されてきたカメラ市場が大きく変わろうとしている。
35ミリマウントに最適なセンサーサイズはAPS-C(DX)であることが分かって来た今、
かつ中判のデジタル化が35ミリフルサイズ機と同サイズ・同価格で可能な今となっては、
35ミリフルサイズ(FX)は中途半端で無意味な存在として消える運命にある。

そして今やデジタルカメラの高画質化の先頭にいるのが、ペンタックス645Dなのである。

sRGBで撮れない色は本当にあるのか

2010-07-18 22:17:59 | Weblog
別項でAdobeRGBとsRGBの違いを書いた。
AdobeRGBはsRGBよりも色域が広いが、その代わりJPEG画像の8bit同士の場合、
常用色域では割当色数がsRGBの方が多くなる。
だから肌色や花の赤や黄色等ではsRGBの方がきめ細かいひょうげんが出来る。
これについては誰も反論がないので、私の主張は事実だということだ。

しかし、そもそも疑問がある。
AdobeRGBの色域がsRGBより広いというのなら、sRGBになくAdobeRGBにある色が多数存在するはずである。
一体それはどんな色なのか?

これだけ世の中にAdobeRGBの良さを宣伝しているメーカーが多いのだから、何色か書かれていてもおかしくない。
しかし、それはどこにもないのである。

例えば、JRの車両カラーを考えてみよう。
あれは塗料だから印刷と同じで減色混合である。
となると、あの中にsRGBで再現出来ない色があるのか・・・?

青や緑色がその候補となるが、例えば青24号はどうか。
これは京浜東北線(ステンレス車)の色である。
あるいは青緑1号は・・・常磐線快速の色である。
はたまた緑14号はどうか・・・これは東北・上越新幹線200系の色である。

仮にこれらの色がsRGBで再現できないとすれば、それはAdobeRGBの大きなメリットとなるはずである。
しかしながら数多くいるはずの「鉄ちゃん」からデジタルカメラで車両の色が写らないという苦情が出たという話を聞いたことがない。
まさか全員がAdobeRGBで写してAdobeRGB比100%モニターで見ているはずもない。
(sRGBのみのコンデジで撮っている人もいるだろうし、そもそもAdobeRGB比100%モニターなどそう滅多にない)
ということは、これらの色は全てsRGBで再現可能なのである。

となると・・・いったいどこにAdobeRGBでしか再現出来ない色があるのか。
一体、その色の名前は何なのか。
どこに行けばお目にかかれるのか。

しかし、こういう一番肝心なことをメーカーも言わないし、誰も知らない。
ということは、もしかしてsRGBで再現出来ないという色は、実はないのではないか。
単に印刷に都合の良い規格変更に過ぎないのを、売らんかなとして利用しているだけではないのか・・・そう思えてくる。

誰か反論してみるか。
もちろん、「違います(笑)」とか「そんなことも知らないのか!」とかの捨て台詞はダメ。
ちゃんと「○○色です」と明確に特定できるかな。

念のため補足すると、もちろんsRGBで撮ったJPEG画像を(そのまま何も手を加えずに)AdobeRGBモニターで見て、
同じ画像のsRGBモニターに出てない色を答えとして挙げてもダメなのは当然のこと。
まさかそんなアホな間違いをするやつはいないと誰でも思うだろうが、
世の中にはそういうとんでもない知識で反論して喜んでいるやからが相当数いるのだ(大笑)

さらに補足すると、AdobeRGBの場合、常用領域での実質ビット数の低下による色数減少を防ぐために、RAWデータでは12~14ビットで記録したり、レタッチソフトでは16ビットで処理する等の工夫をしていることが多い。
これとJPRG8bit撮って出しのsRGB画像とを比較するのは、そもそも前提に反するので無効。
あくまで、JPEG8ビット撮って出しのAdobeRGBと同条件のsRGBとの比較が問題なのだ。
それを分からずに、勝手にAdobeRGBだけ有利な条件をつけて反論するやからが多い(大笑)

例えば、印刷物等の人工的に作った色を撮れば違いがあるというのは解答としては0点だ。
それは当然のこと。
自然景色を撮った画像をレタッチしてsRGB以外の色にして印刷すればsRGB以外の色になるのは当たり前のこと。
だからそういう答えではダメだ。
必要なのは色の名前だ。
色の名前があるということは、普段使われ認識されている色ということ。
名前がない、あっても私が聞いたことがない色の名前では答えにならない。
さあ、誰か名前を出してご覧なさい。(フフフ)

割り算が出来ない人がいる

2010-07-18 00:10:34 | Weblog
AdobeRGBとsRGBの画質について正しく理解していない人が多すぎる。
もちろん原因の大部分はメーカーの宣伝文句に載せられているわけであり、
つまりメーカーの売らんかな戦略の被害者ということでもある。

しかし、そのくらい自分で考え、理解しろといいたい。
なぜなら、単純な割り算で済むことだからである。

確かに色域ならAdobeRGBがsRGBより広い。
しかしビット数はJPEGなら共に8bitである。
8ビットで区別できる色の数は良く知られた通り、約1677万色であり、これは両者同じである。
そして色域はsRGBがAdobeRGBの約72%とのことである。
つまりsRGBと同じ色域においては、AdobeRGBは約1200万色になるわけである。
ただし色域の範囲と色の割り当て間隔が均等とは限らないので、
大雑把にAdobeRGBの色の数は約1000万色と考えよう。

となると、常用色域(=sRGB)に限れば、sRGBの約1677万色対AdobeRGBの約1000万色ということになるわけだ。
1677万色と1000万色でどっちが繊細な色を表現できるかは誰でもわかる。
だからsRGBがAdobeRGBよりも常用色域での色再現に優れているのである。


ここで色域が広い方が重要ではないかという反論がある。
では聞こう。
AdobeRGBにあってsRGBにない色を具体的に上げてみて欲しい。

こういうと、ネット上にある色の三角形表示に両者の色域が書かれている図を出してくるやからがいるが、大笑いである。
なぜなら、ネット上にあるということはsRGBだからであり、その色の三角形もsRGBの範囲の色でしかないのである。(大笑)
結局、誰も具体的にsRGBで表現できない色を提示できないのである。

とにかく、AdobeRGBはネットでは見ることは出来ない。
写真集等の印刷された写真を見るか、画像ファイルをAdobe対応モニターに表示するか、対応プリンターで印刷するしかない。
いずれも、ハード・ソフト共に対応していないと色がおかしくなるし、
それ以前に、最初からAdobeRGBとして撮影されていないといけない。
要は、それほど簡単に見ることはできないのである。

そして一説には、sRGBになくてAdobeRGBにしかない色は、海外のトロピカル的な景色でまれに見るだけであり、
日本の自然景色では見ることはないという説もあるのである。
つまり人間の肌色や、花の赤色や黄色、あるいは日本の木々の緑色や、海や空の青色等、全てsRGBの常用色域とのことである。

その常用色域を1677万色に細かく分けるsRGBと、約1000万画素にしか分けないAdobeRGBのどっちが適切か、誰でもわかることだ。
しかしあらしは、同じ色の範囲を、1677万で割った答えと1000万で割った答えの、どっちが小さいか(色の表現が細かいか)が分からないのである。(笑)

全て私の意見だけが残る

2010-07-17 20:50:11 | Weblog
掲示板に投稿するとあらしが来る。
私の建てたスレだけでなく、人のスレに意見しても同じだ。
例の見えないブラウザによりあらしの投稿は見えないので内容は全く分からないが、
たまにあらしでない人があらしのレスを引用してるのを見ると、実にアホな反論だということがわかる。

例えば、フルサイズ(FX)はAPS-C(DX)より画質が悪いとか、
AdobeRGBはsRGBより色再現性が劣る(常用色域、例えばポートレートや日本にある景色等)等の主張をすると、まさに多数の意見が来る。

私が投稿する前まではいろいろな意見が出ていても、
私が投稿した途端、それ以前の議論などどうでも良くなって、全て私の意見を題材にしてわいわいやりだすようだ。

仮に私の意見が間違っていれば、誰か詳しい人が出てきて直ぐに終わりになるはずである。
ところが私の意見が全員のテーマになる、つまり議論の俎上に乗るわけだ。
俎上に乗るということは、結局、私の意見が正しいからなのである。

こうして最後は、正しい私の意見だけが残るのである。

誰もが認めた645Dの高画質

2010-07-13 23:29:46 | Weblog
前エントリーで645Dのレポートを書いた。
同趣旨の価格.comのスレ(※)は、既にレスが153、「ナイス」投票が778にもなっているのだから、このブログも注目度抜群のエントリーのはずである。
※:http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000095422/SortID=11613497/

それなのに、未だに一切の反論が来ない。
私が承認出来ない内容なのではなく、本当に全く誰からも反論がないのである。(現時点で)
以前、フルサイズ(FX)がAPS-C(DX)より画質が悪いと書いたときには、極めて多数の反論が来たのにである。

ということは、私のアップした写真を見て、誰もが645Dの高画質を認めており、もはや毫も否定できないということだ。
結局、あらしは全員が645Dに完敗したのである。

645Dは、何とすばらしいカメラであろうか!

ペンタックス645Dの感想・・・普通に使える超高画質カメラ

2010-07-11 17:42:09 | Weblog
ペンタックス645Dを使用して1ヶ月が経った。
ここで感想をまとめてみたい。

まず驚くのは画質の良さである。
通常、PC画面で見るのは1600×1200=192万画素であるが、これが4000万画素もある。
普通に見る状態から、さらに(長さの比で)4.6倍も拡大できるのである。
今までのカメラ、例えばニコンD2Xs、D300S、あるいは一時期使用したD3も1200万画素だったので、拡大は2.5倍までであった。
この差は圧倒的に大きいし、使用感は段違いである。

この「ウインドウの拡大ツールをクリックするたびにどんどん大きくなっていく」のは、驚異的である。
しかも645Dのすばらしいのは、どこまでいっても画像が崩れないことである。
きちんと撮れていれば、4000万画素ピクセル等倍でも十分使える。
それくらいFA645レンズの描写はすばらしい。

従来の35ミリカメラの場合、ピクセル等倍ではあらが見えてしまうが、645Dではそれが極めて少ない。
「本当はもっと拡大できるのに閲覧ソフトの制限があるのではないか」・・・まるでそんな誤解をしてしまいそうな感覚を覚えくらいである。
なお、これらの印象は三脚でじっくり撮る場合ではなく、全て「手持ち撮影」でのことす。

作例↓
http://www.imagegateway.net/p?p=Ckifvwycdf7
画像は1600×1200のポートレートですが、等倍まで拡大しても画像は崩れていません・・・お見せできないのが残念です。

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さて、画質以外のポイントや使い勝手等についていくつか述べてみます。

大きさと重さは中判という言葉からの印象に比べると、むしろ小さく軽いのが非常に良いです。
別エントリーでも書いた通り、D一桁や1D系に比べれば、かえって使いやすく、機動性も良いくらいです。
またD一桁や1D系が押しなべて16センチ四方のビッグサイズであるのに対し、
645Dは高さが小さい(グリップレスの35ミリカメラサイズ)ので、
カメラバックが普通サイズで済むというのが、携行時にはものすごく嬉しいポイントです。
http://blog.goo.ne.jp/digitalphoto-lj/e/55638eddae66e9b091d872f01dd7445e

ただし要望ですが、私の場合はポートレート、つまり縦位置撮影がほとんどなので、
やはり「縦位置シャッターボタン」が欲しいのが正直な印象です。
別に縦位置グリップなどではなく、単にシャッターボタンを縦位置で指がかかるあたりにもう一個付けて欲しいということです。

次にメモリーカードへの書き込み速度ですが、クラス10のSDHCカードで使ってますが、正直やや遅い印象です。
実際の使用場面では、撮影直後に液晶モニターで確認しようとしても、表示まではやや待つという印象です。
実際は2段階で表示されるようで、最初のプレビューは比較的早く表示されるのですが、
ちゃんと再生表示させようと再生ボタンを押すと、書き出しが全コマ完全に終わらないと表示されないようです。
だから、時に10数秒、待つことが多くなります。
撮影会では自分の番で数枚撮って、次の順番までの間に終わるので実害はないですが、それでも今までのカメラの感覚よりも格段に遅いので、ファームで何とかして欲しいです。
要は、再生ボタンを押したら、しばらくは撮影しないのですから、次の撮影に備える書き出し優先モードから、再生表示優先モードに切り替えてくれてもいいかなあ・・・ということです。
まあ現実的には、次機種の話ですが、やはり是非ともCF(UDMAモード6以上)のダブルか、CF(UDMAモード6以上)とSDXCのダブルにして欲しいです。(スペースは十分あるはずなので)

なお、バッファが13枚しかないことについてですが、実は私はバッファフルになったことはないので、全く困っていません。
そもそも1秒に1コマ程度しか撮影できないので、バッファフルになどなりません。
例えば撮影会で13コマも連続して撮れることなどありません。
撮影会で連続で撮影できるのは、どんなに多くても10コマまでであり、普通は4~5コマです。
だからバッファーは現状で十分なのです。

【上記の書込速度等の件は「RAW+JPEG」撮影時の印象です。RAWはPEF(2010.7.26補足)】

むしろ、将来は連写速度を秒6コマにアップして欲しいのが本音ですが、
そうなると大型ミラーの衝撃や大型シャッターの性能アップ等、難しい問題が出てくるので、
それはミラーレス+EVFに期待することにします。
もっとも連写速度があがると、バッファ容量の問題や転送速度の問題が出てくると思いますが。

バッファよりも画像再生速度よりも、時々困るのが絞り設定ダイヤルの反応が抜けることです。
絞りを変えようとダイヤルを回しても、クリックの手ごたえがあるのに設定絞り値が変わらないことがまれにあります。
画像書き込み中に多いような気もしますが・・・
次のクリックでは反応するのでほとんど問題はありませんが、搭載CPUのクロック数かFSB周波数が低いのでしょうか。

順不同ですが、ローパスがないことは事前の予想通り、ほとんど困ったことはありません。
4000万画素もあると、いくら人工物を撮っても、対象物の微妙な製造誤差や汚れ等の不規則模様があるので、現実にはモアレ等はほとんど出ません。
モアレが出てもピクセル等倍にしてやっとわかる程度であり、少なくとも鑑賞サイズでは困りません。
ローパスの価格にもよりますが、なくても良いでしょう。

あと、次機種での要望ですが、センサー手ブレ補正の搭載と視野率100%の実現です。
いずれもX-7で既にやっていることです。
センサーサイズが大きい分、技術的には大変でしょうが、既に手ブレ補正は「普通の機能」になっているので、645Dをさらに普通に使うためには必要だと思います。


以上のように、645Dはすばらしく良いカメラなのですが、実は1つ困ったことがあります。
それは、ボディが大きく目立つので他人から注目を浴びることです。(笑)
特に他にカメラパーソンがいるような撮影ポイントでは絶対に目立ちます。
遠くからでも必ず誰かが目ざとく見つけます。
本当に撮影するとき以外はバッグに入れて、できるだけ隠すようにしないといけませんね。(笑)